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掲示板と生きた日々。(2012年6月10日)


ネット上で何かをすれば、誰でも一つは成功することがある。

人によってそれは商売だったり、結婚相手を探したり、
趣味を広めたり、友達探しだったりするけど、
自分の場合はインターネットのある掲示板で人を集めたことだった。


自分が掲示板にのめり込んだのは、
友達も彼女もなく、夢も薄くなり、世界に訴えるものが何もなく、
孤独の日々の中で、単純に掲示板へ書き込んだ文字に返信(レス)されることが、
自分の狭い部屋から世界のどこかにつながった気がして「単純に嬉しかった」。
とにかく毎日掲示板で何かを書き込むこと自体が楽しかった。

自分が作ったコミュニティはもうかなり古い・・・
この話はいわば時効とも言える昔話かもしれない。



当時ネットのコミュニティの頂点に「掲示板」があって、
毎日自分の掲示板に書き込んでいれば、毎日誰かが書き込みに来てくれた。
とにかく毎日返信に追われるくらい人は来た。
そもそも当時はネットの世界が狭かったのも大きかった。

毎日あ〜でもない、こ〜でもないと色々話し合った。
時には書き込みで口喧嘩とかあったけど、
自分としてはとにかく口喧嘩の内容より
人が減ってコミュニティが消えないよう努力を続けた。

そうやって順調に何年も続く、
(少なくとも自分は)楽しいと思えるコミュニティになった。



そのうち掲示板で「みんなで会ってみないか」という話になった。
これはネットの世界では逃げられない話で、
小心者の自分は人に会うのが怖かった。

自分がいかにつまらない人間か知られるようで・・・それに
ネット上でよく言われていたのが「人に会えば掲示板は終わる」という話だった。

恐れはあったけど周りの人は全員何回も会っているのに、
自分だけが人に会っていないというのがとても不自然で、自分も書き込んでる人は
本当はどういう人か知りたい欲求に耐えきれず会うこととなった。


そして実際会うと・・・みんながかなり大人だったことに驚いた。
自分はいつまでも子供のように生きていたけど、
同年代、そして自分がいかに年を重ねていたか思い知ることになった。

結局会っても掲示板は終わらなかったけど、
会った後、平気で来なくなるわかりやすい人もいた。

とにかく会ってからの2〜3年は楽しかった。
自分に友達ができたんだと思い、会場に行けば誰かと話ができて、
掲示板がみんなの学校のようでもあった。



自分が作った掲示板がすたれたのは、
コミュニティを作って3,4年だろうか?
誰でも作れる簡易ブログとmixiの登場が大きかった。

みんなが集まる掲示板は
やめる人も新しく入る人も同じくらいだったけど、
続けている人には安定した状態が維持されず
不満があるのがありありだった。

ネット上の喧嘩もあるたびにブログやmixiに人が流れて、
いつしか午後10時〜11時に人が集まることは無くなった。
もちろん話題にしていたものが徐々に人気を失っていったこと、
結婚や仕事で忙しくてやめる人も多かった。


また主催者たる自分に対する不満も多かった。

自分自身ネットで皆が楽しむように文章は書いても、
実際の生の自分は楽しい人間でもなく、
掲示板で「リアルではあまり話さないよね」と平気で言われた。

開催地も僕だけ遠いのでオフの参加も少なく、
たまに会っても避けられて当然の空気もあった。
「僕自身があまり行けないから、逆にこういうコミュニティを作った」面も
当然好かれなかった。

頑張ってネット上でアンケートや
占いなどみんなを楽しませ、笑わせようと頑張っても
自分という中の人を知られるにつれて、話されることは減っていった。



長い年月を重ねた掲示板だけど、
最後はやはり自分個人の面白さや楽しさ・・・リアルの
パーソナリティーの能力がモノを言うのだなと心から感じる。
掲示板の常連同士は僕を除いてよく会っていたし、
今も僕を忘れて仲良くしている人達もいるだろう。

そして、やっぱり自分は
いかにつまらない人間か身に染みてわかった。

そんなつまらない人間でも
「ネット上で何かをすれば一つはうまくいくこともある」
・・・ということを掲示板は教えてくれた。



掲示板は何も得るものが無かったかもしれないけど、自分の経験にはなった。
まずネット上でいろいろ言い争っても、
リアルでお互い話せば解決できる話がほとんどだと知った。
だからネット上の文章で死ぬほど怒ることは減った。

そして、この経験で人に会うのが怖く無くなった。
もう人に会うのに変な期待は無い。
たとえ女性と会う約束でも、30代の男に会う気分でしかないくらいだ。


自分が作った掲示板は・・・だいぶ書き込みが少なくなった今でも、
自分一人で誰が来なくても書き込みを続けている。

書き込むことに楽しい気持ちはもうない。
でも、こういう不毛で不器用な姿が本当の自分なんだなという感じるこの頃だ。



海外ドラマ「LOST」完結(2011年8月16日)


「24」と時同じく、海外ドラマ「LOST」も完結した。
「LOST」は無人島に墜落した生存者達の物語だ。
何十人もの乗客が助け合ったり、憎みあったり、愛し合ったり、涙ありの、
よくある無人島物語・・・ではあるけど、島にはいくつもの秘密があり、
なんとも言えない不思議な感じが強く、他のドラマに無い独特の緊張感がある。
毎回、過去のフラッシュバックを含め話が気になり、面白い。


この「LOST」に影響されて無人島系のサバイバル物語が
この10年、日本や世界中にたくさん生まれた。
これを見て「自分ならこうする〜」と思った人も多かったろう。

もちろん自分の書いている「11少年少女漂流記」もそうで、
もし「LOST」が全員日本人だったら・・・という安易な発想で生まれた。
(この話は長くなるので他で書きます)。


LOSTの物語のスケールもさることながら
物語の長さも大満足で、主人公の医師ジャックを中心に
詐欺師や犯罪者に元ミュージシャンそれに妊婦、イラク人や韓国人夫婦、
障害を持った人間が言い争いながら生きる姿は面白い。
登場人物のリアル老化も物語上の時間をしっかり使い違和感を無くし、

常に話にSF的・哲学的・宗教的なものを漂わせ、波長が合えば
これ以上のドラマは無いと思う人も多いのではないかと思う。

もちろん「24」のような効果音・BGMも良く、LOSTの死者に対する考え方、
あの人物はどうなったのかなど、同じ島民の敵の存在や語るべき部分も多い。
個人的には展開に慣れてしまった「24」より、LOSTの方がミステリアスで好きだった。

そしてすごいのはそのドラマ予算。1話に2億くらいかけているらしく、
飛行機を買ってハワイの海岸で分解、海岸を借り切って撮影という感じで、
CGも映画ほどではないけどガッツリ使っている。


登場人物達は何人か死に、いろんな思い出や苦難を乗り越え、
ファイナルシーズンでついに完結したが、
書けばネタバレになるので何も言えないけど、
個人的によくぞここまで物語を描いたな・・・と思う。


・・・と、べた褒めで書くしかなかったLOSTだけど、
LOSTは無人島物語の最高峰に立った影で無人島物語の限界も露出した。

結局無人島の話だから狭苦しい。話が長引くにつれ、息苦しく感じる。
そのために謎やフラッシュバックなどを用意されていてもだ。

それに謎が解けるのが遅い。何年にも渡って話が続いているから、
1シーズンぶりに見ると脇役が多いから話がわからないことが多い。
フラッシュバックも似た話が多く、「それ解決してなかった?」と思うことも多い。

まあ、それを含めてLOSTはスゴイんだけども。

一度、物語の整合性が合ってるか最初から確認したいくらい。
この文章を読んで一気に見ようとする人が少しうらやましいけど、
物語の長さには覚悟が必要です。本当に。




海外ドラマ「24〜TWENTY FOUR〜」完結 (2011年5月20日)


自分が海外ドラマをよく見るようになったのは「24〜TWENTY FOUR〜」がきっかけだ。
アメリカのCTU(カウンター・テロリスト・ユニット)所属の
連邦捜査官ジャック・バウワーがテロリストと戦う物語で、
話の展開の速さ・意外性・そしてリアルタイムで物語が進行する奇抜さは、
自分の中にあるTVドラマというものを全く変えてくれた。

特に登場人物が「15分後に到着する」と言えば
本当に15分後に到着するなど、時間設定には感心しっぱなし。
BGMの盛り上げも最高に素晴らしく、CTUという組織もハイテク(死語?)を駆使して、
衛星や監視カメラや設計図や集め、現場のジャックと戦う姿は格好良いとしか言いようがない。

またジャック・バウワーの化け物ぶりも凄くて、
24時間眠らないのは当然だけど、1日に10数回銃撃戦をし、
敵につかまれば拷問を受け、そこから必死で逃げたり、
一人で敵を全滅させたり、逆に敵を拷問する姿ですらカッコいい。
女テロリストの首をつかんで「さあ、吐け!」と壁に叩きつける姿にはそこまでやるかと笑ってしまう。
他のドラマが真似にしにくい画面のカット割りも上手く、2001年の911のアメリカから始まった
テロとの戦いをテーマにした、まさに2000年代を代表するテレビドラマだったと言えると思う。

しかし、24はシーズン1〜2あたりは最高!って思うんだけど、
だんだんシーズンを重ねるごとに酷くなり、内容にも慣れてしまう・・・。

特に物語の意外性というのが矛盾が酷く、
実は大統領の側近がスパイなら殺せるチャンスありまくりだったろ!とか、
CTU内にスパイが居るのならもっと早い段階で邪魔できただろ!と突っ込みどころが多くなり、
登場人物も「矛盾しています!」とすら言い出す馬鹿ドラマになってくる。
話も場面によっては同じ部屋を行ったり来たりが多いし、
またリアルタイムに動いている設定なのにCTUから10分弱で
敵のアジトに行けたり、作る方も雑になってくる。

そして登場人物も結局ほとんど死んでしまい、
誰1人ハッピーにならない物語にはやはり凹む。
24は衝撃的な展開を見せるためにあまりに人が死にすぎる。
特にあるシーズンの第1話に3人主要人物が死んだのは、
これまでずっと命を守ってきた存在だけに驚きよりガッカリでしかなかった。

この大量死のシーズンの後、アホらしくて3年くらい24から離れたけど、
結局ファイナルシーズンまで見たのはやはり馬鹿馬鹿しくても
衝撃的な話を見たいという欲求を満たしてくれるし、ファイナルで終わると安心したし、
人が死ぬのが減り、拷問も問題ある・・・と衝撃的な話を考え続けた
製作者サイドの反省が見られたからだ。

そしてファイナルシーズンをついに今月見終わったが・・・やはり馬鹿ドラマだった。
正義の名の下になんでもアリの終盤で、大量虐殺を行ったジャックは
もはやテロリスト以外の何者でもなかった。
その姿は何かアメリカをあらわしているようで恐ろしさもあった。

これからも「24」は馬鹿馬鹿しい物語扱いはされるけど、とにかく最後まで見れて良かった。
ちょうど今月911の首謀者ビン・ラディンが殺害されたのも何か不思議に感じたが。



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