月誌

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自分がその月をどのように送ったかメモしています。
このページは、ほぼ自分のために書いています。

下手の横好きでやってるようなもので文章はミスが多く、
UPしてから何回も文章は変えています。

文章は無駄を省いて書かないと長文になり過ぎる。


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2024年3月
は少し暖かくなった。でも周りの人のように重いジャンパーを脱ぐことはできずに夜はわりと寒かった。昼間は先月までやっていた竹や木を切る作業を一段落させて、古い家をたまに片付けたり整理したりしていた。極論を言えば古い家にあるものは全部ゴミなんだけど、思い入れがあったり大きかったりで捨てにくい物がある。例えばカセットテープや気になる本や絵や賞状、食器や農具、小銭になりそうな古着、ブラウン管テレビや本棚やテーブルやガラス戸も処分が面倒だし、切ってゴミ袋に入れるのが面倒な布団も結構ある。それでも整理を続けて今月末には風呂場に残りの荷物をまとめられたから我ながら頑張れた。8日は漫画家鳥山明が68歳で亡くなっていた。天才という言葉では到底収まらない漫画家でこのHPで描いてきたものを見ると一番題材にしているのがドラゴンボールだった。自分の少年時代が終わった・・・と思ったし、このHPの長文ページで鳥山明についていつか語ってみたい。翌日はちびまる子ちゃんの声優TARAKOが亡くなった。9日は母を眼科に連れて行った。帰りにコメダ珈琲でカツサンドを食べたら気持ち悪くなった。大きいとか美味いとかより、カツをパンで挟むよりカツ丼食べたいと思ったから考え方はほとんどジジイだ。16日17日は部屋の掃除と髪を切った。まだ少し早いんだけど1%でもストレスを減らしたい気持ちがあった。25日GWのホテルの予約を考えていたら、よく見たらサッカーの試合が金曜土曜ではなくて金曜日曜で1日間隔があって唖然とする。ホテルは1回場所を考えてキャンセルしたので、流石に2回予約取り直しはホテルに悪い気がするのでこのままにする。26日は母が目の手術をしていた。来月はもう片方の目も手術するそうで少しの間は生活が不便そうだ。29日は雨が止んだあと暑くなって翌日服を入れ替えた。今月は台風並みに風が強い日が多くて眠りにくい日もあった。あと今月はSWITCHをよく使っていた。ゲームをして、ニコニコ動画でアニメやMADを見て、朗読を聞きながら眠るのに使ったりして、3日に2回充電していた。毎日の生活ではたいして疲れてないのに夜10時以降は空腹で仕方なかった。何かカロリーが足りないのか生活の悪い習慣になっているのかわからないが、とにかくパンかバナナかポテトチップスを夜中に食べる。食べないのがベストに決まっているが頭がクラクラしてきて、空腹で牛丼大盛食べられるぞって感じがずっとあった。◆読んだ本「ドラゴンボール外伝 生まれ変わったらヤムチャに転生した件」ドラゴンボールの世界でもしヤムチャに生まれ変わったらどうしよう?という公式パロディ漫画。ドラゴンボールのヤムチャと言えば序盤だけ悟空と渡り合ったのに、すぐにずっとかませ犬みたいになったキャラクターだけど、情けないキャラにならないために恋人になるはずのブルマと遊ばず悟空たちと修行に明け暮れるのはちょっと面白くて、ストーリーを熟知して一段飛ばしで強化を図るのはまさにチートギャグ漫画と言ってもいい。でもスーパーサイヤ人が出たあたりで自分の限界を悟り、ベジータに戦いを挑んで負けてブルマをあきらめる姿は男らしく面白い。なぜ転生したかと言えば転生させたのが破壊神たちの遊びというわけでDB好きとしては最後まで楽しめた。ただヤムチャに転生した主人公がブルマに恋焦がれながら最後まで手を出さずに遊ばなかったヤムチャというのは、もはやヤムチャじゃないという証明問題を見た気がした。ブルマを抱いて結婚寸前まで行けば良かったじゃないかと思ってしまった。「ルックバック」チェーンソーマン作者が描いた学生時代に漫画を志した少女とその女友達の物語・・・と言っても、リアルの話ではなく作者の経験談でもなくフィクション。学級新聞でいい気になって載せている主人公の横に掲載されたリアルな絵の漫画。その絵に衝撃を受けて、その不登校の子に会いに行くと気が付けば友達になり、一緒に漫画を描いて賞を取るまでになった。でも友達は芸大に行き、そこで狂人に殺される。後悔の中で主人公はまた前を向く・・・絵は荒々しくも鮮やかで、笑いもできて青春を感じる、とにかく机に向かって紙に向かって描くシーンばかりでそこに熱さと華やなかな世界ではないという説得力がある。それにしてもこの漫画家がジャンプに居るというのが時代を感じる。昔なら青年漫画に居る人だ。◆見たアニメ「姫様拷問の時間です」人間と魔族の戦争中に魔王城に囚われた姫騎士に口を割らせるために、面白おかしい拷問を与えるほっこりアニメ。拷問官がモンハンライズの受付嬢の声で興味が出て見ることにした。拷問と言いながら第一話から出来立てのパンや、たこ焼きやラーメンを姫の前で食べて口を割らせるから何やってんだ感がスゴイ。物語は中世ファンタジーと思いきや拷問官と遊園地に行ったり、サウナやコンビニに行ったり、強面の魔王の娘の運動会を応援に行ったり、魔王家族はマンションに住んでいたり、拷問官の学生時代がモロに日本の高校だったり、スマホでアイススケート見たり、世界観を突っ込み続けるのが楽しい。何で戦争しているのかよくわからないが世界観を楽しませるのは上手い。ちなみに姫様はどうでもいいような秘密を毎回話す。◆遊んだゲーム「フレデリカ(25〜30時間)」滅びた王国は穴の底に眠り、そこで声だけ届く王女と共に地下迷宮を探検して真実に向かっていく2DアクションRPG。ゲームはほとんど作業に近くて、敵を倒して素材を集めて強化して、ダンジョン探索と育成を楽しむゲーム。7人のキャラが選べるから適当にボクサーの女の子を選んだけど、飛び道具が有利なゲームなのでイマイチだった。雰囲気的にはブレスオブザワイルドに近いが王女の声優たる花澤香菜の声をこれでもかと聞かされるのが良い面と悪い面がある。王国が滅びたのは災害と民の憎しみと王の怒りだった。王が民の声を奪ったという設定だったが自分が使っていたのは三石琴乃の声とは思わなかった。これだけ音声加工されているとわからない。ゲームは終始悪くなかったがやはり作業ゲームで深みが足りないように感じた。




2024年2月
は寒い日と温かい日が交互であった。そして毎日平日は眠い日が多かった。まず夜眠っても尿意が朝方にあって一回目が覚める。だから4時間以上熟睡というのがない。そうなると朝は眠くて、昼食べたらもっと眠くなるが昼寝は現在習慣にない。午後から竹を切る仕事やるとずっと眠いが休憩しても眠気があっても眠れない。夕飯食べて風呂に入って自室に帰って2時間眠ってまた夜中に起き出すと、深夜は眼が冴えていて大体3時まで起きてしまう。睡眠を深くするためにもっと運動や疲れる仕事した方がいいかもしれない。11日は会社のオークションで5万円の物が売れた。写真に小さく映っていた物がきっかけで面倒だから出品してない物ばかりだけど、ちゃんと頑張って出品しないと駄目だと今さら気づかせてくれた。それに何かのためにある程度は必死にならないと人は生きてはいけないとこの頃思う。でも手数料は高いし、下旬には自分のせいで1万円以上損したからプラスが低くなってしまった。10〜12日の連休はドラゴンクエストトレジャーズというゲームをずっとやっていた。しかし11日に3D酔いして気持ち悪くて、昼から外の木を切るのを手伝っていたら、ゲームより心がスッとするような気がした。心は何思おうが体を動かす事でストレスが解消していた。12日は志摩町のふるさと公園に行く。高知を思い出す太平洋が綺麗に見える景色でお気に入りの場所にしてもいいくらい太平洋を感じた。この日は外でSwtichしようと持ってきたけど画面が暗いままでおかしいなと思ったら、画面を一番暗くすると外が明るいと何も見えないとわかった。18日日曜から急に暖かくなった。ジャンパーも暖房もいらないくらいで心地良いが、20日から花粉の症状が出てきて部屋で蚊を見て気分が滅入る。しかし22日からまた寒くなって体が変化についていけない。今月話題になったニュースは漫画の作者が実写化ドラマで揉めて自殺したニュースが印象的だった。原作者ファーストが常識とよくわかるニュースだったけど、東野圭吾は実写化されても最初から何されてもあきらめていたり、ジャンプ作品がアニメになるとドラゴンボールを筆頭に無茶な改変されても、作者は何も言わない方が自分は好きに思う。思うだけで正しい事とは思わないが別のジャンルに変わってしまうのは大変だと思う。◆読んだ本「池猫中学探偵同好会 乙女心はハードボイルド」1986年の「中二時代」に連載されていた探偵に憧れる中二の少女と、スケベな恋人男子と後輩の少年3人が中学の探偵同好会を名乗りいろんな事件を解決していく中学生向けに書かれた物語。16ページほどの短編集100ページに、書き下ろし160ページを足した構成だ。38年前の物語は今でも通用するものがあるがところどころ時代を感じる。ナウいという言葉を多用したり、たのきんトリオやマッチもじって話題にしたりしている。恋人の少年がスケベ心あってヒロインは軽蔑するが、それで縁が切れないってすごい。書かれた人物像より超イケメンなのかもしれない。問題は後半の書き下ろしだ。恋人の少年のいとこの美人女子大生が2年前に行方不明になったので探ることになるが・・・不倫相手として捨てられて子供をおろして風俗で働いていて、お金も時間もあるから探偵を雇って周りを探るのが面白いから自分を見つけられるように探偵同好会を雇ったというオチ。少年は怒って21歳で大人なら家族にあやまりに行けと言ってめでたしめでたしだが・・・探偵同好会を尾行していた冴えないオッサンはいとこの美人の客で、この仕事で5割引きでお相手してもらえるんだと言っていて、少年もお姉さん相手なら僕も・・・と言っていたのは、男なら気持ちはわかるが書くなと思う。それ以上のシーンが少女の父が電話中に一瞬登場するシーンがあるけど、娘の尻を触ったのは今の時代だとヤバいなんてレベルじゃない。エロは人を引き付けるが時代が流れたらアウトの話もあると感じた。でも昔は十代向けでもこういうのが結構多かった気もする。作者は現在69歳で2007年くらいから何も本を出していない。ギランバレー症候群という病気になったそうだ。「アポロの歌」売春婦の息子として生まれた少年は母にも誰にも愛されず、人間であれ動物であれ男と女が恋し愛する姿を見ると殺す衝動にかられ精神病院に収監される。そこで電気療法で意識を失った時に女神から、人を恋したり愛したりすると少年か女どちらかが死ぬようになり、生まれ変わり続けるよう命ぜられる。54年前の漫画で部屋にずっと置かれていたものだけど、やはり手塚治虫は名作を作るなあと思うほどの作品だった。死ぬたびに現代に戻るがそのたびに何かに近づいている。それは生まれ持った宿命とか本能かもしれないし、どことなく火の鳥にもつながっている作品でもある。後々思えば主人公はかなり女に惹かれやすいと思うが、自分が十代の時にジャンプ作品の次に手塚作品が好きだった理由が何だかわかった気がする。予測不能の物語、圧倒的な直情のパワーが好きなのだ。このセリフが好きで仕方ない→「俺が人間は馬鹿だと言ったわけを言ってやろうか?俺は君が好きだ。君も俺が好きなんだろう?お互いを好きなのに好きと言えないんだ。お互いのプライドやらメンツやら職業やら気兼ねやら軽蔑やら憎しみやらいろんなもんが混じってるからだっ」「人生に寅さんを。男はつらいよ名言集」タイトル通りの本。数分で読み終えることができる。若者よ恋をしろと、どう見てもオッサンの寅さんがええ歳して恋についてやたら語るのは違和感を感じる。寅さんの映画は子供の時に全然ハマることなく人生の底辺の男みたいに思っているけど、このセリフを言わせた山田洋次監督は東大法学部出身である。「君は生き方をもっているか 人生はトライしてこそ本物になる」34年前の本。秋田から東京に出て働きながら大学に通い、家族を支えながら作家として作家・評論家として成長した自身の人生経験を語る。話はとても古いものばかりで自分も知らないことも多い。文章の書きだしに「君は○○を○○ているか?」と語るのは面白い。武勇伝を語るような人になるなと言いつつ、わりとこの作者の自慢話が多い。母親のためにスルメを買っていたら1155人亡くなった洞爺丸に乗れなかった話は「そんな事もあるんだ」と思った。作者が大学の時に占い師をしながら全国を周って稼いでいたという話を本にしたら売れたように、文章にうさん臭さはあるが運も力もあると感じる。だから「経済界」という出版社を作って大企業の社長達に好かれたのだろう。自分は今のネットにはびこる天才より、こういう苦労して猛烈に働いて成功した人の方がわりと好きかもしれない。◆遊んだゲーム「マーセナリーズサーガ3(27時間)」1年前に3DS最後のセールで150円で買ったタクティクスRPG。3から始めたのは1と2をやってなくても、そんなに影響ないとネットで見たから購入した。ストーリーは傭兵の灰狼傭兵隊が傀儡国家とわかっていても国の警備を任されて、解放軍と戦ううちに国を滅ぼそうとする者を追うことになるが・・・1時間敵と戦っている間にどんな物語か忘れてしまう。いくつか勢力があり追い続けるキャラクターも居るけど顔が似ているキャラが結構多い気がする。ゲームはハッキリ言ってタクティクスオウガやFFTにそっくりなゲームの一つで、メンバーは決まっていて安定している。部隊10人中6人が女の子なったのは、やはり現代のゲームらしい。途中までは程よい敵の弱さに楽しめてプレー時間を吸いまくられるが、終盤になるとグッと難易度が高くなって敵が手加減してくれなきゃ普通に負けてレベル上げを強いられていた。ラスボスの魔人を倒したら主人公が「国の混乱をおさめて俺が王になる」と言い出して、10年後傭兵王として歴史に残るという文字が出て終わり。浅いけどその程度で良かったと思う。最後のスタッフロールを見たらたった数人で作られていてゲームボーイアドバンスらしいゲームだった。「ドラゴンクエスト トレジャーズ 蒼き瞳と大空の羅針盤(25時間)」せっかくSwtichあるんだから安くてそこそこ楽しめるゲームは無いかと思って買ったのがこれ。中古送込1100円で買った。ドラクエ11でいかにもスピンオフされそうに思ったキャラクターのカミュ兄妹が主人公で、子供時代に不思議な宝を見つけたことから異世界でお宝探しの冒険に出る。ゲームは序盤を越えたらもう延々と続く作業ゲームだ。いろんな空島に宝を探しに行きAボタンを押し続けて宝を掘るの繰り返し。アクションRPGとして戦闘してレベルも上がり、他の盗賊団から宝物を取られないように戦い続け、たまに仲間も変えていき仲間の性能も考える必要がある。宝はとんでもない量があり、何百と集めても被りは数十しかなかったのは良い。しかし音楽はこれまでのシリーズで使われた名曲が流れて安定しているが、オリジナリティをまったく感じなくてそれがむなしい。そう、このゲームは過去のドラクエの何かの使いまわしが多かったりアレンジばかりで、新しさを感じないのが最大のネックだ。そして作業ゲームだから評価が相当低い。戦闘は単純過ぎでモンハンほどの楽しさも少ないし、味方のモンスターがずっと喋ってるのも気持ち悪い・・・というかモンスターの同族をプレーヤーに殺されてるだろと思う。14カ月前に発売されて価格の下落ぶりもわかる。クリア後の世界は元の世界に戻ったけど、また龍に呼び出されてお宝をもっと集めなきゃ神様に怒られるとかだけど、もうやる気は起きなかった。このゲームで得たのはドラクエがアクションゲームになるとこうなるということだ。もっと新しさがないと面白くならない。◆見たアニメ「Do it yourself!」新潟県三条市の女子高DIY部を舞台に、6人の女子高生がDIY部の復興と物作りの楽しさに成長してゆく。1月1日北陸地震の復興支援としてyoutube無料全話配信を大量のCMと共に視聴した。キャラクターの絵はシンプルでよく動き、背景も綺麗で工具も丁寧に描かれ、話も萌えほのぼのアニメで見ていて不安がほとんどない。気になるのは部の存続が決まっていないのにツリーハウスを作り出すことだ。まず部員集めては?と思ってしまう。また作品の欠点としては運動部が人前で大活躍したり軽音部が音楽をみんなの前で披露するのと違って、ひっそり作っているイメージがあって、ツリーハウスができても感無量という感じが弱く感じる。作ったのはモノではなく絆なのかもしれないが・・・他にも軍手をほとんどしないというのが驚きで高所もヘルメット無しに不安になる。これを実写化したのも驚く。◆23日からJリーグ開幕戦を見に名古屋と岐阜に行った。正直言えばサッカーにそこまで熱はもうない。ただ人生の中でこだわりを捨てるのがつまらなく思うから行きたかった。それにサッカー熱が無くなってまっさらな心で見るサッカーは、歴史を重ねた将棋のような冷静さで楽しめそうな気がした。朝はいつもの時間に起きて、試合開始4時間前に豊田市に到着。試合時間は遅めなのでコンサートとか美術展見れたが疲れそうに思ったのでこの日は避けた。今年は事実上値上げしたファンクラブに入らないことにした。3千円で入会してチケット代1枚3千円値引きってプラスマイナスゼロに思った。スタジアム周辺でチアグランパスや売店など覗いてメグリアで買った弁当を食べた。最近は外食の値段が高いので弁当や総菜を買うことが多い。鹿島戦は名古屋が主力DF4人抜けたダメージが大きかった。後半鹿島の攻撃に対応できず失点を重ねて0-3で敗戦。前半はわりと決定機も作っただけに残念な試合だった。試合後はすぐ名鉄に乗って知立行き刈谷にあるホテルに向かう。3万6千人来ていたから電車は混んでいたけど待ち時間足して1時間弱で名鉄刈谷駅に到着。来るのは久しぶりだけど刈谷駅前は繁華街として発達している。道に迷いながらもホテルアクセスイン刈谷にチェックインする。ホテルの値段は愛知岐阜のどこ見ても高くてカプセルホテルですら4400円なので、このホテルの朝食付きでセール価格4360円は安かった。ホテルは駄菓子が食べ放題なので10個遠慮なく掴んで入浴剤も取る。シングル部屋はシックで輝いていて鏡がデカい。コーヒーは常時飲み放題でドリップが出るのは遅いけど普通に美味くて何回も飲んだ。この値段だったらカプセルホテル選ばずいつもここに泊まってもいいなと思った。24日はホテルの朝食を食べに行くとHPの紹介であった通り、いくら(筋子ぽい)が出ていたのでいくら丼を2杯たっぷり食べる。代わりにおかずが小量しか取れなかったが満足感大きかった。ベッドで1時間休憩して10時にチェックアウトする。刈谷市観光協会もちょっと覗いたが刈谷はトヨタの関係かプロスポーツチームが結構多いと知った。それから3駅しか寄らないJR特別快速に乗って岐阜市に向かい、寄り道せずにバスに乗って長良川競技場に着く。試合開始まで野外ステージでチアガールのダンスを見たり、売店で食べ物を買ったりのんびり過ごす。岐阜は相変わらずチアが圧倒的に人気あって、その後の男性歌手は客がほとんど居なくて可哀想なくらいだった。この日はFC岐阜は1万人集めようとしていたが7800人でも十分多くて、4-1で岐阜の逆転勝利を見た。試合後は岐阜羽島駅にあるホテルまで向かったが名鉄の待ち時間などで1時間半はかかったと思う。この日泊まるホテルはウィークリー翔という新幹線と名鉄に囲まれた小さなホテルで、一泊1900円の垂れ幕が昔から気になっていた。2100円払ってチェックインして部屋のカーテンを開くと新幹線の岐阜羽島駅のホームが真横に見えて、新幹線内で何を食べているかわかるほど近くで面白いが裸で過ごせないなと思った。しかし部屋は暗くて喫煙室の圧倒的な臭さとコンクリートの壁と電車の音といい、昔なら何とも思わないホテルと思うのだが・・・昨日泊まったホテルと落差があり過ぎてすごく凹んでしまう。まだカプセルホテルの方が安心するほどだ。夕食は近くの薬局で買ってきた半額のカツ丼が激マズでそもそも肉なのかこれと突っ込むほどだった。疲れもあって早めに眠ったら若い女性の声が隣から聞こえて目が覚める。いやこんな刑務所みたいなホテルに女性が泊まっていることにちょっと驚く。ずっと電話で話していてうるさいなと思ったが、それが彼女の防犯方法なのかもしれないと思った。トイレも炊事場も共用だし客も少ないし暗いし。このホテルの値段以外でいい点は浴場がしっかりしている所だ。職人用の宿を名乗るだけあって湯の温度といい朝風呂できることいい心地良い。小さなホテルでは珍しいことだ(まあ大浴場あるホテルなら普通だが)。あと自販機も100円が多いのもありがたい。とにかく強烈なインパクトある所だった。25日は9時半にチェックアウトする。喫煙室は12時間以上居ると気分が悪くて朝風呂もあったけど入りたくなかった。この日は笠松競馬場に寄った。以前来た時に閉まっていたが通過駅だし寄りたかった。駅近くに競馬場あるのに入り口を間違えて遠回りしたが、入ってみると古い小学校のようで中京競馬場のデカさと比較にならないほどだ。よくわからないが中央の競馬と地方の競馬の違いってやつかもしれない。客は松阪競輪みたいに中高年男性が多くて閉鎖区間も多い。この日は万馬券を2つ買ってみたが当然当たるわけなかった。とりあえず帰る前にご飯だけ食べようと飲食店を見たらほぼ同じメニューの店が3軒並んでいる・・・唐揚げが大きいので真ん中の店で豚汁とご飯と唐揚げ棒を食べたら名鉄に乗って名古屋駅に行く。名古屋駅では名古屋郵便局で志摩市の観光イベントをやっていたので参加。知ってる人は居なかった。クイズを書いて真珠のアクセサリーとあおさ汁を貰って三重に帰る。



2024年1月
は寒くてトイレは2〜3時間したら行きたくなる。今月は四国旅行の疲れが全然抜けないのに、平日に竹や木を切っていて疲れがずっと取れなくて縄跳びも全然しなかった。いつも疲れていて腹が減って仕方なくて、食べ過ぎて太っても全然かまわないくらい全身に圧倒的にエネルギーが足りない。だから常にお菓子やバナナやジュースを摂っている。こうやって中年太りするんだと自覚もある。1月5日夕方に正月旅行から帰ってきて休みはまだ2日あるので、1月6日は12時間布団に居たかったが布団を干した。翌7日は漫画喫茶にジョジョランズ1巻と2巻を読みに行った。やはり荒木飛呂彦は天才に思った。この2日で結構休めて早めに帰って良かった。旅行というのは最近計画通りに行けるかどうかの答え合わせに思ったりする。帰ったら例によって長い時間をかけて下の旅の記録を書いた。1月前半はどのアニメを見ようか冬アニメを1話を立て続けに見ていた。毎日Swtichを携帯タイプにして2時間くらいニコニコを見過ぎている。この頃思うのは、どんな映画・小説・漫画を見ても結局ほとんど忘れる。それを考えるとお金を稼いで財産を作る事と、家族を作る事以外は趣味や楽しみ以下かもしれないと思い始めた。21日土曜は前日10時間眠ったけど疲れが取れないのでほとんど布団で過ごした。翌日曜日は11時半まで寝ていた。森に埋まっている鉄の棒を掘るのに疲れすぎた。27日は今月ずっとやっていたゼルダTotKを再々封印。モンハンの後だと面白くないと感じたけど、いつもアイテム集めと料理を売ってお金をためて、強敵から素材を集めて服を強化だけの惰性のプレーを毎日続けてプレー305時間を越えた。やはりグラフィックが美しいからやりがいを感じる。28日はしまむらで厚手のジャンパーを2200円で買う。新しい服が欲しいというより押し入れに入っている自分が買っていない使ってないコートを捨てたくて代わりの物を買った。29日流石に月末になると木を切る仕事も落ち着いて、体の疲れがやっと無くなったと感じたが、疲れがある時は周りがうるさくてもすぐ眠れるメリットは大きかった。このメリットのために疲れるのは良いと思うほどに。◆読んだ本「リアルライフ この時代に生きることを」21年前のファミ通文庫のラノベ本。演劇部に所属する変な男は携帯電話からかかってくる謎の戦いの依頼を受けて、知らない相手と戦い続ける・・・時代を感じる。20年以上前はK1とかの格闘技や格闘ゲームも流行っていて、あの時代は戦うことに生を感じた時代でもある。元カレと上手くいかなかったヒロインと恋仲までいかない展開といい青春も感じる。話としては戦う者たちに能力がそれぞれあるけど主人公の男の能力が最後まで秘密なのはつまらない。優勝するからにはどこかで納得したかった。相手が女の子の時は携帯をつぶして打撃を与えずに勝つというシーンだけは頭使って心地良かった。ちなみに作者もイラストレーターも時代には残らなかったようだ。「長い片思いの結末」ここ数カ月読んでいるX文庫の古本。中学2年からずっと好きだった同級生は高校1年になっても好きだった。そして意を決して親友の助けを借りてバレンタインデーでにチョコと告白文を送ったが1ヵ月後待っていたのは失恋。しかも彼は親友と付き合うことにしたという甘苦い結末で終わる。正直言って親友の女がクズ過ぎる。主人公の長い恋を見ていていろんな場面でも主人公をプッシュし続けて、自分も好きだから彼と付き合い、一カ月二人は真相を話さなかったのは「好かんな」と思う。一応、親友は後で家に来て謝罪しまくったが、男の方もしっかり言わないのもどうしょうもない。ただ学生時代の恋ってこんな感じあったなと思う。それにしてもたまに出てくるワードが懐かしい。「ヤイノヤイノ」「友達の輪」・・・今でも通用するだろうか。「彼をわたしにください」上記と同じ作者のX文庫の36年前の本。憧れの1歳年上の先輩はバスケ部のエースで学校で有名になるほどの美人同級生と付き合っている。好きになったら止められず主人公は先輩にバスケを教わりながら告白し、彼女の嫌な部分を見ていた先輩は、彼女と別れて主人公と付き合うところで終わり。過程としては自然な感じがするが、先輩が彼女と別れた理由が主人公へのいびりと見せるが、はたしてそれだけなのか?と思ったりする。先輩は仲間や女子や後輩に優しくてスポーツ万能・・・どこかに闇が無いと釣り合わないように感じる。あと主人公は1歳年下と女の弱さを使ってズルい。「IX(ノウェム)」中世の中国のような国で、腕が巨大な野生少年が男装した少女と出会い、人を毎日10人殺す武将のような悪党に追われることとなる2003年のラノベ。昔はオリジナルファンタジー中華物語はたまに聞いたけど、今は男向けラノベであまり聞かなくなった気がする。ファンタジーと言えば大体が西洋風もしくは和風もしくはゲーム風だ。小説は最後まで読んでもまさに序盤の雰囲気で、主人公の少年はほとんど活躍せず、少年の腕の秘密とか少女は亡国の末裔なのかとか、敵や師匠の正体とかタイトルの意味とか何一つわかることなく、続刊も出る事はなかった。それはそれでどうなんだと思うがいろんな理由があるのだろう。作者は今もゲームや漫画の原作者として健在だ。◆遊んだゲーム「マリンエクスプレス殺人事件(5時間以下)」太平洋横断鉄道を進む列車で殺人事件が起こるファミコン風ミステリーゲーム。100円で買ったアドベンチャーゲームだが正直文章が悪過ぎる。女子高生達がアホ、バカ、クズ、ゴミ、豚と平気で言うのは すべてを差し置いても酷い。それが現実性の無さや暴言を吐き続ける主人公に対する不快につながって遊ぶのが嫌になる。事件の真相は助平教師が過去に手を出した子が死んで、復讐で生徒が教師を殺す。男性教師と付き合っていた女性教師は男性教師を殺したのは他の生徒と間違って半殺しにして、女教師は人を間違ったことに後悔して自害する。最後テレビのサスペンスドラマみたいな展開はいいが、やはり言葉遣いは女子高生が使う言葉ではない。ゲームは選択肢なくボタンを押すだけというゲーム性の低さは、逆にそれが一番の救いだった。



12月30日は四国旅行に行くため朝からいつものルートでJRに乗って西に向かった。今回は滋賀のJR草津駅に行って新快速姫路行きに乗り換えたが新快速は早かった。すごいスピードで近鉄特急より早いのでは・・・と思うくらいだった。いったん高槻駅で降りて食べログで調べた駅近くの店で うどんと唐揚げ丼定食を食べた。姫路から岡山に行くのは各駅どまりの電車しかないのが相変わらず何か腑に落ちないものがあるが、新幹線使わないのなら仕方ないと思う事にする。
何はともかく夕方5時までに岡山駅に着いた。これだけ早く着くのなら四国上陸もできたと後で思った。岡山駅近くのイオンでいろいろ買おうとしたら人が多くて値引きされた商品はほぼ無かった。そりゃ時間的にも仕方ないが・・・少しだけ買ってホテルキャビンスタイルという小さな宿に泊まる。岡山はコロナウイルスでカプセルホテルが全滅してしまって困る。夜になったらやっぱり食べ物が少なくて腹が減り過ぎて困った。パンよりバナナよりご飯は大事だと思う。

12月31日は朝ホテルから出たら二つに折れた茶封筒が地面にあるので拾って開けてみたら2万円入っていた。茶封筒に名前も会社も書かれてないのでそのままいただくことにした。ホテルに届けても過去の経験だとその後ありがとうも何もなかったし、特に躊躇も無かった。でも以前ホテルで1万拾ったその年スケボーの弁償で3万円払った事があるから、また悪いことが起こるんだろうなと思う。イオンで食料を買ってJR岡山駅でマリンライナーに乗って瀬戸大橋を渡る。久々乗ったけど海の上を飛んでいる気分で人間の英知と技術の高さを感じる。それから坂出駅で降りると目の前のデカいイオンに驚くが近々閉店するそうだ。そして愛媛方面に向かう電車に乗り換え、数駅で高知方面に向かう電車に乗り換える。この辺は少し気を付けないと高知に行けない。あと電車の乗客は工業地帯のせいか東南アジア系の外国人が多い。
高知方面の電車は琴平駅という所でなんと2時間待ち・・・高知行きの特急に乗ればすぐ行けるけど普通に待つことにした。でも待つだけだとつまらないので近くを散策してみることにした。この琴平という場所は金刀比羅宮がある場所として有名で駅に観光案内所すらあった。よし行ってみるかと気軽に考えたが門前町の階段は結構きつくて、小雨でもジャンパーが暑いくらい疲労して、Tシャツになって登っている人も居るくらいだった。1時間経って目の前に本宮があったが休憩場所から引き返すことにした。今は高知行きの電車が一番大事で乗り遅れたら面倒になる。しかし腹が減ったのですぐ食べれそうな中野うどん学校という店で うどんを食べたらここ十数年で一番というくらい美味かったし早いし安かった。流石讃岐は本場だと思った。駅に戻って少ししたら高知方面の普通電車が来たので乗り込む。この日はほとんど疲れない日程だったのに琴平で相当疲れて、左足の付け根も痛くなってしまった。それから山を抜けて山の上から川に降りるような長野みたいな景色の中にある徳島の阿波池田駅で1時間電車待ち。山の中だけど結構街は発展している徳島の市だ。駅近くにスーパーがあるので歩いて安いパンを大量に買ったが地味に遠くて雨の中足も痛くて疲れがすごかった。それからまた高知に向かう電車に乗る。途中の道は渓谷沿いですごいところ走っているなと思う。アンパンマンが描かれた特急に何回も抜かれてとにかく時間がかかる。阿波池田駅から高知駅まで電車で2時間と少し遠くて眠ってしまった。気が付くと落ち着きのない男が近くに居た。寄りかかられたり、歩き回ったり座ったり、ワンマンなのに運転手に話しかけて半分切れられてたり、周りの客も遠巻きに大丈夫か・・・と不審になったがそれ以上何も起こらなかった。高知駅に着くと高速バス乗り場であさってのバスの相談したり、セイムスでバナナとジュースを買ったりした。予習はしておいたが駅前の偉人の3人の銅像は大きくてすごい。思わず誰しも写真に撮りたくなる。この日泊まるホテルは高知プラザホテル。チェックイン時間が16時から20時までなので気を遣う。40分歩いて向かったが足が痛い。ホテルで洗濯してパンとバナナを食べたら紅白歌合戦を数秒見て疲れたから早めに眠った。

1月1日は坂本龍馬で有名な桂浜と坂本龍馬記念館に行くことにした。1千円で桂浜往復と路面電車1日使える便利なパスで桂浜行きバスに乗ると人が少なかった。バスは途中で五台山という山に向かっていて結構人が居た。おそらく初日の出見る人なんだろう。降りようか一瞬躊躇して今は桂浜に行くのが先と思い直して帰りに寄ろうと心に決めた。桂浜に着くとそこそこの観光地としてそこそこの人が居た。土産物屋とか飲食店とかわりと充実している。足も痛いのでゆっくり歩きながらカメラを撮りながら回る。水平線が見えて海も輝いて綺麗だ。次は坂本龍馬記念館に1分バスに乗って向かう。企画展は坂本龍馬真髄展をしていて何をした人なのか紹介されていた。実際何をした人なのかほとんど忘れていたから参考になった。ただ幕末に時代を作った人間の一人ではあるが32歳で亡くならなければこれほど有名になったか…とは少し思う。記念館に珍しく飲み物を飲むスペースがあって、ここでコーヒーを飲みながら太平洋を望んだ。館の形が変なのは太平洋の眺望を望むためにある。そのコンセプトは素晴らしくてそれくらい良い景色だった。坂本龍馬たちは海外に憧れながらもその夢はかなわなかった。ところで自分の中では坂本龍馬=福山雅治の大河ドラマってイメージが8割あったけど、そのあたりは何も飾られてなかった。権利的に安くないのだろう。帰りはバスの時間を間違って40分損をした。やっと15時半のバスに乗って高知駅に向かったら、朝走ったルートと全然別の道で五台山に寄ること無く着いてしまった。もう夕闇が迫っていたが次は高知城に向かった。広い商店街を抜けていく先に高知城が見えたが、この日は夜のイルミネーションをしていて入れず、牛丼を食べてホテルに行った。この日は高知ビジネスホテル別館の安部屋に泊まる。一泊2500円は安すぎたがThis is昭和ホテルって感じで壊していないのが不思議なくらい古いホテルだった。1月1日は北陸で大地震があって津波もあって驚いたが、次は三重県に来るかもしれないなと思った。高知は地元の名士が多くてよさこいのために道が広かったり、南国の木が多くて他の県とは違う味は感じた。一方で四方を山と海に囲まれて往来は四国の中で一番大変そうに感じる。唯一プロサッカークラブが無いのも少しだけ納得するものがあった。

1月2日は高知から愛媛松山にJR高速バスで移動。18切符を見せると通常4千円が2千円で行けるので利用しない手はなかった。10時半のバスだったけど9時出発に無料で変更してくれて助かった。バスは高速を飛ばして2時間弱で松山の大街道(おおかいどう)という松山城に近い場所に着く。とりあえず観光客が歩く道があるからロープウェイに向かうが、街が高知の龍馬・カツオ推しから、松山の坊っちゃん・鯛めし推しへの変更に頭が付いていけずに戸惑った。この日も天気が良くてリフトは心地良く乗れた。松山城前に着くと餅つきをして餅を配ると放送で言うので、受付から餅つきの面白演武まで1時間弱かかって貰った餅はつきたてじゃなくて、店で売られている小さい紅白もちで二つ足して卓球玉くらいの大きさだった。タダで貰ってこんな事言うのもなんだが出来立てをを食べたかった。松山城は天守閣まで登って見回すと松山の街の大きさに驚く。360℃全面に街が広がっていて流石四国一番の都市に思った。城からの下山は階段を使ったが結構急で、登りはリフトで良かったと心から思った。途中で愛媛県美術館でトイレをしたらジブリの展覧会が盛り上がっていた。千尋の絵が描かれていて温泉地らしいチョイスに思う。この日泊まるホテルは庁舎前ホテルアビス松山で朝食バイキングとウェルカムドリンクがあるとはいえ一泊5500円は少し高い・・・ただホテル選びでイマイチいい所が無かったので少し張り込んだ。チェックインすると疲れでのどが渇いていて7杯もコーヒーを飲んだ。この後飲みすぎでトイレが近過ぎたがそれくらい疲れていた。ホテルで2時間休んだら道後温泉に向かった。鹿児島に行った時に温泉を浴びただけで結構心と肌が休めたから行きたかった。路面電車で向かうと道後温泉の商店街は人でにぎわっていた。こんなに人が居るのかという感じだ。ここは千と千尋の神隠しで題材にされた建物があると記憶していたが、実際アニメはいろんな温泉地と建物が参考にされていたと後で知った。ただいろんな建物にあの映画の影響は感じて赤色や木の装飾が目立つ気がする。そして道後温泉本館に向かったら人数制限で全然入れずに他の公衆浴場に向かって610円で入浴する。ロッカーがほとんど埋まるくらい人は多かったが、思ったより肌がつるつるにならなかったように思う。この日の夕飯はホテルでドンキで買ったカップラーメンに餅を入れて食べた。

1月3日は朝4時頃に目が覚めてそれから朝食バイキングの6時45分までずっと起きていた。もう一回眠ろうとしてもなかなか眠れず、間食食べれば眠りやすいがバイキングのために腹は膨れたくなかった。朝食会場に着くと他の客が10人くらい居たけど庁舎で頑張って働いているような人達が泊まるホテルだと改めて思った。この日はおせち料理を提供していて、その心意気は良かった。食べた後はチェックアウト30分前まで眠っていた。多めに食べた覚えはないが苦しかった。ホテルを出たら路面電車でJR松山駅に行き今治に向かう。曇っているが電車の窓から海が見えて景色は良い。今治での目的は希薄で今治城見る程度しかない。今治は城へ向かって歩いていくと街はシャッター街そのもので、昔は港付近かなりにぎわっていたのだろうと思わせるものがあった。そもそも津波が来たらこの辺りは一気に更地になるのは確定しているから、さびれて当然という気がする。港ではフェリー乗り場があったが閑散としていた。そこから少し歩いて今治城に着くとそこそこ人が居て屋台もあった。ここは神社もあるからお参りしやすさもある。今治城は海水が堀にある珍しい城だ。城内は例によって資料館で荷物が多くて何回も椅子で休んだ。最上階の展望は良かったが雨が降ってきた。帰りに屋台で300円のクレープを買ったがスカスカでパッサパサだった。一応城廻りのL字の櫓にも展示品があったので覗いた。それから雨を避けるように商店街に向かい、スーパーに寄って食料を買い込んで駅に向かった。この日は時間があれば今治FCのスタジアムを見ようと思ったけど片道500円が惜しくて雨だしやめることにした。あと今治で泊まる方向も考えていたけど18切符あるし、安いホテルが他にあるから電車移動した。戻ろうとすれば岡山まで戻れるがもう少し四国に居たいと思った。この日泊まる場所は伊予西条のセントラルホテル西条で古いが掃除はしっかりしていたし3千円は安い。

1月4日は朝7時過ぎに目覚めて18切符で難波まで長移動することにした。伊予西条駅から香川県坂出駅まで2時間以上かかるけど、行く前にしっかり尿を出して水分少な目でいれば、電車にトイレ無くても途中で尿意で苦しむ事はなかった。坂出駅の目の前のイオンで土産とお茶を買って、また瀬戸内海を電車で渡る。晴れていて景色が素晴らしい。そして岡山駅に戻ったら小さい車両に大勢詰め込まれながら姫路を目指すが、電車に困った男が居たのはきつかった・・・高知行きの電車に居た男の2倍という感じで奇声を発したり、独り言を大声で言い、うろちょろ歩き回ったり、せっかく座れたのに目の前に座ってきたのは心が疲れた。自分も普通じゃ無さはあるが、自分もこの男の1%でも同じなのだろうか?いや違うと思ったり、でもこの男より良い人生を過ごせているかと言えば違う気がするし、眠ったふりをずっとしているのに嫌な汗が出続けた。途中の相生駅乗り換えでいったん駅外で休憩しようとしたが目の前の電車に乗らないと次は1時間後なので乗るしかなく、それから姫路から新快速で大阪に向かう。JR難波駅に来ると明日三重に帰ろうと思った。本当は翌1月5日に歌舞伎か吉本見ようとしたが、精神も肉体の疲れも普通ではなかった。それからよしもと漫才劇場でチケットを買って時間があるので、夕飯に金竜ラーメンを食べる。久々食べた金竜ラーメンは舌に合わなかった。キムチとニラの漬物が辛くてラーメンのスープは体が受け付けなかった。腹減っているからご飯を2杯食べたけど、たった2杯で苦しく感じて胃腸薬無かったら吐いていたかもしれない。昔は美味しく一杯食べたのに・・・これも老化かもしれない。それから吉本の公演を見ると、この日は4回まわしなので夜になると客も少ない。若さある漫才や面白いコントがあって2時間楽しめたが・・・以前ここで見たミニ新喜劇が無いのは寂しさを感じてチケット3500円が高く感じた。あと電車で見た男を思い出して、奇声を発したり怒鳴ったり笑ったりする芸人との違いは何なのかと考えもして、何が面白いのか頭が混乱していた。この日の宿泊は2か月前も泊まったグランドサウナ心斎橋だ。乾燥したカプセルルームに洗濯物を並べて対策うまくいった。

1月5日は予定変更もなく三重に帰る事にした。カプセルホテルで9時間眠っても疲れが全然取れなかった。またリュックを背負って重い荷物を持ってJR難波駅に向かう。駅近辺で食事しようとしたけど11時にならないと開かない店が多くて、もう奈良行の快速に乗って帰る事にした。JR難波からは奈良に向かいやすい。でもどこかでご飯を食べたいと思って奈良駅で降りて大阪王将で中華丼と餃子を食べる。安定して美味い。それから奈良公園で鹿と遊びたかったがスタバで休憩して帰りは問題なく帰る。今回の反省点は重い荷物を持ち過ぎたことだ。旅行初日の夜に空腹で困ったから、そういう事が無いよう常に値引きされたパンとバナナ2袋と飲み物を手提げ袋に入れていた。でもペットボトル2本は多くてお茶1本だけでよかった。土産は漬物とか鍋のスープよりクッキー程度にするべきだった(土産は喜ばれたが)。ずっと2s以上持っていたから疲れて当然という気がする。帰ってから気が付いたがリュックを背負ったせいか肩に力を常に入れていてそれが疲れすぎた面もある。また3日に1日休む日程を組めなかったのは疲れて当たり前。31日〜3日まで重い荷物を持って4日連続動き続けていたのはしんどかった。高知に向かわず先に愛媛に向かっても良かったかもしれないが、岡山から近い高知に行くべきだと思ってしまった。あとスーパーや100均の店をちゃんと検索しておくべきだった。以前教訓に書いたがすっかり忘れてしまった。道後温泉入った浴場近くに業務スーパーがあったとは。良かったことは早寝早起きが毎日出来て電車移動は大半が早く向かえたこと、事故もなかったこと、どのホテルもWIFIが良好だったことだ。使ったお金は54120円。今回ホテル代が高いのであまり外食しないよう心掛けたが、パンばかりだと体調いいかわからず成功したかはわからない。次どこか長期で行くのなら一つの街にずっといる方向を考えよう。



2023年も早く過ぎた。今年はなぜか毎日お腹が減って仕方なかった。
昼に弁当を食べた後に物足りずにカップ麺を食べることが普通にある。
そんなに力仕事していないのにもかかわらずだ。

以前はバナナを食べていたが同じ味に飽き過ぎてしまった。
たくさん食べても疲れやすくて、旅行は2q歩くだけでも要注意だ。


今年前半は小説を読むのを少し頑張っていた。
やっと読み終わって、その話は長文ページにまとめた。

今年後半はSWITCHを買ったのでずっとゲームばかりしていた。
やはり本体が小型ゲーム機にもなれるのが大きくて、
布団で何時間もすることが多かった。

年末になってくるとゲームは面白すぎるものの、
終わらない戦いだな‥という思いもある。
「何か作る」わけではないから控えた方が良い気持ちもある。


去年憂鬱にさせたウクライナの戦争はいまだ終わる気配が無い。
むしろロシアが支配地域を強固に保持したまま
終わりそうな気配もあるから、むごいことだし無力感もある。
ただこれは遠い未来の北海道や東北の姿かもしれない。

今年気になったことはAIによるイラストをよく見たことだ。
あとAIがバカ小説書いたのを動画で見ていた。
あと10年したらAIがアニメや映画を作るようになるかもしれない。

年末に親類が3人死んで、次はうちの父じゃ・・・と思う怖さがある。
もちろん次死ぬのは自分かもしれない。でも自分自身なら
人生半分セコく小さく好き勝手に生きたから後悔もそこまで無い。




2023年12月
は師走と言うだけあって急ぎながら生きていたように思う。12月1日は前日肉体労働で疲れて10時間も眠ってしまい、体に疲れも眠気もほぼ無くなって気持ち良かった。最近は夜中に目が覚めて尿を出すのが多くなって長時間眠れなくて困る。4時間眠ってトイレ行ってから朝まで3時間眠ると合計7時間だけど、朝全然目がパッチリしないし眠い。もっと酷いとトイレに行ってから2時間眠れない時とかある。9日は母を眼科に連れていった。帰りに回転寿司をおごってもらったが次はコメダにしようと思う。10日は海を眺めに行くついでに大王町と志摩町に新しくできたマックスバリュを見てきた。このへんを牛耳っているスーパーぎゅーとらの近くに建てるのはちょっと挑戦的だと思うが、無料茶飲めてトイレ使える場所が増えたのは便利。13日は古い家にあった漫画本50冊くらいをゴミの日に出す。10年以上経つだけで読んだかどうか覚えてない本もあった。それって捨てなくていいのでは・・・と思ったりした。14日は1歳年上の親戚が亡くなったのは驚いた。倒れた時に頭を打ったそうだけどハシゴに登って木を切るのが怖くなってしまった。今月は遠い親戚の婆さんも亡くなっていたし、2か月で3人亡くなるのは多い。16日は隣の市に18切符購入とイオンと図書館の古本無料獲得に行った。18日から真冬の寒さになった。19日に充電型のカイロを買った。石鹸みたいに小さいけど便利だ。でも中国製なので何年も使うと注意が必要に思う。今月後半はゼルダの伝説TotKを遊んでいたが半年前に夢中で遊んでいたのにもう古さと飽きを感じてしまう。よくわからない気持ちだ。30日から年末年始の旅行に出かけるけど、親の言う通り1月2日から3〜4日出かけるのもいいかもしれない。でもやっぱりこの家から1週間離れたい気持ちは強い。今月はモンハンライズ、年賀状、旅の準備に時間をかけ過ぎていた。知らない場所に行くのは楽しみだけど年齢的にかなり疲れるようになったから、四国旅行の目標はあまり疲れず行動すると決めた。とはいえ1日5q歩く日もありそうだ。今度は大阪か名古屋の安宿に無理せず数日滞在がベストかもしれない。◆読んだ本「ふたりの恋を許してください」先月も読んだ少女向けのX文庫の本。高校3年生の女子高生が大学生に惚れて受験なのに成績が落ちて、父親に門限を作られてしまって苦悶する。そこで母親が気を利かせて大学生の男に家庭教師をやらせて受験に行くところでハッピーエンド。タイトルからして男が罪を犯していたとか妊娠したとかそんな展開は皆無で門限に縛られるあほらしさもある。でも大学生の男はただのスケこましにしか見えなかった。元カノと別れた理由もよくわからんし。作者はウィキに載るほど本を出したが1996年から活動していないみたいだ。「声優道 名優50人が伝えたい仕事の心得と生きるヒント」声優雑誌声優グランプリに連載された声優50人のインタビュー集。流石に本になるというだけあって有名声優ばかりで子役・劇団出身が多い。子供の時から仕事をしている人も居れば、運だけでここまで来れたという人から、年齢が高い人は他の仕事していたとか多種多様で面白い。とにかくアクティブの塊のような人も居るし、まず引っ込み思案でも行動しようなど人としての強さを感じる。話のすべてに人間の可能性を感じるが敗れ去った人もたくさん居る世界にも思う。◆見たアニメ「SHY(1期)」世界中にヒーローが誕生し、戦争がなくなった時代に戦う日本の内気なヒーロー シャイが他の国のヒーローと協力して謎の組織と戦っていく。戦争が終わった時代という設定になるほどと思ってしまった。ウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナの戦争は見ていて凹むものがあり、一番大事な現実の敵は居ないからある意味スッキリしている。まあ、実際どうやって平和にしたのかヒーロー自体うさん臭い組織に思いもするが、敵味方に女の子が多いからその辺は突っ込んじゃ駄目なのだろう。物語は序盤の山場でロシアヒーローと一緒に戦いが終わって1期終了。この作品は日常回があるのは救いが強い。ただシャイが14歳は若すぎではないかと思った。日本のヒーローが女子中学生って。◆遊んだゲーム「モンスターハンターライズ(110時間)」4年ぶりに遊ぶモンハン。舞台はカムラの里と呼ばれる和風の世界観で50年前に起こったモンスターが多数襲来する百竜夜行が再び起こりつつあるため里のためにハンターは狩り始める。一言で和風というがこの里の心地良さは見事なものがあった。3DSよりはるかに美しくなったSWITCHで描かれた桜が舞う里の姿は美しく、和テイストの音楽が流れていて強化は美味しそうに団子を食べ、ポジティブで妙な住民がカッコ良く可愛く楽しく生きている。その光景に愛着以外なくて、ジョジョ4部の主人公みたいにこの場所を守らなきゃいけないと思うモノすらあった。これまでのシリーズと違いフィールドでアイテムを得るのはボタン一つで獲得になり、仲間の犬に乗って高速移動と一気にスピーディになり爽快感ある。ライズはモンスターの大半が十数分で倒せるように作られていて、苦しくなるとアイルーが回復したり、犬の仲間が引き付けたりするから敵はそこまで強くない。とはいえモンハンXより死んだ回数は多かったが。今回使った武器はランス。和風の世界にまったく合わないがガードの隙にガンガン突いていくのはシンプルだし、特に斜め上に突けるのは竜系に効果絶大だ。盾ガードもかなり強くて防御の無い武器はもう使いたくないと思うくらいだった。欠点は守りに特化し過ぎていて連続攻撃が少なく動きが遅すぎる。それでガードタックル使って戦うことになる。ゲームは十数時間でボスを倒したらスタッフロールが流れ、三十数時間でほとんどの里クエストが終わったのでやめようとしたら、続きは集会所でクエストすることになる。そこからがこのゲームの真価という感じで、より強い敵、より強い装備の育成、装飾品による属性対策、数十のクエストが用意され、モンスターを倒せば倒すほど気持ち良くなるほどで、自分はモンスター殺戮狂のように感じる。100時間プレーして風神と雷神の双龍を倒してクリアした雰囲気が強いが、敵を攻撃する効果音の良さ、攻撃をはじく音が良くてまたやりたくなる。さらに厳しいクエストや強い敵も用意されているが、ここでやめないとあと200時間は遊びそうに感じたので引いて終わることにした。このゲームはネットで他の人と遊びたかったがSWITCHはネットで遊ぶのが有料でやる気をなくした。ライズ強化版のサンブレイクは欧州風の舞台になっているので、この里を離れるのならもう遊ばなくてもいいと思ってしまった。ゲーム実況で見るのと遊ぶのとでは かなり違うゲームに感じた。



2023年11月
は寒い日が多かった。3〜5日の3連休はずっとモンハンライズをしていて、最終日はこれじゃアカンと隣町の図書館で本を3時間くらい読んでいた。今年3月に買ったウルトラジャンプも漫画全部読んだけどジョジョ以外はどれも単行本で読みたい気は起こらなかった。というかもう年齢的に漫画雑誌は読まなくていいと思った。そのあと近くのホールで市民の芸術作品を展示しているというので見に行ったが本当に趣味の作品が飾ってあった。この展示1つに1000円出すのかと思うと1周半して「金払って人に見せるのが作品」と少し思いもする。帰りは違う道を通って音楽も聞かずに海の波を見ていると思うものがあるが、どうも最近は頭が考えることを考えない感じになってる。なにも思い浮かばない。6日夜は暑くて目が覚めた。でも眠れない原因がなぜかわからず薄着で寝ようとするのが遅すぎで寝不足になる。10日からは日向以外は寒くなった。夏の時は冷房みたいな寒さが続く日は気持ちいのではと少し思うけど、いざ来ると何もしたくなくなる。18〜19日は大阪に行く。23日の勤労感謝の日は部屋から出ずに、何回も昼寝して大阪に行った疲れを落としていた。こんな日にもずっと働く父親は超人としか言いようがない。24日夜、母方の祖母が98歳で亡くなった。10年前に父方の祖母が亡くなって以来だけど、身内が亡くなるのは圧倒的な恐ろしさを感じる。数年間会っていないのに体のパーツが少し欠ける感じすらある。自分が持つ夢や憧れ、思い出や学生時代などで経験した事、楽しんでいるゲームや楽しい音楽や読んでいる小説や、少し楽しめる旅行やラジオ、心地良い睡眠時間や温泉の気持ち良さや、サッカーの楽しみや半額の食べ物を買えて得した事、描いているイラストやHPで書いてきたことすべて・・・そのすべてが死の前では「無そのもの」に感じる。何の価値も感じないほどだ。いや、対抗できるとすれば家族を作って子供を何人も作ることが一番最善の対策なのだろう。それを10年前にも思っていたから、わかっていても何も変えられなかった。自分は馬鹿な一人遊び好きだと改めて思う。翌25日は祖母が安置されている以前コンビニだった祭儀場に行く。館内入ると大きくも小さくもない。家族葬なのでこの大きさで十分と思うものの、この会場借りるだけで80万円かかるのは適正なのかと思う。4年ぶりくらいに見た亡くなった祖母はますます小さくなっていた。それから母親に床屋行けと言われたので行ってきた。以前なら「まだ切る必要ない、なんやその口癖は」と言ったが親が亡くなることを思ったら聞くことにした。26日は10時半に会場に行って親族が集まったら棺を車に運ぶ。棺は大昔見た四角い木箱ではなくていろんな布装飾が木箱に付いている。昼に火葬場に行ってお棺を焼く。ここは少し前に市が新しく作ったところでデザインや機能性が良くて館内の綺麗さや設備に好感を持つ。お棺を運ぶ機械というのは少し面白い。それからご飯を食べて解散して、夕方にまた葬儀場に戻って通夜が6時から始まってお経が始まった。祖母が学会に少しだけ参加していたので昨日に続き学会の人がお経を唱えてくれた。数人来てくれたが印象は悪くなかった。ただ最後に亡くなった祖母に名誉称号を授与とか言っていたのは「いらないな」と思った。27日は葬式で昼から親族で集まった。おばがポケモンGOをずっとやっていて、息子のポケモンカードをたくさん持ってきて今の値段は数万円とか話していた印象が強かった。葬儀はまた学会が読経をして1時間くらいで近くの墓に行く。そこで花を飾って4度目の読経を聞いて葬儀は終わった。以前は効率が悪いとかここまでやる必要ある?と思ったが、これだけやればお腹一杯という感じがして亡くなった人も寂しくないだろうと勝手に思う事も出来た。今月は疲れが取れない日が多くて29日からは平日にする縄跳びを200回から100回に減らした。ほんの数分跳ねるだけだけど目の下に疲れが出るほどだった。◆読んだ本「俺に墜ちなよ」レディースのコミック、メインの1話と2話は35歳のOLが10歳年下の男(イケメン)に強引に抱かれて、いろいろ不安はあるものの結婚までいくという話。他は似たような話。この手の本を読むと男が強姦の罪で捕まってもおかしくない。「50からは、毎日が一期一会」生活評論家の生活アドバイス本ではあるが自己啓発本。老人へと向かう人の力が抜けすぎた本。「50歳を過ぎたら、もう人との出会いは一期一会になってくる」「50を過ぎても夢を追うのはつらい事」「完全を求めない」「変化を恐れず、歩みを止めない」、この書いた人ほど働くことが好きではないがわりと納得するものはあった。残りの人生は長くない。「いま、殺りにいきます」ホラーのショートショート。文章が短そうだから読みやすいかと思ったけど、どの話もきつかった。31話のうち10話くらいは寝込みを襲われて女が暴力を受けるという話が多すぎだし、話の最後は「(その部屋から)引っ越した」「(怖い目に遭って)仕事をやめた」。何か否定して終わるを繰り返すだけで、まさに駅で買われてすぐ駅で捨てられる本って感じだ。怖さを少ないページで表現するには気持ち悪さと暴力しか無いのかなと少し思う。ところで毎月本棚の本を読んで本を減らしているけど辞書はいつ捨てようか悩む。学校では一生ものの本とか言っていたけど、刑務所にでも行かない限り読む事はないと思う。◆18日から大阪に出かけた。翌週に行われる神戸と名古屋の試合のチケットが取れなくて、すでに買った近鉄の券を転売するのも嫌だったので行ったことが無いJ3のFC大阪の試合とお笑いでも見ようと思った。日程的には13時の奈良の試合を見て19時のFC大阪の2試合ハシゴで行くのはアリだが日々の疲れで早起きしたくなかった。でも奈良市の競技場と大阪花園は近鉄で近いと調べてわかった。今回大失敗したのは服装が薄かったことだ。毎週イオンに行く服装で向かったらもう寒くて、周りの人はほとんどダウンやコートを着ているのに自分だけ黒いウインドブレーカーは大失敗だった。大阪に向かう電車からもずっと小雨で山には薄っすらと小雪が積もっていた。現地でも小雨だったらどうしようかと思ったけど東大阪に着くと天気も晴れてきて良かった。東花園駅に着いたら駅前のキンショウという近鉄スーパーでおにぎりとパンを買って、前の100均でカイロと甘栗を買う。花園は久しぶりに来たけど前来た思い出が頭に1%も残ってなかった。スタジアムはかなり大きくてラグビーワールドカップのために改築したのだそうだ。ゴール裏が入り口というのが変わっている。とりあえず19時の試合まで時間があるので14時からライオンズクラブ主催のイベントステージをずっと見ることにした。まず子供達のダンスの発表が続く。結構お客さん多いと思ったらほぼ全員親家族だった。おそらくこの人達で試合を見る人は10%も居なかったろう。70代のおじさんおばさんがダンスしているのが印象的で「人前ではじける」って姿はこれぞ大阪って感じだった。それから役所の災害案内のあと、龍踊りと呼ばれるだんじりで流れる曲で踊る不思議な踊りを見る。ライオンズクラブのマスコットも踊っていてシュールだ。次に南京玉すだれをおばさん達がやっていて久しぶりに見て面白かった。口調がイベント慣れしていて芸人かと思うくらいで、すだれでサッカーゴールとボールを使って演技するのは単純に「すごいな」と思った。それから奈良育英中学高校の吹奏楽の演奏があった。美少女かというような子が居たけど後で思えば若いというだけで学生は全員美男美女に思える傾向が最近自分にある。最後に東大阪で活動するジャズバンドの演奏。迫力もあってノリノリでスタジアムに行く人はかなり足を止めた。有料ライブをするのも納得。この日はライオンズクラブの活動もずっと見ていて全員お互いが支え合って、こういうイベントしたり花を植えたり社会をよくするための活動は好感持てるし、友達や仲間ができそうで温かそうでいいものだなと思ったけど、後で調べたら年会費30万円を支払うってのは自分からしたら震える額だった。スタジアムの中に入るとどう見てもJ1クラスでなかなかのスケールに驚く。あとで見たら3万人も入らないがJ3には勿体ないくらいに思ってしまった。試合の方はFC大阪が前半押していて勝ちそうだったけど、後半宮崎の猛攻を受けて終盤に失点して引き分けで惜しかった。観客数は2400人足らずしか来ていなかったものの近い未来に長崎くらいの強さと成績になるのでは?という予感を感じた。あとここで何十枚も写真を撮ったけどデジカメのカードの不調で1枚も残らなかった。カードが異常ですと表示が出たら一旦電源消すといいかもしれない。夜は難波宿泊で夜10時くらいだと安い店は少なくて金龍ラーメンも満席、仕方なく吉野家で食べたが高いし美味く感じなかった。ホテルのレストランにすべきだった・・・19日は朝起きたら筋肉痛と疲れで眠い。朝風呂を浴びたあと9時半までに吉本漫才劇場に行こうと計画していたが、ホテルから片道10分弱急いで劇場に向かうのもだるくて断念。とりあえず何か食べようと南海難波駅のバーガーキングで朝食をゆっくり食べる。ネットニュースで美味いというコメントばかり見たけど普通。それから難波八阪神社に向かう。ここは神社の建物がとんでもなく目立つ建物で巨大な狛犬が建物と合体しているのが面白くて一回は見て見たかった。場所は地味な場所だけど南海難波駅から近い。着いてみるとそこそこ人が居た。写真を何枚も撮ったけど外国人は半分くらい来ていて難波は外国人だらけに思った。天気も良くて和服姿の新郎新婦も居て結構いい雰囲気だ。神社を出た後キャベツ焼きを食べて、吉本新喜劇の近くの松屋という牛丼屋じゃない定食屋でカツ丼うどんのセットを600円で食べる。確かに安いし古い店に好感あるが味は普通過ぎたか、それからもう土産を買って三重に帰った。まだ昼12時半だったけど疲れとダルさが普通ではなかった。もう若さなどどこにもない。



2023年10月
は2日から急に涼しくなった。会社がエアコンを使わないくらい自然の冷房は強い。以前は夏が過ぎるのに強い寂しさがあったけど今年は早く終われと強く思う日々だった。でも5日から寒くて乾燥した日も出てきて冬を感じる。8〜10日の連休はほとんど部屋で休んでいた。何とも言えない疲れとダルさと無気力があってどうしようもなかった。思えば今月は常にこの状態だった。でも捨てようと思った手塚治虫の本を連休中に読めたのは良かった。自分は本を捨てるのが惜しく思う性格で本は滅多に腐らないし20年30年平気で持つし、田舎だから置く場所もある。でも70年前の漫画と思うと捨てたいと思った。10日はマックスバリュで半額の総菜パンが安く感じて11個も買ってしまった。再来週も食う覚悟で買ったものの流石に多すぎで、月に2回昼に行く外食の時に車の中でパン消化に充てるほどだった。16日は前日に送ったゲームの荷物が送り返されていた。お客さんに送る紙と控えを逆に入れて送っていた。そして控えの紙を入れ替えれば良かったのに、こういう時に限って控えの紙はコンビニのごみ箱にすぐ捨てていて困った。そういえば知らない携帯電話がかかっていたのは郵便局だったのかと思った。こんな電話は少し勇気出してかけ直すべきと知る。あと16日にネットフリックス視聴期間2カ月が終わった。15日0時1分に終了かと思ったら15日も視聴期間含んでいるという意味だった。経験としてサブスクがどんなものか見れて良かった。レンタルDVDなら5作品を机の上に置いて制覇していく楽しみもあるが、数千の作品が見放題は思った以上に心地良くて、ゲオにはないSFやドキュメンタリーも結構見れた。途中でPC消しても止めた映像の地点から自動再生もできる。それ以上にDVDを毎週返しに行かなくていいという点が一番大きい、DVDのために車を走らせたことが多すぎだし延滞料も気にしなくていいのも大きい。以前 夢の中でDVD返すのを忘れて延滞金百万円に焦って目が覚めたことがある。ネトフリにはいろんな国の作品があってここでしか見れない作品もあり、声優がいろんな作品で人にあまり見られなくても頑張っているのもわかった。欠点としては逆に作品が多すぎて、最後に見れなかった作品があるという残念感を抱えてしまう事だ。そして頑張れば1日2本見れるけど1時間見るだけでもうだるくなる。映画見るのにハマっている時なら2か月で60作以上見れたと思うが、スイッチのゲームに夢中の今はそこまで見たい熱も湧かない。見たのは半分以上1時間半以下の作品ばかりだ。またyoutubeの短い動画に慣れ過ぎて2時間映画見るのが苦痛に思う時が多い。まず10分過ぎたら一時停止したくなって見終わるのに4時間過ぎている場合もある。あと見れる期間2か月は長かった。途中でダレて見ない日もあったし1カ月だけでいい。用途としてはサッカーの無い時期に見たり大怪我した時は使えるし、街のゲオが急に消えてもダメージはほぼ無くなることだ。22日は母方の祖母が98歳で老人ホームに入るから家の中の荷物を片付けに来て欲しいと叔父さんに言われて、父母と朝8時に起きて道具を揃えて軽トラ2台借りて向かった。20代の時なら嫌悪感ある話だけど毎日同じことの繰り返しなので逆に変わった出来事みたいに思うようになっている。荷物(ゴミ)を積んで最終処分場に向かうんだけど市の隅にあるから往復1時間を3回したのは地味に疲れた。最初は叔父さん一人で毎日コツコツと整理してゴミの日に出せよと思ったが、効率という面で言えばこれがベストに違いなくて6人で始めて13時半に終わった。叔父は人付き合いだけは上手くて、来てくれた人にジュースやお茶を出して昼は寿司を出して、ケーキとギフトカード5千円くれたのは仕事を終えて悪い感じしないなと思った。29日は家の前の草を刈った。◆「手塚治虫作品集19緑の猫」部屋の本を減らすために読んだ本、この本は1993年に出ているけど漫画の内容は1956年前後に手塚治虫が描いたものだ。1作目「緑の猫」は未来予知や強いビームを放つ緑の猫に頼りきった少年と猫の末路を描く。緑の猫が両親と考えると親に頼りきった人の多い現代でも通用する話だ。2作目「宇宙空港」宇宙空港を舞台にした子供誘拐犯を探す物語。3作目「来るべき人間」地球は放射能でめちゃくちゃになり、金星から帰った日本人達が悪人達と争いながらも最後もう一度地球から出直そうとする。4作目「白骨船長」月の裏側に子供を捨てに行く船長だが、実は地球が滅んだ時のために若い世代を未来に託すため月に住まわせていたという話だった。なんと回りくどいんだろう。「手塚治虫初期傑作集8地球の悪魔」これも1954年頃描かれた漫画作品4つだ。最後の注釈に黒人の描き方が良くないと書かれていること自体に古さを感じる。1作目「地球の悪魔」田舎に地下都市を建設するのに犠牲になる子供や取り巻く人たちの物語。黒幕は人類に悪いことを考えさせる悪魔ってのが奇妙だった。2作目「38度線上の怪物」人体に潜り込んでしまった少年と父は結核と白血球の戦争の行方を見る。2周目見るのに向いている。3作目「世界を滅ぼす男」少年は戦場で戦闘機に乗り兄のかたきに打とうとするが同士討ちになる。2人は助け合って島で生活するもののまた戦場で戦うことになる・・・4作目「大洪水時代」身内に原子力基地を知られ監禁したものの、その基地の爆発によって大津波が発生していろんなものが犠牲になる。「鳥人大系」人類が鳥類に侵略されていく様を描く手塚治虫の作品。学生の時に読んで鬱になったがやはり名作・・というか手塚治虫は名作ばかり作り続けているからこんなこと言うのも失礼か。まず東京で鳥に知識を付けようとしている男の話から始まり、鳥がマッチで家々を焼き払い出したり、宇宙人が鳥に頭をよくする食べ物を撒き、鳥と人類の共生まで行って、数千年後に人類は原始人まで堕ちて鳥人に支配される。はっきり言って「猿の惑星」に強い影響を受けた漫画と思うわけだけど、人が反乱を起こして鳥を殺して食べる姿に鳥人は許せないと思ったり、鳥同士が殺し合って食べる姿に手塚治虫らしさもあり、最後にこの星は鳥ではなく虫が支配すべきなのですと虫型の宇宙人が宇宙議会で訴える終わりはブラックだ。久々読んで手塚作品にノスタルジーを感じるものの、作中にあるような戦争が今現代も世界のどこかで戦争をしていて、機械は発達しても人類は進歩しないと改めて思った。「やる気が無くてどうしょうもない僕を救ってくれる本」やる気が薄い人間を救う78の方法が描かれた自己啓発本。内容としてはワンピースなどの漫画の名場面を思い出して熱くなれなど30代という若さを感じる。アメリカで会計士の仕事したり家賃収入だけで余裕で暮らせるくらい頭もいい人の本なので、あと少しだけ頑張ってみようなどという話も多くて努力するのが得意なのがうかがえる。5つくらい参考になった中で「溜まっているものは丸1日目一杯やってみよう」というのはいいアイデアで、ほんと土日に溜まっている本の消化や絵を描いたりしてみようと思った。「たぶんきっと恋気分」その昔、講談社X文庫と呼ばれる薄ピンク色の小中学の女子が読む恋愛小説の文庫シリーズがあった。10代前半の自分でも薄い内容と思うような本だけど、図書館で除籍となっていたので数冊拾って読んでみた。この本は中学でネクラ少女が寮付きの遠い高校に行って、今度は可愛くキャラを作って彼氏を作って、高校生活を華やかに過ごそうと自分を変えようとする。今の言葉で言うのなら「高校デビュー」という物語だ。可愛く頑張っていて憧れの先輩に抱かれる寸前まで行くが遊んでいることを知り、悩んで自分の精神世界に迷い込む。本当の自分とは何なのか・・・結局自分は無理をしていただけで中学の自分を知っていた男と一緒になって終わり。高1でタコハイ飲んでいるのを寮長が見逃していたり、窮地に女を守ろうとしない男は駄目だと先生が言うのは良かった。子供は大人達に見守られていたんだなと今さらわかる。本が出た1987年は昭和62年でやる事なす事すべて古いが普遍的なものも感じた。80年代の文化と現代をミックスした物語があれば面白そうと思ったが、「ぐわーん!」って言葉とか今は通用しないだろう。作者の吉田ちかで検索しても有名youtuberしか見つからず、あとがきで相談した当時の大人気作家も32歳で交通事故で死んでいた。「ノゾ×キミ(全8巻)」近所のノゾミに弱みを握られたミキオはベランダ越しに見えるノゾミの裸を見せられたり、ノゾミの頼みを協力していくラブエロコメ漫画。物語はやがて2人が他の人の恋愛や高校のミニ事件を解決させたり、2人の中に入ろうとする女が出たり、銭湯や修学旅行など昭和テイストある話が展開されていく。最後は親友の女とノゾミのどっちを取るか迷ってノゾミに本心を打ち明けて物語は終わる。読んでいてきつかった・・・少年の時ならニヤニヤしながら読めたかもしれないけど、こんな少女居ないだろう100%でリアリティを最近求める自分に合わな過ぎた。そもそもキミオもこれだけノゾミやいろんな女子高生とぶつかるなら胸が触れるくらい2巻くらいで慣れるだろうと思ってしまう。少し読んで読むのやめていたけど28日土曜に頑張って読み終えた。5年くらい本棚に8冊置いてあってやっと捨てられて良かった。同じ少年漫画のラブコメでも以前読んだ「ラブひな」が面白かったのは、「東京大学物語」序盤のような勉強をして夢に向かう向上心と、話も練られて面白くてエロはわりととっておきだったからだ。この漫画は最終的にどこに向かっているのかわからなかった。みんなが楽しんでニヤければいいだけの漫画でもいいと思うが、ヒロインのノゾミがサバサバし過ぎでこういうので興奮するの?って冷めてる感じがすごいある。おそらく作者の心情もこれと同じだろうと思った。そうでないと1話に数回のパンチラなど何の迷いもなく描けないだろう。漫画を描くのがどれだけ大変か少し知っているから、この質の週刊連載漫画に悪いことは書くのは失礼だが・・・今の時代に「能力」や「SF設定」を使わず勝負しているのは良かった。◆見た映像「リム・オブ・ザ・ワールド」アメリカロサンゼルスのキャンプに参加した気の弱い少年は子供達が集まるキャンプでエイリアンに襲われ、宇宙飛行士に託された鍵を持って地球を救うために3人の仲間と共に旅へ向かう。普通に子供向け映画でヒロインの女の子が中国人って設定が少し変わっている。よく聞くアメリカのサマーキャンプがこれなのかと思う。これを見てゲームのMOTHER2を映画化すると、こんな風になってしまうんだろうなって思った。あとネトフリ独占作品は映画よりドキュメンタリーの方が圧倒的に面白い気がする。「監視資本主義 デジタル社会がもたらす光と影」スマホやyoutubeを見ているだけで情報は操作されている危なさを伝えるドキュメンタリー。ネットに夢中にさせるために面白い話題が載ったり、無茶なニュースを載せたり、それがすべてAIによって自動に判断されている・・・商売としては正解だけど評価を求めるあまり現実に自殺する十代女子が増えたり、民主主義が崩壊し始めている国が出ている問題も出てきた。グーグルやフェイスブックやツイッターを作った人の頭の良さが伝わる内容だけど、はたしてそこまで悪い事なのかと思いもする。それは自分がスマホ持ってなく、フェイスブックも空気同然でyoutubeも音楽動画ばかり見るから実害が無いからかもしれない。動画タイトルは「ザ・ソーシャル・ジレンマ」の原題の方が良かった。「教えて?ネコのココロ」猫の事を紹介したドキュメンタリー。猫は犬ほど研究されていないとか日本は犬より猫が人気とか、犬からしたら人間は神だけど猫からしたら自分は神だとか、人間は猫の機嫌を取るのが信頼につながるとか、大昔から猫は飼われていてネズミを駆逐するのに役立ってきて世界中に人間が広めたとかは大体知ってる。でもアメリカの猫は初めての場所でも臆しないけど、日本の猫は家で飼う事が多いから社交性が弱いというのは少し面白い。国民性ならぬ国猫性みたいものがあるのかもしれない。全体的に見れば薄味のドキュメンタリーで猫は最高にかわいいと思うわけだが、猫を飼っている人の車がとてつもなく汚くて臭かったのを思い出してしまう。臭いが気にならないほど乗ってる人は猫が好きなのだろうが・・・。「地球外少年少女」近未来宇宙旅行に出かけた少年少女は宇宙ステーションに滞在すると事故が発生し、生存して生き延びようとする。それはやがて地球に衝突する隕石を計画するテロリストとの対決となる。ステーション内の動画生配信とAIの圧倒的存在と未来予測、マスコットのような端末がそばに浮いていて手の甲がスマホになっていたり、裏切者の存在やネトフリに似合うオリジナルアニメに思った。未来は変えられるというメッセージも良かった。「アポロ10号1/2:宇宙時代のアドベンチャー」1960年代のアメリカのNASA近くで過ごした子供時代を思い起こすアニメ映像、正直言ってただ1960年代のアメリカの少年時代はこうだったよというだけの話だ。あの当時の子供たちは多く、危険な遊びをして先生に暴力を受け、時速100qを越える車の荷台に乗って海に行き、虫を殺すために害のある薬をまき、テレビでは宇宙開発の影響でSF映画が多かった・・・日本と似ている部分もあればやっぱり先進国だったなと思う面は面白かった。話盛り上げないといけないのはわかるが自分も宇宙に行ったという妄想のシーンは必要ないかな。「愛しているって言っておくね」10分弱のアニメ。冷めきった夫婦にはかつて子供がいた。子供は学校の銃撃事件で亡くなった・・・救いはないが・・・自分でもちょっと作れそうなアニメと思ってしまった。「神在月のこども」小学生の少女は亡くなった母が忘れられずにつらい日々を送っていた。自分が走ったせいで母が死んでしまったのだと・・・やがて母と自分は韋駄天の子孫と知り、因幡の白うさぎのシロと鬼の少年と共に止まった時間の中で出雲大社を目指す。正直言って・・・主人公の声がすごく合わない気がして仕方がない。千と千尋の主人公の声?と思ったら全然違っていて鬼の少年がハクの声優だった。走ることがテーマならもっと走るシーンがあってもいいかなと思う。とんでもない距離を機械無しで進むのだし。島根県の公民館で流れそうな映画に思った。「密航者」地球から宇宙に出て数時間後、二酸化炭素を放出する機械の中で黒人男性が倒れていた。それで機械も壊れて酸素不足で死にそうだからどうするかという物語。宇宙飛行士は密航者に最悪の場合自殺して欲しいと勧めるが・・優しい船員しかいないこの船では宇宙船外に出て他の船から酸素を取ってこようとする・・・この映画で盛り上がるのは「密航者が居た」最後の「船外活動中に太陽嵐が来た」だけと言っていい。登場人物は4人のみ、最後に酸素を宇宙空間に落としてしまって一番若い女が強い紫外線に倒れ掛かりながら、また外に出て酸素を取って来たところで終わる。SF映画らしい静かな最後だけど、人口重力のおかげで重力無しの映像は安っぽすぎる。面白いかと言われたらマニアしか楽しめない気がする。「マッチメーカー」既婚の男は会社で働く女性に心奪われ、やがて郊外にあるホテルに向かうとそこから出られなくなっていた・・・物語の説明は少なくて考えるより感じろというタイプのアラブ映画だが、内容は全然理解できなかった。ただ中東の文化を少し知れてよかった。服が白装束というだけでパソコンもスマホも操作して、隣の部屋のOLが気になるなど、やっていることは日本人とあまり変わらないと思ったりした。「ミッドナイトゴスペル」地球とも異世界とも違う不思議な世界に住むその男は宇宙の様子を配信して自分の人生を変えようとする。どう説明すればわからないけどアメリカの変なアニメ全8話だ。絵はアメリカの平面アニメで色も変な使い方で奇妙奇天烈、主に他の星に中継に行き、そこで他の生き物に転生してすれ違う人に走ったり追いかけたり戦ったりしながらインタビューをする。そのインタビューは禅問答のような哲学のような人生訓のような糞のような役に立つような立たないようなスゴイ何かを感じる。最後にガンで亡くなる母にインタビューできたのは感動的だ。不満点は会話速度が速く、文字を追ってる時にアニメもすごく動いていて目が追い付けない。またインタビュー内容とアニメの内容は別物なのでその整合性はよくわからない。ただ刺激は少しあった。「詩季織々」中国の都市を舞台にした3つのアニメ物語。中国から来るニュースはロクなニュースは無いけど、これだけ見ると文字が漢字以外はさほど日本と変わらないなと思いもした。1作目のビーフンの思い出を巡る物語、この中で一番味があって面白かった。2作目はトップモデルと学生の姉妹の絆を描いた物語。最後は行く高校をお互い伝えられずにすれ違いとなり最後に出会う物語。いや、大事なことはテープとか他人に任せず面と向かって伝えろよと誰もが突っ込みたくなる。これらを作ったのは日本のアニメ会社みたいだが中国の資本を感じる。「失くした体」手首だけになった手が動き出し何かに向かって進みだす・・・。序盤に手首だけが動き出してネズミや虫に追われたりして面白いが、やがて手の持ち主の人生や過去も追っていくが・・・暗い、圧倒的に話が暗い。80分と短いアニメ映画なのに途中で止めること数回・・・幸せな少年時代だったのに音楽家の両親は事故で死に、預けられた家でも苦しみ、ピザ屋のバイトでも上手くいかず、見つけた仕事先で図書館に勤める女にフラれ、木を切る機械で手首を失う。最後は自殺して終わるのか?と思いきや、そうでもなかったみたいだけど、鉄塔に登って「フォーッ!」じゃないだろと思う。手を失ったこの褐色で眼鏡の男に未来はあるのか?という話だ。「トロールズ:みんなのハッピーホリデー!」ネトフリ視聴が終わりそうなので明るそうなモノを見てみた。見た事はなかったがこれはトロールという映画の番外編で、クリスマス用の短編だ。トロールと呼ばれる小さくて明るい生き物が、毎日つまらなさそうにしている大きくて不細工な生き物のためにホリデーを祝いに行くという話。祝いに行ったら失敗したけど、その気持ちが通じて祝い返されて少しハッピーな気持ちで終われた。声優の清水理沙が歌に演技にすごい頑張っていた。「アニメ世界への扉」アメリカ人が日本のアニメについて少し掘り下げるドキュメンタリー。予想に反して思った以上に面白くなかった。テレビで何回も報道している程度の内容で、自分がこれまで見てきた映像を上回ったことは何もない。「日本人は静かな電車内やゴミの無い都会を見ても規律正しい、でもアニメは過激なものがあったり、反社会的なものがある」・・・いつものパターンだ。映像は権利的な関係からかネットフリックスに寄り過ぎた内容だった。「健康って何?」アメリカの食事や健康に対するドキュメンタリーは奇妙で興味があるので見た。ガンになりやすい家系と思っていた撮影者は、ガンの研究機関が揃ってスポンサーの牛肉会社やファストフードが並んでいることを知り絶望する。それを調べ続けて捕まった人も居たり、養豚場の近くで苦しむ家族の姿も映した。牛肉豚肉鶏肉だけでなく、卵や牛乳も良くないというというのは正しいかはともかく少し意外だった。そして最後は菜食主義者でいいじゃないかって感じで終わる。この動画でわかったことはヴィーガンというモノがなぜ存在するのか少し垣間見たということ。食べ物に溢れすぎている国だから肉と肥満の世界に漬かっているから脱出したい人も居るという事だ。あとシークバーを下に設定して見ると映像は見やすい。「空のハシゴ ツァイ・グオチャンの夜空のアート」中国の芸術家のドキュメンタリー、中国の芸術家の息子だった男は芸術を学び、日本に渡って言葉も芸術も学んでアメリカで事務所を構えるほどの芸術家となる。見た感想としてはこの男がうらやましく感じた。世界中に花火作品を見せて、故郷の中国で五輪の演出家として活躍し、亡くなる前に祖母に大芸術作品たる空のハシゴを見せるなんて芸術家冥利に尽きる。そしてタイトルの空のハシゴもすごくいい作品だった。数百万円程度でできる作品ではなくこれだけのプロジェクトを実行して成功させるのがすごい。中国では政治家たちと意見の相違はあるが妥協してでも仕事をするのにプロとして尊敬もできる。よく日本の花火は世界一なんて報道を見て信じていたけど、これを見ると「中国が一番かも」と思った。「ヘッドスペースの睡眠ガイド」眠りについてアニメで説明された全7回の作品。アニメは毎回前半は眠りのメカニズムを解説して後半は眠りやすくなるエクササイズを紹介。この後半が静かな映像で声を聴くと催眠術を浴びてる気分だ・・・見ていて本当にまぶたが落ちるほど眠くなる作品だったし、思い出すたびに眠くなるくらい。よくこんな眠くなりやすいナレーターを探したものだと感心した。「フェイフェイと月の冒険」母を亡くして涙にくれる娘の前に、父は新しく再婚相手を連れてきて頭のおかしい息子も居る。娘はどうすればいいか思い悩んで母がおとぎ話をした月に行こうとする中華系CGアニメ映画。月に行く手段は荒唐無稽で子供がどれだけ賢くても建設中のリニアカーを利用して宇宙に向かい、月からの使者が出てくるのは流石にアニメ過ぎる。そこからは宇宙で月の女王に会って土産物を探すのだと言われて義弟と一緒に喋る鳥やカエルと月を冒険する。最後は夢落ちでなく普通に戻って新しい家族と新しい生活をして終わる。普遍的なテーマでアニメはやはり国境も政治もあまり無いなと適当に思った。「3分間の再会」アメリカとメキシコの国境で長年引き裂かれた家族が3分間の模様を写したドキュメンタリー。他のドキュメンタリーは面白かったけどこれはイマイチ。ただ抱き合って泣いて喜ぶ家族が映し出されるだけで別に家族の物語とかはない。理由もわからず書くけど、家族が引き裂かれたのは単純にメキシコ人がアメリカに密入国したからでは?とか思ったし、そのあたりについて言及もされていない。ドキュメンタリーを作ろうとして失敗したように見える。「ニルマル・プルジャ不可能を可能にした登山家」世界にあるネパール近郊の8千メートル級の山14座を制覇する男のドキュメンタリー。ネパール人でイギリスの特殊部隊で働いていたところ、戦地で九死に一生を得たことで自分の好きな事をやりだしたバックボーンは何か良い。英語もペラペラで映像もしっかりしていて説得力がある。でも8千m級の山から下山してすぐ遭難者を救助に向かったり、他の山でも遭難者に酸素をあげたのに遭難者は死んでしまい、自身も酸素不足で幻覚を見ながら下山したり、記録を作ろうとするのに邪魔が多すぎる。最後に中国が登山禁止にしている山になんとか許可を貰って登るあたりも全部クリアしてから挑戦しろよと思ってしまう。ただこのニルマル・プルジャという男はまるで正義の味方のような顔で笑顔が多く、母のために山を登るのをやめようかと考えたりしてナイスガイ過ぎて好感度はずっと高かった。人は山に登る時にシェルパに助けてもらったと言わずに、ちゃんとシェルパの名前を言うべきなんて正論過ぎる。「最後の祈り」医療現場で後は死ぬしかないような状況なら医師たちはどう判断するかのドキュメンタリー・・・これもイマイチかな・・・◆遊んだゲーム「メアリスケルターFinale(135時間以上)」美少女ダンジョンRPGメアリスケルター3作目。1作目は結構面白かったので2を飛ばしてFを購入。2を飛ばしたのは1で地下世界に広がるジェイルと呼ばれる監獄をやっと脱出して終わったのに、2でまた監獄に入っている少し焼き直し設定に戻ったことだ。そこでFで過去のシナリオも再確認できるので2のシナリオを読んでみた。2を飛ばした判断は・・・このゲームに関しては失敗だったと思う。まず過去のシナリオを読んでみると音声無しとはいえ小説1冊分くらい長くて、読むのに10時間かかったのでは・・・それだったらソフトを買って遊べという話だ。また2というかダンジョンRPG自体が自分は面白いから普通に楽しめる。ストーリーは新ヒロイン2人を中心に、1で仲間になる順番が逆で最後に仲間になるのはアリスというのが面白い。そして最終章はいくつかの謎が解け、ラスボスを倒したあと血式少女が次々と亡くなっていくのはベタだけど泣ける展開だった。こうならない未来を創るために世界を塗り替える力を使って・・・1につながるがそれも考えさせられる。Fは地上に出た血式少女達が見たものは人を大量に人を虐殺する処刑台少女と呼ばれる強すぎる悪の血式少女達で、全員がそこで6つのチームにバラバラになってしまう。それから3チームにまで絞られダンジョン探索となる。3つは多いと思ったけどやれば普通に面白かった。主役級のチームと準主役級のチームと変な子が多いチームという仕分けがわかりやすかった。血式少女も15人居たら使わないキャラばかりになるから上手く分けたなと思う。そして3チームとも合流することはないけど、最後のダンジョンで鏡張りの部屋で3チームが対面するのは面白かった。このシーンを作るために引っ張った感じすらある。またあるチームが扉の鍵を取ったら他のチームにゴミ箱使って間接的に渡したり、他のチームがスイッチを押して進めるようになったり、間接的な協力は他のゲームにない。それに育てる楽しみも3倍になった。悪く言えば手間はかかるが育てる楽しみがあるからやりがいもある。ストーリーは3チームとも謎を抱えているのが良い引っぱりになっている。主人公以外の血式少年は実は前作のラスボスが転生した男というのが面白い。そして脇役の男が実は悪役で悪の血式少女を操っていた。何度世界を塗り替えても上手くいかない・・・そしてラスボスを倒した主人公ジャックが選んだ望みは「何もいらない」だった。抽象的な願いだだけど世界は平和になり血式少女も力を失くして物語は終わった。これだけプレーすると寂しさは強い。ゲームに関しては3Dダンジョン探索は楽しいが、イベントが発生してキャラが喋り出すとテンポが悪くなる。萌えアニメ並の寸劇を10分間ボーっと見るのもダルいが声優の熱演を無視するのは無理だ。そして結局で言えばこのアニメ劇に慣れてしまう。こういうシーンも楽しまないとゲームとして成立しないと思うくらいに。終わってみれば雑魚の色違い9種類居たり、普通の戦闘に味が弱くて手抜き過ぎだとか、ボスも特徴が無いとか、3つのパーティの特徴が似たり寄ったりだったとか、全体攻撃×2使うザコが2匹居て先制されたら即全滅されるなど欠点は目につくものの、F単体で120時間、おまけの恋愛アドベンチャーゲームと1と2の声無しのイベントも観れるなどお腹一杯過ぎてこれだけ遊べれば十分だ。中古で遊んで作ったメーカーに申し訳ないと思うほどに。




2023年9月
は昼間30度から徐々に冷えていく日々のはずが半ばからまた30度以上の気温の日が戻ってきた。でも夜は涼しく鈴虫の音が心地良く眠りやすい。2日からゼルダを再封印。宝箱とコログ探しているだけで面白過ぎるんだけど、いまだに1日2〜3時間やってしまうのは流石にヤバい。3日は長文に本屋大賞15年分の本を読み終えて・・を載せる。7日から台風が来て2日間エアコン効いた部屋のように涼しくなる。この日からパソコンを起動すると急激なファン音が5秒鳴ってRTC BADと出る。購入して1年8カ月でこれは少し早い。16〜18日の3連休はゲームと本とネトフリ消化で過ごした。盆から毎日見ていたネットフリックスは最初の3週間くらいで見るのに疲れてしまった。物語もドキュメンタリーを楽しむのも面白いが、youtubeで音楽を聴いたりゲームをしたり、何もないような時間を過ごす方が心休まる。たとえ何の心に残らない無為の時間だとしても。今月話題になったニュースはジャニーズ事務所の創立者のジャニー喜多川が少年に性暴力を働き続けた事件が再びフォーカスされた。ジャニー喜多川が亡くなってから騒ぐのもなんだし、その犯罪を知りながらもジャニーズ事務所の圧力に長年屈し続けたメディアはどうなんだろうと思った。それにしても食べ物の値段が上がってきて困る。かつて4本で100円だったバナナは150円も珍しくなく、カップ麺もセールで100円以上が普通だ。あらゆるものが値上げしている。◆読んだ本「となりの林檎」隣に引っ越してきた男性に惹かれるOL、実は仕事場でも一緒で困惑しながらも惹かれていく。漫画アクションで連載していただけにいろいろゆるい。「ショートピース」ある鎌倉の高校に映像研究会は有名で、映像を取ってもらおうとする登場人物達は、監督の独善と奇妙さに不快になりながらも完成した映像に涙を流していくいくつもの話。いい感じの話に感じるが1巻から続きは今のところ無い。作者は他で書いているアオアシがヒットして当分サッカー漫画を描きそうだ。「ゲシュタルト(全3巻)」突如空に浮かんだ文字に吸い込まれ、いろんな国から集まった人達に能力が与えられ、いかにも悪そうな者にこれから全人類を殺していただきますと言われるバトル漫画。いろんな国に飛ばされたり、天使と戦ったり、コンピューターを駆使した絵や無機物な敵を見るとガンツを思い出してばかり。漫画として3巻しか続かなかったのは「ガンツに似ている」ですべて片付きそうな気がする。また登場人物の能力説明もないのがわかりづらく、主人公が水素の力を持っているのが強いのかどうかよくわからなかった。最後主人公が悪者をぶちのめした瞬間から時が戻ったと思いきや、もう一度戦ってもらいます‥で終了。それよりヤンマガがやっていた作者が編集を選ぶ企画はこれだけハイレベルじゃないと相手されないんだと思った。「ヘルドッグス地獄の犬たち(全5巻)」関東最大のヤクザ組織に潜り込んだ警察官は元警察官のヤクザトップを追い詰める。フェイスオフに少し似ていて龍が如くを少し思い出す漫画。主人公はヤクザの武闘派で平気で悪党を殺していき拷問も平気でやるが隠れて吐いている。組織で生きていく中で仲間に友情を感じていくが、自分は警察官として生きると何度も思い返して要所要所で仲間のヤクザ達を裏切る。最終的に弟分や親ヤクザも殺してトップまで追いつめるが銃で撃たれて警察に助けられて終わった。終盤はこれだけ人を殺したからには死ぬか、警察官に戻るのか、ヤクザのトップになるのか気になったけど、どちらも選ばず両方から追われても一人で生きようとする・・・悪くない終わりと思ったけど、ヤクザに捕まって拷問されて死ぬ終わりしか見えない。警察官として指示する上司にお前は殺戮欲があるから、もうヤクザのトップになれよと笑われるのが真を突いていた。「バタフライエフェクト世界を変える力」大きな行動・偉大な行動は小さなものから始まった見本を描いた薄い自己啓発本。だからって見本に描いたのがアメリカの副大統領とかノーベル平和賞取った人は例えが極端すぎる。解説は宣伝臭が強くて×。「ヨシノズイカラ(全3巻)」離島に住む漫画家の30歳の男は鳴かず飛ばずの生活をしていたが、離島を舞台にした漫画がミドルヒットすることにより徐々に人生が変わっていく。この漫画の作者は離島を舞台にした漫画でヒットした経験もあり、それを元にしたいわゆる漫画家漫画だ。離島としてのつらさや漫画家としての嬉しさ、いろんなものを味わいながらわりと早く3巻で終わる。近所に住む少女が漫画のキャラの超ファンで、そのキャラ以外は漫画家に価値はないと見るふしは面白かった。この少女をもっと出れば面白かったように思うが、それこそこの少女が言うようにオタに媚びたロりキャラかもしれない。「お隣の魔法使い 始まりは一つの呪文」隣に引っ越してきた男が気になる少女の交流を描く。不思議の国のアリス感あるラノベで正直特に感想はない。17年前に出ていてこれが4巻まで続いたとは。作者は他の作品で何作も本を出した実績は大事だなと思った。◆見た映像「アニマ」地下鉄で出会った女性を追う男性の無言ダンス劇。15分だから見たが芸術的で割と面白かった。こういう舞台にお金払って見たい。「エクスティンクション 地球奪還」近未来の世界。結婚して子供も二人いる幸せな男は働きながらも何かと戦った記憶がフラッシュバックする。そしてある晩に空から大勢の何かに襲撃され、そこからは謎の敵と戦いながらも家族で逃げるが、逃げている最中に妻が大怪我を負い、捕まえた敵に治療させると自分達家族全員アンドロイドで謎の敵は火星に追いやられた人間だった・・・という事実に愕然となる。以前見たフラッシュバックは自分達の未来ではなくて、自分達が以前人間達と戦った思い出だった。最後は子供達と抱き合い、他の街に移動するところで終わる。襲撃までの20分が長く感じるし、終われば「なるほどな」と思うが全体的に見れば地味。タイトルの地球奪還って敵側の人間の事か。「賢いお金の使い方」4つの家族のそれぞれのお金の対処法を紹介するネトフリオリジナルドキュメンタリー。パッとしなかった25歳アメフト選手はそれまでお金の使い方を知らず、最初の契約金で2.5億円を自由に使いまくってヤバく感じて、アドバイザーを雇うがやたら投資しろというアドバイスを受ける。その後チームにギリギリ居る練習生になってしまったがそれでも月に600万円はデカすぎで、その後プロ契約になってさらに稼ぐ。お金の使い方を知らない男がお金をわかろうとする、このあたりはまだ正しいかはともかくわかりやすい。次は27歳で週に50時間2店でレストランで働き、夢はアーティストとして生きたいという女が月に飲食店で5千ドル稼ぐって日本円で74万円だから、それだけ稼いでいるならもう夢追わなくていいだろと思ってしまう。もちろん今は円安だから日本だと月収30万台で家とデカい車所持で働いている感じなんだろう。それでアドバイス通り動いて少しずつマシになって夢にも近づくが、終盤にテイクアウトやウーバーイーツより自炊が一番安く済むと言い出すのは「そりゃそうだ」と思ったし、一番の疑問は夫婦なのに協力して暮らしてないことだ。次に5万ドル(600万円の借金がある)主婦、つい無駄なものを買ってしまうという時点で、もう分析しなくても買わなくていいだろと思ってしまう。というか太り過ぎだ。最後の節約できない夫婦は痩せていて共感はあったが、最後にコスタリカに行って5週間子供達とのんびりバカンスするってのは・・・正しいことだが日本人と違うなと思った。これを見て自分もお金を考えるきっかけになったし参考になった。自分の通帳残高だけ見れば東京の片隅で暮らせそうな気もする。ただ何か自分の中で使いたくて仕方ないという情熱が無い。「すべての終わり」恋人が住んでいるシアトルで謎の災害が起こり、シカゴから車で向かう男とその恋人の父との交流を描くネトフリオリジナル映画。ネットや通信が不能となり、軍隊は酷い被害を受けている。でも災害が起こって3日や4日で銃を持って襲ってくる奴がこんなに何人もいるか?と思ってしまう。シアトルに向かえば向かうほど死体を見ることも増えてカーアクションが多くなる。そして恋人の父はガンを患っていて事故のショックで死んでしまう。普通に行かなくて良かっただろと思うがそれだと話にならないか・・・でも車と一緒に燃やしてしまうとは・・・。最後はなんとか恋人の元に行けたが隣人の男が居て主人公を殺そうとするが、早打ちで主人公が隣人を殺すのは・・・何なんだと思う。恋人の命の恩人じゃないのかと。災害が謎でわからないままで「なんだこれは?」という感じは強かった。これを見ている時にネトフリとHuluの比較を見たらネトフリはオリジナル動画が多いと知ったので、これからはオリジナルを多めで見ようと思った。「イオとユピテル」地球は人が住めなくなるほど汚れて多くの人が地球外に脱出している世界で高地に住んでいる女性学者の物語。地表を探索して使える物だけ持って帰るがある日嵐が来て、高地のビニールハウスやハチの巣が駄目になる所に黒人の男が気球に乗ってやって来る。最後は二人で地球を脱出はせずに女は地球に残り続ける選択をする。とにかく全編にわたって静かで渋すぎでSFとしていいなと思うものの、面白いとは言い難くて何回も停止するほどだった。気になるのは字幕版で見てるとイオ(IO)をアイオーと呼んでいること。「バーダーズ〜渡り鳥に魅せられて〜」メキシコとアメリカの国境ではたくさんの渡り鳥が訪れる場所をフィーチャーしたドキュメンタリー。ここで鳥を観察していますという人が出るだけで、どう考えても面白くはなかった。37分で終わって良かったが、日本人は電車でなく鳥を撮影する人が多いといいのになと思ったりもした。「エデン」全4話のネトフリオリジナルアニメ。緑あふれるエデンという世界、そこにコールドスリープから目覚めた赤ちゃんのサラが出てきてロボットの両親が育てることに。それからサラは成長してこの世界の謎を知ろうとする。するとエデンには大量の人間がコールドスリープされていることを知り、人間をこの世界に出そうとするが・・・人間が大量に目覚めたらこの美しい世界は壊される、ロボットだけが平和を作る存在だとロボットを支配するボスとサラは対立するが、ボスはかつて人間でこのエデンを作ろうとした博士そのものだった。終盤は割と泣ける展開でつい山寺宏一の熱演に泣ける。そしてサラは人間を目覚めさせて物語は終わる。これを見て漫画版ナウシカを思い出した。最後にシュワの墓標で眠っていたのは今度は世界を壊さない優しい人間達、でもナウシカは眠っていた人間達を実質皆殺しにして汚染された世界で生きようと終わった。「アンノウン 殺人ロボットはどこに向かうのか」ロボットやAIの軍事転用されつつある現状を追ったドキュメンタリー。アタッシュケースみたいな形の偵察型犬ロボットが立ち上がって歩いたり、戦車や飛行機は無人が当たり前になり敵を倒し続ける存在になる姿は現実味がある。またAIがチェスや碁の世界王者を破ったように、戦闘機のパイロットとしても現役にシミュレーションで1対1に勝ちまくるのは恐ろしさを越えて、もはや近い未来はAIが戦闘機に乗るものだと思わせるものがあった。もうすでにウクライナ戦争でドローンが飛びまくっている事を考えても遠い未来は自動で考えるAIがドローンの大群で戦うという未来があるんだと思った。「陽なたのアオシグレ」絵を描くのが好きで、(まともな)妄想が好きな小学生のひなた君は、シグレちゃんが好きで鳥の世話を一緒にしている時が最高に幸せだった。でもシグレちゃんは引っ越ししてしまうと知り、つらくてくやしくなるけど、気が付いたら学校を駆け出してシグレちゃんに会うために走り出した。そこにいろんな妄想を引き連れて。最後に好きだとかアドレスとか言わずに「元気で」というのが良かった。17分のショートアニメ。「スランバーランド」灯台で父と一緒に暮らす少女は父を海で失ったことで父の兄弟と暮らすことになった。でも少女は父のいない毎日がつらく、父に会いたい一心で夢の世界に逃げ続けているうちに、無法者の男と共に夢のかなたのスランバーランドを目指すことに・・・物語はネトフリオリジナル映画で子供向けのようで親しみがある。蝶が大量に舞う舞踏会、鏡の世界のようなビル街、70年代のオフィス、雪山を舞うでかいガチョウ、そして海の底の世界、どれも面白さはあった。ハイライトだけ見たら「これ見たい」と思わせるパワーがある。そして無法者の男は父の兄弟の夢の中の姿と知って物語は終局に向かい、最後は夢の中で父に会って話をして義父との生活に戻って終わる。いろんな言語で翻訳されているだけあってそこそこ良い感じの映画。「今求められるミニマリズム」生活にあふれる宣伝と物を買わせる戦略にハマって自宅にたくさん要らない物は無いですか?そんな人のためのドキュメンタリー。本当に必要な物が何か説いているのは何だか納得する。最後は1日1つ何か捨てていこうというアドバイスも面白い。ただ個人的に言えばバブリーな話だと思った。アメリカンドリームと言えばそうだが・・・車や家をローンで買うのはわからんでも無いが、服や道具を買うのに給料以上のお金を使う考えがわからん。お金が無ければカードで借りればいいと簡単に思うという発想が頭おかしく見える。自分は物をたくさん買わないし、もう一度使いたいから部屋に置いているモノばかりだから理解の外だ。ただ火事で物を失ってショックを受けた自分にはいい薬の一つではないかと感じもする。「アンノウン 宇宙の起源に迫る 究極の望遠鏡」NASAが打ち上げたウェッブ宇宙望遠鏡を追ったドキュメンタリー。正直去年はウクライナ戦争で存在すら知らなかったから、あらゆる困難を乗り越えて打ち上げ成功まで行くのは なるほどと思った。ドキュメンタリーとしてプロジェクトが成功して発表した写真が見られるのは良かった。でもこれによって何が変わるかはわからないが・・・ハッブル宇宙望遠鏡は有名だったけど、それを上回る写真をもっと見たいなと思った。「流転の地球」太陽の爆発が近づき人類は地球に特大のロケットを1万基作って太陽系外を目指すが、木星に引き寄せられ事態は地球滅亡の危機を迎える中国のSF映画。父・息子・義父の3代が活躍する物語。パニックムービーだから突っ込みどころが多いのはわかるが、これは図抜けて突っ込みポイントが多い。まず太陽爆発は数百年程度先ではなく検索したら50億年先だ。その割に文明は発達している感じがまるでない。まるで今から数百年程度しか文明が発達していないように見える。それに国も今と同じまま残っている。中国も日本も韓国もアメリカもロシアも・・・風習も春節を祝っていたり、そんなことあるのかと思う。地下都市に人類が住んでいるが映像はスタジオ内にしか見えないし、息子が義妹連れて気温マイナス78℃の地表に出ると木星近くを飛んでいる割に明るい。また地上で運転する巨大ダンプカーもハンドルが球体で使いにくすぎる。地球の噴射エンジンが止まって、そうだ木星はガスだから爆発させようと主人公の中国人達は東南アジアのエンジンを点火させようと世界中に居る人たちに中国語で助けてくれと言いだして、なぜか駆けつける。ちなみに日本人はこのシーンに出ていたが自殺していたから笑ってしまう。これだけ頑張ってロケット噴射に時間をかけたがその甲斐なく木星に炎が届かないというのが酷い。これまで見てきたギリギリの奮闘は何だったんだと思う。それで宇宙ステーションに居る父が木星に特攻して木星を爆発させる。いや・・・居住区離脱できるし、コンピューター制御で父に操縦させずコンピューターに特攻させろよと誰もが思うだろう。同じ共産圏だからか宇宙ステーションの相棒がロシア人というのも、いろんな映画で見ないからちょっと面白かった。「ホワイトヘルメット シリアの民間防衛隊」紛争地シリアで爆撃の旅に出動する白いヘルメットを被った消防とも警察とも違う人の命を救う自警団を追ったドキュメンタリー。この活動で自警団は百十数人無くなり、5万人近く救助してきたという事実が最後にテロップが付く。政府軍・反政府軍・IS・ロシア軍、シリアは本当に地獄みたいな状況なんだと知ることができた。それにしてもお金を使いすぎて困るというアメリカ人と比べると天国と地獄の差を感じる。「テイクオーバー」正義の女ハッカーは悪党を懲らしめていたら目を付けられて、フェイク動画で殺人罪を着せられ決死の逃亡劇が始まる。オランダ映画ってどんな感じかなあと思ったけどアメリカ映画そのままだった。ただ登場人物たちがいくつも言語を操るのはオランダ人らしい。一番の悪党は世界中のデータをかき集めている中国ってのが時代を感じる。デヴィッド・ボウイみたいな悪党と戦った後は自動運転バスの暴走を止めるために、ハッカーの力でバスを止める。バスの暴走なんていくらでも止める方法があった気がするが・・・しかしハッカーのキーボードを打つ手が使い慣れてない感じが奇妙だ。「デンジャー・ゾーン」近未来でドローン操縦士の男は独断で爆弾を落として仲間を救うが、それが問題行動とされて奇妙な上官の元でウクライナに眠る核弾頭を追う事になる。上司はほぼ人間のアンドロイドで30人くらい殺す強さであまりの強さに主人公の男も引くほどだ。しかし核の鍵は上官が奪いアメリカに核爆弾を落とそうとする。その理由は説明されてもイマイチピンと来ない。ただ何回も主人公を殺すチャンスがありながら見逃し続けて最後も打たれ続けた上官はアンドロイドながら人間味を感じる。最後に核兵器は発射寸前で味方がドローンで爆弾を落として救う。映画的には普通と言ってよく黒人二人のメインキャストも普通だし、悪そうなやつがゼレンスキーに似ていたのはちょっと笑ったが、これはウクライナ戦争より前に作った映画だ。しかし邦題のこのタイトルはダサい。原題「アウトサイド・ザ・ワイヤー」じゃダメだったんだろうか。「ことりのロビン」ネズミに育ててもらった小鳥のロビンはある冬の晩に父や兄弟と人間の家に入って食べ物を盗もうとするが失敗し、鳥の男とクリスマスの星を取りに行ったり、猫に追われながらも自身は鳥と目覚めてネズミ一家と食べ物の盗みを成功して終わる30分アニメ。作品はCGだけどクレイアニメのようで、クリスマスを舞台にした話は何だか懐かしい。子供の時はクリスマスだからと子供向けのこんなアニメがやっていて嬉しかったことを思い出した。ただネズミ一家のやっていることは泥棒そのもので褒められたものはなく、ロビンが動くたびに物を倒したり壊すのが洋物アニメらしくイライラする。「ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン(全38話)」ジョジョ6部のアニメ。フロリダとその刑務所を舞台にしたスタンドバトル物語。漫画は火事になった部屋で全巻揃えていて何周も読んでいたけど、わかりにくいところはわかりやすくなり、表現や権利的に駄目な所は直したり、補足を入れたりテンポを良くしたりしている。アニメを見ると承太郎は相当娘に愛されていたんだと感じたりするし、血縁があるというだけで相手の位置がわかるってのは奇妙だ。ただ敵スタンドにカエルの脳を差し込んで勝つというのは「全部の敵にやれ」と思うし、天候を操る能力でカエルやカタツムリ呼び寄せるのはやっぱり変だ。そして最後はやはり泣けてしまった。「ロレーナ: サンダル履きのランナー」メキシコの山地に住むロレーナは高山マラソンでよく優勝する女性選手でサンダルでいつも走っている。その実情に迫る30分のドキュメンタリーだが実情は朴訥であまり喋らない山の暮らしを愛する女・・・今現代にしかもメキシコでこんな人間がいることに驚く。ほとんど物語の世界の人だ。メキシコの大会では何回も優勝しているけど、五輪とかで聞いたことも無いから超有名と言うほどではないのだろう。日本で行われた大会では311人中58位だし。ただ走ればお金が貰えるし、トレードマークになっているサンダルから運動靴に変えづらいのでは?と思った。「警察と泥棒」アメリカの黒人は言う、子供の時はドロ警なんて遊びがあったのに大人になって待っていたのは黒人は警察に撃たれるという実情を5分の動画で訴える。◆23日から名古屋VS札幌の試合を見に行った。心も体もだるいし行かない選択肢もあったけど、毎日ネトフリ見てゲームしてサッカーを眺めるだけの生活にヤバさを感じた。行動範囲も仕事場と家の往復、休みはイオンとスーパーに寄るくらいで何のために生きているのかわからない状態だった。23日は平日と同じ時間に起きて出発、失敗したのは鶴舞線で豊田行きが目の前で出たら次は30分後で前も同じことをした気がする。13時半くらいにスタジアムに到着してガールズフェスタを弁当食べながらステージを見ていた。ガールズと言いながら見ているのはほとんど男だ。試合20分前にステージのライブが終わってグラ会員が貰えるキーホルダーを貰ってスタジアムに入って、席に座って試合を見ていたら隣の男に話しかけられた。「ここ良い席ですねえ」と言われて「そうですねえ」と生返事していたが、10分に1回くらいどうでもいい話を話しかけられるので少しイライラしてきた。悪い行為では無いが居酒屋で声かけて友達を作ろうとするちょっと不良感ある男みたいで仲良くなりたいと思わないタイプだ。前半0−0で折り返したらもう他の場所で立って見ることにした。試合より気になるモノがあるのは気が散り過ぎるし、ゴールでハイタッチもしたくない。試合は1点取ったら勝てると思ったが1−1のドロー。マテウスが移籍して新加入の選手が活躍せずここ5試合で2分3敗は苦しい・・・それにしても子供や家族連れが多くてスタジアムを出ると人でごった返していた。そりゃ3万7千人来ているから当然だ。それから宿泊するプラザホテル豊田まで歩いて向かった。地図で見ると愛環で2駅半分、大体6qと思うけど遠かった。夜はそこそこ涼しいけどやはり夏の気候と言うしかなくてジワリと汗が出る。それにしてもこの街はトヨタとレクサスばかり走っていて軽自動車がとても少なくて軽トラなんかほとんど見ない。途中の三交インの前の食堂でご飯を食べて1時間数十分歩いてプラザホテル豊田に到着。ここは以前から値段が安くて気になっていたし、今回はとよた宿割で宿の値段も安くて1千円の商品券も付いている。この日の晩は疲れで早めに眠った。翌日、5時に起きてしまい大浴場でスッキリしてからホテルの朝食バイキングを楽しみにして行ったが、普通のビジネスホテルの朝食バイキングって感じで普通過ぎた。昨日食べ過ぎたせいか腹にも入らなかった。疲れがあるのでまた1時間半眠って10時過ぎにチェックアウトする。ここはドリップコーヒーが飲み放題でそこそこ口に合うので7杯飲むほど好感持てたが、エアコンの効きが悪いみたいで次回は真夏だけは避けなければいけないと心に刻む。ホテルを出たら目の前のトヨタ本社隣のトヨタ会館という無料博物館に行こうとしたら日曜は休館だった。何もやる事が無いので、去年漏水騒ぎになった明治用水を見に行くことにした。念のために予定は立てておいて地図もあるんだけど案の定道を間違えて30分以上余計な道を歩いてしまった。たぶん自分だけだろうが海が無い場所は東西南北がつかめずよく道を間違える。明治用水はもう大型の重機はあまり無くて工事はほぼ終わった感じを受けた。そこからまた豊田市駅まで歩いて向かおうとするがこの日も暑くて秋らしさを感じなかった。川沿いを歩いているから影も少なくて帽子が無かったら倒れていたかもしれない。この道で合っているはずだ・・・と自分に言い聞かせて1時間数十分歩いたら豊田スタジアムが見えたのは安心した。駅までは全然遠いけどあの建物だけで方向や距離感がわかった。途中であきば麺食堂という場所でスタミナラーメンを食べて名鉄の線路沿いを歩いて豊田市駅に着く。その後T-face6階で商品券を使って土産を買って帰った。でも地元駅に着いたら帰りが遅くてそこでも40分歩いて疲れすぎた。この日は凄く歩いたと思って歩数を見たら2万歩で距離で見たらたった15qだった。疲れは1週間引かなかった。




2023年8月
も暑かった。アスファルトに水を撒いても30分で乾くし、32度超える日はもう毎日サウナの気分だ。冬になると夏の暑さを忘れるけど、いざ夏が来るとここまで暑いかと思う。髪を坊主同然にして良かったと思うくらいで、暑さで眠気を削られていつもより早く起きてしまうし、もう朝の時点で疲れていてシャワー浴びたくて仕方ない。夏は昼寝ができた時が最高に気持ちがいいだけだ。6日から台風が近づいてきて少しだけ涼しくなった。ただ雨と晴れの繰り返しの日はミストサウナかと思う。11日から盆休みに入った。当初は四国の愛媛に行って今治と松山でJ3の試合を見ようと思っていたけど、なんだかだるく感じてやめることにした。また13日に豊田でグランパスの試合もあるけど、それも9日まで迷いまくってやめることにした。代わりに11日は7時に起きて明和イオンで「君たちはどう生きるか」を見てくる。イオンの開店前から映画館だけ開いていた。それからイオンモールを散歩したあと松阪市で行ったことが無い中華料理屋で冷やし中華と天津飯を食べる。帰りは42号線を走ってマックスバリュに寄りながら帰る。翌12日は何もしない日を作ってしまった。布団を干さなければいけないのでゲームと漫画を読み進めたけど達成感は皆無だった。夕方は親とトンカツ屋で定食を食べる。たまに食べると美味かった。14日はもういかにも台風が来るって日で昼からは本当に荒れた。この日やったことはゲームを1本クリアした事だけだ。15日は台風で少し荒れているので4日前に買ったNETFLIXの2000円券を使って映像を見てみる。とにかく2か月で映画20本とジョジョ6部を見れば値段分見たと思う事にする。いざ見てみると毎日映画が見れるのは少し幸福感を感じる。盆休み以降は毎日ネトフリを見ることを考える生活に少しなった。でも2週間したらそんなに前向きに見なくなる。作品のサムネイルが変わっていくのは面白い。16日は健康診断の結果が届いてC判定。各評価はAとBなのになぜ総合でCなのか?不信感しかない。盆明けのあと夜だけは少し涼しくなった。盆休みは結果的に言えばやはりグランパスの試合だけでも1泊2日で見に行けばよかった。部屋に居ると楽しくないわけじゃないが何もない感じが強い。ただ14日と15日は本当に台風で電車が動かなかったので行かない方が正解だったんだから何がいいかわからない。あと今月話題になっていたのはビッグモーター不正事件だったけど雑草を生えているだけで店長下ろされる話はどうかと思うけど、雑草を許さない心はちょっと見習うべきと少し思った。◆読んだ本「地球の子(全3巻)」この地球上の災害や騒動を収める者は「地球の子」と呼ばれ、地球のために戦う超能力者だ。その地球の子の女性に惹かれて一般人たる主人公の男は求婚し、子供も生まれるが嫁は隕石衝突の危機に命を懸けて宇宙に向かう。漫画の出来としてはなかなかいいと思う。これだけでもアニメになってもおかしくない。3巻で終わったのは最初から物語を早く終わらせる気しか感じなかった。普通なら嫁が隕石衝突の危機を救ったけど破片が地球に落ちて、破片による地球内の異変があり、無能の主人公と二代目地球の子の子供が地球の平和を守るというパターンだが、嫁がカーズのように宇宙空間に漂っていると知ったらすぐ助けに行こうという流れになる。また家族愛が強すぎでジャンプで連載するには熱々すぎる。これを読む子供や少年も付いていけなかったのでは。たぶん作者は愛すべき女と子供ができてその感動で描いたのかもしれない。時代は違うもののスパイファミリーと被りを感じた。「楽しい調べ学習シリーズ よくわかるネット依存」子供向けの学習本。自分もネット依存だから逆に読むことにした。自分はまさに情報依存で終わりのないネットの情報にうもれて生活しているとわかった。そしてネットを続けることにより肩の痛み、目の疲れ、睡眠不足になったり、イライラと無気力、そして頭に何も残っていないという・・・書かれていることはまさに自分が経験した事で、「なるほど」と思った。この先も結婚できず親がしねばニートに戻る怖さがある。しかしネットを止めたところで何が変わる?って疑問もある。自分ならネットの代わりにゲームをし、控えに小説漫画を読むだけの日々のように思う。自分は残りの人生は意思が強くない人間の末路に入っているかもしれない。「ラーゲリ」戦後ソ連の強制収容所で一生を終えた男の物語。強制収容所はやはり地獄・・・日本が戦争負けたとはいえ、狭い箱に3日立たせて監禁する刑は流石ソ連と思うものはあった。ただ働いているからには現状が変わるよう訴えてだんだん環境は良くなっていくが、脱走があるたびに厳しくなるの繰り返し。主人公たる山本は亡くなり遺言は紙を持って行かせないソ連の網から突破するために、いろんな人に言葉で伝えて生き残った島根の家族に全員伝えるのはグッとくるものがあった。なぜこの漫画が昨年誕生したかわからなかったがウクライナ戦争は関係なく原作が映画化されたからだ。「元気になれる天使のささやき」ポエム的な簡単な自己啓発本。読んで数日したら特に読んだ内容は思い出せないくらいだけど、昔の本だから世界の人口は昔は少なかったんだと思った。「笑う人には福来たる」おせっかい協会たるものを開いているおばさんが書いたアクティブな自己啓発本。広告代理店で働いていたり、会社を起こしたり、可哀想な人を見たら会いに行ったり行動力の塊。スポーツ選手が所属するサニーサイドアップの事務所を作った人でそれが当たったのが大きく、どんな失敗も子供の時は貧乏だったとか父が戦死したとかあっても、会社の成功ですべてが前向きになれるよな…と思いもする、あとどんな良いことが書いてあっても「離婚したんだよな…」と思ってしまう。強い女は子種さえあれば男はいらんという現実を見るようで男としては寂しい。◆見た映像「君たちはどう生きるか」宮崎駿10年ぶりの映画。第二次世界大戦中に疎開した少年が裏庭で見たアオサギに導かれるまま謎の屋敷に入るとそこは知らない世界へと続いていた。序盤の火事で母が亡くなる勢いある映像から惹かれたけど、もう理解が追い付かない何とも言いようがない映画だった。なぜアオサギがいきなり喋り出したか、新しい母となる女はなぜ行方不明になったか、なぜあの門を開けたらダメなのか、ペリカンは人になるモノをなぜ食べに来るのか、味方の少女は実の母とわかっていたのか、インコはなぜ帝国を築いて人間を食べるのか、最後は世界の均衡を保つために少年は大叔父に後を継いでくれと言われる。そもそも積み木をちょっと触っているだけで何がこの世界が救われているのか、終わりの表記もない、歌が全然合ってるのかわからん、というか子供向けなのか?これという。「風立ちぬ」の方がよっぽど最後の作品らしかったけど、宮崎駿は多くの疑問を世間に叩きつけたかったのかもしれない。「スペクトル」モルドバの戦場で正体不明の幽霊に殺されていく部隊、その正体とは・・・ネットフリックスのみで流れている映画なので見てみたが、毒にも薬にもならないC級SF映画だった。主人公達が解明しようと町中に行くが大半が触れば死ぬ走る幽霊にやられて、助けに来る部隊も大半がやられる。エネルギーなら補給場所があるはずだと分子を分解する兵器を作って発電所に向かう。幽霊とは人間を改造して作られた生物兵器で鉄屑が苦手という弱点が面白いが、それで倒せないのは何だかなと思う。CGや小道具や音楽などA級だが話が普通過ぎる。あと画面が黒ばかりで暗すぎる。「雨を告げる漂流団地」壊される団地にまぎれ込んだ小学生6人は目が覚めると団地は海を漂っていて、ノッポの少年と出会う。このアニメ映画はサムネイルが面白い。海を流れる団地はシュール過ぎてついクリックしてしまう。絵も綺麗で人気声優揃って見やすい。子供の時にこの団地で過ごした少年がツンツンして、同じように団地に住んだ少女はいい思い出しかなくて団地を愛し過ぎていて、その2人が仲良くなるまでの物語だが喧嘩と仲直りの回数が多くて2時間はちょっと長い。途中で壊された建物が同じように流れてきたら侵入して食べ物ゲットするのは良かったが、2回目で失敗して終盤のドタバタ劇に向かうのはどうなのかな?お腹空きすぎてそんなに動けるかと思ってしまう。団地は誰もが予想するように最終的に廃墟が集まる世界に行ってしまい、建物の精霊だったノッポは皆に別れを告げて物語は終わる。数年前J2町田ゼルビアのスタジアムに向かうバスで外が団地ばかりだったのを思い出した。田舎者にはわからないがあそこに多くの人がいろんな思いで生きているんだな。「ドラゴンクエスト ユアストーリー」ドラクエ5を元にしたCG映画。スピーディーで凄い速さで話は進んでいき開始6分で父のパパスが殺される。それで映画は結婚のシーンに時間を割かれていて子供も生まれて、それからゲームのように石にされたあと最終決戦に向かって進み、ラスボスが出る時にコンピューターウイルスが出てきてすべてを消してしまい、主人公の男に現実に帰れと言うが実はスライムは主人公を見張っていたアンチウイルスで元の5の世界に戻りハッピーエンド。いろんなところで酷評された映画だけど自分はそんなに悪く感じなかったから甘いかな。あのまま5のストーリーに沿って終わったら空気映画だったと思う。実の母がゲームを止めに来るというオチでもいけたかな?どっちにせよ完成された世界で正解を探すのは難しい。ただドラクエは寡黙で静かな主人公に思っていたのに、アメリカのCGアニメ映画のように全身身振り手振りでよく動くのは違和感しかない。あと声優ではなく俳優を使っていて、それがイマイチに感じて仕方なかった。この映画で改めて思ったのはドラクエ5のストーリーの良さだけど、冷静に考えればグランバニア王国の王が自ら旅をするのは今の空気では変かな。しかも息子も一緒に旅するってのは。「寫眞館」写真館に勤める男はお客さんの女性を笑顔にしようと奮闘する戦前戦中戦後を描いた16分の短編アニメ。サイレント映画のように音楽だけで声優の出番はない。絵も絵本のようで不変性が高く、楽しい時つらい時を笑顔で写真を撮ろうとする男に好感持てた。泣ける事はないが最後に笑おうとする老婆はほほえましい。宮崎駿は晩年にこういうの作って欲しかった。「未来戦記」香港のSF映画。他の国のSFってどんなものか気になったが敵はアメリカとか日本とかではなく、宇宙から来た巨大植物でそこに向かう部隊の戦いを描く。アイアンマンみたいなスーツを着て、虫のようなエイリアンや裏切り上司が放ったロボット達と戦うことになる。CGはわりと違和感なくてアメリカのA級映画と大差ないが、登場人物が刈り上げた唐沢寿明や中井貴一みたいで何だか変な感じだ。事件は無事解決するものの中国の敵は仮想の敵じゃダメだって気がして仕方ない。「マトリックス リザレクションズ」トーマス・アンダーソンはマトリックスというゲームの製作者で時折どこかで見た映像のフラッシュバックを見続けている。これはゲームの中の話なのか何なのか・・・3作目で二人は死んだはずだけど、機械達が二人を蘇らせて人タワーに閉じ込めた。時代は変わって伝説のようにとらえた若い世代がネオを救出し、最後にトリニティーも救出する。映画はメタ発言やこれまでの作品の映像を何回も使いまわしていて同人作品にしか思えない。1作目は自分の中でこれまで見た映画の中でトップクラスで評価していただけに この出来は残念。見たことがない空気や演出もアクションも見たかったが一切なかった。致命的なのがエージェントスミスの役者を使わなかったのが一番がっかりした。断られたのかもしれないが断っても仕方ない内容だ。これなら完全オリジナルの話でも良かったなと思ったし、この映画でB級になってしまったなと思った。ただネオもトリニティーの役者も20年分老けたがそこは素直に役者の美しさは感じた。「幸福都市」台湾のドラマ映画。最初に男が高い所から落ちて死んだ。・・その男は不倫した嫁を殺し、嫁と不倫した男を殺し、偉くなったかつての上司を殺した。その理由は時代をさかのぼって知ることになるが男はかつて警官で嫁は上司と不倫現場を目撃、冤罪を被せられ、男は狂って落ちぶれていった。タイトルとSF作品という言葉に惹かれて見たけどSF要素は最初の30分だけで嫌な話の連続だが、不幸を山のように盛った映画を作る意思は嫌いではない。国を離れる娘に両親みたいになるなという救いもある。しかし時代をさかのぼると男の顔がどの時代も似てないのはなんじゃそりゃと。「ニモーナ」その国の伝説でかつて強大なモンスターを倒した騎士が居た。科学が進んだ未来になり、女王から国を守る騎士の一人に任命された主人公は、剣を受け取る時に剣が女王を銃殺してしまって、濡れ衣を着せられた男は国中から追われる。その時ニモーナと名乗る悪魔の女の子が仲間になろうと近寄りコンビを組むことに。見ていて少し腹が立つアニメだ。冤罪を解くために生き抜く話は自分はどうも苦手ってのもあるが・・・どんな動物にでも化けれるニモーナが圧倒的に強すぎるが、周りにモンスターと恐れられるのを怖がるのは「は?」って話だ。剣をすり替えた犯人は騎士学校の女校長だという証拠をつかむがすぐ壊される。それでもう一回決定的な映像をつかむが、それも何にでも変身できるモンスターの罠だと校長は広める。それから主人公は散々助けられまくったニモーナに仲間じゃないと喧嘩してしまうが、それによりニモーナは化け物になって街を襲う。主人公はあやまってニモーナを止めるが校長はニモーナを倒すために大砲を発射してニモーナは大鳥になって街を救おうと向かい爆発する。ありがとうニモーナみたいな感じで終わらせてるけど、これだと校長がモンスターを倒した英雄で終わってもおかしくない。ニモーナに石投げてた奴らとか、生まれたときからモンスターを恐れた大半の人は倒せて良かったとしか思ってないのでは。最後にニモーナは実は生きてる感じで終わるが・・・「モンスターハンター レジェンドオブギルド」1時間のモンハンCGアニメ、強大な力を持つ古龍が村を通るので立ち向かおうとするハンターとハンター見習い達。とにかく1時間という枠に収めようとするせいか、全員早口でしゃべり、おしゃべりな主人公はもはや政治家並の鬱陶しさで話続け、なんか惜しい感じが凄いある。村に古龍が通るから村人は避難しろと言ったのに避難してないし、主人公がダムを決壊させようとするが、いやお前の村水没やんとか思うし、決壊に手こずってるせいで蝶の鎧を着た女の子ハンターが古龍に殺されるし、最後に村を出て広い世界が見たいと言い、ベテランハンターに付いていく主人公に「お前なあ」と思ってしまう。これ見て思うのがハンターは全員ヘルメットはすべきだと思う。変な全身フル装備がモンハンだ。「SOL LENATE」短編CGアニメ専門学校生の作品みたいという以外感想無し。「スタージルシンプソンSOUND&FURY」41分のCGアニメ+2Dアニメ+実写作品。音楽に載せて映像が流れるってだけで、その音楽もいいのか悪いのかわからない。いろんなスタジオが作っただけにアニメに統一感ない。一つだけ言えることは日本の神風動画が作ったパートは良い感じというだけ。せめて歌詞の内容だけでもわかれば良かったが・・・「CANVAS」一人で暮らす初老の黒人の男の元に娘と孫が訪れる。伴侶をなくした男はいつまでも筆をとって祖母の絵を描けない。その心を変えたのは孫の心だった。世界中に動画を配信するネットフリックスらしい言葉を使わない、ちょっとホロリもする学校の授業に使えそうな9分の短編。「Adam by Eve: A Live in Animation」有名歌い手Eveをメインに据えたミュージックドラマ。歌はカッコ良く若者に人気も納得だが、話は行方不明になった女子高生の親友を探すのが別に面白いわけではなく、自分は物語を見たくてネトフリ見てるんだと確認はできた。「スピードキューバーズ世界を見据えて」ルービックキューブに人生をかける少年二人のノンフィクションドラマ。いろんな記録を塗り替えた世界王者のオーストラリアの少年とアメリカのアジア系の自閉症の少年の友情と競争と成長を追う。オーストラリアの少年はかつての速さが出せなくなり会社に就職しながらも出場し20歳の年齢の壁を感じる。自閉症の少年は両親がどうすればこの子供が一番生きる事を探して応援し、ついに見つけたのがルービックキューブ。でも心はいつまでも幼いままで常に両親は助け続ける。ルービックキューブの競技も3×3はともかく4×4や5×5のキューブや片手部門があったり、あんなに早く回せる人達が存在すると知っていたけど6秒は早過ぎる。自閉症の少年の両親の涙、オーストラリアの少年が涙を流すシーンは心に来るものがあった。素直な作りで面白かった。「ジュラシックワールド炎の王国」ジュラシックシリーズ5作目。放置された恐竜島に火山で消滅の危機が迫る。とにかくパニック映画なので突っ込みどころが多いシーンが多い。まず以前金儲けで作られた恐竜島が火山で恐竜が死にそうだからと何頭か捕獲しに行くこと自体疑問だ。またタイトルの炎の王国は映画前半に火山島の中逃げるだけであまり関係ない。殺されそうで殺されない主人公達、お決まりの悪役は恐竜にいたぶられて死ぬシーンとかもはや予定調和だ。ダストシュートの中に居れば安全なのに自分の部屋のベッドで恐竜におびえる少女とか、逃げろと言ったのに戻って助けてくれる仲間とか、育てた恐竜が助けてくれるのもベタだけどいい。最後は世界中に恐竜放たれてもはや現代こそジュラシックワールドだとして締めくくられる。この作品の後に続編が作られて過去の登場人物が何人も登場して、ジュラシック6部作みたいになってるのはちょっと面白い。第1作目の時は遺伝子操作で恐竜作る未来も想像したが、人はそこまで馬鹿じゃなかった。◆遊んだゲーム「ブレイブリーデフォルト2(90時間)」国を破壊されクリスタルも奪われた国の王女と共に冒険する4人パーティのRPG。絵はクレイアニメみたいで綺麗だし、無駄なくテンポよく、スピードも速くできて、ミニイベントや喋りもほどよくあり、楽しいことも悲しいこともあるストーリーにボスに歯ごたえあり、古さと新しさが同時に存在し、ジョブやレベルをコツコツ育てる心地良さに全員レベル80以上にしてしまうほど楽しめた90点は軽く超えるゲーム。ただゲームとしてはそこまで話題にならず人気にもならなかった。世界中で100万本は売れたけど他のゲームは1000万本2000万本行ってるから100万本が少なく見える奇妙さがある。物語は水戸黄門のように各国を平和にして軍事大国と連合国が対峙して連合国が勝利し、王女の故郷で最終決戦と思いきや、王女がラスボスを封印して死んで終わる展開のあとリスタートすると話は続き、こういうバッドエンドを3回見てグッドエンドに向かうのは面白かった。ネットを介した世界を外の世界と言い、このゲームは内なる世界と思わせるのはカッコいい。



2023年7月
は暑かった。昼は30度越えてきて夜はだるさで頭がおかしい。下旬になると昼はついに35度を越えて頭も体もおかしい。エアコンが効いた部屋に居ても頭が常にボーっとしていて周りの人は自分がゾンビのように見える事だろう。7月2日はどこかに行きたいけど、どこに行こうかすごく悩んだ。本ばかり読んでいた時は何も考えずに車に乗ってどこかに行きたいなと思ったけど、実際何か考えないとどこにも行きたくない気がする。とりあえず先月走った相差と国崎に行ったら、もう暑すぎて鳥羽展望台で景色を見たら帰った。目的の弱いドライブは自分が望むことじゃないと思ったりした。弟家族は3日朝に帰ってしまったが子供達が成長していて、ほんの少し話をするだけでも改めて子供の輝きを感じた。自分がやっているゲームやパソコンやサッカー観戦などすべてのものが無価値に思うくらいだ。3日は朝から体調が悪かった。前日は日曜で午前3時に寝て目が覚めたのは午前5時、雨戸を閉め忘れて太陽が直接部屋に入って部屋がまぶしくてそのあと睡眠が1時間しか取れず、会社に行ったらエアコンが寒くて頭がクラクラしてきて、おまけに下痢になったし、もうずっと酷かった。寝不足は万病の元に感じたが、夏は水分多めに摂れと言うけど多めに摂って腹を下すって何なんだろうな。5日はプレー時間175時間越えたゼルダをクリアした。クリアしないで遊ぶにはあまりにも毎日ネットを見過ぎている。ネタバレは見ても「そうか」と思うだけだけど避けるのが面倒。ゼルダはまだまだ遊べるし、当分売らないと決めているがクリアした寂しさは数日後出てきた。読みたい本を全部読んだり遊びたいゲームを遊び終えたりするだけで、いちいち自分の心がトーンダウンするのは良くない。23日は地域の草刈りがあった。正直参加したくないけど数年前住んでいた小屋を焼いてしまった手前、親が参加に丸されたら断りにくい。7時に開始だったものの開始30分日向で作業したら、もう暑さでぐったりしてしまった・・・いつもは1時間経ったら動けなくなると書いていたけど記録更新してしまった。それ以降は休んだり草を掃いたりしていた。10時45分に終わってシャワー浴びて昼を食べて昼寝したら今年で一番気持ちよく眠れた。昼寝が心地いいのが夏の良さに思う。24日はツイッターがXという表記に変わった。25日は健康診断だったけど、いつもより痩せたり鍛えたりができなかった。去年はC判定でそこそこの評価に戻り、結局で言えば常に運動してマラソン選手のような状態で当日朝食抜きで診断すれば良いとわかったからだ。このカラクリがわかって何だか阿保らしく思えたからだし、毎日暑くてやる気も湧かなかった。とはいえ1か月前から腕立て伏せや腹筋など運動だけはもう少しやっても良かった。30日は髪を切りに行った。そんなに長くないけど毎日の高温で毛糸の帽子のような頭は死の危険を感じて0.1%でも死なないようにしたかった。そしてもう2週間もないが8月の盆休みはどこに行くかすごく悩む。少し前は愛媛の今治・松山に行こうと考えていたけど、どこからともなく体のだるさが湧き上がってきて、億劫さと4〜5万円もお金を使いたくない。名古屋で安心お宿の連泊プランなら安く済むと考えても5月の連休ですでにやったから行く価値は弱い。だからと言って盆に自室にいるのは何も残らない感じが強い。結局結婚していない男はどうしようもない存在だと思ったりする。◆読んだ本「我らコンタクティ」町工場の男と何かしたい女はロケットの発射を夢見るアフタヌーン漫画。全1巻。物語とはいえロケットを飛ばす目的が、宇宙で映画を流すためっていうのが無意味にもほどがある。逆に価値があるものだと若い漫画家が思えばそうなのだろうし、青春ってそんなものだろ?とも思うが、小さいロケットを飛ばすお金も1億円程度じゃできないだろうし、何かずっと納得できなかった。「悪魔と一途」少女よりちょっと上の女が男に出会ってハッピーになるだけの漫画の短編集。1カ月もしないのに話の内容が霧散している。「アポカリプスの砦(全10巻)」冤罪で更生施設に入れられた少年は同室の仲間3人と共に、ゾンビに支配された世界を生き抜こうとする。これぞ青年漫画って感じで悪い少年たちがゾンビ達を暴力でねじ伏せていく、絵もしっかり描いて手抜きもないし、文字も少なくて1冊をすごい速さで読める気持ち良さがある。家族や親友との別れや4人の少年達の過去の葛藤も描かれている。ただ最高に面白いというまでにはいかない。悪い奴が支配する更生施設から出て自衛隊基地に武器を取りに行かされるが、武器を取ってまた施設に戻るのがわからない。敵対する奴らしかいなかったし、実際殺されかかったし戻る意味がない。またゾンビを操る人物を神とあがめる軍隊が途中から出てくるが、ゾンビを集めるあの化け物はどう見ても神に思えない。結局ゾンビの気持ち悪さと残酷で酷い「彼岸島」や一時期有名になった「アイアムヒーロー」、楽しいアニメの「ゾンビランドサガ」と比べると弱い。それは手垢がついたネタだけに難しさはあったのかも。最後は海ほたるに籠城していた女博士を救ってワクチンを作って世界は平和に戻り、ゾンビの親玉になりかかった主人公は元に戻る。この手の作品はバッドエンドにもなりそうだったから着地点は退屈でも良かった。世界がどうなっているのか不明なのが面白いが、最後に人口の半分が減ったと説明あるけど漫画見る限りほぼ全員ゾンビでたくさん元に戻せたのか?と思った。「負の方程式(短編)」本屋大賞で一番最後に読んだ本、ソロモンの偽証の文庫版におまけで入っていた宮部みゆきの短編。読まなくてもいいけど気になったからまた借りて読んだ。ソロモンの偽証に出ていた少女が弁護士となって他のシリーズの主人公と裁判をしようとする。ページも短く心地良く家族の写真を見ただけで家族の事情が分かる探偵は鋭過ぎる。ソロモンの偽証は長すぎだって改めて思った。◆見たアニメ「私の百合はお仕事です!」高校で美少女と名が通っているヒロインは、小さな事から雑居ビルのメイド喫茶として働くことに。でもそのメイド喫茶は普通ではなく、メイド同士で百合展開を客に見せる店だった。小学校の時に微妙な関係になって転校した子が大きくなって再会して昔の事を思い出して揉めたり、ヒロインの親友の子も働き始めてギクシャクしたりと、アニメの半分は暗い曲が流れる病み百合作品と言って良く、ずっとギスギスしているのが売りの作品。ただ俯瞰的に見てしまうと正直こいつらバイト程度に肩まで漬かり過ぎじゃない?とか思ってしまう。そんなに嫌なら辞めたら?と何回も思った。「カワイスギクライシス」地球を征服しようとする宇宙人達が、地球の猫や犬などのペットの可愛さに悶絶しまくるアニメ。アニメの説明としてはそれがすべてで毎回毎回動物が可愛いとは何だと虚勢を張って頭がおかしくなるほど動物に夢中になる姿に笑える。動物を少しもCGで描かなかったのは良かった。◆遊んだゲーム「ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム」先月に続き、延々とやり続けていたこのゲーム、やり込める要素が多くて200時間越えても遊べる。ゲーム序盤は世界各地を周る探求、中盤はゲーム攻略、クリア後の世界はバトルメインの趣味の世界と言ってもいいかもしれない。また前作で「この世界でもっと遊びたい」と思いながらも110時間で「もういいや」と思ってやめて売った自分に少し後悔していたのが大きくて、前作の村作りはスルーしていたし行けてない祠もあった。そしてなにより美しい世界と愛すべき世界を3〜4カ月で売るのはどうかしていた。その反省が効いていつまでもやっている。このゲームで最高に盛り上がるのは最初の大ボスを倒すあたりで、地上から天空へと続く道は壮大だ。ボスを倒すと前作が序章でこっちが本編では?と思うくらいの盛り上がりだった。それからも大ダンジョンは3つあるんだけど気が付けば毎日時間が過ぎるまで楽しめてしまう。そもそもダンジョンの謎解きはしっかりしなくても壁によじ登って他の部屋に移動したり、天井抜けを利用して攻略できるんだから、ふところが深い。ストーリーに関してはハイラル王朝初代の元に飛ばされたゼルダ姫は初代王のラウルと妻ソニアに会い、大悪党ガノンドロフとの戦いを必死でしたものの封印するのがやっとで、現代でガノンドロフは復活する。同じように未来から過去に飛ばされたマスターソードをどのように復活させるかゼルダは考え、二度と戻れなくなる覚悟で不死の龍に姿を変えてマスターソードを遠い未来のリンクに届けようとする。マスターソードを受けたリンクはガノンドロフを打破し、エンディングで龍になったゼルダを魂となったラウルとソニアが元に戻し、記憶まで元に戻ったのは拍子抜けにもほどがあり、あの切なさを返してくれと思ったほどだ。最後に主要登場人物達が天界で解散して、次回に続きそうな予感あるけど流石に上手く作らないとプレーヤーも飽きるだろう・・・でも今作はそのハードルを越えたし、また越えてきそうな予感もある。ゲームは服集めと強化に100時間は使えそうなので7月12日に一旦やめる。ゲームはクリアが目的だけど、このゲームに関してはただハイラルを回っているだけでも心が楽しめる気がする。他のゲームをクリアするたびにハイラルの世界に戻りたい。それにしてもラピュタやナウシカの影響が今回強いな…と思った。◆7月は16日から京都にJリーグを見に行った。3連休だから前日の15日から行っても良かったけど宿が高くて京都で見たいものが無く、SWITCHを買った反動か節約したいなと思った。近鉄に乗って京都に向かう途中の大和西大寺駅で昼食を食べる。ここは近鉄屈指のハブ駅なので二階に店舗があって蕎麦とサバ丼セットを680円で食べる。それから京都駅に着いてJRのホームに向かおうとすると歌声が聞こえてきて、声のする方に近づいたら大階段でオペラ歌手の秋川雅史が和楽器の演奏と一緒に歌っていた。この歌声は本当にすごかった。これぞ本物の歌手なんて思ってしまった。5曲聞き終わったらライブも終わったのでJRに乗って亀岡に向かう。JRの車内ではあまりの暑さに会話もほとんど聞こえなかった。京都は盆地だから暑いと言うけど自分が住む場所は近くに海があるから2〜3度気温が低いのかもしれない。亀岡では試合まで3時間あるので近くのイオンで時間をつぶした。それくらい暑さで外が危険だ。このイオンは活気があるのか無いのかよくわからんイオンで、3Fはガチャガチャがずらっと並んでいた。3時間経って試合を見ると京都サンガの選手の動きが良くて名古屋は後手に回り、いいシーンも作ったが最後の最後に決められて負けてしまった。こういう試合で勝てないと優勝争いこの先厳しいなと思う。それからイオンで半額弁当無いか寄ってみたけどそんなものはなく、満員電車を避けるため1時間待って電車に乗って滋賀県大津市のカプセルホテルに泊まった。翌日大津駅から京都に戻って京都駅南のイオンで、親に冷却ベストでもあげられないか見ていたけど、どこに売ってるのかわからなかった。仕方なく朝昼兼用で何か食べようとしたけど来週健康診断なのであまりコッテリ山盛りは食べれないから、野菜ラーメンだけを食べて帰った。帰りは早く地元に着いた。今月はイオンに行き過ぎた。



2023年6月
序盤は少し暑くなってきたって程度だったけど後半暑かった。大雨が降れば少し涼しいけど、湿度が高まって不快度が高くて毛布はすぐ片付けた。この暑さに慣れずに体調も悪い。今月は本当にゼルダの伝説ティアーズオブキングダムだけをたっぷりやっていた。平日帰って食事と風呂が済んだら19時半〜23時までゼルダ。24時過ぎて布団で1時間さらにやる時もあり、土日は6〜8時間やっている。そこまで面白すぎるというわけではないけど心が求めすぎていた。あまりやり過ぎると頭が疲れすぎて、いろんな知識や記憶ががこぼれ落ちているように感じる。6月10日は部屋を掃除した。小説を読み続けている時は部屋を掃除できるようになれば心もすっきりするかと思ったけど何も思わなかった。掃除はただの掃除だ。心の整理もない。漫画もいくつか読んだけどそんなに面白く感じなかった。いろんなやりたい事リストも用意したけどゼルダの前ではどうでもよく思えた。結局自分がやりたかったものはその程度のものだと思ったりもする。12日はパソコンのメールアドレスにスイッチで登録したマイニンテンドーのアドレスは3DSのものと一緒では無いかと自動でメールが来て、いろいろ触ったらあっさりスイッチと3DSの連携ができた。これで3DSに残った数十円のポイントを回収できて、ニコニコ動画で自分が登録した動画が全部見れるようになった。3DS消滅で悩んでいたことはスイッチ買えば解決とはなんだかなと思う。25日は伊勢神宮内宮に出かけた。前日の土曜は出かけずゼルダとIpodの曲入れだけして25日も昼まで眠ったので何かせねばと思った。まずイオン伊勢店に車を置いて歩くことにしたけど遠かった・・・車だとボーっとしているうちに走り去る道だけど、片道40分歩いてやっと赤福のある駐車場までたどり着いた。しかもこの日は気温27度でそこそこ暑かった。でもTシャツ1枚だと涼しすぎて下痢になったからマヌケだ。神宮内宮は数年ぶりに来た。伊勢の人なら年末年始にお参りはするだろうがどうも混むのは苦手だし、男一人が頻繁に来る場所ではない。この日はもう三重でコロナが終わったという感じが強かった。マスクする人が1割も居ないほどで、おかげ横丁や土産物屋もにぎわっていた。昔と比べて何が変わったかわからないけど民家が減った気がした。自分は別に買いたいものは何もなかったが、ゼルダで主要キャラが装着していた勾玉に興味があって買おうと思った。何軒か周って80歳くらいの夫婦がやっている吾木香という店で1つ1千円の物を買った。さっそく紐を通して貰ったので首から下げる。アクセサリーには興味ないのに夢中になっているゲーム内アイテムと同じ気分で買うんだから自分は子供じみている。社のある聖域は相変わらず木が大きかった。自然は変わらないのに人だけが歳をとっていくように感じた。29日は弟家族がアメリカから4泊5日で滞在することになった。子供が少し大きくなっていたけど友達はあまり居なさそうだし、日本語と英語に挟まれて大変そうに思った。◆読んだ漫画「今宵の悪魔定食」漫画家とその嫁が今夜も美味しすぎる料理を作り出す1話8P〜10Pのほのぼのルポ漫画、最初はシンプルなメニューだったけど、だんだん豚の角煮や春巻きなど料理好きじゃないと作れないメニューになってくる。嫁が居るってだけで幸せそうに思った。「JUDGE(全6巻)」目が覚めると閉鎖された裁判施設で、死んでほしい人を決める投票を始めることになる。兄を交通事故で亡くした時の罰なのか何なのかわからないまま物語は始まる。この漫画は絵も話も20代初めのような若さを感じて仕方なくて悪く言えば浅い。父親に虐待された女が色仕掛けするのはありえんし、7つの大罪をバックボーンにしても使われなかった。この手の閉鎖サバイバルは外に絶対出れないという絶対的なシーンも欲しかった。一番まずいのは表紙に生き残る登場人物を描かれることで、それはデスゲーム系でありえないかなとは思う。たとえ終盤主人公とヒロインしか生き残らないにしても。物語後半で自分たちの親や身内も他の場所で自分達のサバイバルを見せられて、死んだ子の家族も一緒に死ぬことになっていた。ネタバレを書くとこのサバイバルを起こした犯人は主人公と兄の恋人で、兄の交通事故を起こした犯人と裁判で甘い判決をした裁判員裁判官を許せずこれを計画した。終盤主人公が豹変するのは違和感バリバリあって、これまで殺してきたのも主人公だったというのはつじつまが合っているのか気になる。そもそも兄の裁判に関わったのは子供達の親達で、罪もないその子供を平気で殺すことは割に合わない。それだったらサバイバル風にしなくても最初全員気を失っている時に殺しとけよと思ってしまう。最後は兄の恋人に主人公も殺されて終わる妥当な終わり方。◆遊んだゲーム「ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム」名作ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの続編。ハイラル城の地下に広がる壁画を調べるゼルダ姫と主人公リンクは、不思議なミイラを見つけると急に動き出し、ゼルダ姫は暗闇に落ちて行方不明にリンクは力を失って不思議な右手に浸食されて生きることに。そしてハイラル城は浮き出し、ハイラル上空に不思議な遺跡の数々が出現する・・・ゲームとしては前作と同じフィールドが舞台だけど、ほどよく忘れていて新鮮に楽しめた。そもそも新鮮にするための工夫は6年かけただけにしっかりしている。前作の能力4つを全部変更したのが大きくて、「物を動かせて組み合わせる能力」、「武器を組み合わせる能力」、「時間を戻す能力」、「天井の壁をすり抜ける能力」に変わっている。物を動かせて組み合わせる能力がメインなのはすぐわかるけど、天井を抜ける能力がくだらないようでゲームを立体的に見せるようで面白い。洞窟の中で天井をすりぬけて地上に脱出するのは変だけど便利だし、その能力を使った謎解きも解決すると気持ちいい。そして天空世界の出現と、ほこらの位置の全入れ替え、塔は巨大ジャンプ台と化して、4地方のダンジョンはデカいし、井戸や洞窟も多数存在し、見た目は前作とほぼ同じなのにもう全然別のゲームとしか言いようがない。特に驚いたのが地下世界の存在で、広大なフィールドと同じ規模の広さの地下世界が広がっているのは事前情報なく驚いた。それも探索のためだけにあって別に本編とあまり関係ないのだから憎い。でも小さな明かりを頼りに暗闇を進んで巨大な明かりの根を照らしに行く作業はプレー初めて数十時間はかなりハマった。これぞ冒険これぞ探求みたいな気分すらあったほどだ。そして相変わらずゲーム世界の美しさは息をのむ。これだけでもやる気になれる。プレー時間は160時間を超えて終盤にかかっている。



2023年5月
は晴れれば暑い日で、曇れば涼しい日が多かった。寒暖の差があり過ぎて困る。2日夜から7日までのGWは名古屋に出かけた。休み明けの8日から数日はGWの疲れが全然取れず、疲労の肌着を着続けている気分だった。平日夜は横にずっとなって休んだ方が良かったけど、下手なゼルダのイラストを描きたくてあまり休めなかった。9日は7月下旬に健康診断があると会社にFAXが来た。まだ2カ月半あるがこの1年間お菓子食いまくったので、そろそろ覚悟して痩せていこうと思う。13日は母がオーダーカーテンを買いたいというのでニトリまで運転することになった。正直稼いでない家なのにそんなもの要るかと思ったけど、母は家で引きこもってるのに うんざりしていたのだろう。ニトリはワンランク上の家具屋で結構いいなと思うものも多かった。18日はアマゾンでニンテンドーSWITCHのゼルダエディションの値段をチェックしていたら前日より5千円上がっていて、色々調べたら完売が多くなっているようだ。19日は真夏のように暑い日で炭酸水を飲みまくったら、午後に空が曇って気温が一気に冷えてキツイ腹痛になった。気温が下がり過ぎで体が付いていけない。23日はゲオでSWITCHゼルダエディションとゼルダの伝説ティアーズオブキングダムを買う。合計45008円と結構な値段だけど手元にある安心を得たかった。ノルマにしていた本をあと1週間で読み終わる予定だから終わったら絶対に遊ぶんだと誓うものの、ニンテンドーIDを忘れて困る。それにしてもSWITCHは小さい。27日は読み続けた本屋大賞の本を読み終わった。終わってすぐゼルダを3時間遊んだら3D酔いしてしまい、治るのに3時間かかった。テレビモニターでやるべきかどうか少し悩んで、パソコンのモニターで遊ぶことにした。そして視点移動の右スティックはあまり動かさないのが吉とわかる。28日はパールロード沿いをドライブした。本を読み終わってゲーム以外で何かスッとするものが欲しかった。まず相差町の海水浴場付近に行ってみる。このへんはホテルが並んでいるけど実際どんな感じかと思って歩いた。ホテルは多すぎだけどハワイみたいでいい感じだ。それから隣の国崎町まで下の道で向かうと結構道が広い。国崎町はいかにも小さい港町という感じでちょっとした神社と灯台があり、廃墟のホテルが目立つ。港では老夫婦が釣りをして結構取っていた。この日は天気も良くて清々しかった。空と波を見て風と波の音を聞くだけで心地が良い。次に隣の石鏡町まで下の道で向かったが・・・道が1台通るような山道で正面から来ても後ろから来てもヤバい道だと思った。途中関係者以外立ち入り禁止の小さな集落が気になった。石鏡町に着くと大きなホテルがいくつも見えた。それもそのはず晴れていたから太平洋を望む水平線が見えて、とてつもなく景色が良かった。例えるなら大昔の熱海って雰囲気すらあった。この辺のホテルの値段を後で検索したら2〜4万円台が多い。土曜は例外なく高くて自分には無理だなと思ったりした。港に車を置いて町内を歩き回ると坂道が多くてかなり疲れた。この斜面に住むのも建物建てるのもすごい。ここで取った伊勢海老が近くのホテルに出るんだろうな。そのあと鳥羽イオンで買い物をして帰った。29日月曜から本格的にゼルダのティアキンをやり始めた。久々夢中になるゲームで、この月誌出すのが10日も遅れた。◆遊んだゲーム「デジモンワールド リデジタイズ PSP版(16時間半)」デジモンのゲームで遊んでいた少年少女が突如異世界に転生され冒険が始まる。PSPの「デジモンアドベンチャー」はドラクエテイストのようなパーティバトルで結構良かったから これも遊んだけど失礼ながらクソゲーと言っていい。まず使えるモンスターは一体のみ。徐々に育てるのはいいがモンスターがトイレに行きたいだの肉が食べたいだの疲れが溜まっただのオーダーが入り、そのたびに冒険は小休止が入る。トイレの場所は変な場所にあるし、少し値が張る携帯トイレでも可能だが主人公達はトイレ行かないから変だ。原作の玩具がそうだったから導入したんだけど愛着無く鬱陶しいだけだ。また戦闘も空振りが多くてストレスがある。言うなればボクシングで相手のいない所に攻撃するようなシーンを山ほど見せられる。マヌケに見えて仕方ないし明らかな調整ミスだ。そうやって育てたキャラも寿命で亡くなる。物語の半分くらいで最初のキャラが亡くなった後また1から育てる事になったが、ラスボス手前に2キャラ目が倒れてしまったのが痛くて、そこからまた1から育成し続ける羽目に。他のモブキャラは寿命が無いから不公平にすら感じる。このゲームのプレー時間の4割はトレーニング所でボタンを押してパラメーター上げするだけの単純な作業だ。ボスとラスボスは本当にゴリ押しで倒した。大事なアイテムを売って回復アイテムをゴッソリ買って戦闘で使う。とてつもなく原始的だがこのゲームに愛は無かった。ゲーム内の時間の変化に味があったり、デジモンアドベンチャーで戦ったキャラも全員出ているから愛着あるが、流石にマイナスが多い。一つだけ言えることはデジモンのゲームは多いけど、ゲームとの相性はすごくいい感じがする。他のデジモンのゲームも思わずチェックしてしまった。◆読んだ本「1Q84(2010年度10位)」 小説家を志す30歳で塾の講師をしている天吾は応募作の選考をしている中で、奇妙で圧倒的な作品を発見し、それを頭の回転が速い編集者に頼まれて書き直して賞を取る。作者は女子高生でそれを売りに儲けを得るが、その魂が抜けたような女子高生の親が宗教団体の代表で異常な生活を送っていた・・・一方、スポーツインストラクターをやっていた青豆という女性は、証拠なく暗殺できる特技を持っており、それを買われて世の迷惑な男を何人も殺してきた。そして信者の少女を犯し続ける教祖を殺そうと仕掛ける。2人は気が付けば西暦1984年の日本ではなく、月が2つある少し奇妙な世界の1Q84の日本にいる。その2人が出会うまでの物語。久しぶりに読んだ村上春樹の長編小説は奇妙としか言いようがない。会話の相槌で「あるいは」「もしくは」「やれやれ」「よかろう」なんて言うのは村上春樹の本だけだろうが、物語内の謎は多くて意味不明。まず空気さなぎが何なのかわからんし、宗教団体の少女達が人かどうかもわからん。天吾の父親がNHKの集金人でその話が多くて奇妙、番犬はなぜ惨殺されたのか、天吾と不倫していた主婦はどうなったとか、女子高生の父はどうして宗教団体の代表になったのかなど説明されることはない。最初に青豆が高速道路の非常口から降りて行った先が1Q84の世界という発想自体が異世界だ。でも「説明しなきゃわからないものは説明してもわからない」という言葉を作中に使っているから、作者は説明したくないし煙に巻くことがこの作品なんだろう。話は後半に入ると青豆が宗教団体の代表を暗殺してマンションの一室に身を隠すがそこで公園に居る天吾を見つける、でも天吾は父の介護に向かってほとんど出会わない、この何もないような時間がページを埋め続ける。途中で2人を追う人物が出てくるが、これまでの2人の話をまとめるだけの存在だったうえ、終盤に青豆と同じ殺し屋にあっさりと殺される。長い間ページを使った意味は何だったのかわからない。そもそもで言えば天吾と青豆が小学校時代から心の底では両想いだったとか、2人は出会わなければならないという流れにするのがおかしい。青豆は月に一回はバーで好みのダンディな男と一晩の相手を探してしているけど、もう30歳だからオッサン漁りする年でもないというのはわかる。でも天吾は主婦の不倫相手として生きていて女にも困らないし仕事も不足はなかった。最後に2人は出会って物語の最初の高速道路出口からまた逆走し、1Q84の世界からまた違う世界の日本に来るが2人はここで生きようと思いながら終わる。文庫本で357・362・345・308・391・394ページと長いけど、ひたすら何だこの展開は?この文章は?って感じで読んでいてそこまで悪い気分はなかった。これで2010年の全作品読み終わった。順位もわりと適正な年だと思ったりもするが1Q84が10位にならなければこんなに読まなくて済んだのにと思う。本屋大賞の小説を150作品読むというノルマは相当きつかったので、その感想を長文ページにそのうちまとめておくことにした。すべてが自分本位の勝手な意見だけど自分で読んで自分が下した内容を書くつもりだ。自分はやはり本の虫にはなれないと自覚した。「ソロモンの偽証(本屋大賞2012年7位)」 1990年のある中学校に通う少年が自殺する。それは学校を揺るがす大きな事件の始まりだった。本屋大賞をたくさん読んできて一番最後に読もうと決めたのはこの本で、とにかく長い。宮部みゆきの本は読みやすくわかりやすく、現代舞台でミステリーで中学校の事件が舞台は読みやすいとはいえ・・・文庫本6冊で515・503・525・496・564・596ページはちょっと頭が痛い。宮部みゆきはテレビで執筆風景を見たことがあるけど、テレビドラマを流しながらコタツに入りながらキーボードをパチパチ打って話を作りまくってるけどここまで長いのは読んだことがない。作家というのは成功を続けると長編を書きたくなるようだけど良い方向かどうかわからない。GW中に半分読もうという計画が崩れて毎日平日1時間半以上、土日2時間半以上読んでやっと読み終えた。本屋大賞最後の1作品、逃げ道も他の本も無いから読むしかなかった。物語の前編は少年が亡くなったことで不良3人組が疑われ、やっぱり犯人は不良3人組だと偽の告発の手紙を出した子が居たり、その子を手伝った優しい子は交通事故で亡くなるし、ある生徒は親の脱サラに反対し親を殺そうとして思いとどまるし、マスコミが嗅ぎ付けて教師や生徒も痛い目に遭うし、3人組も仲間割れしたり火事したりで事件も多く、生徒も親も合わせて結構な人数で議論が繰り返されている。似たような議論も多くて登場人物が言うように不毛の会話が多く思ったりもした。中編になると自殺の真相を知ろうとヒロインは動き出して、いじめの主犯はやってないと怒鳴り、それならと学級裁判をしようと弁護人と検察側に分かれて真相を突き止めようと調査が決まる。いわば読者も読みながら真相に向かっていく感じだ。弁護側は不公平をなくすために他校の少年がなるんだけど、この少年の怪しさは異常で「いかにも真相を知っている」感じしかない。ヒロインは仕方なく検察に回って、ここからの展開がこいつら本当に中学生かと思う言葉を使いだす。「身の証(みのあかし)を立てる」「然(しか)るべく」「袂(たもと)を分かつ」なんて言葉を中学生が使えるわけがない。会話も本格的でせめて高校生や大学生という設定の方が現実感あったと思うくらいだった。宮部みゆきは法律事務所で働いていたからこれくらい誰でも知っているなんて思っているのかもしれない。後編になると学級裁判がやっと始まる。ここからが無駄のない会話が多くて検察と弁護士の会話の応酬で面白かった。法廷で関係のない話をしないようにと判事が言うけど、スイスイ読んでいて気持ちがいい。いわば前編と中編での登場人物の本音や葛藤が裁判で発表されるわけだ。それはわかりやすい。ただ検事と弁護士と判事の3人は中学生には到底思えない言動と天才的な会話で物語が進む、特にヒロインが頑張ろうとしても弁護士の少年が一歩上回るのが熱い。最後に本物の弁護士を証人に呼んでいじめた少年の無罪が決定的になるが考えてみるとこの小説はゲーム「逆転裁判」と似ている。事件→調査→法廷という流れはそのまんまだ。問題は法廷編に入るまでが長すぎる。ちなみに文庫本の最終巻は本編465ページで終わりで、残りの131ページは他の作品だった。あとで思えば文庫よりハードカバーの方が良かったかもしれない。これで本屋大賞2012年の1位〜10位まで読み終わった。この年は長編が多くて読むのに疲れた。そして予定していた本屋大賞150作品読破が終わった。目標が終わって自分の中で魂みたいなものが抜けるのでは?とか強く寂しく感じるのでは?なんて思ったけどそれは杞憂で、もうSWITCH遊ぶことしか頭に思い浮かばなかった。2019年〜2023年分は読まない。読破で5年過ぎてしまうとは思わなかったし、もう十分堪能した。◆GWは5月2日に仕事終わった夕方から名古屋に出かけた。ホテルはどうすれば安く泊まれるか食事面も含めて考えて、安心お宿5連泊をJの日程決定した1月の時に予約しておいた。1泊3000円でご飯とスープとジュースとコーヒーが取り放題はでかい。今回の目標は持っていく本を読み進めることだ。3日はホテルでご飯をたらふく食べてから昼前に豊田へ出発。朝食カレーが再開されたけど1Fでやっているのに気付くのが遅かった。ヴィッセル神戸の試合が15時にあるので2月の時に入ったファンクラブ会員特典のチケットをさっそく印刷したQRコードで入場したら何の問題もなく入れた。席はメイン3階席最前列だけど前の柵が近くて通りにくいし見やすいわけでもない。試合は首位神戸に2点差つけられて負けそうだったけど2−2で終わった。神戸は1位に居るだけの事はあって大迫が凄かった。試合後は急いで帰らずスタジアム外の公園で本を読んで人が少なくなってきたので豊田市駅に向かい、駅前のT-faceの100均で缶詰など買ってホテルに戻った。この日はGW初日なのでカプセルホテルのラウンジはパーティ会場みたいに人が居た。4日は名古屋駅前のプリキュア展を見に行く。安心お宿がある所は名古屋駅から地下鉄で1.5駅離れていて微妙に近いので歩いて向かう。13時からのチケットを買ったけど、早めに入るのは無理と言われたので会場のウインクあいちの前で1時間以上小説を読んで待っていた。念のために入場時間を遅めで買ったのは失敗だった。時間になり列に並んでいると音声案内が800円で聞けるというので一回くらい聞いてみるかと思い支払ったけど、本名陽子がわりと普通に説明しているだけだった。値段分の価値は無さそうだ。中に入ると女性客が多くて驚いた。大半は家族客かと思っていた。そしてキャラデザイナーの描き下ろしのイラストは圧巻の美しさだった。設定イラストや等身大プリキュアが展示され1作品六畳感覚で並んでいた。20年もやっているから多種多様な作品を楽しめて、出口に近い場所で全プリキュアの変身映像が76人分流れていたのは圧巻だった。思わず数十分立ち続けて見てしまうほどだった。長時間見続けて会場から出ると不意に寂しさが出た。展示はわりと普通ではあるではあるけど不思議とここに居たいという気持ちが強かった。だから入場者は寂しさを埋めるためにグッズ売り場であれだけ並んでグッズを買うのだろう。この日は会場往復や会場内で4時間くらい立っていただけだけど、それだけでかなり疲れた。プリキュア展の後はジブリ展に行く予定だったけど、もう16時で時間ないし、だるくてやめることにした。5日は目が覚めたら疲れが体にきていた。出かけるのやめようかと頭をよぎったけどご飯食べて横になって、毎日のつまらない生活を思い出したら出かけないなんてありえないという気持ちになって外に出た。地下鉄乗り放題切符を買って徳重駅へ行く。タダだから中学校の演奏会でも見ようと会場に着いたら、入場者は部員の知り合いのみとポスターに書いてある。緑文化小劇場のHPを見たらそんな事書いてなかったのに関係者のみとは…ちゃんと書いておけよと思い会場を出て、見れなかった時の事を想定して次は名東文化小劇場のピアノ発表会に向かう。以前来た時は無料オーケストラコンサートが満席で入れなかったけど、この日は普通に入れた。観客は60人くらいで8割は関係者という感じだ。本当にピアノ発表会というだけあって子供の演奏から始まり高校生が無茶な曲を失敗もありながら挑戦していた。感想と言えばピアノはシンプルで美しい楽器と再認識した。次は栄に戻って愛知文化劇場で南山大学管弦楽部の有料定期演奏会を聴きに行く。行ってみてわかったけど以前も定期演奏会聞きに来たことがあった。この日の演目は全部ロシアの作曲家の音楽でオーケストラの世界ではウクライナ戦争の影響はないようだ。会場は全席自由で前半は指揮者の後ろで聞いたけど音響がイマイチに感じて後半は上段サイドから聞いた。曲は正直あまり聞き覚えがない曲ばかりだったけど、ここでも目をつむって体が少し休めた。でもこの日から小説を読むペースが一気に落ちた。自宅外だと気が紛れて1日1冊ペースで3日頑張れたけど疲れもあるし、1作品(1Q84)読み終わってしまうと次に行きにくく感じる。6日も疲れていたけど、昨日の朝ほどではないのでカレーを食べてから名古屋駅に向かった。この日はBリーグのシーホース三河の試合を見るために名鉄に乗って知立方面に向かう。小さな富士松駅から住宅街の中を歩いていき国道23号線の下をくぐって田んぼの道を進むとウイングアリーナ刈谷が見えてきた。会場は結構人でにぎわっている。リーグも終盤だし盛り上がっている。高校生が作った今川焼を食べて立ち見のチケットを買おうとしたら目の前で売り切れた。残りは3500円の席しかなかったので少し高いので買う事はなく出ることにした。数日前にBリーグ前売りを買おうとして、ネットでどこのコンビニで買うのか入力する欄に違和感感じて買うのをやめたんだけど、やっぱり買えなかったかとサバサバと見るのをあきらめた。隣のウェーブスタジアム刈谷は10年以上前にJFLだった刈谷の試合を見て以来で久々入ったら、高校陸上部の大会が開かれていた。関係者以外撮影禁止の張り紙がしつこく貼られていたのが気になったが、女子選手がプロみたいなビキニみたいなユニフォームで走っていたから当然という感じか、10分も見ることなく次は豊田市に向かう。歩いて名鉄一ツ木駅に向かうがこの日は倒れそうなほど暑い。一ツ木駅から一駅先の知立駅で乗り換えると、まだ工事中でビル3階くらいのホームから降りて地上の電車に乗り換える。豊田市に着くと駅近くの豊田市コンサートホールでNagoya Youth Choir(クワイヤ)を見ることにした。もしBリーグが見れなかったら、ここのコンサートでも見に行こうと決めていた。ただ入場料1500円はちょっと高くて観客は100人くらいと少なかった。コンサートホールは10Fにあってちょっと高い場所にあり過ぎて違和感を感じたがコンサートの内容は聞いたことがない感じの歌があって良かった。おそらくこういうコンサートでは普通なのだろうが、死ぬ前の走馬灯のような音楽は美しかった。最後に椰子の実の歌を聞いたのも小説の影響で心地良かった。そのあとスタジアムに着くとファンクラブのブース近くで会員証を出したら、500円くらいのユニフォーム型キーホルダーを貰った。これはファンクラブ会員証を毎試合もらえる物らしくて、それなら3日前貰えば良かった。試合はガンバ大阪相手に1−0の勝利。7日は帰るだけだったが朝から雨が降っていた。土産は三越で買おうと思って地下街に向かうと、カバンが重くて歩いた時間は短いけど相当疲れた。GWはわりと疲れない日程を組んだつもりだったけど最終日になると疲れ切っていた。原因としては何もしない日を作らなかったのが失敗だ。反省点:結果的に言えば荷物が多かった。本を読み進めようと7冊持って行ったけど疲れなどで4冊しか読めなかった。髭剃りや歯ブラシやスプーンもホテルにあるの知っているのに持っていく意味が無い。あとPSP持って行ったがカバンから出す事はなかった。軽くて時間をいくらでも減らせる遊びだけど最近疲れが出やすいし壊れても困る、もうこれからは旅にゲーム機は要らないかもしれない。それから冬でないと朝夜の風呂とサウナは疲れを溜めすぎる。風呂が気持ちいいのはわかるが風呂も疲労につながるかもしれない。5泊6日で3万5千円かかったのは少し大きかった。




2023年4月
は穏やかな気候だった。花粉に苦しむのも終わり、コロナも先月下旬で終わったと思うくらい話題にならないし、マスクしない人もたまに見かける。今月2日は坂本龍一が亡くなった。坂本龍一の音楽はこれまで人生で何百時間聞き続けて、思想やプライベートに同意はないけど音楽だけは自分によく合い過ぎていた。「ああ、自分が好きなミュージシャンが亡くなるとはこういう事か、人が周りに最後に与えるのは死のみか。」と思った。ただ悲しみは少なくて、それだけ素晴らしい音楽をたくさん世に残したという思いがある。いろんな面白い動画やよくできた映画よりも坂本龍一の音楽は頭に残っている。6日は古い家を見てきたら結構崩れているので色々整理する。これがかなり疲れて何日も引きずった。後々考えたら服を着こみ過ぎて体が必要以上に疲れた。力仕事する時はサッカー選手のように薄着になるべきだと思い出す。というか隣の家のおばさんがまだ畑をやっているのに驚く。この日から夏まで何度も古い家を見るように決めた。8日はグランパスファンクラブ特典の招待券を使って2枚QRコード発行する。これでGWの予定は埋まった。18日は会社の倉庫の近くに竹が生えてきて邪魔なので切っていたらタケノコだらけの竹林の谷が見えた。誰も取っている様子がないので5つだけ取って親に渡したら万が一もあるから取るなと言われた。視界に見えるだけでも何十もタケノコが育っていて、育ったら切るのは自分の仕事だがタケノコを取るのは流石に泥棒か。19日は芸能人のおすぎとピーコが認知症になっていて、スーパーで万引きして捕まったニュースがちょっとゾクッとするニュースだった。別にこの2人が好きなわけではないけど自分の記憶ではこの2人は快活に鬱陶しく喋っていた記憶しかない。それが78歳で身寄りが居ないというのが恐ろしい・・・他人の不幸は未来の自分の不幸に思うこの頃。24日はグランパスの試合を見ていたらビデオ判定でゴールは無効にされてその直前のプレーのPK判定を取って、3−1のはずが2-2になっていた。ビデオ判定で1失点は仕方ないと思っているけど2点分のダメージはデカくて衝撃を受けた。これが現代のサッカーといえばそれまでだが。今月は何をしていたかと言えばGWの予定を考えながら生きていた。あとインボイス制度の登録をしなければいけないとか、ゼルダまたやりたいなと思ったり、ここに書いても仕方ないことをしていた。当然本屋大賞の本もあと少しで終わりなので頑張って読んでいた。最近は動画を見ていても動きや場面転換が多いと目がチカチカしてきている。年なんだろうか。◆見たアニメ「英雄王、武を極めるため転生す 〜そして、世界最強の見習い騎士♀〜」国を打ち立てた年老いた騎士は死ぬ際に武を極めるために生まれ変わりたいと願い、そして生まれ変わったのは女だったというファンタジー転生。たった12話しかないのに赤ん坊から始まるのが気になって最後まで見た。また絵柄が昔流行ったラングリッサーというゲームに似ていて愛着あったかもしれない。でも主人公は戦闘狂過ぎて引いてしまうものがある。化け物が街で暴れていると満面の笑顔で戦いに行くのは人の感情が欠け過ぎている。また1週間ぶりに見ると途中から何やっているかさっぱりわからなくて困る。獣人の女の子から魔物が出るという仕組みが重すぎで、この子が一番悪い奴ではと思う。それに他のアニメ「リーゼロッテ〜」でメインの二人の声優が兄と妹で喧嘩していて他のキャラにリーゼロッテという名の子が居るからややこしい。話は空に浮く島や謎の男もわからないまま終わる。EDはニコニコ動画のコメントでハゲを茶化した歌詞が付いているのが毎週面白かった。「機動戦士ガンダム水星の魔女(プロローグ+1期12話まで)」宇宙の高校に入学した少女に待ち受けるのはモビルスーツに乗っての決闘、同級生の娘との結婚前提の付き合い、会社設立、そして戦いなど波乱万丈の高校生活の始まりだった。久々にガンダム見るかと見始めたけどどうも合わなかった。女の子二人の百合ガンダムというには気持ちの良さを感じない。会話やルールがわかりにくいことばかり言うのがガンダムだけど惹かれるものは感じなかった。革新性も感じないし、スッとするものが自分に無かった。例えば5対5でMSに乗り込んでバトルすることになるが、ガンダム1機で敵5機と対戦するまで追いつめられるけど、そこから胸のすく大逆転じゃなくて、なんとか一機ずつ倒して最後は周りの仲間がとどめを刺して勝つというのが「ガンダム強いのかな・・・」と小学校低学年並の感想が浮かぶ。物語はまだまだ序章で伏線を貼っている段階なのはわかるし、これから大きく変わっていくこともあると思うけど、13話見てこれから毎週見続けるのが楽しみ〜とはならなかったので見るのをやめることにした。ただ再生数もコメントも多すぎでガンダムって大人気なんだと今さら思った。◆遊んだゲーム「デモンゲイズ(60時間)」記憶を失った主人公は悪魔の力を使える力を持っていた。魔物がはびこる城下町の近くに建つ竜姫亭を舞台に始まるダンジョンRPG。このゲームはダンジョン内のサークルと呼ばれる場所でジェムをささげて武器防具をガチャガチャのようにランダムゲットする。そこでいい武器を引きながらダンジョン内のボスを倒しながら悪魔の力を得て戦い進む。竜の娘のヒロインの声は早見沙織、メイン悪役は田村ゆかりがやっていて、音楽は初音ミクみたいな声が流れている。物語としては主人公を拾ってくれた女師匠を館の危機の時に主人公の魔眼が暴走して殺してしまうのは一番印象が大きかった。話は暗くなるけどそれでも前に進まなきゃいけないというのは人生のようだ。それ以外は宝探しと敵を倒して成長を繰り返してばかりだった。最後デモンの力はなくなりヒロインと結ばれてハッピーに終わるけど、RPGとしてはボスがキツイゲームで特に終盤酷かった・・・ボスが回復するのがこのゲームの特徴だけど、ラスボス前のボスが3ターンに1回7割回復するのがきつ過ぎで8時間以上かけてレベル上げて装備を整えて、やっと勝てた。攻守強化した後どちらか倒れるまで攻撃し合う特技使って何とか勝てた・・・しかし、その後に待っていたラスボスもまた心が折れる強さで完敗し、最後の手段難易度を下げるを使ってもまた負けて、キャラと装備のレベル上げをして1時間以上戦って勝った。悪魔の力が使えて隊列戻せる主人公を一時連れ去りされると半分積んでしまい時間がかかり過ぎた。とにかくゲーム慣れした人向けのダンジョンRPGで、戦闘1ターンが3〜5秒で早送りできるのは心地いいが、2〜3ターンでボスを倒せる円卓の生徒の反省なのかボス戦は毎回のようにしんどかった。状態異常や大回復や4回攻撃や一時連れ去りや即死攻撃や強化消去や隊列変更させられたり、ボスに不快度が高い攻撃をされるのが世界樹の迷宮との一番の違いだ。今回製作のエクスペリエンスのゲームはここ数年で3作目、ダンジョンRPGは好きだけどこのメーカーのRPGはもう控えようと思った。円卓や東京アビスと効果音が同じというだけでここまで新鮮味が低いとは思わなかった。デモンゲイズ2はやらない。◆読んだ本「終戦のローレライ(本屋大賞2004年7位)」第二次世界大戦終戦間際の日本、潜水技術に長けた少年は特務を受けて広島に向かい謎の潜水艦に乗ることになった。そこに待ち受けていたのは長い終戦への戦いだった。これは終戦に向かっていく日本で一つの潜水艦「伊507」を中心に描かれる群像劇だ。ハードカバーの本を開いたら文字がみっちり詰まっていて、ゾッとしたので文庫本で読むことにした。文庫本は全4巻で255・479・459・505ページとなっている。1巻は初めに敵に追われたドイツの潜水艦が五島列島で小型潜水艇を落として逃げることから始まるが、そもそも落とさなくていいだろうと思ってしまうが、日本がドイツの潜水艦を押収して、謎の兵器を見つけるために五島列島に向かう2巻は小型潜水艇を少年が見つけたら、その中に日本語が喋れるドイツ人の少女が居た。少女は水の流れで相手の動きが読めて、それでこれまで戦ってきた特上のレーダーだった。しかし2つの潜水艦に狙われて深度を下げて船が苦しい状況から3隻が一つの線でつながる所からの大逆転で沈める。3巻は小型潜水艇を回収以降はこの物語はどこに向かうのか?という点で興味あったが、ウェーク島というひっそりとした占領島に向かい、それから再び命令で他の場所に向かう事になるが、日本では原爆が二つ落とされて終戦間近ながら乗組員達が気づかないまま過ごす、3巻は戦闘もなく味方に裏切り者が登場したりで読むのがダレてくる。結局裏切り者を打ち倒すが犠牲者も多く3つ目の日本への原爆投下を止めるためにアメリ領土カの島へ向かう事になる。4巻は原爆投下を阻止するため途中で船を降りた人や亡くなった人を胸に40艦のアメリカ戦艦と5つの潜水艦が待ち受ける島に向かう。圧倒的レーダーがあるとはいえ、ミサイルも尽きていき、錨まで使って戦うのは笑うしかないけどそれでも飛行場の発車を阻止し、集中砲火を浴びて艦が沈むのは泣けるものがあった。最終的には少年と少女だけは生き残り、裏切者達は米軍に爆撃を受けて口封じされる。物語はコツコツとレンガを積み上げるような話で、潜水艦での蒸し暑い生活、各登場人物の過去と後悔が紹介され、軍隊としての戸惑い、負けが確実な戦争はどう終わるのかと兵士は苦しみ、ちょっとマヌケなシーンも用意したり、悪役は悪く描いたり、何より艦隊戦を今の時代描けるのはスゴイし、作者はとても真面目な人だと思う事ができる。だからこんなに長い話が書けたのだろう。でもその長すぎるというのがこの作品唯一の欠点で読んだ時間は34時間だ。途中からこの小説家はガンダム作品に深くかかわる人と知ったので、太平洋戦争ガンダムと思って読むことにした。主人公を素直なアムロ、馬鹿な親友はハヤト、新たな思想を語り日本を売ろうとする上司の男はシャア、水中判別能力がある少女をニュータイプと思えば話も早い。とにかく終わりまで読むと男のロマンが詰まった小説だったな・・・という感じで、かつてない潜水艦物語と思ってしまう。潜水艦が戦ったのは2巻と4巻の実質2回だけだけど潜水艦がよくわからないけど熱いシーンだと思うほどだったし、最後の多くの敵をすり抜けて第3の原爆投下を阻止するために猛進し、敵の飛行機を撃墜させ、最後に潜水艦が沈むのは長い旅の終わりを感じて泣けてしまう。そして最後の戦いの最中に小型潜水艇だけ離脱し、少年と少女だけは生きて日本に帰り、事情を知っている数少ない人達に守られて、頑張って2人で生きて結婚して孫まで見て、日本を憂いながら天寿を全うする姿は心地良かった。この作品に昔よく聞いた歌、「椰子の実」が歌われるのも物語に清々しさを与えている。この曲がこの物語のすべてと言ってもいいくらいで、この歌が歌われる少女の出会いの時、数少ない一息つくシーンでみんなが歌う時、潜水艦が最後沈む時、印象が強くて泣ける。人生とは椰子の実のようなもので流れるままの運命を感じる。でも、この小説がもう20年近い前という事実に震えざるを得ない。自分はこの20年何やっていたんだろう・・・と思ったら自分は生きていないみたいだ。これで2004年の本屋大賞1位〜10位は全部読めた。自分だけではないと思うけど小説は読んでいると自分の脳内で宮崎アニメの世界に変換されることがある。それくらい宮崎アニメに強い影響を自分は受けているんだけど、いじめの小説は実写で考えるといじめっ子が筋肉質の悪魔に想像してしまうからジブリ変換は妥当だと思ったりもする。ローレライの少年と少女はまさにラピュタのパズーとシータに思えるくらいだった。「テンペスト(本屋大賞2009年4位)」琉球王朝最後の時代に女として生まれた真鶴は上級役人になるための科試を受けられず、それでも勉学を愛し極めたく科試を受けたくて中国から来た宦官(性器を切り落とした男)孫寧温と名乗り、科試に合格して高級役人として琉球王宮を駆け巡る物語だ。作者の琉球王朝に対する知識や、漢語の文章を載せたり、急に心情を琉歌で表したり、琉球の周りの中国(清)や日本や諸外国に板挟みされた東アジアの要所としての琉球の存在や、占い師が王宮に強い力を持つという話は、作者は学者かというくらい凄くてそれがこの本の圧倒的な特徴だ。作者は沖縄出身で琉球は日本より上に感じさせる話はこの人にしか書けないものだろう。琉球の時代劇は珍しいと思うし、もっとこういうのが題材にされた作品あってもいいと思うくらいだけど物語の内容は何だか古さを感じた。上級王宮役人の試験に落ちて真鶴は死のうとするが王が試験の答案を読み直したら、周りに怒って合格にしたり、その後わりと王には何度も助けてもらうし・・・勉学で使っていた洋書が禁書で父が捕まり、真鶴をかばうために斬首されたり・・・女形の踊り子になった兄が罪のない者を何人も殺す悪い女に捕まって、真鶴が女という事実もバレて、泣く泣く悪い女の言う事を聞いたものの役人として強く後悔して死のうとして、意中の男に海の中から男に救ってもらったことにより、悪い女をキリシタンに仕立て上げて地位をはく奪させて遊郭まで落としたり・・・次は変態清国宦官が王宮を支配しようとを狙い口癖はクククと笑い、真鶴も犯されたり散々痛い目に遭いながら、なぜか崖の上でその男を呼んで突き落としてしまったり・・・そういうのがやたら続く。そもそもで言えば上巻で真鶴は女と気づかれない、下巻では周りに孫寧温と気づかないというのが「らんま1/2」を思い出して苦笑してしまう。あと真鶴が旧王朝の子孫だとか力を持つ勾玉や龍の力を持っているけど何の役にも立たないのが一番どうしようもない。下巻は流刑地の八重山で通訳として事件を解決したら、琉球から来た役人に出しゃばるなと山奥の豚小屋に隔離されて、熱病にかかって谷底に捨てられて、老婆に拾われて今度は女として生きることになる。織物を織りながら生きていたけど琉舞を踊ったら側室候補として40ページで王宮に戻ることとなる。それからトントン拍子で側室となってしまう。下巻では上巻の登場人物が変わっていることに面白さがある。ある日ペリーが日本より先に琉球に訪れ、植民地になりかける窮地に王は寧温を戻そうとして真鶴は側室と役人の二役をやってのけるようになる。ベタだけどこのあたりがこの本のピークで面白かった。それから側室として王の子を授かるが、兄が酔っぱらって孫寧温の正体は真鶴だと長男誕生の儀でバラしてしまい、久米島に流刑を言い渡されるが親友の助けで子供を連れて逃げる。真鶴が王宮の危機を何回救っても痛い目に遭うのは物語として何だかなと思う。痛い目に遭うのは人生物語としてかなり深みが増すけど、女とバレた時は王は条件付きで赦すと言えば十分だろうと思うし、今の時代なら超頭脳を持つ主人公なら苦境も先の先を読んで勝利する話にできるんじゃないかと思う。最後は時間が流れて琉球王朝は日本によって解体されて沖縄とされて終わる。長編の作品を読むと「やっと終わった」と少しストレスが減るものだけど、この作品は寂しさが凄く強かった。それくらい琉球王国の奇妙な物語・風習に惹かれたし、現実の琉球王朝の消滅に寂しさにある。自分自身2013年と2017年の1月に沖縄行ったのも効いたのだろう。最終章で王はここで日本兵を殺すと日本に琉球が滅ぼされると覚悟して東京で貴族となり、真鶴と親友の女も東京に行って財を成して再会することはなく、寧温と王宮で長い付き合いだった男はやりきれなさに崖から身を投げて自殺、女たちの巣窟だった大内原で女たちは明日を知れずに生きる覚悟をし、親子で門番を務めた家族は畑をやり始め、寧温を散々憎んでいた女も勾玉をあげたら魂は天に救われて亡くなり、50代となった真鶴と両思いだった薩摩の侍は仕事をやめて沖縄で共に生きると宣言して話は終わる。真鶴と王の子は最後描かれなかった。真鶴は膨大な知識も王宮で国を救い続けたこともすべて忘れ去られる程度のものだと思ったのはすべてを否定する様で、そこに圧倒的な寂しさがあった。ちなみに現在も琉球王の子孫は一般人として生きている。この作品はTVドラマにもなって主演を仲間由紀恵がやっていた。圧倒的美人といい凛とした男らしさといい最高のキャスティングだなと思い出して、上巻途中で画像検索したら下巻で女として活躍するんだというネタバレを知ってしまった。これで200年の本屋大賞1位〜10位は全部読めた。本を読み進めるコツとしては1時間に何ページ進む本か見極めるとわりと計画を立てやすい。例えばテンペストは1時間で40ページ、ローレライは1時間で50ページ読み進める算段だった。今日は1時間使って40ページ進めようとか考えやすい。とはいえ理想としては1日に本を4時間5時間読めたらザクザク読み進められるのだが…そこまで本は面白くはないと言ってしまっては失礼か。



2023年3月
は春になったと思う気候だった。徐々にストーブを使う回数が減って寒いなあと言う事がなくなった。そして毎日花粉で目と鼻がきつかった。今年は特に目が痛くて花粉は公害以外の何でもないと実感。6日は数時間運転していると車の中が暑くて、気温の変化に体が付いていけずに腹痛になった。11日は毎日の暑さに服を少し入れ替えた。18日にまた名古屋に行こうと決めていたけど、どうも行く気になれなかった。先月観戦してから3週間後はとても間隔が近すぎるように感じて、何とも言いようがないダルさと心の疲れがあった。ここ行かないとGWまで名古屋は土曜のホームゲームがないから行けないけど、すぐ5月が来そうな気がしている。出かけた時の一番のメリットは溜まった本を読み進められることと実感するから行きたかったが・・・。祝日の21日は磯部町の道の駅に行った。場外馬券売り場に行ったら以前来た時より人が少なかった。大きなレースが無かったのかもしれない。そのあと近くにある五郎山に登った。すぐ登って降りられる山で登山好きなら10分で登れる山だろうけど普通に疲れた。頂上は雷鳴っていて打たれたら終わりだなと思ってすぐ降りた。22日はWBCで日本代表が優勝していた。この日から報道は野球一色でここまでやるかというほど毎日野球報道が続いた。27日は亜鉛のサプリは飲み過ぎると体に悪い内容知って怖くなる。あとヤフーニュースで暴言吐いて90万円支払いを命じられるというのも怖さがあった。自分が正しくても書かない方が良い事もあると今さら気づく。28日で3DSのニンテンドーeショップがなくなった。今月は残りのポイントをどう使うか3DSの事ばかり考えていた。31日はニンテンドー3DSでニコニコ動画が見れなくなった。だいぶ前から決まっていたことだから覚悟はあったけど寂しさがある。これから横になって動画を見る時はタブレット端末の出番だけど、3DSの十字キーとABボタンで操作できるというのが心地良過ぎて、なぜネットで遊べなく無ったのかと思う。SWITCHを買うべきなんだろうか。◆遊んだゲーム「リンク絵 Link-a-Pix(51時間半)」色の付いた数字と数字をつないで、たくさんつなげば気が付けばイラストの完成という3DSの簡単パズルゲームだ。プレー時間のすべてを声優ラジオを聴きながら遊んだゲームで、わりと布団で横になって楽しめた。前に遊んだお絵描きパズルPic-a-pixより絵の質やデザインが良くてちょっとやりがいもあったし、予想と雰囲気で描き進みながら絵を描きたい欲を少し満たしてくれるゲームだった。「モザイクアートFill-a-Pix体験版(2時間32分)」3DSで3作買ったパズルゲームと同じメーカーのゲームがこれ。体験版でもしっかり時間を潰せたけど、白黒ゲームだけに同じ内容はパズル雑誌で十分楽しめると思ったりする。画面に髭のおっさんが出てるのも好きになれない。「EDGE(20分)」正四角形を転がしてゴールを目指すゲーム。悪くはないけど面が進むほどシビアなアクションゲームを追及される予感しかなかった。「立体ピクロス2体験版(38分)」正方形の木を掘り進むような立体ピクロスゲームで普通に面白かった。「フェアルーン体験版(56分)フェアルーン2体験版(29分)」レトロ風のアクションRPGでイースやハイドライドに似ている。シンプルで淀みなくて好感はもてるけど、自分が買いたい金額まで安くならなかった。「コロケス体験版(9分)」サイコロを転がして消していくゲーム、以前プレステ1にあったゲームに似ている。だから買いたい気になれず。「ワケダス体験版(37分)」画面上に散らばった色をそれぞれ分けるゲーム。面白かったし体験版の充実感も高かった。ただルービックキューブをしている気分だった。「もののけ探偵信太のあやかし事件帳(11分)」アドベンチャーゲームの体験版、背景も写真にモザイクかけただけと同人ゲーム感がすごいある。「ガンマンストーリー(体験版13分)」ロックマン風のアクションゲーム。絵に味はあるけど普通過ぎる。「キッズトリップRUN体験版(15分)」強制スクロール2Dアクションゲーム。体験版だけでもキツイ強制労働のゲームに感じた。◆見たアニメ「異世界おじさん」昨年夏に7話放送して、12月に5話放送して、3月に最終話放送で年末に放送見逃してそのままだったけど一挙放送でやっと全部見れた。前半は半分忘れてしまったけど、十数年寝たきりだったおじさんが急に目覚めて、おじさんはこれまでずっと異世界に居たと言い張り、魔法を使えることからyoutuberとなって生活を始める。おじさんと甥っ子とその同級生の女の子3人で、おじさんの異世界での冒険の映像を見て突っ込むのがこの作品の主軸。おじさんがセガ&セガサターン好きというのが面白くて例え話がいちいち面白い。話は典型的な俺つえーモノで、ゲームをするように魔法をこなせて周りを驚かせる。そしておじさんに心許した女が3人と恋が始まりそうで始まらず、おじさんがボケるの繰り返しだ。とにかく話は面白いのにアニメがとぎれとぎれでそれが惜しかった。それが無ければシーズン1番の称号を取れたろう。最終的にどう終わらせるか?どうして現代に戻ったか気になったけど、それは結局わからないまま終わった。おそらく2期も無いだろうし小説以外ではわかる事が無い。「うまゆる」ウマ娘3分劇場。正直ウマ娘を知らないから別に面白くもなんともなかった。もっとウマ娘知りたいと思わなかったし、他の作品のパロディも何だかなと思う。24話も続くとは思わなかった。「進撃!巨人中学校」進撃の巨人のアニメが最後を迎えるので全部GYAOに載っていたので、以前から動画で楽しめた巨人中学校を見た。OP・ED込みで17分作品で、動画サイトで勝手に上げられているダイジェストが話の8割で、別に見ても見なくてもよかったかもと後で思った。それでもエレンが言う「戦え」というメッセージは久々自分の心に伝わった。「おにいちゃんはおしまい!」引きこもりだった兄が妹の実験で女の子にさせられた性転換コメディ。悪く言えば直球の変態アニメなんだけどアニメの出来が良かった。OP曲の勢いとふざけた感じ、アニメ内の薄いパステル調とショートギャグと男が女の体に入ったことに揺れる演出、EDはさらに勢いを増してやたら動く。女の子になっても引きこもったままじゃいけないと中学校に入れさせた方向も良かった。最後は友達みんなで温泉に行ったときに男に戻りかけて生えてきて、どうするか・・・となったけど女になる薬をまた飲んで話は終わった。最後まで見たら第1話が物語のピークで最終話を見終わった時点で中の上の作品みたいな気分だけど、それでも全然よかった。原作はここまでロリッコではないから良い改変だった。「ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん」女性向け恋愛アドベンチャーゲームをすることになった遠藤君と小林さんの声がゲーム内に聞こえるようになるというラブコメディ。ゲーム内でヒロインのライバル役のリーゼロッテが最終的に魔女になってしまうのでそれを防ごうと二人で頑張ることになる。とにかくゲーム内にプレーヤーの声が入り、それによってゲームの内容まで変わっていくというアイデアが面白かった。ゲーム実況が今はジャンルとして確立されているけど、それをアニメ化された気分だ。冷静に考えたらこれってどんなゲームなんだよ!?って感じだけど、最終的にはリーゼロッテを救って王子と結婚し、遠藤君も小林さん付き合い本当にめでたしめでたしで終わって意外性は皆無だけどスッキリ感ある。それにしても普通のヒロインよりライバルの女が目立つアニメって多くなってきたな。「うる星やつら(1期23話まで)」令和によみがえったフルリメイクアニメうる星やつらだ。子供の時はラムのトラ柄水着に恥ずかしくて見れなかったけど、今なら普通に見れるので見てみたら、ここまで面白いと思わなかったというくらい面白かった。作者の高橋留美子は天才だと感心するほどだ。基本的には登場人物がそれぞれ片思いで、その中に波乱を起こすネタ、例えばラムが急にいなくなるとか、ラムをうらむ女の子が登場するとか、呪いのわら人形で人を自由に動かせてしまうとか、男として生きている女が登場するとか・・・そんな要素を入れて毎回しっちゃかめっちゃかする。毎回ダメだこりゃ!って感じで笑って終わって楽しかった。いろんな女子に声をかける浮気者あたると、あたるが好きな100点満点中1万点のキャラクターをしているラムが軸で安定している。最初は見るつもりはなかったけど、やっぱり最初のOPが良かった。◆読んだ本「出星前夜(本屋大賞2009年7位)」本屋大賞でこれまで読んできて一番読むのがキツかった小説「黄金旅風」。その同じ作者の本が「出星前夜」だ。この小説も1600年代の長崎が舞台となり、重すぎる年貢に民は苦しみ、子供の流行り病が蔓延し、藩主と悪代官の失政とキリシタン弾圧の反動を描く。この本も変わらず自分に「合わない」本だ。相変わらず社会の教科書を読んでいる気分しかなかった。小気味良いテンポの良い掛け合いの会話もなく、登場人物も喋り出したら長々話し出すし、空行・改行も少なく、似た名前の登場人物が多く、小説に多い1ページ1分の法則も当てはまらない漢字の多さだし、相変わらずわからない単位とわかりにくい説明、民衆は正義で代官や藩主や幕府が悪に近い表現も苦手だ。新しい登場人物が数人出たと思ったらそれらがすぐ殺されたという描写がいくつもあるのはだったら書くなよと思ったり、スカッとすることは何もない。平日1日40ページ読もうと決めても10ページ読むともういいと思う事もあった。先月名古屋に行ったときにこの本を260ページ消化できたのがかなり効いていて、それだけでも名古屋に行って良かったと思うほどだ。この本は前作を読んでキツイとわかった強い覚悟があったから読めた。そこには読破しようとする100%の意地しかなかった。ただ物語の最後は天草四郎とその民が廃城で2度も相手を打ち負かしたものの幕府の軍勢が集結して皆殺しに遭う、その切なさは現実に起こった島原の乱だけに思うものがあった。生き残った男も復讐しようとするが討ち入り寸前に人を助けて、江戸の名医となって後世に残る人物となるファンタジーも悪くない。アマゾンの評価を見たら高評価ばかりで賞も4つ取っているのは少し納得。とはいえ自分にとっては溜息を出しながら最後まで読んだ本に違いはない。作家が文章を書く才能も知識もあり、必死に書けば読者に響く人も多いが自分みたいに響かない人も居るとわかった本だった。映画や音楽なら才能があれば少しわかるのだけど、小説は違うと思った。



2023年2月
は寒かった。いつもならこの寒さに慣れるんだけど下旬になると腹痛も増えてきて、ももひきを履かないとキツイ日が多い。あとここ数年の事だけどお菓子を食べる回数が増えている。ウクライナ戦争の影響で物価が上がり続けているけど、普通に生活しているだけで疲れが取れない。空腹なら食べて当たり前に思う。というか腹減ってなくても食べるから精神的な問題もある。2日は送込6000円で購入した中古タブレット端末が届いた。3DSで動画が見れなくなるのでとりあえず買ったものだけど、8インチは少し小さくて指でクリックするとクリック失敗が多い。ただWIFI環境があれば動画だけでなくヤフーやトラベルサイトも使えるのは心強い。問題はワンドライブのデータ共有の仕方がわからない。やはりグーグルの方が頼りになりそうだ。これは2年使えれば成功と思う事にする。16日は実家の周りに柵ができた。60万円かかったと言うので10万円協力した。小さい出費ではないけど毎日飯の世話をしてくれるので人並みに感謝の心が湧いた。19日は選手名鑑を買うついでに本屋でウルトラジャンプを買った。ジョジョ9部の最初が知りたかった。23日の天皇誕生日は古い家の鉄ゴミを移動させて疲れが抜けずにずっと部屋で横になっていた。28日から花粉症が本格的に発症して目が痛くて鼻水が止まらなくなった。今月はノルマにしていた小説を結構読めた。本屋大賞150作品完読まで残り数作品でフルマラソンで言えば35q地点だから面白かろうが面白くなかろうがとにかく読んだ。今日は100ページ読もうと決めて、大半の本が1ページ1分だから1時間40分も使って一心に読んだり、かなり割り切れたと思う。◆遊んだゲーム「怪獣が出る金曜日(プレー時間2時間50分)」10歳の少年が東京郊外に引っ越した夏のある日、この街に怪獣が出るという話を聞き少年は小さな町を探検し始める。怪獣というのは街のテレビ局がプロモーションや撮影としているもので、大人は笑っているけど少年は真剣に本物の怪獣ととらえている。でも自称宇宙人の老人が本物の宇宙人で、最後に宇宙怪獣を呼び、実は正義の味方だったお父さんが戦ってみんなで応援して勝って話は終わる。夏の清々しさや少年の心の表し方や移動方法など、あきらかに「ぼくのなつやすみ」そのままのゲームと思ったら、作っている人が同じだった。とにかくプレー時間は短くて全7章のうちの1章くらいな感じで試作感が強い。ただ短くて良いゲームがしたかったから遊べただけで満足だ。このゲームで一番良かったのはナレーションをしている女性がアナウンサーのように凛としていた声で、それが作品としての格を上げていた。「イナズマイレブン(プレー時間16時間半)」だいぶ前に流行ったイナズマイレブン初代が無料配信されていたのでDLして遊んだ。人数もそろわない弱小中学雷門サッカー部が全国優勝を目指す。ストーリーは普通の少年サッカー漫画で主人公はGKだ。試合前に相手の必殺技を見る、それを破る話をして試合に臨むの繰り返し。仲間もわりと変な顔が多いので20人居ても混乱しにくい。ただストーリー的に驚いたのはこの作品の後で主人公がツンデレのお嬢様と結婚するとは思わなかった。王道の献身的なヒロインを選ばない時代なんだなと思った。ゲームはキャプテン翼のような必殺シュートゲームなんだけど、FWがGKと一対一になり必殺シュートを決める射程距離に入るまでに、ドリブル技やブロック技を駆使して前線を運ぶまでの試合をする事を繰り返すだけだ。前線の2人にボールを出すために9人が何とか敵を食い止めるなんて消極的だけど、ちょっとサッカーぽさも感じる。また試合以外の4対4のサッカーバトルで経験値を稼ぐなどRPG的な面も強い。とにかくこのゲームで苦戦するのは最初の2試合目で、1点はイベントで取られるから2点返さなきゃいけない。遊び方もよくわからないからかなり苦戦した。相手は必殺ドリブルや必殺ブロックを使うけど雷門はほとんど覚えてないからレベル上げを2〜3時間して何とか勝てた。ゲームとしてアニメを含めてミドルヒットはあったものの、十数年経つと人気が落ちるのはレベルファイブ作品の特徴かもしれない。◆読んだ本「百年法(本屋大賞2013年9位)」不老不死を手にした日本共和国の日本人達に待ち受ける近未来SF小説。不老不死は措置を施せばその年齢から永遠に生きられるという、日本国民のほぼ全員が受けているところから物語は始まる。この物語は時間が流れ続けて立場や仕事が変わっていくのは面白い。問題は不老不死によって日本は世界の競争力が低下し、国として落ちぶれてしまい、それが問題だからと措置をして百年で死んでもらうという法律が作られる。ほぼ永遠に生きられるのに法律で殺されることに強く反発して人里から離れる者、法律が無ければ国として成長しないと見る政治家たち、それぞれの正義がある。日本共和国の大統領や首相など一部の人たちは百年法を越えて生き続ける権利を得るものの、時代は流れて50年の独裁政治で安定しなくなっていった。お互い退任してもらおうと画策しながらも大統領の腹心にクーデターを起こされるが、謎の病気で倒れた大統領が首相を実は心から信頼していたのは見事な逆転だった。さあこれで物語終わりかなとなってきたところで不老不死の措置をした者は新しい病気の蔓延で16年以内に全員亡くなる事実が判明し、百年法は崩壊し、日本人は国民投票の結果、自分達が犠牲になり日本の未来を託そうというところで終わる。最後は措置を受けてなかった男が首相になり、歴史を鑑みて、前に踏み出そうとする終わり方はすがすがしくて良かった。話の筋だけ見ると堅そうだけど文章はサクサクとして上下巻でも読みやすい。後々思えば50年の独裁政治は悪かったのでは?と思うし、22歳から措置を施して122歳まで若く生きてもまだまだ生きたい?と思う。ただ子供の時に読んだ手塚治虫の近未来SFを読むようで愛着がわいたし、この話は現代日本に身に染み入る話で、少子高齢化社会で結婚しないで子供も作らずのんびり人生を楽しんでいる人達は、まさに不老不死で生きている人達と同じように見える痛さを痛感する。人生には限りがあると気づかせ前に進んで生きなきゃいけないと思い出させる小説。「陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)(本屋大賞2004年9位)」白樺湖畔にそびえる洋館、そこは鳥の製がたくさんある通称:鳥の城。この洋館に住む伯爵はこれまで4回結婚しながら初夜の晩に必ず花嫁は殺されて犯人はわからないまま、ついに5回目の結婚を迎えることになった。この館に探偵として呼ばれた傍若無人で一時的に目が見えなくなった探偵と、助手の精神薄弱な作家が目撃する事件とは・・・戦後初期の日本が舞台でレトロ風の言葉もよく使って人々もその昭和世界に居ると感心するし、設定は面白いと思ったし、これが以前人気作家だった京極夏彦の世界かと感心する。ただ途中から全然話が進まなくなる。基本的に男が2〜3人集まって話の肉付けと余談だ。屋敷がこれだけ大きい経緯や儒教がどんな宗教とか、陰摩羅鬼がどんな妖怪とか哲学的な話も始まり、読んでいてだれてくる。750ページの本で殺人事件が起こるのは550ページ目で本の半分は知的大学生の会合を見るようで作者の博識自慢やろ?みたいに思えて仕方ない。そもそもで言えばこの作品はシリーズ8作目だから前の作品を読んでいないから過去の登場人物が多くて空気が読めない。結局終盤過去の主人公が登場して解決してしまうし。終盤死生について語って話を引っ張った挙句発表した犯人は伯爵で、結婚して家族になるということは死んで剥製になるのと同じこと。それが罪と知らずに5回も花嫁の首を絞めていた。そういえば少し狂った感じはあったし、剥製を家族と言い続けた。まあ正直伯爵は博識なので少し無理があるし、似た犯人の話は見たことあるが・・・煙に巻いた文章を見続けただけに悪くない結末と思えた。小説は全体的に90年代を思い出させる雰囲気が強かった。ネットが無い時代のテレビもつまらない深夜に、暗い中ベッドで小説を読むことが娯楽しかない時代の雰囲気があった。エヴァンゲリオンのような謎を感じるし、読者がわかりにくい言葉を使うのがブームとされた時代だ。そういえば賢者の石とかいう哲学みたいな自分語りみたいな小説読んだのを思い出した。「新世界より(本屋大賞2009年6位)」日本の小さな町に暮らす少女はなぜ学校でこのような事を習い、違和感がある世界を疑問に思っていた。なぜ姉は居なくなったのか、成績の悪いあの子はどこに行ったのかと・・・人は呪法と呼ばれる念動力を持ち、人同士は殺せないように体に埋め込まれ、世界中に変な生き物が居て、街の清掃はバケネズミと言われる気持ちの悪いネズミが受け持っている。悪の教典の作者が描く近未来SFでありながら気持ちの悪い独特の世界観は宮崎駿の世界のようなオリジナリティがある。中学生になった少女は夏のキャンプで仲間5人で霞が浦に向かうと移動図書館と言い出す変な生き物を見つけ、捕まえると数百年間の歴史を話し始めた。呪法を使える人間が誕生し、呪法を使えない者たちは支配され奴隷のような人生を送り、文明は滅んで呪法を使える人間が生き残る世界になったということだ。呪法とは人ひとりが核兵器を持つのと一緒というのはなるほどと思うし、呪法により変な生き物が生まれ、成績の悪い人間は周りの人間を殺す存在になりかねないから処分されるという現実も厳しいけど世界的に納得する。しかし、その知識を知ったことを大人に見つかり連れていかれる時に悪いバケネズミに襲撃され、他のバケネズミに助けてもらったり、とにかく書けば月誌1か月分の感想がある。それから5人の仲間のうちの一人は危ない人間となり自殺し、2人は街を去った12年後の夏祭りの晩にバケネズミ達に町は襲撃される。万能な念動力も不意の銃撃には無力で、人間に成りすまして数の多さで襲撃され、12年前の同級生が殺されていて、その子供がバケネズミに育てられ人間を呪法で殺しまくる最悪の事態になる。人間の赤ちゃんをバケネズミに連れていかれて人殺しの兵隊にさせられるという状況にはうんざりしたが、よく考えたらそれはロシアがウクライナでやっていることだ。結局で言えばこれは少年少女5人の青春物語ではなくてバケネズミと神の力を持った人間のSF物語だ。最終的には人間が勝って終わるのは当然だけど、バケネズミの祖先は同じ人間で呪法が使える支配者たちに姿を変えられてしまったというのは重みがあった。話の欠点としては性的な話に違和感が凄いある。13歳の男女が外来種の悪いバケネズミに捕まって牢屋でHな事しちゃう?同性同士のセックスはOK?って感じだ。話は破天荒なのだからそこは普通でいいだろうと思う。あと物語で何回も一晩寝ないで聖闘士星矢ばりの疲労と大移動を繰り返していたのは少し引っかかる。上下巻1071ページはわりときつかったが、本屋大賞残りが少ないから頑張れた。ここから高い山を登るような本が待っている。◆25日は名古屋グランパスのホーム開幕ゲームを見に行った。最近出かけるのが億劫になってきたけど、全国旅行支援がまだやっているから行かねばと思い、いつもと同じ時間に朝起きて向かった。昼に名古屋駅に着くと太閤口から焼肉ライクという店で最安の580円焼肉ランチを食べるとあまりお腹が膨れなかった。でも一人焼き肉専門店がどんなものか納得したかった。それから豊田市に向かう。京都との試合は16時だけど最近は時間の流れが速いからこれくらいがちょうどいい。駅前のスーパーで飲み物買って、スタジアムの売店を一周してファンクラブ会員に入ろうと決めた。チケットがお得なのに今までなぜ入らなかったのか我ながら不思議だ。結構順番待ちの人が居て受付も忙しそうだった。試合は豊田章一郎のご冥福を祈っての試合になった。この日はGKランゲラックの活躍で辛勝。内容はともかく勝てて良かった。それにしても会場は寒くてトイレが近くて困った。開幕戦なのに2万弱しか入らなかったし、コロナは収まってきたとはいえ今年もチケット入手は簡単そうだ。試合終了後のんびりゴール裏にたたずんで寄り道していたら知立のホテルアイリスインのチェックインがすっかり遅くなり、ウェルカムドリンクが飲める時間に間に合うか焦った。翌日ホテルの朝食でパンとコーヒーとヨーグルトをいただく。ホテルのエレベーターの鏡を見たらヨレヨレのフリースに色落ちしたジーンズに目の下もくぼんで、あまりの初老の自分の姿に情けなさを通り越した。この服を全部捨てて背広買った方が良いんじゃないかと思ったりした。この日はホテルを出ると中京競馬場に向かった。競馬場でレースは無いけど行ったことが無いから何か得るものはあるかもと思った。中京競馬場前駅を降りた人は全員一つの方向に向かっている・・・競馬場まで行く道は1qほど屋根が付いていているのが凄くて、よっぽど儲けているんだなとわかりやすいほどで、競馬場は巨大病院のようで松阪競輪場と比べてはるかにデカくて驚く。「あ、これは今日次の目的地の有松は行けないな」と思うほどだった。場内は例によって中高年の男だらけだったけど、松阪競輪のようなおじいさんは少なくて公務員的な知的おじさんが多い感じだ。インフォメーションは何か所もあったけど若い女が二人談笑していて、掃除員も若い人で館内のイメージは若い。飲食店も多くて目の前で馬が走る日だったらどれだけ混むだろうと思うほどだった。賭場に来たからにはさっそく100倍を超える単勝を買ってみたけど2回連続全然ダメで、レース場内の遊園地を見てモツ丼を食べてのんびりしたあと帰る前に手堅い3連単を買ったら、レースは大波乱で当てていれば100円が92万円になっていたと考えると少し夢があった。競馬は生き物を扱うから他の公営ギャンブルより面白みはある。大金投資はあり得ないけど時間つぶしとして楽しんでもいいかなと思った。



2023年1月
は正月旅行から帰ってきてとても疲れていた。連休明けの3連休は1日の半分以上布団に居た。3連休も旅行の可能性を考えていたけど行かなくて良かったと心から思う。旅行で書かなかったことではカメラの写真は350枚以上撮ってこれまでで一番写真を撮ったなと思う。ツイッターに数枚載せたけどこんなにいい景色だったのかと後で感心したりする。自分が生きる世界は美しいと思った。心残りは2試合見て決勝まで行った東山高校をツイッターに載せなかったことだ。14日は数カ月前に買ったボロパソコンを起動して音楽をダウンロードしてIpodに入れた。起動中は本を読めてそれが良かった。2週間後も同じことをした。15日はYMOの高橋幸宏が亡くなった。18日は会社で木を切るのにアマゾンで買った充電ミニチェーンソーを使った。軽くて使いやすいものの、刃取り付けの時に一回方向を間違えたら全然切れなくなるのは驚いた。見た目がほとんど変わらないから途中まで初期不良と思って気が付かなかった。22日は床屋に行く前に鏡を見たら顔がむくんでいた。「むくむ」という表現が昔は意味不明だったけど、これがそうかと思った。それくらい酷い顔だった。26日は10年に一回くらいの寒気が来て雪が降って仕事は1時間遅れ。異常な寒さで真の冬が来たなと思った。27日は仕事で物忘れが酷くて1日のうちに5件くらい忘れたことがあってヤバさを感じた。30日はチケットを買いに隣の市に行く。出発は昼ご飯を食べてからだと遅いとわかった。毎日の日々は月誌のまとめを書いたり、アニメを見たり、3DSをしたり、小説を読んでばかりいた。◆見たアニメ「ぼっち・ざ・ろっく」いつも一人でギターを動画に上げてるだけのコミュ障女子高生が主役のバンドストーリー。バンド活動に憧れて勇気を出してバンド活動をしたものの七転八倒する日々・・・ヒロインの髪留めがウクライナの国旗と同じ色だから気になって最後まで見てしまった。アニメは雰囲気の強弱の付け方、笑わせるために実写映像入れたり楽器CGや、音楽アニメで一番重要な音楽面は及第点以上で今のアニメでトップクラスと言える。ただ可愛いだけに全振りした「けいおん!」と比べると主人公があまりに卑屈過ぎてイライラする。可愛い服を着せれば実はかわいいというベタ展開ですら、どうせ自分なんかとウジウジ言い出して毎回うんざりする。こういうのが今は受け入れられるのは心からわかるが自分は好きではない。時代が変わったんだと思った・・・「恋愛フロップス」新入早々可愛い5人の少女と同居する下ネタアリのハーレムギャグアニメと思いきや、それはすべて幻想だったというアニメ。前半のバカバカしいエロさと後半の幼馴染に対する純愛の対比がすごい変な作品だった。主人公がハーレムなのは仮想世界にいるからだったけど、その仮想世界はかつて好きだった一人の少女のすべてのデータが入り込んだ世界で5人の少女は少女が分裂した存在。凡作と言ってしまえばいいけど前半の笑わせる展開は好きだった。しかし最終回の最後で人間と何も変わらないアンドロイドの5人がまた居候するってのは、派手に物語を壊していて何と言っていいかわからない。「ヤマノススメnext sammit」ヤマノススメ4期、山を登るのが好きな女子高生あおいの萌え登山アニメ。最初の4話はこれまでの総集編。校内の登山部との出会いはあったものの、すべてがアニメとして完結に向かう感じが強く、最終回ではついに富士登山を成功させてアニメは完全に終わった。特に最終回は音楽と絵が美しくて達成感すら感じるほどで何を参考にしたのだろうかと思うものはあった。ニコニコ動画的にはあおいとひなたの両親がW不倫しているってコメント群が面白過ぎた。「アキバ冥途戦争」もしも1999年秋葉原でメイドがヤクザまがいの抗争があったら?という話。アニメは変なアニメが見たいと思って見るけど、これは相当変で少し気に入った。敵対するメイドカフェに襲撃に行ったり、しょうもないメイド訓練があったり、野球をし始めたり恋愛もあったり、ロシア人声優を使うというのも奇妙だ。笑えるか笑えないかのせめぎ合いのようなストーリーが頭おかしくて、よくオリジナルアニメで作れたなと思った。欠点としてはツイッターを見たら死ぬ人がコメントを書かれていたことだ。ニコニコは配信が遅いから見るべきじゃなかった。年末年始は久しぶりに秋葉原に行けてこのアニメを見て思うものもあった。「令和のデ・ジ・キャラット」あのデ・ジ・キャラットが帰ってきた!というほど前のデ・ジ・キャラットに興味もないわけだが、4分のミニアニメでシュールなギャグを主体としている。でもやっぱり面白くなかった・・・もう時代が変わりすぎている。これはウケない。「モルカー ドライビングスクール」少し前に流行ったモルカーがどんなものか見たくなった。モルモットと車が合わさったような動物が、1話の大事故をきっかけにドライビングスクールに収監されてスクール内でいろんなモルカーといろんなことが起こるセリフなしクレイ風アニメ。かわいいとは思わないけどウケるのは納得するし、セリフが無いのは好感が持てる。全世界で見られやすくていいと思う。人気が消えるまで続けて欲しい。「デリシャスパーティプリキュア」2022年のプリキュアは食事をテーマにしたプリキュアだ。お菓子を表現したプリキュアは居たけど今回は主食を物語のメインに据えている。食事は人を幸せにする、それを邪魔する者は許せないと和食・洋食・中華・デザートを表現したプリキュアが変身して戦う。絵は子供寄りで目が大きく等身はふっくらしていて、今回はタキシード仮面みたいな男の子や異世界のクッキンダムからきたプリキュアをサポートするカマキャラの男がサポートに回る。ただ春に起こった東映アニメの不正アクセス事件が大きく、消えた1カ月弱は物語を少し軌道修正された雰囲気を感じる。物語全体で言えばカマキャラの男が主役かというくらい目立ちすぎで、優しい大人の目で見守る姿の印象が強かった。きっと物語を作った人の気持ちがあの男だったんだろうと終わってから思う。それにしてももうトロプリから1年過ぎたとは・・・本当に自分は日々雑用だけして何もなく過ごしている。◆遊んだゲーム「魔女と勇者(プレー時間4時間40分)」3DSのレトロ風アクションRPG、ゲームは1画面真ん中に石にされた魔女が立っていて、勇者は魔女に近寄ってくる敵に移動で体当たりするだけのゲームだ。ちょっとした戦略性はあるものの、レベル上げと武器購入で3Dパッド1つで遊べるイージーに楽しめた。でもラスボスのメデューサが強すぎで、思わず攻略を検索するほどだった。ほとんど使っていないLボタンを駆使するなんてわかるわけがない。「世界樹の迷宮X(プレー時間102時間)」ダンジョン探索RPG、3DS最後の作品がこれだ。ニンテンドーイーショップがなくなるので、セール1000円で安く買えた。昨年秋からやり続けてやっとクリアした。世界樹を目指して旅をつづけた巨大な街が世界樹のふもとから冒険を始める。この冒険では過去の名キャラが何人も登場するが「こんなキャラが居た気がする」だけで何も覚えてなかった。物語としては別にこれといって語る事はない。自分が自由に作られる冒険者5人が最後は世界を救ったというだけだ。とにかくゲームのバランスが良くて強くしても強くしても次のダンジョンに行けば強い敵が待っているのがよくできている。そしてそれに負けずに勝つ、それが心地良い。そんなことをレベル90まで続けられるゲームで楽しい。選んだジョブは戦士・盾戦士・勇者(万能系)・僧侶・魔法使い系の5人は飽きたので、ショーグン、インペリアル、ドクトルマグス、プリンセス、ミスティックの5人にした。このパーティはミスティックの存在が大きかった。毎回方陣を作って毎ターン回復、たまに方陣が敵を状態異常にするから長く戦えた。◆読んだ本「日々ロック(1巻のみ)」ダサい高校生でいじめに遭い憧れの子にフラれ、どうしようもなく生きる男子高校生が唯一発散するのが歌ってシャウトする事だった。つらい目に遭ってその反動で歌う姿にセンスは感じるけど、漫画として無駄が多い気がする。ギャグとか下ネタとか暴力がこれだけ必要なのかわからない。ブルージャイアントみたいならもう少し名作になれたかも。「64(本屋大賞2013年2位)」たった7日だけあった昭和64年、あの日子供が誘拐され、身代金を奪われ殺さた未解決の事件:通称64(ロクヨン)がもうすぐ時効を迎える。元刑事の広報課に努める三上は日々取材陣と息もつかせぬ対応を繰り返していた。三上の娘は家出したまま行方不明で周りに強気に出られず、報道陣にも上司にも部下にも嫁にもギクシャクする関係だ。その時警視庁の長官が市内に来るので64の被害者に会わせようとすることから物語は始まる。64での初動捜査のミスの隠蔽と同期エリートとの奇妙な関係、リアリティがありながら味のある展開で、新聞記者出身の作者らしい辛口ビールのような文章が相変わらずだ。周りの人に「役立たず」や「ボンクラ」と思い、犯人を「鬼畜」、使えない奴は「能無し」など切れ味のある文章が飛び交う犯罪小説。下巻の半分でまた64と同じ誘拐事件が発生して、その犯人が64で娘を殺された親で犯人に同じことをしたという展開、長年この街で、あ行から無言電話を繰り返して犯人の声を探し当てた執念とやるせなさがすごいある。だから、ま行の名字の登場人物が結構いたのかと。ちなみに最後まで読んでも三上の娘は発見されない。おそらくファミレスのウェイトレスが娘だったみたいな描写はあるが・・なんだか変なぼかしだ。声優の三上枝織が昭和64年生まれでロクヨンの話をしていたのを思い出した。「船に乗れ!(本屋大賞2010年8位)」三流音楽高校に入ったチェロ奏者の少年の高校生活を描いた物語。1巻は音楽学校がどういうものかについての説明や楽器やクラシック音楽家のオーケストラの話がバンバン出てきて、作者が音楽学校に行っていたにせよ知識に感心する。オーケストラやクラシック音楽に精通する人はどうやって生まれるのかというルーツを知った気がした。三流音楽高校でもオーケストラは校内の生徒は当然するが、そこで出会ったヴァイオリンを弾く女子に一目ぼれをしてビクビクしながら文化祭で一緒にトリオ演奏しようと誘って、ピアノが難しいから教師に頼み込んだものの文化祭では演奏できないので祖父の家で演奏することになる。そこで演奏をして女子と仲良くなったと喜ぶ。でも主人公の祖父が学長で周りも音楽一家で恵まれていると知ったあとで、女子が「二人で演奏している時も私はずっとあなたと付き合っているつもりだった」とか言い出したのは、美人でもそりゃ無いなと思うしかない。2巻は高校2年になった主人公と彼女は音楽に打ち込み続けて仲が縮まりそうで少ししか縮まらず、もどかしい日々が続く中、祖父に言われて夏の2か月ドイツに音楽留学することになる。その間も主人公は彼女の事ばかりを考えながら手紙を送ったり基礎的な練習をやらされて知らない土地に出かけたり、たいして成長もできずに日本に帰ってきたら彼女の様子がおかしい。話しかけても話が続かないし、一緒に帰ろうともしないし、学校も休みがち・・・結構引っ張って知らされたのは、夏に引きこもった彼女を心配して連れ出した親友の親戚達と一緒に海に行って、親戚の友達と親密になり妊娠したという事実だった。この小説は大人になった主人公が過去を振り返る話だから、伏線は最初からたくさんあった。主人公より音楽に夢中な彼女、家の格差に不平を感じている彼女、ヒステリーを起こしそうな彼女の雰囲気といい起こるべくして起こった出来事・・・しかしこの仕打ちは酷い。帰国後知らないのは付き合っていると思った主人公だけで周りの大人は知っていたというのも酷いし、高2で子供を産むことを決めて学校やめる事など、彼女は主人公に対して何の感情も無かったのかと思う(実際なかったろう)。この展開はデカすぎで音楽を含め、その後の展開は割と空気になってしまった。3巻は主人公が高校3年になり、どうしても弾けない曲があって限界を感じ、大人や周りの空気を知って楽器を弾くことを高校でやめるための物語が続く。もちろん文化祭や演奏会のためにレッスンも当然あるが2巻の衝撃に消化試合感はいなめない。でも文化祭で元彼女が演奏させてくださいと親友達が急に用意したのは物語とはいえイラだたしさを感じる。そして演奏が終われば元彼女は去り、貸した楽譜と手紙が残されたのは絶望しかなかった。出たいのならもっと早めに相談しろと、お前は最後に目立ちたいから出てきただけだろと、最後くらい会話しろよと。手紙には綺麗事が描かれているが好きになった男を綺麗に縁を切るための文章でしかない。せめて結婚相手は良い人だと書けよと。自分はどうしても主人公のように女は子供のために生きるのなら仕方ないと大人になれなかった。女のこういう話はある種の現実味を感じるが・・・惚れた弱みなのかもしれないが、親友の女達に常に暗躍されて振り回されるだけなのが痛々しい。最後主人公は普通の40代のサラリーマンになっていて終わる。ちなみに船に乗れ!とは哲学者の言葉でオーケストラに関係ない。哲学の先生や男友達との話は書くほどではない。この小説は文字が結構詰まっているけど、正月旅行の精神洗浄のおかげか割と心地良く全3巻読めた。全編に青春は感じたし、自分の学生時代を思い出して「ああすれば良かった」「こうすれば良かった」と取り戻せない思い出に浸ることもできた。自分がやっているすべての事より恋愛が上と思う発想の若さも好きだった。自分も残りの人生真摯に向かうために生きなければと思うが、それより自分は寝取られ物語が意外と好きかもしれないと思った。自分が大好きな女が知らない場所で知らない男に抱かれている。そこに人生を感じたりもする。



2022年末からの旅行は30日早朝から東京へ出発した。別に朝早くなくても良かったけど、10時頃から18切符で向かうと休みなしで、ホテル到着が夜21〜22時頃になって遅くなるのがネックだった。道中どこかで休みたいと決めて、それを頼りに心地良く行けそうな気がした。電車では眠くて2回十数分眠れた。それで順調に進んで休憩地の湯河原駅で降りた。湯河原は「ガキの使い 笑ってはいけない」で一番笑った場所で印象が強くて行ってみたいと思っていたからだ。駅から降りると街は静かで熱海ほど人は多くない。パンとコーヒーを食べて海岸に向かうと冬の暮れなずむ空と水平線がきれいだった。冷たい風と波の音も心地良いし、たったこれだけの事でここに来て良かったなと思い、いつか波音のある宿に泊まりたいなと漠然と思った。
2時間ほど湯河原を歩いたあと東海道線にもう一度乗る。電車移動は以前苦痛だったけど、遊び慣れたゲームのように普通に本を読んで乗り過ごせて今回苦しさはなかった。目的地の新橋駅は午後7時台に到着した。新橋=飲み屋街のイメージあったけど本当に飲み屋であふれていた。最初に泊まるのは安心お宿の新橋汐留店だ。東京に来たのは安心お宿のクラファンの4泊チケットを消化させるためだ。このチケットは安心お宿京都店が使えず、名古屋店は地域割りや全国旅行支援やシャチ泊があって他の宿が安かったので行く気になれないし早く消化したかった。ホテルでは8時間眠れて心地良く過ごせた。

31日は千葉の五井という場所まで高校サッカーを見に行くことにした。「行ったことがないスタジアムに行きたい」「18切符を1回使用したい」となるとここしかなかった。しかし朝に千葉行きの快速に乗らなかったのは到着が遅くなってしまった。かつてジェフ千葉のホームだったオリプリスタジアムまで歩いていこうと決めたけど試合に間に合わずに最初の1点目が見れなかった。1試合目は富山第一VS高川学園の試合をしていた。富山第一は猛攻を仕掛けるものの高川を崩せず敗戦。高川学園の応援が相手をあおったりブーイングしたりするのはどうかと思ったけど、普通に考えてサッカーは品行方正なスポーツじゃないから別にいいかと思った。
次は京都東山と宮城聖和学園の試合で、東山がボールを握り過ぎで聖和に勝てる感じもなく東山が4-0勝利。東山応援団が赤いチームだからって浦和の赤き血のイレブンを歌うのは変な感じだった。帰りも歩いて五井駅に向かったけど片道30分が地味にしんどかった。ジェフカラーの電柱は面白いけど自分が何のために歩いているのか最近わからない。たぶん健康のためだが・・・JRは船橋で一回降りて少し散歩と決めたものの左足が痛くなってきて、ドンキでおかずを買ったらすぐJRに乗った。旅の序盤でこの痛さは後の日程に影響与えそうなほどヤバさを感じたからだ。新橋駅に戻って安心お宿新橋店に泊まる。店内は狭くて風呂場も小さかった。

1月1日は11時過ぎまで安心お宿でくつろいでいた。安心お宿はご飯と漬物、みそ汁ジュースコーヒー無料でチェックアウトは正午12時なので、足と食費のためにゆっくりした。この日は特に予定もなく次の目的地、秋葉原まで何回も休みながら歩くことにした。まずは新橋を抜けて日比谷公園まで歩いていく。昔は日比谷と言えばライブとか公会堂とか話題にされたけど「ここかあ」と思った。ライブ場は外からは見えないようになっているけど音は駄々洩れだったろう。少し歩いて噴水公園とベンチはテレビで見たことがあって、まさに都会のオアシスって感じだった。人も少ないからここで30分以上本を読んで皇居に向かって歩いた。皇居は翌日の一般参賀に合わせて警官がたくさんいた。ここに来て皇居の隣が警視庁、国会議事堂があるんだとよくわかる。よく皇居の前を走る話も聞くけど実際数百人走ってるのでは?と思うほど人は多かった。ここでもベンチで休んで小説を読んでから御茶ノ水駅に向かう。
少し坂を登って都市部に多い有名大学の間を通って御茶ノ水駅に到着、当たり前だけど以前来た駅のままだった。駅から東に向かって歩いて秋葉原に到着するととても人が多かった。日本人だけでなく中国韓国にとどまらず東南アジアや諸外国の人も歩いていた。メイドカフェに行こうかと思ったけど店の前がイマイチで行かないことにした。テレビで見た路上のメイドのチラシ配りは一人しか見当たらず、チラシを貰って安心お宿秋葉原店でもう15時台から休んだ。秋葉原店は食事場所がちょっと汚かったが、ここで小説「64」を読み終わって良かった。

1月2日は高校サッカーを見に柏の葉陸上競技場に行くことにした。「行ったことがないスタジアムに行きたい」という条件で言えば残りは柏の葉しかない。秋葉原からつくばエクスプレスに乗り北東を目指す。2日前も思ったけど千葉はどこを見てもマンションだらけで、これぞ東京のベッドタウンと思う街並みが続いた。映画マトリックスのような人タワーを思い出す。柏の葉キャンパス駅で降りて目の前の三井ららぽーとで食料確保しておく。高校サッカー場でもキッチンカーが数軒あるけど値段が高いうえ並びたくなかった。試合会場の柏の葉陸上競技場は駅の前の大学の向こうにあり考えていたより歩くと遠かった。1試合目の日体大柏高校と福岡の飯塚高校の試合は1−0で日体大柏の勝利。高校がある柏という同じ市内で大応援を受けるのはちょっとズルいと思ったが、それも含めて高校サッカーと言うべきか。チケットは完売だったから前売り無理して買って良かった。
2試合目の東山と高川は2日前に見た試合の勝者との試合。東山がボールを握り続けて2−0で勝利。帰りも歩いて他の道を通ったら地味に駅まで遠い。そしてまた左足が痛くなってきた。明日は早い出発だから寄り道なしで新宿に向かう。新宿駅はまだ工事をしていた。いつ来ても工事している印象がある。そしてこの日は安心お宿新宿店に泊まる。人が多いときつそうな店だけどそんなに人は居なかったが外国人が何人もいて、ホテルで生活している人も居た感じだった。これで安心お宿のチケットを使い切って軽い安心を得る。各店の良さをランク付けすると京都>名古屋>荻窪>新橋汐留>新宿>新橋>秋葉原かなと思う。

1月3日は朝の5時半に目覚めた。少し遠い長野駅に向けて18切符で出発するから心の底で緊張みたいなものがあったのかもしれない。まずは高尾駅方面へ快速で向かう。高尾駅は数年前に降りた時と全く同じだった、当たり前だが。30分くらい待って甲府行の電車に乗る。電車に乗ると電車内の広告がほぼ無くなり、電車内も数駅通ったら乗客の半分が出て行き、急に地方感が出てきた。電車は当然山川を抜けていき、徐々に盆地が見えて景色がすごくいい。山から斜面を下るように甲府に向かっているなと実感するほどで本当にぶどう畑がたくさんあって驚いた。そしてどこかで見た情報通り甲府から見ると富士山は山に半分以上隠れているんだとわかった。到着した甲府で電車を降りてコーヒーを一杯飲んで土産にほうとうを買う。1時間電車を遅らせてのんびりするのもアリだけど、寄り道したいのですぐ松本行の電車に乗った。標高930m以上の駅を越えて諏訪湖が見えてきた。諏訪湖は子供の時に見た「たんけんぼくのまち」の舞台になった場所で、とりあえずこの地に行ってみたかった。と言っても下諏訪駅で降りて諏訪大社 下社に行くだけだが。この神社は声優の嶋村侑のツイッターでよく流れてきたので気になっていた、神社と周辺は混雑も無くてほどよくお客さんが居た。坂を登ると結構屋台が並んでいて美味そうだ。おみくじを100円で買うと「吉」で全部命令調でしっかり生きよと書いてある。お参りは並んでいるので写真だけ撮って神社を出て、隣の駐車場から諏訪湖を眺めると晴れていて綺麗だった。琵琶湖とは違う湖の空気を感じた。駅までの帰りは回り道をしたら、このへんは結構温泉が出るみたいで施設や旅館が多い。時間があれば入りたかった。というか、いつかここに数日滞在してみたい。次は一気に長野駅へ向かう。まだまだ時間はあるけど雪が降る心配を考えていた。諏訪から塩尻は電車からだと結構近いとわかった。松本を越えて篠ノ井線に乗り換えて長野駅に向かうと、山を抜けたら姨捨駅でスイッチバックを始めた。この駅は雪が10cmくらい積もっていて長野市を見下ろす景色が綺麗だ。前の席のおばさんたちが怖い駅名だと話していたのは面白かった。長野駅には夕方到着した。駅は大きいが普通電車の少なさに愕然とする。とりあえずそのへんで食べた安いかけ蕎麦は美味くはなかった。麺はスーパーで数十円の麺みたいだし、七味の味の方が美味かったくらいでハズレを引いたなと思った。長野市は拍子抜けするほど雪が無かった。道の隅に白い氷があるくらいだ。長野市では商店街にある4千円の古いホテルに泊まった。暖房もガンガンつけられるけど部屋が乾燥し過ぎて困った。というかカプセルホテル4連泊で体中の油分が取れ過ぎて肌がカサカサし過ぎてかゆい。

1月4日は朝外を見たら数センチ雪が積もっていて外は白かった。この日は朝から善光寺に向かった。善光寺は街を歩く観光客の多くがその方向に向かうほどの長野一の観光地で、食べ物や作物にすら善光寺が付くほどだ。入り口の門をくぐると仲見世でいろんな店が並んでいた。ここで帰りにそばを買おうと決める。それから前に進むと六地蔵が見えた。その前の山門は賀正という大きな看板がかかっている。さらに進むと本堂が見えた。賽銭を入れて脇道のお堂を見ると一周回せばお経唱えたのと同じという大きな装置が見えた。効率がいいけどあまり根付かなかったのは坊さんのお経の方がパワーがあるからだろうな。甘酒を飲みながら水子供養像を見てから寺を出ることにした。いろんなものがある寺というのはよくわかった。帰ったあとで考えれば資料館の写真を撮ればよかったがもう遅い。それから長野駅まで歩いたけど疲れが溜まっていてバスに乗れば良かった。長野駅に着くと時間があるのでまた蕎麦でも食べるかと駅内を周ったら結構行列とか1千円の蕎麦にうんざりして長野電鉄近くの安蕎麦を食べた。ここでも特に美味しさは感じなかったけど、自分はかけ蕎麦より、ざる蕎麦の方が圧倒的に好きなんだと実感した。改札近くでリンゴが安かったので買ったけど重いから別に買わなくてもよかった。電車は12時半に乗って19時半に名古屋に到着した。寄り道は中津川駅の外がどんな場所か20分降りただけで、塩尻から中津川まで何回も特急に追い抜かれて普通列車がいかに優遇されていないかよくわかった。長野経由で東京に行くのは今後やめた方が良いと知る。それにしても東京から八王子に向かう同じ中央線とよく名乗れるものだと思った。この日は名古屋駅のスーパーホテルに泊まる。前日泊まったホテルと比べると部屋が明るく空気清浄機も付いて、ウェルカムドリンクと朝食バイキング付きでシャチ泊使って2500円は心地良過ぎた。

1月5日は名古屋からもう三重に帰るだけで15時までには自室に戻れた。部屋に帰ってパソコンを開いたけどすぐ布団で横になって眠った。結果的に言えば今回の旅行は思ったより歩きすぎて、目に見えない疲れで頭も体もおかしくなっていた。そんな旅行をして良かったか?というと知らないスタジアムや知らないホテルや、東京から山梨抜けて進む路線に乗れて長野に行けたから「行って良かった」という意見が勝つ。でも名古屋にシャチ泊使って7日滞在もそれはそれで良かったろうと思うものがあった。人間として見たことがない景色のために生きるのは良いと思う。ただこの頃疲れがすごく出るのが困る。この疲れで登山やスキーはもう残りの人生やらない方が良いように感じた。こんなことやってるより家族を考えろという見えない何かからのメッセージだろう。旅行費は事前に買ったチケットなどを含めて全部で4万6千円。元日はホテル代しか使わなかったのが大きい。



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