月誌

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自分がその月をどのように送ったかメモしています。
このページは、ほぼ自分のために書いています。

下手の横好きでやってるようなもので文章はミスが多く、
UPしてから何回も文章は変えています。


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今年も1年が速く過ぎた。

1月にウイルスでパソコンのデータが消えたことと、
新PCデータ移行の時に月誌の8か月分の記録を間違って
消してしまったのがショック過ぎで、おかげでこの月誌も
以前ほどいろんな記憶を残そうという気が減った。

火事のショックもまたぶり返してきているし、
あれだけ頑張ったコミコも投稿した漫画をダウンロードできず、
いつか消えそうな空気があるのも失望した。

今年一番大きいのはロシアによるウクライナ侵攻のニュースを
見続けているだけで精神的ダメージがあった。
美味しいものを食べても旅行に出かけても
ウクライナでは毎日人が殺されて領土が奪われていると考えると、
無力感といらだちを感じずにはいられない。


毎日無気力の塊でやる気を出して前を向くこと事は無く、
好きなサッカー観戦も以前ほど好きでなくなっているほどだ。


また自分の記憶力が落ちていくのがわかった年でもあった。
10年前に読んだ東野圭吾の本、例えば「悪意」などは何も覚えてないし、
さっき読んだ小説も数年後忘れると実感する。
あらゆる記憶が曖昧の海に沈んで学生時代が遠い霧に入ってきている。

ドアに鍵をかけたか忘れやすいし、しょっちゅう忘れ物をするのが頭が痛い。
そのうち重大なミスをしそうで怖い。

でもふいに旅に出た遠い場所での記憶が甦ったり、
色んな所行ったなという自己満足も感じたりもする。


視力も体力も落ちてきて、目の下も余計な
しわができてふけ具合が進み過ぎている。

ホテルで横になり、チェックアウトまで自由な時間を味わっているのが
大きな幸福に思ったりもするから、自分は老人に近いとしみじみと思う。


ところで本屋大賞読破はやっと終わりが見えてきた。
こんなに小説読むのが大変になるとは最初の頃思わなかった。
今は読み終わる楽しみだけを生きがいに読みたい。




2022年12月
はもう1日から寒かった。夏の時はストーブを使っていたことが考えられないように、毎日の寒さで夏の暑かった日を一気に忘れた日々だった。今月は年末年始の予定をよく考えていた。予定は大体できたけども何が得で何が損かわからない。東京にまた行くというのもどうなんだろうと思う。ここ4年で3回も年末に東京行くのは行き過ぎだ。安心お宿の4泊分を使うためではあるけど、たぶんシャチ割で名古屋に1週間滞在の方が心地よさそうなのは間違いはない。そもそも寒い中出かけるのがいい事なのか疑問すらあるし、長野にも大雪で寄れるか心配だ。12月1日はW杯日本VSスペインの試合が深夜4時にあったけど眠った。日々の生活に疲れがあって生活を調整するのがしんどかった。昔は深夜のサッカーのために仮眠をとって見たけど今は無理だ。おそらく名古屋グランパスのACL優勝がかかる試合でもない限り、これから深夜のサッカーは見ない人生を送ると思う。4日は団地内の道に穴が開いてきたのでアスファルトで穴埋めを手伝った。30分アスファルトを押し付ける重機を使ったらもう1日分くらい疲れた。工事現場に人が多いのはみんなでやるとローテーションできるからとわかった。補修作業は3時間かかった。9日から毎日ゲームをやりすぎるので3DSを会社に置いて一旦封印した。3DSはニコニコも見れるから重宝したけど、世界樹の迷宮Xが70時間越えてもクリアできないので年賀状作りに支障が出ていた。11日はN港付近で散歩。12日はNHKから紅白歌合戦観覧落選のメールが来た。応募者は関東が多いから当たりやすいかもと思ったのは甘かった。当たっても外れてもいい日程を組んでいたにせよ12月半ばの当落発表は遅すぎる。15日から真冬の空気が来て外気は冷蔵庫のようになった。17日に小説を読むのを停止したが18日は鳥羽の畔蛸町と相差町で散歩。寒かったが土地が大体わかって良かった。鳥羽と志摩を結ぶ下の道は1車線の道しかないので危ない。25日は鳥羽の彦瀧大明神に行った。近くの河内神社が平凡だったけど、小さいながらも山沿いの良い雰囲気の神社だった。それから18切符を買って図書館で本を借りて港で海を見てきた。改めて思うのが海も雲も太陽も美しいってことだ。どうもモニターやゲーム機や本の前に居過ぎて忘れかけた気がする。そして仕事辞めて毎日海を眺めていたいなと漠然と思った。数千万円あれば実行したいのだが・・・すべて夢かな。30日から三重を出て東京に向かった。いつものジャンパーで行こうとしたけど、去年スタジアムで凍りそうなほど寒かったので仕事で使うダウンを着こんで向かう事にした。上の今年のまとめに書いてない話を書くと、週末はサッカー観戦、セカンドショットナイトという声優番組をもう数年見続けてるなと思ったり、格闘ゲームの中継を見たり、今年もお菓子を食べまくり洋楽をなんとなく聞き続けた年だった。◆読んだ本「錨を上げよ(本屋大賞2011年4位)」百田尚樹が描く戦後ろくでもない時代の大阪の、ろくでもない少年から中年になるまでの青春を描く。悪ガキの半生を描く物語で、たくさんの家族と親戚の苦々しい人生が濃く描かれ、不良少年として喧嘩をし、バイトを嫌々しながら、バイクで旅をしたり、頭のいい女子に憧れては何度も失恋するが何度も手にしても別れたりして生き続ける。最初の数ページで自伝か?と思ったけど、あまりに破天荒で学校やバイト先で喧嘩したり、高校生で女を抱きたいからバイトの金で風俗に行ったりはありえないが、同志社大学に行くあたりでやはり作者かと思ったけど、やたら色恋をしまくっているので違うかと思った。ただ女のために何度もアタックし、半分は上手くはいくものの半分は失敗する話は男は女をものにして抱くことを強く考えて、愛想をつかされても女のために男は生きなきゃ人生面白くないんだなと物語の中とはいえ思うものがあった。後半(下巻)になると理由もなく大学をやめて東京に向かいパチンコ屋で住み込みで働いたけど、レコード屋でバイトして必死でクラシック音楽を好きになり、正社員になり女を手にしたけど実家の葬式から戻ったら女にフラれてしまう。結婚寸前まで行っても自分の学歴・仕事が収入低くてネックになる展開ばかりとか、やっぱり大学辞めなければよかったまで思うのはどうなんだろう。次の章でテレビを見て北海道の漁師になろうと根室に行くが、ソ連が奪った北方領土でウニの密漁をやり始めるのはちょっと面白かった。1回漁に出れば100万以上平気で稼いで、このまま海の裏家業をするのかなと思ったらソ連の監視艇と海上保安庁と警察の締め付けがきつくなってきて、仕方なくヤクザと手を組むがそれが命取りで、だんだん仲間を取られて女を取られて、船まで取られかけて船を炎上させて密漁をやめる。長い密漁編が終わったあと大阪に帰って、大学時代の友人の縁で作者と同じテレビ局の構成作家として働く。そしてビリヤード場のバイトの女と出会いから6ページくらいで結婚するのは、これまで知性やいい体の女にこだわっていたのは何だったんだという感じだ。これで人並以上の人生を進むのかと思いきや、嫁が不倫をしてしまい泣く泣く離婚してテレビの仕事もやめてしまう。最終章で風俗の仕事に就いてタイに飛んで、主人公が女の愛に生き過ぎていると仙人のような男に言われて何か物語の核心に近づくが・・・結局大阪に帰って普通にスーパーで働いて元嫁はすでに結婚して復縁することなく物語は終わる。主人公は馬鹿でバイト先で社長と喧嘩がよくあるパターンで、相手に非があると「あほんだら!」と言ってすぐ殴るのは面白い。そして金を節約せずに使い無くなれば働くと、当たり前の生き方を思い出した。こんな濃い人生を送れたら苦しくも楽しいだろうなと思うけど流石に上下巻1207ページは長かった。あらすじを書くにも思い出せないエピソードもあるくらいだ。とはいえ付き合った女は十数人居てフラれるたびに勉強や仕事をやめるのは無に戻るようでうんざりする。自分はどうも何か積み重ねを求めてしまうというのがこれを読んでわかった。百田尚樹はテレビの作家をするだけあって漫談を見るようで本は面白いが、1時間読んで54ページしか進まず読み終わるには24時間かかった計算になる。本をたくさん読み進むには一気読みが一番だけど、それが無理な本だった。百田尚樹の本はとにかく前や横や斜め後ろにせよ進み続けるというのに好感が持てる。ただ終わりが空虚過ぎた。この激しい人生は何だったんだと思った。これで2011年の本屋大賞1〜10位まで読めた。この年は読みやすい本は多かったが「錨をあげよ」は長すぎた。ここで小説の良い点を書いてみよう。小説の一番の利点は何と言っても持ち運びが楽である。スマホやゲーム機でも映像は見れるけど壊れたら嫌だなと思うけど本は床に落としても壊れない。そして本はたくさん図書館にあることだ。また物語としては他のジャンルより結末がわかりづらいことがある。大体はハッピーエンドで終わるにしても余韻が映画やゲームより強い。ただ全編不幸の塊みたいな話はちょっと疲れて完読まで時間がかかる。それに錨をあげよのようにゆるい結末だと長時間かけて何を読んでいたんだと思ってしまう。「鹿の王(本屋大賞2015年1位)」炭鉱に奴隷として捕らわれた独角のヴァンは、狼に襲来され生き残った少女と共に旅へ向かう。またいくつもの国を支配するツオル王国の王族にも謎の病原を持った犬に襲来され、その犯人を探る医師とヴァンの物語。本屋大賞1位だけど正直そんなに面白くなかった。久々読んだファンタジーは何か弱く感じた。ヴァンが炭鉱から逃げ出して、追われる展開になったけどすぐ追う女が行方不明になるし、謎の病気はコロナを予見する内容というほどでもないし、「謎の病」もあるなら「謎の病を治せる薬」もあるんだろうなと簡単に思ってしまう。もう一人の主人公の医師も会話担当って感じで話し続けている時間が長い。そもそもこの小説は会話しているだけのシーンが6割くらいで迫力に欠ける。鹿や馬や狼など動物を扱う話が多く、地に足を付けたような話は作家に力を感じるし、児童作家だけに子供の表現が上手いが。こういうファンタジーって中学生が描いた地図と国の分布図があるけど、それが無いのは珍しい。逆にあって欲しかった。これで2015年の本屋大賞の本は全部読み終わった。7月にも書いたけど本屋大賞の小説読み終わったらやりたいことをさらに書くと・・・週末は意味もなく出かけたい。そして美味しい物を食べたい。本は学ぶものを読みたい。「あとで見る」に登録した動画を全部見たい。本を読む以外のやりたいことを考えたい。空や海や山や景色が見たい。自由に行ける場所を歩いて離島も行きたい。ラジオを聞いて、テレビも見て人生の後半を考えたい。そして当然絵も描きたい。むしろ絵くらいしか自分にちょっとした特技がないのを忘れていた。



2022年11月
は毎日徐々に冷えていく日々だった。いつまでも気分は夏で居る自分もどうかと思う。今月は常に疲れが取れなかった。疲れがあるからと甘いジュースやお菓子を積極的に食べるようにしたら簡単に太るようになった。一つだけわかったのは菓子パンよりバナナ食べた方が体の調子がいいってこと。年末までにもう一回出かけたいなと思ったけど疲れが重くて出かける気になれない。8日は皆既月食があった。17日から3DSの世界樹の迷宮Xをやり始めたら止まらなくなってしまった。平日4時間遊んで土日は8時間もやっているんだからヤバいけど、本を読むよりあきらかに面白すぎる。自分は本能的にダンジョンRPGが好きなのかもしれない。23日はW杯で日本がドイツに勝って驚いたけど次のコスタリカに負けたのはもっと驚いた。26日は伊勢ララパークのスターバックスでコーヒーでも飲みながら小説を減らすかと向かったら、店内の音楽が大きくて読みにくかった。また木の椅子ばかりで柔らかソファーは少ししかなく、この日は3時間イートインスペースで読んだ。◆遊んだゲーム「女家庭教師 伊都香先生と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。(3時間半)」ハーフの家庭教師 伊都香先生と二人で勉強をしながら、もしも先生が野球部のマネージャーだったらとか、一緒にレストランで働いていたらとか、タイトル通りちょっとエッチなアドベンチャーゲーム。脱出モノのパロディ感もある。このゲームはちょっと幼稚だけど純真で発育がいいという年上の先生の存在に無理がある、ただ可愛くないかと言われたらそれは及第点を少し超えてる。ただ先生がこのゲームの肝だけにアダルト声優ではなく、ある程度の若手人気声優は使えば、わりと「生きて残った」と思うからもったいない。ゲームは普通に遊んでいたら主人公は最後告白せずに先生が仕事をやめて別れて終わったというENDで3時間半しか遊んでないけど、やる気は失せた。ベストエンドに向かっていくつもの分岐を渡り、ジャイロセンサーを駆使して酔ったり、攻略サイトまで見る気になれなかった。もうこの終わりでも圧倒的不幸ではなく「それも人生」と思って自分の中でベストに終われた。◆読んだ本「サラバ(本屋大賞2015年2位)」テヘランに生まれてエジプトカイロで育った少年は、マイノリティを望む人騒がせで奇人の迷惑な姉、美人で幸せを望む母、修行僧のように働く父と暮らしていた。少年はカイロで心が通じる少年と出会い、親交を深く温めていたが日本に帰宅することになる。やがて父と母は日本に帰ったあと離婚してしまい、少年は美形で女にモテて生きているものの、周りの家族に振り回される。特に姉は新興宗教の教主同然になったり、街のパフォーマーになったり、ろくでもなく迷惑の種だった・・・自分はまともに生きて何人も美しい女と恋を楽しんでいるというのに。でも30代半ばになり立場は逆転して主人公は太って頭も禿げてきて仕事もなくなり、あまりにみじめなった主人公が見た姉は海外で結婚して帰ってきて変わっていた。姉が言った「自分が信じるものを見つけなさい」という言葉は胸に刺さり、親が離婚した理由を知り、利口に生きた自分が変わっていく。最後はカイロで少年時代の友人に出会い、自分の経験を小説に書いていこうと決意して完成して清々しい感じで小説「サラバ!」は終わる。10代の時に読めばかなり心に刺さる作品だったと思う。「自分が信じるものを見つける」、そのメッセージを言うためにこの上下巻は存在した。そして自分もそれを探さなければ…と思う(もう人生半分終わっているが)。西加奈子の本には家族にまつわる話と奇妙さ、そして大阪人らしいオチや笑える要素が大きい。この本で言えば主人公の姉や母なんか吉本新喜劇に出てきそうな変な奴感が凄いある。感想が長くなるので書けないけど祖母や叔母さんの優しさと強さはこの家族を支えていた。それはなかなか心地良くて割と愛せる。主人公同様イランやカイロで西加奈子も過ごし、ライターとなり、小説家になるというのも作者の経歴そのままだし、小説家というのは自分の経験を書くものなのだなあと思うものがあった。「怒り(本屋大賞2015年6位)」東京で罪のない夫婦が殺され、犯人を追う刑事と同時に流れる3つの物語。3つの物語のどこに犯人が居るのか、それとも犯人は3つの物語に共通で時系列が違うのか?犯人当てゲームのちょっとした楽しさはあるが、そこは作者が吉田修一なのでやるせない物語が展開する。1つ目の物語は漁港に働き始めた身元不明の男に惚れた女とその親父の物語、男は犯人かと親父は追い詰めていくが全然違って借金取りから逃げていたという事情だった、疑われたことで男は母娘から逃げて借金取りが来ることになるが、裁判で勝てるのがわかってなんとか戻るように説得する。2つ目の物語は大企業エリート社員のゲイの男がホテルで拾った男と共に暮らすようになるが、こいつは人殺しの犯人なのかと疑い徐々に不信感がつのり、問いたところ男は行方不明になりずっと後悔をする。気になって探して最後に男を知る女に出会い、謎の男は孤児で病気を抱えながら生きていたが公園で死んでいた・・・それに後悔の涙する。3つ目は沖縄の離島にに引っ越した少女と少年の物語、離島に着た謎の男は少年の民宿で働きながら仲良く暮らしていたが男の本心は違った。少女に恋をしていた少年は男のどす黒い悪意を知り刺し殺してしまう・・・真相は闇の中であるが事件は一応の解決で終わる。この3つと刑事を含めた4つの物語が「24」ばりに同時進行で流れて、どこに真実があるのか興味はあって話は無駄がなく読みやすい。人を疑うことで関係が崩れるというのは恐ろしさがあるし、人間の業の深さを感じる思いもある。しかし本は上下巻にする必要が無いと思う。「告白(本屋大賞2006年7位)」明治初期に大阪府南東に住んでいた城戸熊太郎の少年時代から人を殺す年までの物語。貧しい少年時代から水車を壊したろと冤罪を受けたり、間違いで小鬼みたいな妖怪を殺して一生後悔し続けたり、あぶく銭で博打やって全部失って暴れたり、女に惚れては相手にされず、畑や仕事をしては長く続かなかったりほとんどの事を失敗の連続で、なんとか好きな女と結婚しても酒と博打のやくざ者として生きて、常に人として道を外し続けて鬱陶しい男達にまとわりつかれる人生・・・そして一番鬱陶しいのは主人公の熊太郎に間違いない。物語はとにかく読んでいてうんざりして仕方ない。まず一つ物事が起こるのに主人公が迷いまくり、説明のための説明が多く、会話のための思考、思考のための思考が多く、独りで考え事と独り言が多くて、それがくどくて本のページ数が増えている原因だ。関西弁の言い回しも鬱陶しい。例えば「そんなことちゅてもおまがそこおたらわしらがそっち行かれへんやんけ」とか読みにくいだけで、こんな会話が最後まで続く。11月初旬に大阪に行ったけど大阪風の標準語が蔓延していて、小説内の大阪弁がくどく感じて何とかならんのかと思う。最初に熊太郎が36歳で10人殺したという実在の事件から始まるのも気持ちを重くさせるし、その結末に向かっていくため熊太郎が傷つき狂い、嫁を奪われ人にだまされ続けなければいけない話を読むというのも気が滅入る。680ページ読むのが苦痛で一回読むのを止めた。残り100ページ越えたらページをめくる手も速まるが、面白くなるまでの過程が長すぎでリタイヤする人も多かったろう。作者が東野圭吾なら450ページで無駄を省いて面白く書けたろうなと思ったりもした。実在の事件だからパワーは感じるものの子孫は残っているからあまり派手にやれないかもしれないあたり惜しい本と言える。8月に読んだキツイ時代小説と比べたら、まだ大阪特有のミニ笑いと少し読者を楽しませる心があって読めたし、人はこうなってはいけないとか、どうしょうもない熊太郎と子分に友情を感じたが、我慢して読む本に何の意味がある?と思った。これで2006年本屋大賞の1〜10位は全部読めた。これまで小説を読んだ影響は何かと考えると、やはり月誌に書く文章が長くなったことだ。意味も無く文章を長く書きすぎるようになったから書いた後結構削っている。だからといって自分が小説を描くイメージがまったく湧かない。読むことと文章を書き連ねて物語にするのは相当違うなと心から実感する。◆5日から7時に早起きして朝食も摂らずにJ1最終節セレッソVS名古屋を見るため大阪に行った。今年はW杯冬開催のためにリーグ終了が早くて見なければと思ったからだ。近鉄鶴橋駅で降りてJRに乗り換えて天王寺駅に行ってから乗り換えるのに、急行と普通のホームが違うので戸惑った。無事電車に乗ると多くのサッカーファンが長居駅の一つ手前で降りた。そっちの方がスタジアムに近いからだけど自分は長居駅の方が飲食店が充実しているので食事のために長居で降りる。でも行く予定だった店は閉まっていて餃子の満州も行列ができていて、長居商店街のラーメン屋も客で一杯なので仕方なくたこ焼きだけ買ってスタジアムに向かった。この日は天気が良くて人で一杯だった。この場に誰も知り合いは居ないけど一緒のサッカーファンというだけで何か力を得るような気がする。試合会場は長居陸上競技場隣の長居サッカー場(ヨドコウスタジアム)でサッカー専用だけにいいスタジアムだ。でも1万7千人しか入らず隣の長居陸上の方が良いような気もある。試合は一進一退の攻防で相手のセレッソはほとんど知らない選手で一番よく知っているGKキム・ジンヒョンが退場してしまった。相手が一人少なくても名古屋は決められずにいたけど試合終了間際に相馬が決めて勝利。W杯に選ばれた選手だから名古屋のファンは盛り上がった。セレッソのリーグ終了の挨拶を見て今年もJリーグが終わる寂しさを感じて会場を出た。今度は空いているだろうと餃子の満州に行き、旨辛菜麺1.5倍と餃子を食べたら量が多くて腹が苦しい。それから新今宮に行ってホテル中央クラウンに泊まる。全国旅行支援のクーポンが白黒のA4用紙だったのが不安だった。部屋では11時間くらい横になっていたけど電車の音はうるさすぎた。翌朝、まず通天閣を見に行くことにした。別に興味があるわけではないけど近いから行った。この日も天気が良くて観光客が増えてきていると実感した。写真を何枚も撮って隣の天王寺動物園は今度行こうと決めて、びっくりドンキーで全国旅行支援の1千円を使う。たこ焼きとお好み焼きは先週食べたのであまり食べる気がしなくてハンバーグが食べたかった。ノーマルのハンバーグ皿とモーニングセットを頼んで多すぎるかな?と思ったけど、昨今の値上げのせいか量は多くなくほどよくお腹が膨れた。それから北に向かって歩くと四天王寺が見えた。四天王寺は聖徳太子が建てた寺で結構大きい。寺内では朝市をしていて手作り商品や食べ物が売られている。特に買いたい物はなくて寺を出たけど人は何があろうと死んでいくなと墓を見ながら思った。北に向かって歩くと近鉄が見えたので近くのドン・キホーテで土産を買おうとしたけどどこに何が売ってるかわからない。仕方ないからお菓子だけ買って土産は駅で買う。そして13時半の五十鈴川行に乗って帰った。今回は早めに帰る心地良さを味わいたかった。大阪は久しぶりに来て月誌を見たら3年前の春以来だったけど、京都や名古屋や東京に滞在しないで、たまには大阪に連休いるのも悪くないなと思った。それは大阪を舞台にした小説を読んだ影響かもしれない。



2022年10月
は涼しくて過ごしやすかった。ただ大した仕事をしていないのに常に疲れが体にあって、毎日眠さと空腹があった。原因は平日仕事帰る前にする縄跳び200回だと思うが、これをやめると太ったり絶望的な悪影響が体に起こりそうな予感がある。あと鉄を売りにまた頑張っているのも大きい。鉄売った金額と働いた時間を時給に換算すると1時間500円以下しかないが。9日は図書館に寄って小説をまた借りだした。3週間小説読むのを休んだことによって心が軽くなれたし、本屋大賞の15年分×10冊読み終わるビジョンが見えた。そして数作品読んだらまた休もうと決めた。それから伊勢まつりを見に行った。この日は昼まで寝てしまって出発が遅いのは良くなかった。スーパーに車を置いて会場に向かうともう13時45分になっていた。月夜見宮前の会場に人はそれほど多くなかった。演者と客を合わせても500人も居なくて露店も無いし、思ったより小規模と思った。道路を閉鎖する価値は無いと思う(そう思って過去の伊勢まつりの写真を見たら人が多すぎて驚いたが)。電気の琴の演奏を見た後に よさこいソーランが連続で始まった・・・と言っても、どまんなか祭りみたいに派手さは皆無で5〜8人の団体が3つくらいあったし、踊りもわりとゆるい。同じ日に津でも祭りやっているから本当に地元の団体がほとんどで、場を仕切っているおばさんがシッカリして目立っていた。そのうち雨が徐々に強くなってきたので最後の天理教の楽器演奏を少し見たら買い物をして帰った。12日から全国旅行支援が始まり、さっそく11月に1泊予約して、もう一つ予約しようかなと思ったら3日もしないで売り切れて、この手の旅行支援はすぐには売切れないと甘く見過ぎた。もうコロナは終わりかけていると認識すべきだった。21日金曜日にコロナワクチン4回目の予約しようと電話したら予約で埋まっていて11月に行くことにした。30日は家の床にワックスを塗るので母親がわめいて気が滅入った。半年に1回ワックスは回数が多いと思う。家を綺麗にするのは良いことだけど周りの家族にやらせるのは頭が痛い。◆読んだ本「悪の教典(本屋大賞2011年7位)」町田の高校で生徒から人気ある男の英語教師に裏の顔があった。手なずけた女は抱いては捨て、邪魔な者は平気で何人も殺す恐ろしい教師だった。教師は子供の時から天才で、証拠なく人を殺すことに何の迷いもなくできて両親や恩師や友人30人以上殺してきて、いい大学に行きアメリカの大手証券会社で働いたけど上司にはめられて、結局は普通の高校の英語教師になるという・・・小物感が凄いある。頭のいい人は医者や科学者として生きるのだろうが、教師として生きて女子高生を抱く姿にカッコよさは微塵も無い。この小説を読んで思い出したのはデスノートだ。ノートに名前を書けば殺せるから主人公は犯罪者をどんどん書いていき、それが正しい事か犯人は神か悪魔かと世界は驚愕し、追手もライバルも殺し、アメリカに渡って捜査官になりすましてエスカレートを続ける戦いに主人公もかなり頑張った。それと比べるとこの主人公はしょぼい。小説は下巻になると人を殺した証拠を握られては見られを繰り返して生徒を3人殺してしまい、ここまで来たら生徒全部殺した方が自然かと思い、文化祭で学校に泊まっていた生徒を全員殺そうと生徒を学校から逃げにくい罠を張り、優しい教師の顔で近寄りながら大量殺害を次々と完遂する。その勢いはわかりやすくて読みやすく2日で1冊読み終えるほどだった。3人生き残ったが証拠は提示できなかったものの、死んだ生徒が使ったAEDに録音した声が残っていて完全犯罪は失敗する。証拠はそのAEDのみで、逆転大敗北が最後に見たかったから捕まっても精神判定で逃げようとする教師にスッキリさはなかった。これは小説のタイトルが良かった。ELPのアルバムタイトルから拝借したのだろうけど、これが悪の教師や悪の教壇だったら何か物足りなかった。◆見たアニメ「エクストリームハーツ」近未来、進化したスポーツ用品を装備していろんなスポーツで結果を残せば歌って踊れてアイドルとして目立てるという文化が発展していた。自分の歌をみんなに聞かせるためにハイパースポーツの世界に飛び込んだ少女のスポーツとアイドルに両足突っ込んだ物語。動きが多いスポーツや歌の部分はアニメに手抜きがなくて、わりと好感が持てた。ただ「どっちつかず」という面は否めない。スポーツで頑張り、最後に歌を歌うってのがスマホゲームの様式美なんだろうが欲張り過ぎたぶん、メインキャラの掘り下げが甘くなった感じがある。オリジナルアニメだけにそのあたりは難しいのだろうが。最初はスポーツするのにメンバーが足りずに少女ロボットの力を借りたけど、スポーツギアよりロボットの方の技術が凄いから、ロボ子メイン気味の話でもよかった気がする。「シャインポスト」つぶれる寸前だったアイドル3人グループに有名アイドルだったマネージャーが就くことになった。そのマネージャーは人が嘘をつくと光って見える特技があった。絵は綺麗だし、キャラクター1人1人の掘り下げも丁寧だし、目標が2千人の会場を埋めるという話も悪くない。中の声優も頑張っていて楽しい。ただ主人公格の子が以前有名になったアイドルグループで実力がありすぎてやめて、このアイドルに来たって言うのが何とも納得できない。それならソロで売ればという話だし、実は実力があるのに手を抜いていたのはアイドル失格じゃないのかと思った。ところで嘘をつく人を見分ける能力は序盤だけ使ってほとんど使う事はなく、あれはいったい何だったんだろう?て感じだ。これを見て先月桑名でアイドルを見に行こうという気になれたのは良かった。「ヒーリングっどプリキュア ゆめのまちでキュンっとgogo大変身」夢が少しかなう魔法のペンダントを楽しんでいる街に謎の化け物とプリキュア5の6人が集まり、東京で騒動が巻き起こる。これも映画記念でyoutubeで観た映画。プリキュア5は見たことがないから見たかった!という感じはなかった。そのプリキュア5も後半あっさり捕まるからあまり頼りにならない。少女を救うために生まれた夢のペンダントだけど、それは諸刃の剣であった。好きな人は好きなんだろうが自分には刺さらなかった映画。「スタートゥリンクルプリキュア 星のうたに想いをこめて」謎の生き物ユーマと出会ったひかるとララはユーマを守るために奮闘するが宇宙ハンター達に狙われることに・・・子供向けの映画とは思えないほど静けさと落ち着きのある映画で絵も話も美しい。プリキュアらしさはないけど売ることを考えすぎず血が通った映画に思える。こぶしで敵に勝つことより、最後は歌で締めくくったのは見事だった。何かのために生きたいと思える映画。◆遊んだゲーム「デジモンアドベンチャー(34時間)」1999年から2000年にかけて放送された東映のアニメデジモンアドベンチャーをゲーム化されたPSPのソフト。夏のキャンプ場で異空間に飲み込まれた小学生7人は謎の島でデジタルモンスターと呼ばれる者達と出会う。最初は島を脱出するサバイバルものかと思い、7人とデジモンが力を結集して悪魔のデビモンを倒して終わりかと思いきや、これはまだ序章で他の大陸に行き、デジモンや世界の謎を探しているうちに主人公の太一だけ日本に戻り、デジタルワールドと現実世界がクロスし始めていくという世界はなかなか引き込まれた。とにかくプレー時間以上に長く感じるストーリーが展開される。デジモンとポケモンの違いは判らなかったけど、デジモンは一人につき一体の相棒モンスターが居る。ポケモンのようにチームを持たないのが特徴で、子供たちの精神が成長した時や魂の叫びと共に、相棒のデジモンが主題歌と共に進化するのはベタだけど喜びを感じる。ほぼすべてのデジモンはアグモンやガブモンなど名前の最後に〜モンが付く。だから敵のエテモンとかピエモンとか間が抜けている。ゲームとしてはどこでも靴を履くなど手抜きは見られるものの物語は本当に良かった。7人の友情物語であり成長物語で出会ったり別れたり、親と子供の絆、相棒デジモンとの絆、失敗や性格の不一致による衝突と和解が見られ、8人目の仲間は主人公の妹というのも面白かった。最後はデジモンと太一たちが別れて終わる。それも憎い演出でホロリと来るものもあった。デジモンが人気作として今も残っているのには理由がある。それがわかったのは良かった。「Go!プリンセスプリキュアお菓子の国の6人のプリンセス(12時間)」プリンセスプリキュアのパズルゲーム、お菓子のパズルを操作しながらクリアを続けていくが、子供向けだけにあまりにも簡単すぎる。1面1分以内で終わるし、有利なアイテムとかあったけど何も使わなくても5歳程度でも余裕でクリアじゃないだろうか。ストーリー的には特にこれと言って書くこともなく、お菓子パーティーのために和菓子とかケーキとかのプリンセス達と会って進むだけだ。プリンセスプリキュアの4人の声は好きだから聞けて良かった。「お絵描きパズルPic-a-Pix(31時間)」いわゆるカラーのお絵描きパズルで声優ラジオを聴きながら黙々とやっていた。ゲームはコツをつかむと面白い。この場所にはこの色は来ないからこれを塗ろうとか、惰性で150面楽しめた。ただ絵のイラストのセンスは良いとは言えず外国人が考えた絵だなと思ったりする



2022年9月
は暑い日から徐々に涼しくなっていった。夜眠るときは少し網戸にして鈴虫の声を聴いている。今月前半は17日から名古屋と四日市に2泊行こうと決めて毎日楽天トラベルとるるぶトラベルでホテルが安くならないか観察していた。名古屋は2500円前後、三重は2500円弱+商品券が付くのが目安だった。名古屋のホテル代が半額になるシャチ割があってもどのホテルも釣り上げていて、なかなか下がらなかった。三重は田舎なのでイベントも少ないからすぐに埋まることはないけど3連休なのでホテル側もずっと値を張っていた。出発前日に安くなるのは数件だけで予約欄から消えたホテルもあって前日予約はリスクが高すぎるとわかっただけだった。2500円まで下がる宿はほとんどなく3000円以下にもあまりならなかった。仕方なく狙っていた宿は取れず出発前日に名古屋2泊予約した。ただ出発前日に限ってネット接続の調子が悪くて、目の前で安い値段で予約できなくて売切れたのはきつかった。るるぶトラベルは存在自体つながりにく過ぎて困る。一つ決めたことは宿泊割引があるなら一度行ったホテルは外すということだ。2500円の朝食付きで行ったことがあるホテルより、行ったことがない朝食無しの2800円のホテルの方が価値がある気がしている。そのルールに縛られ過ぎた。あと3連休のホテル予約は値段が安くなりづらいとわかった。それにウェルビーは宿泊前日に予約できなくなる。21日から小説を読むのを一旦停止した。小説を読む日々は毎日ちょっとずつ進むシミュレーションゲームのようで、なかなか進まず。あまりに同じことの繰り返しに、気が付かない退屈の日々を送りすぎている気がする。1日1〜2時間読むというだけで割とプライベートでやりたいことが削られていて、正直ちょっと疲れてきた面はある。ただ2カ月ぶりに描くイラストは描き方を忘れている。23日は秋分の日で休みだった。外は台風で大雨なのでほとんど横になっていたけど、土日もほとんど疲れで横になっていた。やはり東山動植物園で長時間歩いたのがかなりダメージになった。今月はウクライナがロシアに占領された土地を取り戻そうと進撃が続いているのが少し勇気を得たと思ったら、ロシアも反攻を表明し、国民を数十万規模で招集し、占領した土地を併合宣言して核ミサイルも辞さないとか言っているから戦争はヤバくなりそうだ。◆見たアニメ「ゾンビランドサガリベンジ」佐賀県ゾンビアイドルアニメ再び、1期のライブ成功後に鳥栖スタジアムで大失敗して多額の借金を抱えることになったアイドル達が徐々に成功をおさめて、最後は大災害に遭いながらも再び同じ会場でライブ成功するアニメだ。CD発売のためにGYAOで全話無料で見れた。話も曲もいいが一番いいのは絵で、動き、配色や背景、センスなど制作のMAPPAはすごいなと思うものがあった。メンバー8人目誕生?と思わせる話から明治時代に佐賀県誕生の話まで前回できなかった話みたいなのが多い。欠点を言うなら現実のコロナにぶち当たってしまった不幸な作品という事だ。ライブは延期されリアルでも鳥栖スタジアムでライブしたかったろう・・・3期はあるのだろうか。「ハナビちゃんは遅れがち」パチスロ機が可愛い子に擬人化して巻き起こるミニギャグアニメ。はっきり言って内容は薄くてすぐ忘れそうな話である。パチンコで痛い目に遭う人がいるのはいい。「トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!」今のプリキュアが映画公開でyoutubeで無料で見れた。雪の国に招待された真夏のプリキュア達だったが、かつて隕石の衝突で亡くなった国の王女が呼び出した罠だった・・・ハートキャッチプリキュアとのコラボ作品で、王女は亡くなって終わる。わりと救いはないがタイムリープと比べるととてもシンプルな作りになっている。トロプリ本編が明るい話ばかりだったので重い話を用意したかったのかもしれない。◆読んだ本「流(本屋大賞2016年8位)」1980年代の台湾で祖父が殺され犯人を捜すためにルーツを探していく。台湾出身の台湾人の作家の作品で珍しさがあった。共産党と国民党の中国本土での血で血を洗う戦争、銃を持った男たちが次々と中国の村で皆殺しにした話など、日本人が知らない話が見れて面白さもあった。平和に暮らしていた少年は祖父が店で殺されているのを見つけ、犯人を捜そうとする。しかしいつまで経っても見つからずに悪友の知り合いのヤクザに立てついた事で指を切られそうまで追い込まれるが、叔父に助けてもらって台湾ヤクザから逃げるために軍隊に入り数年過ごす。あるきっかけから、犯人は叔父であるとわかり死を覚悟して中国に渡って叔父に会いに行くと、祖父を殺したのは間違いで自分を他人とわかっても育ててくれて後悔しかなかったと告げられる。結局かたきは取らずに物語は終わる。あらすじだけ見るとキツそうなんだけど、割と軽く読める小説だった。なんせ序章で主人公が野グソをしているシーンから始まり、犯人はそこまで探そうとしてなかった。悪友が宝くじに当たって外車乗り回すとか、高校での命がけの不良の喧嘩、女の幽霊を見て供養したりとか今の時代日本人が書かない話は逆に意外である。台湾人と中国人は同じ穴のムジナって感じがしたし、日本人が描く台湾とはまるで違う世界が繰り広げられる直木賞作品だった。これで本屋大賞2016年の1〜10位は全部読めた。残りは500ページ以上の本しかないのでますます読むのが大変になる。小説を結構読んでわかるのが、小説は頭のいい大学出の作者が多いという事だ。それも文学部や法学部出身の作家が多い気がする。浅田次郎のようなヤクザをやっていた作家など稀有な存在で、小説というのは頭のいい人の高度な遊びなのかなって思ったりする。「とっぴんぱらりの風太郎(本屋大賞2014年5位)」伊賀に生まれて育った忍者、風太郎は屋敷を傷つけたことにより、相棒の黒弓と共に伊賀から追い出され、京都の吉田山で暮らしながらひょうたん屋を手伝うことになる。そのうちひょうたんに入った仙人から大阪を目指すように告げられる万城目学の歴史物語。とにかく読みやすい本だった。746ページは多すぎだろと思ったけど、歴史小説なんて考える必要もなく序盤を越えたらスイスイと読めた。平日部屋に帰ってきてから100ページ読めたし、ページの重さを感じなくていいのは小説はこうでなくてはならないと思う。物語で描かれている京都大学隣の吉田山や高台寺、清水寺の坂道にあるひょうたん屋や大阪城など行ったことがあるから親しみもあるし、伊賀忍者の仲間、黒弓・蝉・百市・常世は戦隊ヒーロー並に頼もしさと親しみもあったし、そもそも自分は三重県人だから伊賀に親しみもある。途中で蝉に騙されて大阪に行くと、いくさの手伝いをすることになり、家を焼き子供を殺してしまう苦悩に、家族も居ない忍者として生まれ育った悲しみや、蝉や百市が語る忍とは侍にしいたげられている人生で成功もない影として終わる生き方にダークヒーローのように思うものはあった。物語は秀吉の側室だったねね様から大阪城主ひさご様に脇差を届けることになる。炎上する大阪城に潜り込む風太郎は仙人の言う事を聞き、ひさご様から隠し子を預かり、脱出しようとすると因縁の忍者達が待っていた。最後の激闘の後は風太郎だけ生き残り、赤ちゃんを百市に託して風太郎は死んだように終わるのだけど、実は黒弓と共に生きていたという展開にも見せられる・・・最後は忍者らしからぬひょうたん屋で店の女と共に働きました。めでたしめでたしで良かったと思ったりもする。万城目学の作品は本屋大賞の本3冊読めたけど、この人の作品は「登場人物がだまされる」というのが大きい気がする。風太郎がひょうたん屋で働くのも周りの忍が図ったことだし、実は男だった常世とか、祇園に遊びに行くぞと蝉に誘われて行ったら百市が待っていたとか、そういう主人公の純朴さと騙す奴いるよなっていう共感を呼ぶ。ちなみに洒落た京都物語が多い森見登美彦と関西全般の物語が多い万城目学、世間は前者の人気があるようだけど自分は万城目学の方が好きかな。「村上海賊の娘(本屋大賞2014年1位)」瀬戸内海に名を轟かす村上海賊、その娘の景は男勝りの女で悪党には容赦なく切り倒す女で、誰にも嫁の貰い手が居ない。偶然助けた大坂本願寺の信徒に美人だとそそのかれて、意気揚々と信徒と共に大阪に向かうが、そこで待ち受けていたのは大阪本願寺に攻め込む織田勢の無残な戦いだった。現実と虚構が乱れた歴史小説で、わりと敵も味方も同じくらいに面白い強い連中に描かれていて、作者がよっぽど歴史が好きなのが伝わる。ただ泉州の海賊真鍋の若大将は大ボスだけあってモリを遠投したら5人団子状態に刺さったとか北斗の拳ばりのファンタジーはちょっと冷めるが・・・大阪まで運んだ信徒の爺さんは殺され、信徒からもののしられ、もう戦で目立とうとするのはやめようと決意した景だったが、村上海賊たちが大阪湾で本願寺に米を運ぶのを目の前の織田勢に阻まれて運ぼうとしない話を聞き、景は再び大阪に向かう。最後は瀬戸の海賊と大阪紀州の海賊との海上決戦木津川口の戦いだ、最初は織田陣営を気にして様子見していたものの、景が数少ない船で織田勢の軍勢に攻めたのをきっかけに毛利勢が姫を救うために立ち上がる。そしてスターウォーズばりのそれぞれの戦いをして景が真鍋の若大将に死闘の末討ち倒して村上海賊衆が勝ち、本願寺に米を届けて長い物語は終わる。主人公の景はもちろんこの小説の一番のファンタジーだろうが、居なかったら味の薄い小説になっていたから必要だったろう。この本は「のぼうの城」の作者の小説でとても読みやすいが長くて疲れた。読む時間を計ったら大体1ページ1分で、これが上下巻合わせて973ページ。全部で約13時間読んでいたことになる。ノルマと課した本屋大賞読破は残り16作品、上下巻がほとんどで読み進むのを考えるだに疲れる。ここ数週間は小説を読むのをやめて充電したい。ちなみに今治市には村上海賊ミュージアムというのがあるらしい。これで2014年の本屋大賞の作品1位から10位まで読めた。もうほとんど忘れてしまった作品もあるが・・・この中で印象深いのは今月読んだ村上海賊と風太郎で、歴史小説・時代小説は本を読みながら時間の旅をするような面白さがあった。こういうことがあったから日本という国はこんな感じなのかと勉強になる事も多い。漢字の使い方が今と違って変化があったから今の言葉があるのかと思ったり、、男同士の会話で使われる「おう」という返事も「応」という言葉が元だし、人は戦をするからその大変さから修正し続けて、負けた国はいろんなものを受け入れて、平和に向かうのかなと思ったりもする。◆17日は名古屋に向かった。この日は桑名で12時から地下アイドルのライブがあるので8時から出かけたけど会場に到着して1時間以上待った。なないろ∞ミルキーウェイというアイドルの全国ツアーで他5組との公演で、場所は市の小ホールで薄暗いライブハウスではない。最初にアイドルが全員集まって三重県クイズ大会をした。遅刻しているグループもあったからゆるすぎる。大半が名古屋で活躍しているのだろうが三重出身アイドルは3分の1いた。その後、次々に歌が始まったけどもう出てくるアイドル全員激しいダンスで心筋梗塞起こすんじゃないかというくらいで、バラードもなくてアイドルはこんな激しいものなのかと驚いた。ライブの最中に他のアイドルは廊下で物販と写真会をしているという感じで、「なるほど、確かにファンと近いんだな」と納得した。しかし自分の目が悪くてホールの前から3列目まで行かないとイマイチ顔がよくわからず、音楽的に言えば大音量でよくわからなかった。ライブは予定通り15時に終わった。ライブ後に握手会とか販売会とかやるみたいだけど、さっさと会場を出て豊田に向かったら2時間で豊田に到着した。コロナで隣席が空席と思ったら隣に人が座ってびっくりした。グランパスは上位広島との試合で中二日のなか頑張ったが点が取れずに引き分け。その後伏見駅まで戻ってホテルニューローレルに泊まる。ニューと言うけど古いホテルだ。18日は朝9時にチェックアウトだった。早くホテル出るプランで朝余裕がないのは疲れる。ホテルをチェックアウトした後1Fに無料軽食コーナーがあったのでパンとコーヒーを貰ったが、外でなか卯朝食を食べて薬局で食料を買い溜めた。それから東山動植物園に行った。20年以上動物園に行ってないし、奈良で鹿と遊んでから何か見たいなと思ったからだ。以前行った東山動物園の思い出というのは何かの建物の2階のベンチで横になって休んでいたら、警備員の人に横にならないで貰えますかと注意されたことだけだった。久々に見た動物は面白かった。サイやキリンは大きいし、ゾウに子供が居て可愛くて、たくさん写真撮っている人が多かった。トラやアライグマも間近くで見れていろんな動物がいる。それにしても天気は雨が降ったり晴れたりでムシムシしている。突き当りまで進むと植物園入り口が見えたので入るとほとんど人が居なかった。せっかく来たんだし、園内を一周くらいしようとしたけど疲れでクラクラして天気も晴れてきて汗も出た。途中で星が丘門に寄って昼用の食べ物をゴッソリ食べて少し休む。多めに買った食料を全部食べるとは思わなかった。それから頑張って一周してエアコンの効いた植物会館で休む。以前来た時に横になって休んだのはこの建物だと直感的に感じた。昨日買った24時間使える地下鉄切符があと2時間で使えなくなるので少し急いで、また動物園に戻って見れてないサイドの動物を見て周った。昔は動物園というと動物監獄のイメージがあったけど、今は逆で動物が苦労なく食べ物が与えられる安全な引きこもりのイメージがある。体の大きいゴリラは迫力あった。カバや猿を間近で見たあと東山スカイタワーに登る。これは登ったことが無かったからだけど、遠くから見ると大きいのに近くで見るとスカイタワーは小さく感じる。景色を眺めた後、爬虫類館やメダカ館をザっと見てバイソンやハゲワシなどを見て正門に戻って出て地下鉄に向かった。16時頃に瑞穂運動場東駅に着くとかつて散々試合をしたグランパス色は駅になかった。そりゃ試合やってないから当然だが。この日泊まるホテルは瑞穂アーバンホテル、瑞穂の近くだから気になっていつか行ってみたかった。ホテルはビジネスホテルそのもので少し広めのシングルで朝食パンなど食べ放題があっただけだ。夜は疲れで夜の10時に眠った。この日のお疲れは響いて10日くらいずっと疲れが取れなかった。19日は台風が迫っているので早めに帰った。台風が来るのは夕方からだけど早く移動するに越したことはない。近鉄の車内でもずっと台風で停止がありえると放送していた。台風と電車と言えば火事にあった数日前に台風の中の帰りを思い出した。今回のお出かけは失敗が多かった。まずデジカメを忘れてホテル選びに時間がかかり過ぎた。ギリギリだと安くなるホテルもあったがそれは予約できなかった。極論を言えばホテル予約で800円以下の差は小さいと思うべきだ。そして1日目のホテルのチェックアウト9時は早くて疲れがあったからだるかった。2日目のホテルは洗濯機がないのは調査不足だし、台風が迫っていたから駅に近いホテルにすべきだった。あとカップラーメン用に七味とヨーグルト用にスプーンは常に鞄に入れてもいいかなと思う。地下アイドルは少し面白いもののオールスタンディングのライブだときつそうだ。




2022年8月
は先月に引き続き暑かった。太陽の下に5分居るだけで危ないし、熱帯夜もきつくて朝のシャワーも当然のように浴びていた。会社では先月終わりの雷で機械が壊れて、修理代に34万円かかって仕事が進まず社長は頭を抱えていた。毎日小説を読み進めつつ動画は東京の盆踊り動画をよく見ていた。人が輪になっていろんな曲を踊って楽しそうで、そりゃ日本全国で流行って根付くわけだと思うほどだ。気に入った曲は神沢豊八の八木節。あと格ゲーマーのヌキのスト2生放送をよく見ていた。9日は健康診断の結果が出てC判定だった。判定Gからだいぶ良くなったけど1カ月頑張ってAやBじゃないのかと思った。これ以上は毎日力仕事かジムに通うしかないんじゃないと思う。とりあえず健康診断1か月前からオルチニンのカプセルを毎日服用し、食事制限やお菓子の代わりにフルーツを食べて診断前日運動と絶食など頑張れば良さそうに思う。あと9日は3DSに1500円分のお金を入れてダウンロードのゲームを買った。3DSのeショップは来年3月で閉店なのでゲームがかなり安い。3月末には今月3DSでニコニコが見られるのも終わる通知が来た。眠る時は3DSで静かな曲を聴いたり、声優ラジオを聴いたり、寝転がりながら最新のアニメを見たり、ちょいエロ動画見たり、旅行先でもホテルで音楽を流したり、PCより気楽に軽く生活変えるほど楽しめたのにショックだ。11日から盆休み4泊5日で三重県内の近場に出かけた。21日はマイナンバーカードで色々登録したら15000円分のポイントをイオンで貰った。22日は雷で深夜停電になったのは驚いたけど数分で電気が戻った。27日は2か月前に買った古いパソコン(送込3300円)に音楽ファイルを入れてIpodに曲を半年ぶりに入れ替えた。ウィルスでパソコンが壊れたのは音楽ファイルが原因と思って、Ipodに音楽入れる用にパソコンを買ったからだけど古いパソコンは2年もてば成功と思うことにする。28日日曜はめっきり涼しくなって気が抜けた。暑さに勝とうとしていたのか知らないが・・・今月PCが固まる事が数回あった。安物パソコンなので寿命が短いかもしれない。気を付けよう。◆読んだ本「教団X(本屋大賞2016年9位)」憧れていた女を追って教団に入ることになった男に待ち受けていた出来事とは・・・。先月安倍元総理が亡くなったのは犯人の親が統一教会にのめりこみ、その仕返しとして自民党と関係がある安倍を殺ってしまったので宗教団体が気になり読んだ。最初入ろうとした教団はゆるくて優しい所で、わりと普通に説法を受けているのだが、帰り道に他の教団に誘われて圧倒的な女達の色仕掛けに陥落する。男がつらい人生を歩んでいたにせよ快楽におぼれて他の教団になんとなく寝返るのは、かなりエロ漫画感がある。ただ物語は他の登場人物に焦点が移り、日本を揺るがすテロが起こるかどうかと登場人物の葛藤になる。正直前半のセックスシーン多用より、後半の二人の教主の過去と、テロを起こそうとする男の話が長すぎ&ヤフーニュース並の語りたがりコメント長文でしんどい。彼らが信じていたものがいろんな事件で変わってしまったというのはわかるが物語はどうだったっけ?と思うほど長い。「悼む人」を読んだ後だけに、自分勝手な連中しか居ないのかこの小説は?と思ったりもする。最終的にテロは行われず、悪い教祖は死に、集団自殺も行われず終わる。追っていた女は意識不明の元彼氏のために生きることになり、主人公らしき人物は影が薄いまま話は終わる。新興宗教は他の師から学んで独立して宗教を始めるとか、宗教を馬鹿にしようという気持ちで入信する人が多いのは、なるほどと思うものがあったが正直、セックスと参考資料を取ったら、この小説家と小説はいったい何が残るのだろう?そんなことを考えてしまった。「黄金旅風(本屋大賞2005年8位)」これまで本屋大賞の小説を読んだ感想でたびたび書いてきた、面白くない小説を読んでいたと書いていたのがこれ。何回も読むのを止めた本だ。江戸時代長崎を舞台に描かれる時代小説で漢字が多くて、あらゆる物や施設が現代と違う言葉で描かれ(例えば奉行所や代官や単位が何かよくわからない)、大名や江戸のような地方からポルトガルやイスパニアのような国家、禁教の切支丹が話に複雑に絡んでくる。小気味良い人間同士の会話が皆無で、その町・人・状態の説明をひたすら読まされる。それはまるで社会の授業のようで没入感も皆無で、全然物語の世界に飲み込まれることはなかった。長い話の中での主人公らしい男が悪人とわかったら何のためらいもなく惨殺できるのが読んでいて気持ちいいのかどうか謎だ。正義の味方ぽい男達が活躍するのかと思いきや、いろんな人物が出ていていろんなことが語られ、主人公らしき男たちがなかなか活躍しないし、気が付いたら時代が流れていて前半の主役が死んでいる。「平」の付いた登場人物が多く、疲れて読むときは眠くなることが多かった。そんな感じだから600ページが読んでも読んでも終わらず、ひたすら機械的にページを進むマシーンとして読んだ。これまで読んだ本屋大賞の本で一番合わなかった。これは他で面白い小説に巡り合った借金と思って頑張って読んだだけだ。楽しんで読むべき小説を「頑張って読む」時点でもう駄目だ。この本を読んで良かったのは他の小説が面白く速く読めるようになったことだ。それって結構大きいかもしれないが・・・これで2005年の本屋大賞の本は1位〜10位まで全部読めた。角田光代の「対岸の彼女」の重さが良かったが、やはり「黄金旅風」のきつさが群を抜くインパクトだった。時代小説と言っても宮部みゆきの本は読みやすかったから、あれは特別だったのかもしれない。しかし「黄金旅風」の作者の本はまだあと1冊読まなければいけないのがしんどい。それを読んだらもう時代小説を読むことは無いだろう。「海賊と呼ばれた男(本屋大賞2013年1位)」出光でガソリン入れに行くと以前からこの本が置かれていたのに違和感があったけど読んで納得した。これは出光石油の創業者出光佐三をモデルにした男の立志伝だ。社長は頭がよく働き者で先見の明もあり、やる気に満ち溢れている。生まれてから亡くなるまでの話にパワーはあるし、戦前は日本よりも海外で成功していたのは凄いと思うし、焼け野原から立ち上がる話は国威発揚小説という感じがすごいする。戦後はラジオの修理をしたり、漁業をしたり、出光をめぐる色んな事件を面白おかしく書かれているから面白いものの、この社長大丈夫かと思う面もある。会社にはタイムレコードも定年もない、そしてみんなニコニコ笑いながら仕事を朝から晩まで頑張っている、それを見て周りの会社が凄いという話だけど、実際社員は地獄だったんじゃないかと思ったりもする。今の時代だったらブラックの一言で済んでしまう逸話だ。下関の管轄で油を売っていると縄張りを荒らすなと油の元売りに言われて海の上で油を売っているんだから、下関でもどこの土地でもないだろ?って理屈は海賊扱いされて当然な気がする。面白い話だけど元売りもよく見逃してやったなという感じが強い。そんな感じで出光はゲリラ的手法を取りながら売り勝っていくから敵も多かった。物語が進むごとに難問をどんどん乗り越えていくが、銀行が出し渋ったり出光潰しの包囲網ができると、社長が「お前それでも日本人か!!」と恫喝するのは実際見たらいい気はしない。日本国民のために周りが高値と決めても安い油を届ける!と言うのだから、そりゃ敵が多くて当たり前だ。話としては大企業に成長したからにはぼろ儲けをしまくったはずだけど、「商売は金儲けではない」という格言から儲けた話は少なく、国岡商店(出光興産)が困難を乗り越えるを延々と読む感じだ。日本は主にアメリカの石油に頼らなければいけないから、何度も買収や妨害を受けながらも綱を渡りながら社長は社員を家族のように思い生きるものの、現実は社長が亡くなって徐々に出光が変わってしまったのは時代の流れを感じる。今は出光のガソリンスタンドはアポロステーションと名乗っている。とりあえず今度東京で出光美術館に行きたい。「戦場のコックたち」読む前は後方支援しているコックの前にいろんな疲れた兵士がやってきて料理で解決するんだろうなという勝手なビジョンがあったが、これはノルマンディ上陸作戦に同行したアメリカ兵士の話で、主人公の男は他の兵士達と戦いながら料理当番をたまにしながら、ちょっとした事件を毎話解決していく。ただ戦地に進むにつれて、銃撃戦や爆弾など仲間が死んだり気が狂ったりするから、謎解きが周りからしょうもない扱いされていくのはそりゃそうだよなと思う。料理の話も軍の糧食ばかりになっていくし、コック設定は必要かどうかはわからない。最初のウインナーと甘いリンゴのサンドは美味そうだったが。主人公が物事や戦争を達観し過ぎているのは気になるが、いろんな物を調べ上げて物語や内容は丁寧に描かれている。最後にに主人公たちは兵士をやめてアメリカに帰り、壁が崩壊したベルリンで60代になった男達が再会して終わっていく。この本でわかったのは戦場で倒れた敵が居ないか銃でとどめを刺して回るということだ。死んだふりとか通用しない世界で、敵は捕虜にもなるけど生きていても殺されるのが戦場ということ。◆遊んだゲーム「マッドアタック マックスVS泥々星人(17時間)」100円でダウンロードしたアクションゲーム。泥の宇宙人に勝つために水の力を集めるロックマンぽいアクションゲーム。ゲームにボスはなく、スーパーマリオのようにクリアを目指すが敵や即死針の配置がいやらしく、とにかくゲームファン向けという感じのゲームで80面しっかり楽しめた。エンディングが最後にないのが最近のゲームの流れなんだろうけど自分はあった方が好きかな。「THE脱出ゲーム 裏切りの密室(9時間)」はD3のシンプルシリーズの脱出ミニゲームだ。昨年10月頃に「THE脱出ゲーム 危険な5つの密室(6時間)」が結構楽しめたから、その続編を100円で買ってみたら、あまりにも難しかった。まず開始早々の6話から解くべき問題の意味が分からない。こういうのは数カ月寝かせて、ある日解ければ心地いいんだと思うものの、数カ月寝かせてもわからなかったし、手帳に書いてたまに考えてもわからなかった。ある日ゲームで適当にボタンを押したら解けてしまったけど意味がわからなかったし、こういうのがずっと続くので詰まるたびに検索で答えを求めることにした。答えに納得ができるのならいいが答えを見ても意味が分からないのが多く、昔の洋ゲーのADVみたいで初心者設定でこれはないなと思った。絵は良かった。◆11日から15日まで三重県の名張と津市に滞在していた。本当は東京と長野に行く予定だった。東京で声優のイベントをいくつか見て、4枚買ってしまった安心お宿の回数券消化もしたいし、横浜FCの試合を見たあと長野に向かって善光寺を観光して長野パルセイロの試合も見たかった。ただコロナ第7波が凄くて東京だけで毎日3万人感染は「絶対に行くんだ」という強い決意が出ずに、8月になっても決断できなかった。山陰旅行中止の経験からコロナを怖がっても仕方ないと思ったけど、自分は元気でもコロナで試合中止をいくつも見てしまったし、家族に感染したら大敗北だ。高速バスは安くなかったから18きっぷで行こうにもやっぱり移動は楽ではなく、余る切符2回分も売れなかったら8月下旬に自分で使わないといけない。正月に東京行っただろ?って話だし、また長野と言えば去年道中で苦しんだ大雨の電車不通が脳裏をかすめた。長野は登山客のせいか意外とホテルは安くなく三重の安いが取り柄のホテルに惹かれた。11日は昼ご飯を食べてから名張へ出発した。前日から台風が迫っていると急に知って、やっぱり三重県から出なくて良かったと思ったりした(2日後の関東のJリーグの試合は全試合中止だった)。名張市はまずホテルのある桔梗が駅に向かう。しかし駅を出たら暑くて帽子を忘れたのが痛恨のミスだった。帽子なんて夏のために存在するのに、それを持って行かないのはどうかしていた。そしてホテルに向かって歩くとずっと坂道と暑さで滝のように汗が出るし、まさか丘の上にホテルがあるとは思わなかった。電車から見えた小高い丘の建物がホテルだったのかと。ホテル前のマックスバリュで1.5Lのコーラを買って、ホテルにチェックインすると8階の部屋からの眺めが良くて驚いた。泊まってから20回以上眺めたほどだった。シャワーを浴びてエアコンを全開にしたら少し落ち着く。夜7時になったらみえ得トラベルクーポン使うために、自転車を借りてぎゅ〜とらに向かった。坂を自転車で降りて行って道に迷いながら到着したけどホテルから遠すぎる。そして閉店前なのに総菜が半額になってなかった。あと1時間弱で閉店なのに・・・15分待っても安くなる気配がないので明日食べるのに冷凍おにぎりなど買っていった。ちなみに帰りに寄ったマックスバリュでも総菜は半額でなかった。名張では半額で売るのが禁止なのかもしれない。12日は朝からバイキングを多めに食べた。ここでたくさん食えば夕方までもつからだ。この日は以前からやりたかったホテルから外に出ずにシングルの部屋にこもって小説を読む作業をしたらあまり楽しくはなかった。ネット上でこれをやっている人を見た時は「心が豊か」とか「洒落たホテルの使い方」なんて思ったけど、やってみるとそうでもない。読む小説は「海賊と呼ばれた男(上下巻)」で出光の創業者の立志伝で、本も超楽しいという感じじゃなかったのも大きい。20〜30ページ読んで休憩を繰り返して結局400ページしか読み進まなかった。前日が疲れたからいい休憩にはなったけど、夜に放送していたラピュタを見ていた方が面白かった。13日は朝バイキングを食べたら名張駅に向かった。名張駅は桔梗が駅から1駅先で雨も降っていて気候的に移動しやすい。ずっと国道沿いに進むと工場が多く見える。名張市はこういう工場に勤める人の団地が多い町かもしれない。千と千尋で見た新しい引っ越し先みたいな高台の団地がたくさん見える。途中のマクドナルドで休んで川沿いに歩くと名張駅が見えた。この日泊まるのは名張駅前のスマイルホテルで、チェックインまで3時間があるので駅近くにある図書館に滞在しようと向かうと坂の上にあって地味に遠い。図書館に入るとエアコンの故障で外より暑いので本を読むのはやめた。よせばいいのにリサイクル図書を3冊貰って出た。そして時間があるので、またぎゅ〜とらまで歩くことにした。トラベルクーポンはスーパーで昼夜の食材と間食を買うのが一番使用効率がいい。まあ名張駅から全然近くはなく雨の中片道40分も歩いたし、こんなバカなことは何歳までできるだろうと思ったりした。ぎゅ〜とらから歩いて名張駅周辺に戻ると名張のイオンに入った。依然つぶれたデパートをイオンが買ったんだけど、車が入りづらい所で、この先大丈夫か感はある。唯一あるフードコートもスガキヤのみだ。ここで親から貰ったタダ券で冷やしラーメンを食べた。スガキヤは生過ぎる卵が苦手だ。蛇みたいに食べるのではなく砕いた方がいいかもしれない。14日朝はバイキングはおなか膨れると苦しいだけなのであまり食べないようにした。この日の朝は大雨だった。次は津新町駅で降りて駅前のぎゅ〜とらで土産の梨と夕飯を買う。梨は2個税込750円と高い。この日泊まるホテルは隣駅の津駅なので歩いて向かう。天気は小雨になったけど暑くて疲れが出てきた。途中津市図書館に寄って本を2冊目読み終わる。津駅ではチェックイン寸前までドトールで本を読む。あと親に貰った31アイスのタダ券を使って食べた。津駅前ホテルエコノで洗濯と風呂が終わったら急に眠くなって眠った。自分が思うよりはるかに疲れていたように思う。この日はホテルに入るともう本を読むことはなかった。15日は目覚ましで起きて朝食バイキングに向かったら人であふれかえっていた。流石に津駅前のホテルというだけあるけど飛び散る総菜は汚い。毎日朝食バイキングはありがたかったけど、疲れで長めに眠りたいのに朝食があるから起きなければいけないのがデメリットだ。この日はもう帰るだけで、クーポンを使うためにまた津新町駅のぎゅ〜とらまで歩いていくと、あまりの暑さで頭がくらくらする。途中でみずほ銀行の通帳も解約して、松菱デパートの7階で長椅子に座っていたら疲れがどっと出て30分も休んだ。歩くのは健康に大事だけど限度がある。疲れなくてもコンビニでわざわざ休むのも大事かなと思った。帰りの電車と駅のホームでは疲れでほとんど目をつむって本を読むことはなかった。盆休みの反省点としてはやはり本が思ったより読めなかったということだ。5冊持って行ったうちの半分しか読めなかった。「海賊と呼ばれた男」を読み終わった達成感もちょっとあるし、3日目から疲れで本を読むのがどうでもよく思えた。使ったお金は15400円。ホテル代が地域割の半額の10300円で、4000円の商品券付だから安くついた。朝食バイキングでお腹を膨らませて昼夜軽く過ごすというのが思ったより上手くいった。久々に見るテレビっていうのは、自分が楽しんでいるサッカーやアニメや声優は報道されないんだなって思った。



2022年7月
は夏だった。毎日暑くて夏用の敷布団と少し大きいタオルで眠り、扇風機は常に動いていて外の力仕事はなるべく避けるようにしている。先月から続く7月半ばの健康診断のために菓子断ち、ジュース断ち、酒断ち、なるべくカップ麺断ちを続けている。これだけの事ができるのは365日毎日同じ事をしたくなかったのだと思う。ある種のスペシャル月間と自分はとらえていた。ただ涼しい時は空腹を我慢できるけど暑くなると飲み物が欲しくて仕方ない。それで冷茶を大量に飲むけど甘いものが欲しくなり、最終手段でドリンク剤を飲む。これまでの経験上、痩せる事よりも運動の方が大事とわかってきていて、おそらく健康診断では長距離走の後のような状態がベストに思うから、運動も平日縄跳びに加えて腹筋・プランク・スクワットも徐々にやっているけど、全然やる気が保てず回数が多くできない。やはりジュース断ちだけでも開放すべきかもしれない・・・7日は遊戯王の作者が亡くなった。翌8日は安倍元総理が演説中に銃撃されて亡くなった。まだ67歳で数年後3回目の総理大臣やりそうだったから日本の未来が変わったかもと思った事件だった。16〜18日は名古屋に行った。19日の健康診断が終わったら風呂内での運動は続けて食事を戻すことにした。食事は底辺に生きるものにとっては最大の娯楽なので、それを封印するのはちょっときつい。22日は仕事の合間に松阪市で人気の志那そばを食べに行ったら美味いことは美味いんだけど麺の量が少なかった。状況によるけど自分がラーメン屋に行きたい理由って、お腹が膨れたいんだと思った。24日は近所の草刈りだった。何の問題もなく3時間で終わったけど、朝6時に起きると昼寝もしないと1日がとても長い気がする。25日はPS3を鉄ゴミとして捨てる。2月に拾って使えるかも?と思ったけどエラーコード8002f1f9が出続けて、そんなに人生上手くいくわけないと知る。今月は全体を見れば小説を結構読んだ月だった。1日50ページでも進むけど休みの1日に200ページ読むのはゴッソリ進める。このペースならゴールは半年後だ。◆読んだ本「名もなき毒(本屋大賞2007年10位)」人気作家宮部みゆきのサスペンス小説。サスペンスらしい物を読むのは久しぶりで、最近ゴールがわからない本ばかり読んできたから、読んでいて気持ちがよく安心できる。例えるなら大工が建てている家を眺める安心感がある。物語は最初に4人の無差別毒殺殺人事件が起こる。実はその4つの事件は3つは憂さ晴らしの関係ない殺人事件、その連続殺人事件に紛れた1つの事件をただのサラリーマンの主人公が追ってしまう。この小説に描かれる毒はいくつもある、一つは仕事場でクビにした嘘と怒りで生きている女性でこれが作品全体に軽いストレスを与え、最後は主人公の家に乗り込み娘を人質にとったんだからどうしょうもない奴・・・でも人として悲しみ苦しみがわかる面を備えた女である。もう一つは地中の毒、地中に埋まった化学物質が人の体に病気を呼び、体が弱った犯人の男は苦しみ続けて、祖母の介護にも苦しみを覚えて毒殺しようにもできずに、店で毒入りのお茶を並べて人を殺してしまったのは救いようがない。そしてこの小説に描かれるのは社会の毒で、殺人事件以外にも絶望で人が死んでいるし、家族を失った憎しみで生きる女子高生とか、法律事務所で働いていた宮部みゆきらしく色んな重みと軽みがある小説だった。特に祖母の面倒を見ながら貧しい生活をする犯人は、過去の自分を見るようで考えるものはあったし、自分もこのままだとこの男のようになると強く感じた。この作品は過去作がある2作目というのがちょっと損をした気分だが。これで2007年の本屋大賞の本10作品読めた。この年の作品で何か言うなら「鴨川ホルモー」は変な話で面白かった。そして3位の「風が強く吹いている」は漫画で読んだので、内容もいまだ覚えているので読まなかった。小説と漫画は別物だけど月誌に漫画の感想を残した影響と言えるかもしれない。小説版を読むのをやめようと思うほどこの頃小説を読むのにとても疲れている。「カシオペアの丘で(本屋大賞2008年10位)」少年少女4人は北海道のその丘で夢を描いた。この丘で遊園地ができますように・・・そして大人になった4人は、2人は結婚して本当に故郷の丘の遊園地で働き、1人は東京でマスコミの仕事をしし、1人はガンになり余命3カ月を言い渡されて4人は再び巡り合う。作者の重松清の他の作品「その日をまえに」で、ガンになった登場人物達が余命の中生きる話を読んだから、またそのテーマで小説かと思ったわけだけど、やっぱり余命少ない男の話を読むと自分も思うものがある。半年前はマラソン大会に出ていた男がたった半年で死ぬっていうのは残酷だ。ガンになった男は悩み過ぎたうえに故郷に一回帰るが、そこで急激に悪化して余命は少なくても東京に帰る。ガンになった男には友達や家族に後悔や悲しみや申し訳なさはあるけど、結局は死がすべてを消してしまう寂しさも感じた。これを読んでガンになっても友達が居て、嫁と子供が居たらどれだけ幸せなことだろうと思った。それを考えると自分の未来は暗い。この本は感受性が高い10代20代なら何回か泣ける話だったと思う。ただ今の自分は小説読破マシーンに近づいていて「上下巻やっと読めた」と思うだけだ。そして、もし自分が余命少なく死ぬとしたら・・・と考える。たぶん仕事をやめて小説読むのやめて、スマホでも契約して毎日安いホテルを検索しながら一人旅をすると思う。ツイッターやHPに自分の経歴を全部載せて、自分知っている人は連絡頂戴とか言うだろう。家族にはお金は少し残っているし、冴えないけど悪い奴じゃなかったで終われるはずだ。「モダンタイムス(本屋大賞2009年10位)」ある日、システムエンジニアの主人公の妻に不倫を疑われて雇われた男に監禁される。主人公は妻の怖さにおびえながら生きていたが、やがて不思議なワードを検索したら、周りが自殺や失明や冤罪を受けるなど不幸になることを不審に思い追求し始め、実際に起こった事件は起こってなく、事実を上書きする政治家や国の強い意志が動いていることを思い知る。政府に不都合な事実を知られればヤバい連中が来る、ただ検索しただけで事実が消される。それはシステムだから・・・その不条理に主人公は抗おうとするが、もがくことしかできない。終盤やっと生まれた能力もただ腹話術ができるだけの能力で、ちょっと歯向かうだけだ。最後に主人公と妻は東京を離れて、自分達ではシステムは変えられないと自覚して北海道で静かに暮らして終わる。ゲームで言えばバッドエンド感はあるけど、それが現実に感じるのがこの物語だ。話としては人が集まってディスカッションばかりしている印象が強い。上下巻もあるけど半分は会話じゃないかと思う。伊坂幸太郎の本屋大賞の2018年までのトップ10作品は全部読んだけど、伊坂幸太郎は本屋大賞で一番トップ10入りの多い作家でユーモアがありながら、今の時代に合う文化やネット技術や歴史を感じる話が多い。これが抜群に面白いかと言われたら、何か自分には合わないというのがその感想で、青春を感じる雰囲気とか世間の不条理にどうしようもないで終わるのは好きじゃないかな。自分が10代後半〜20代ならハマって全作品読めたかもしれない。悪人(本屋大賞2008年4位)」福岡で働くOLが峠で首を絞められて殺された。その事件の真相とは・・・という始まりながら真相はさほど問題ではなく、わりと普通の話で最後は女を殺してしまった男は捕まって終わるものの、女を殺してしまった男の誰にも愛されなかった人生、糞みたいな嘘つきでロクでもない娼婦以下の殺された女、その女を大切に育てていた両親、女を殺した男の育て親は祖母で残り少ない人生とわかっていても強く生きようとする決意、そして女を殺した男を愛してしまった30歳の女との逃走劇・・・結局誰が悪人かと言えば犯人の男だけど・・・横道世之介もそうだったけど吉田修一のやるせない小説炸裂という感じで、終盤は泣けたり震えたりするものがあった。そして九州弁の温かさがなぜか身に染みてしまう。これで2010年の本屋大賞の10作品読めた。賞を取ったゴールデンスランバーより、八日目の蝉や赤朽葉家の伝説の方が面白かった。読むべき本屋大賞の小説は残り23冊。まだまだ先は長いけど全部読んだ後はどうするか考えると、やりたいのは部屋の本や服や物やHPの整理をしたい。本は半分くらいは捨ててもいいだろう。捨てるものは捨てて必要なものは残すのをしっかりしたい。映画、漫画もゲオで借りて人並みに楽しんでもいいし、そして小説は1年以上旅行以外は読まなくてもいい。それくらい小説読むのは疲れる作業と自覚する・・・「悼む人」日本全国各地で亡くなった人を悼(いた)むために全国を旅する男がいる。彼は新聞や記事を拾って人が亡くなった現場を歩いていく・・・そして男は「亡くなった人は誰に愛され、だれを愛し、どんなことをして人に感謝されたことがあるのか」その3つを周りの人に問い、悼み続ける。その男を偶然出会った下世話な記事を書き続ける男、その男の母親と残された家族、そして旦那の坊さんを殺害した女は悼む男が気になり一緒に旅をする、3人それぞれの角度から悼む男に迫る物語。現実にこの男が居るのかと思うほど緻密でリアリティがある。流石直木賞受賞作と思ったものだけど、悼む男は旅先で歓迎されないことも多いし、つらい死に方で亡くなった人が何人も居る死を見つめ続ける物語で、記者は悼む男に人生狂わされ、母は悼む息子を待ちながら死んでしまうし、びっしりと字が続く本に気が滅入り、凄い作品と思うものの深みがありすぎて気分も滅入る。忘れていく死に納得ができないというのはすごい考え方で、なんだかおばさんが60歳で亡くなったことも思い出した。◆見たアニメ「RPG不動産」RPGの世界で家をお探しの困った人たち、妖魔やモンスターたちに家を探してあげる可愛い萌えアニメ。ニコニコで割と突っ込みながら楽しく見れたものの、人とモンスターの言葉がわかる仲間の一人が実は世間で暴れているドラゴンでは・・・というのがこの作品の調味料になってるんだけど、それは実際違ったものの、結局仲間もドラゴンにされて暴れるのはどうなんだと思う展開だった。さらにヒロインがドラゴンに殺されても、ネクロマンサーがあっさり生き返らせるってのは萌えアニメにしても「なんだかな」と思う。それにしても作品内の言葉はRPG不動産という英語と日本の漢字が看板で使われるのも変だし、武闘家と僧侶と魔法使いの格好をした不動産屋というのも強引だ。「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」妹の乙女ゲームをみっちりと嫌々やらされていた兄が、倒れて気が付いたら乙女ゲームの中に居たという話。どこかで見たことがある絵に思ったら、去年見たフルダイブRPGのアニメスタジオだった。ゲームの世界は知り尽くしている主人公なので何してもほぼ無敵状態であるものの、モテ男達やヒロインとは人生が違うと達観して、放り投げているものの連戦連勝に周りは惹かれていくという二律背反を描いている。主人公は元の世界に帰りたいとかないけど、自分はこの世界ではモブ(わき役)として生きていこうとするのは無理がありすぎる。病んでいると言ってもいい。「ヒーラーガールズ」歌うアニメというと、マクロスを筆頭にバトルに歌で大勝利とか、けいおんを筆頭に萌えバンド活動やアイマスを筆頭にアイドル活動がほとんどだけど、何気ない日常の萌えアニメで、ディズニー映画みたいに歌って踊って物語を展開するアニメは見たかった感は強かった。そしてこのアニメ、よく動き、絵も落ちず、急にOP、EDが流れたり、OPとEDを入れ替えたり、手術失敗しそうでせずに終わったり(失敗の伏線貼り過ぎて笑った)、歌も悪くなく、そう来たかと思う味のある所は多かった。ただ何気ない日常過ぎて、話に面白味が欠くのは確かで、歌うシーンも多いとは言いがたく、爆発的な何かが欲しかった。極端な話、レ・ミゼラブルみたいに全部歌でも良かった。でもそれってしぬほど作るの大変なんだろうなと思ったりもした。◆16日〜18日は名古屋に出かけた。グランパスの試合を見るためだったけど、試合は前日にコロナ患者が9人出たので試合中止になってしまった。ホテルのキャンセル代がもったいなく、7月末までの近鉄往復券も買ってしまったので名古屋に行く以外の選択肢が思い浮かばなかった。16日午後名古屋駅に到着したらホテルのある金山駅に向かって歩くことにする。電車に乗れば一瞬で着くけど歩いていくのは健康診断のためだ。南に向かって歩き、ささしまを抜けていくとなんてことはない街並みが広がる。それも歩き続けるとナゴヤ球場が見えた。今は二軍の試合とかやっていて、室内練習場や中日グループの基地みたいになっている。ここから東に向かって歩くと高速道路が見えて、美味しそうな飲食店が結構見えた。痩せようとしているから美味しそうに思えるのか、体にエネルギーが足りないから美味しく見え過ぎているのかどっちだろう。少し歩いたらもう金山に着いた。名古屋ボストン美術館があった場所は他の建物になっている。駅は昔と何も変わることはなかったけどPCR検査をやっていた。今はまたコロナが再拡大でこれからどうなるんだろうってなっている。金山駅近辺は飲み屋やトンカツの店が目立ってもう腹が減って仕方なかった。とりあえずホテルの東横インを探すと10車線の大通りの向こう側で渡るのが遠回りで困る。15時にチェックインしたら部屋に入れるのは16時からなのでまた大通りを遠回りして渡ってイオンで食料を買ってまた戻る。東横インの部屋は綺麗で夜景も綺麗だった。ただ宗教的な本が数冊あるのが違和感を感じた。17日は朝のバイキングを野菜多めでいただいたあと、金山から北に向かって大須に行くことにした。昨日は曇ったり小雨だったけどこの日は暑かった。道沿いだとつまらないから町中に入って北上すると仏具だらけの商店街があった。珍しいなと思って歩いていくと大須商店街に入った。クラブグランパスに寄りたかったけど道を間違えたので寄るのをやめた。それから大須観音を通り抜けて白川公園に入った。プラネタリウムでも見ようとしたけど、宝石展というのと合わせて人であふれかえっていた。あ、駄目だと思って近くの名古屋市美術館に行く。企画展より常設展の方がいいなと思って300円でモディリアーニとかシャガールの絵を見る。館の隅で乾パンと保存食を貰って出た。それから栄に向かって歩くとナディアパークに入った。昔はここで何か買ったりしていたから懐かしさがあった。そして隣の松坂屋に入ってポケモンセンターに行くとレジ待ちの人であふれかえっていた。自分が好きなニャビーは売ってなくポッチャマが多かった。大通りに向かうとドイツビールのフェスタが開かれていた。人が多くてどの席も埋まっていてビールとウインナーを食べまくっていて、とてつもなく美味しそうに感じた。太るといけないから当然食べなかったが・・・美味そうだった。公園を北に行くと今度はウィスキーのイベントが開かれて、オアシス21に行ったら日本酒のイベントが開かれていた。それからテレピアホールでアニメごちうさのイベントがあるので向かった。昨夜東海のニュースで流れていて20万以上使いましたとかオタクがニヤニヤしている姿が頭にあったからだ。テレビ局が金儲けのためにニュースを利用するのもどうなんだろう。会場は結構混んでいて、入場料2千円が惜しく感じて入らなかった。程よく疲れたのでホテルがある伏見まで歩いて戻る。ホテルは御園座の裏にある三交インで、近くの100円ローソンで食料を買い込んで15時半にチェックインした。ホテルでゆっくり過ごすのも贅沢に考えたりした。ホテルで何をしていたかほとんど思い出せないけど洗濯したり、小説を110ページ読んだり、疲れで夕寝もしたし、世界陸上見たり、カップ麺を食べていた。18日は朝7時半に起きてバイキングを6割だけ盛って朝食を食べてホテルを出て、名駅まで歩いて土産を買って11時に電車に乗って帰った。地元に着くと外は暑くて誰も歩いてなく、30分以上歩いて家に着いた。3日間の反省点としてはグランパスの試合が中止になったら何をするか代替案が出なかったのはマズくて、健康診断のためにたくさん歩きたいという程度しか出なかった。FC岐阜もヴィアティン三重も試合なく、他のスポーツも名古屋でやってなかった。コンサートも高すぎたり興味がないのばかりだった。今にして思えば愛知の高校野球を見れば良かったけど見て楽しめたかわからない。大相撲に行くべきだったけど気が付いたら売り切れていた。あとホテルでカップラーメンは食べない方がいいなと思う。食べるまでは良いけど、最後スープを捨てる時に洗面所か便器内に捨てるのが気持ち悪い。まだカップ焼きそばかパスタならいいかもしれない。あと帽子にマスクをして目だけに見える自分は完全に爺さんの目つきになっていて震えるものがある。20代と同じ身長と体重で若者ぽい服を着ていても爺さん・・・そう思うと、旅より死についてもっと考えてもいいかもしれない。



2022年6月
前半は心地良い季節と思ったけど、後半は連日30度をはるかに超えて夏になった季節だった。5日にサッカーチケットを買いに伊勢に行く。伊勢イオンの近くを歩いてみたら伊勢神宮に納める田んぼがあったり神社があったり、近鉄電車から見えた家や墓がこういう風になっていたのかと思うこともあった。11日12日の京都行きが終わってから7月半ばの健康診断に向けてお菓子やジュースやカップ麺を控えて、食事の量を減らしたけど最初の1週間は結構きつかった。空腹で居るだけで力も考えも何も出ない。体重を減らすより大事なのは運動であるのはわかっているんだけど、もうすぐ夏だし腹は凹ませても損はないと思ったからだが・・・食事くらいしっかり摂るべきか悩むところだ。15日から梅雨に入った。19日は親が夕食に焼肉を用意してくれた。普通は嬉しいんだけどせっかく痩せてきたのに、こんなお腹膨れる物を食べるのかというガッカリ感あったからか全然美味く感じなかった。むしろ気持ち悪い。あと自分の口に塩だれは合わないと思った。27日に梅雨は終わって30度近い日が始まった。水分を摂らなければ生きられないのでかなり水分摂る日々で痩せるのは難しくなった。◆読んだ本「赤朽葉家の伝説(本屋大賞2008年7位)」赤い表紙をめくればページにびっしりと埋められた字があふれ、殺人事件か何か重い話なのかと思って読んだら、親子3代に渡る女達の奇妙な物語だ。舞台は鳥取県西部の巨大な製鉄所がある街で、祖母の万葉は山の人から捨てられた子供で予知能力を持っていて、いろんな人の死や事故を当ててしまう。それゆえ怖がられていじめられたが製鉄所を抱える赤朽葉家はその能力が欲しくて跡取り息子と結婚させる。実際オイルショックや社長の死を当てたり激動の時代を乗り越える力になった。ただ「地球って何?」と言うくらい馬鹿な女である。最初の子が生まれる時に予知で子供が成長して大学生で亡くなる未来を見たら、たくさん産もうと誓って万葉は4人子供を産み、そのうちの一人の赤朽葉毛鞠が2章の主人公となる。毛鞠は80年代の暴走族全盛期の時代にレディースとして中国地方で数々の伝説を残す。レディースを引退した後は弟の影響で漫画家になって超人気作家になってしまう。自伝を元にした漫画でハードな漫画生活を送りながら、会社に決められた男と結婚して最終話を書き終えたら亡くなる。最終章は毛鞠の一人娘、赤朽葉瞳子が主役だ。ここまで日本の歴史の一端を見てきた話と違って、祖母の万葉が翌日死ぬ時に人を一人殺してしまったと言い残して亡くなる理由を探ろうとする。急にミステリー展開になって10人近く亡くなってきた赤朽葉家近辺でそんな人居たかなと思って読み進んで真相にたどり着いたら、お互い想っていたものの、製鉄所で働いていた男の手紙が読めずに亡くなったのが祖母の後悔だった。小説は面白くて文字で埋まったページも漫画を読むように軽々と読めた。シリアスなシーンで立ち去ろうとする女の頭に苦瓜を投げて止めたり、子供の名前を毛鞠や鞄や孤独と名付ける変な義母や、不倫の末に気が狂い全裸になりだす女中や、寝取りを続ける女や、家族一人がなぜか認識できない毛鞠など、そんな馬鹿なと思うシーンが多くて楽しかった。最近読んだ他の小説がつまらなかったというのもあるが、作者の桜庭一樹の他の作品もっと読みたいと思えた。「天地明察(本屋大賞2010年1位)」江戸時代囲碁棋士で天文歴学者の渋川春海の生涯を描いた物語。渋川春海は数学の問題がたくさん書かれている金王八幡宮で一瞥即解の謎の人物関孝和を知ったことにより、どんな難問を作れば関孝和も解けないような問題を考えている時に老中から日本各地を周って北極点を観測してくる命を預かる。わりと熱かった江戸の数学ワールドの物語と思っていたから話がそれるとは思わなかったけど、この日本全国を巡るというのが後々考えたら大きなポイントで、年上の観測士達と旅をした経験、日本の歴が間違っているという説明が大きく生きるようになる。日本全国を巡った経験で日本の歴は中国とは違うと理解し、頑張った末に歴は変わらなかったり、関孝和に罵倒されたり、いくつもの挫折を乗り越えながら、最終的には大和歴(のちの貞享暦)が採用されて、ずっと気にかけた女と一緒になり割とハッピーに終わるものの、この渋川が作った歴もリアルな話70年活用されるだけ。前の歴が800年以上使われるのと比べると、なんだかなと思ったりもする。ただ学問や世を正すために生きる姿はこころよいものがある。作者の沖方丁はラノベ・アニメ・ゲーム作家のイメージあったけど、こんな時代小説も書けるのは凄いと思った。「一瞬の風になれ(本屋大賞2007年1位)」高校から陸上部に入った神谷新二は、友人で天性の才能がある一ノ瀬連の速さに憧れながら短距離走で努力し続ける青春陸上物語。この作品は3部作(3冊)でちょっと読むのが長そうに思って後回ししていたけど、物語は軽いメールのような文章で展開され、最近まで読んでいた小説が超絶面白くなく途中で停止するほどだったので、あれと比べると読みやすいだろうと思って読むことにした。第1部は高校で陸上を始めて初々しい内容だ。ライバルや仲間やいい教師と出会う。100m走200m走だけでなくリレーの話がかなり多い。良かったのはリレーでバトンを落とすというお決まりの失敗がなかったことだ。序盤で痛い目に遭って後半伸びるという漫画展開はない。228ページとページも少なく読みやすい。第2部は2年になり、神谷もだんだん足が速くなってくる。連が怪我をしてしまい南関東大会に出るためにあがこうとするが、優しかった担任の教師がここで切れて絶対に出場させないという展開は熱かった。教師自身もケガに苦しんでリレーに出て周りに迷惑をかけたという話は重かった。終盤に憧れていたプロサッカー選手の兄が大怪我をして、あまりにもショックで引きこもってしまうが周りに説得されて部の駅伝を見ることにより涙を流しながら、やっぱり走りたいと部活に戻ることになる。第3部は3年になった神谷はキャプテンとして部員を引っ張ることになる。本も388ページとちょっと長くて文章も結構詰まっている。3部も常に陸上部の大会と練習と若干の恋愛の話で展開された。最終的に南関東大会で100mは神谷は10秒50台で走るようになるが、優勝は同じように努力続けた連が取り、ライバルが2位で神谷が3位。そして400mリレーで陸上部は優勝する。ただ速く走りたい、それだけのために毎日腹筋を500回やったり朝練や合宿したり、自分の体力がゼロになるまで練習し続けるなど、健康や痩せるために運動するわけじゃないってのが、今の自分にはない異世界のように感じて、自分もいろんな物を捨てて生きてしまっていたと考え直すものがあった。そういえば主人公の兄はプロサッカー選手でジュビロ磐田に行ったけど、正直あの時期から磐田は弱くなったから地元のマリノスに行けば良かったと思った。「進撃!巨人中学校(全11巻)」進撃の巨人の公式パロディギャグ漫画。巨人が進撃のキャラと中学校に通うという漫画で、正直アニメが無かったら読まなかった漫画だ。それくらいアニメは楽しくてかわいくて面白かった。漫画版は正直エレンに違和感あって、巨人を駆逐してやるって決め台詞も中学生が何言ってるんだって感じだ。そもそも駆逐とは?とも思う。漫画はギャグマンガとしては面白いのかよくわからない。1巻に2〜4回クスっとできる。原作ならとっくに死んでるキャラがいつまでも出まくるのが良い。文化祭や演劇祭などやりながら終わっていくのかと思ったら、最終巻で巨人は留年したり落ちこぼれた生徒の権化と理由が出たのは意外だった。これがありなら独特の世界は作れたろうに。この漫画を読んでいてゲームや野球や芸能界を題材にして描かれたコロコロやボンボンの漫画を思い出した。あれも何か制約のなか無理して面白そうな漫画を作ってる感じがした。「チェンソーマン(第1部11巻まで)」悪魔と一緒に殺された男は悪魔の力を得たチェンソーマンとなって、国に雇われて戦い続けることになる。ジャンプの漫画かと思うほど前衛的な感じがあり、20数年前のアフタヌーンで連載されているような漫画だ。作品に流れる空気感、主人公の欲と成長する人間性、その欲を利用する上司、間の外し方、雑な線と人間味のある線とバトル、なんで最後は上司の女と戦っているのかよくわからないが、よくわからないが何かすごい感じがした。ただ一部のキャラは死なずに幸せで生き残って欲しかったとちょっと思う。進撃の巨人の後だと余計そう思う。◆遊んだゲーム「ロードオブアポカリプス(19時間半)」世界を統べる王として生まれた主人公が、いろんな世界を飲み込んでいく混沌と戦うために世界を取り戻し、戦い続けるモンハンに似たゲーム。世界を統べる王のわりにさびれた港の村を拠点に戦い続けるのは変な感じがする。失敗したのが名前を初期名の「プレイヤー」にして、ボイスをセクシーボイスにしたら全然合わなかった。でも5時間過ぎたら慣れてきた。名前をダガーにしたままのゲームもあったし、所詮はその場限りのゲームの世界と思ったりもする。ゲームとしてはモンハンほど敵はしぶとくなく20分もかかる事はなく、わりと程よく楽しめて中距離から飛び道具を使って倒し続けた。前半の終わりで前作の主人公らしきボスをギリギリ倒したらクリアした気分だったけど、まだ話は続いていて、以前戦った敵のセリフに変な感じがあったけど、過去に戻る話が最後にあって話がつながったのは上手いなと思った。最初に戦ったボスが最後に居るとは思わなかった。スタッフロール後も遊んでも良かったけど、古いゲームだし、ここでやめるのがベスト。「SWIFT DX(19時間)」謎の部屋から脱出し続けるパズルゲーム。画面はファミコン並みにシンプルでRボタンを押すと壁の中に入ったり出たり、針が多くて即死ゲームアイワナに似ている。どうやって説明すれば伝わるかわからないがシンプルに楽しめた。最初から最後まで12×12のマス上でゲームは行われるのはフェアだ。ゲームステージに面白さや難易度もバラバラでどうなのかと思うが、100円で全250面と多いから許せる。欠点は日本語訳がめちゃくちゃで日本人が直訳したのだろうけどもうちょっと何とかしろよと思った。◆11日はルヴァンカップで名古屋と京都が対戦するのでまた京都に出かけた。地域割引でホテルが安いので10日金曜夜に京都に行っても良かったけど、3千円の宿泊代に2千円分の商品券貰ってもお得という感じがしなかったし、土曜は夜の試合だから別に行かなくていいと思った。土曜午後に京都に到着すると京都駅から二条駅に向けて健康のために歩いた。途中で焼肉屋でカレーを食べたけどレトルト味で残念だった。小雨は徐々に強くなってきたが1時間弱で二条駅に着いた。近くのリブマックスでチェックインして京都振興券2千円と朝食券を貰う。これで3500円+京都の宿泊税は安い。ホテルに荷物を置いて二条駅から山の向こうの亀岡駅に向かうと電車が満員だった。亀岡駅に着いたら目の前のイオンでおにぎりとお茶を買う。店内がどんな感じか気になっていた。それからサンガスタジアムに入ると紫の客席が綺麗だった。吹田のようなサッカー専用スタジアムながら、スタジアム内もボルダリングや飲食ができる場所や子供用施設があり、名物ぽい料理も多くて好感が持てる。客はカップ戦なので少なくて客の半分は名古屋ファンだった。アウェイは赤い名古屋サポで埋まっていてここだけ気分は名古屋だ。試合は名古屋が終了間際に1点取って勝利。これでベスト8。帰りは亀岡のセイユーに寄って半額総菜を買う。食べ物買いすぎでカップ焼きそばは買わない方が良かった。翌12日はホテルを出てなか卯で朝食食べていると、食べたのに文句を言ってお金返してほしいという爺さんを目撃した。それから京都鉄道博物館に行った。ここは行ったことがないという理由だし、鉄道に興味がないから入館に1200円は地味に高く感じて京都振興券使うのに向いていた。館内は子供が多くて気分は小学校だ。でも見るものが多すぎでトヨタの産業博物記念館を思い出して最初の1時間だけでもう帰りたい気分だった。それから1時間適当に鑑賞して、3階の屋上から晴れた京都駅周辺の私鉄JRの電車が目の前で流れているのが見えたのはこの館で一番良かった。この館で見た歴史や技術の結晶、人間の努力が目の前で流れる何本もの電車にあるんだなと思った。次回京都に行くことがあったら銀閣寺と哲学の道でも行くかと適当に決める。



2022年5月
は疲れている時が多かった。鉄やアルミが高く売れるので会社に転がっている鉄を軽トラに積んで売りに行ったら、もう1時間の作業で体の血液が何割か失って動けなくなるほど過労を感じる。少しでも早く疲れを落とすには経験上、甘いもの・ビタミンC・ニンニクを摂取するしかない。7月の健康診断まで体調管理は難しそうだ。今月は漫画中心に結構読んだけど、読んだ記憶が少し飛んでる時が多い。すぐ思い出すけどボケ老人の予兆がある。6日は連休明けで会社のヤフーメールを覗いたらアマゾンのメールがなぜか来ていたので開いたら、赤い画面が出たのでですぐ消した。一時ファイルを消したりしたけど不安しかない。ヤフーメールは信用していたのに載せるなよって感じだ。今月後半は山口県の町でコロナ対策の振り込みで、一人のろくでもない男に4630万円振り込んでしまい、それがどうなるか話題になった。こういうのって逃げ切れそうなイメージあったけど男は違法な金で得たとかで逮捕されて、ネットカジノで使った金は弁護士が頭を使って全額回収していた。なるほどなと思ったものの、これより無駄な税金の使い道ってたくさんあるんだろうなと思う。使わないワクチンもたくさん廃棄されていたし。29日は6万円の金を払わない客に集金に行ったら空き家になっていた。たった6万と甘く見ていたのがまずくて、周りにそいつはヤバいぞと言われた後に貰えば良かったと気づいた。自分の責任もあるので今年頑張って働く理由はこの6万分の穴埋めのためだ。この日は30度を越えて今年の夏は暑いと覚悟した。◆読んだ本「屍者の帝国(本屋大賞2013年10位)」SF人気作家が序章だけ書いて亡くなった物語を、他の作家が引き継いで描かれた小説。1800年代末にフランケンシュタインのように屍者を操り、屍者を労働者として扱うSFもので、医学生のワトソンは大英帝国の諜報員となり、アフガニスタン、日本、米国、そして英国と渡り、最初の屍者ザ・ワンを追い求めて世界を股に駆けた旅が始まる。あらすじだけ見ると少し面白そうなんだけど、いつ、どこで、誰が、何をしているのかが読んでいてよくわからない。他の大衆小説なら当然のように「わかりやすい文章」を扱うけど、これは詩的になったり、哲学や化学や歴史を語りだしたり、急に場面が変わったり戦ったり、話が理解できない。ノルマとはいえ520ページもよく読んだと思う。そういえば昔読んだSF小説もこんな感じだったなあと思い出すものの、夏への扉は読みやすくて好きだった。この小説はいろんなSF賞を受賞しているけど、本を読む前提として化学や歴史や文化を知らなければいけないというのなら、もう自分は一生SF小説読まなくてもいい気がしてきた。あとがきでは普通の読みやすい文章を書いていて「は?」と感じた。「神緒ゆいは髪を結い(全4巻)」お金持ちの武闘派御曹司の男が、髪を結った鎖を外したら大暴れする神緒ゆいに惹かれて始まるラブコメバトル漫画。らんまに似ている。途中から全国に名を轟かせた神緒ゆいを狙い撃つスケバンが毎回お礼参りに戦いに来るが、どっちかといえば神緒ゆいより御曹司の男が戦うのは少年漫画らしい。話の合間には漫画打ち切りで使わなかったスケバンキャラが大量に描かれている。絵も可愛いし上手いけど白黒はっきりする何かが欲しかったと思うのは、古い人間の自分の考えかな。「骨が腐るまで(全7巻)」かつて小学生の時に暴力をふるう父を5人の少年少女が殺した。5人は高校生になっても絆があり、これからも隠していこうと誓い合うが、知らない誰かから脅迫の電話がかかり、仲間の一人は亡くなり…犯人を捜そうとし、そして男女の夏物語が始まる。毎回14ページと少ない漫画で、マガジンらしく「そうか・・そうだったのか・・」と引っ張りと謎めいた続き方が多く、流れで女の子と一線を越えるのは良かった。事件で言えば殺された一人が他の男と共犯していたのを、さらに他の男に乗っ取られ、それに気づいた仲間の女が殺したという顛末。4人は少年院で罪を償い、出所した女を主人公が迎えて話は終わる。「アメノフル(全3巻)」お菓子を武器に戦う女子高生の打ち切りジャンプ漫画。登場人物はいろんなお菓子を武器に戦う。ちなみに主人公はペロペロキャンディで東京を崩壊させた敵も同じ武器なので、自分は違うと強く主張するのがこの物語の柱。やはり少年漫画の主人公が可愛すぎる女子高生は攻め過ぎたと思う。悪くはないけど薄味と言ってもいいかも。話もスカッとする何かが見たい気がした。「予告犯COPYCAT(全3巻)」犯罪を行う者を捕まえ制裁を行うシンブンシと名乗る連中が居た。彼らはネット上でお金を集めて悪人を捕まえて暴力で裁く。何か違和感があると思ったら、この漫画は予告犯という漫画のスピンオフだった。最終的にシンブンシは警察に追いつめられながら、世間に自分達の不幸の境遇を訴え、主犯が撃たれてその仲間は刑務所で刑期を終えて終わる。一見シンブンシは正しそうだけど、結局悪人を裁く動画にお金が集まると言う構図は無いなと思うのが大きい。裁くのは法律、もしくは敵討ちだけが納得できる。他人が正義のために悪人を何とかするって言うのは、質の悪いyoutuberとしか感じない。「ADABANA(全3巻)」女子高生が親友を殺した事件の謎を掘り下げていく物語。ヒロインはラーメン屋の男に強姦されそうになって包丁で刺し殺してしまう。親友が助けてくれるものの親友は元カレに性的な動画や画像で追い詰められて自殺してしまう。その自殺が許せないヒロインは元カレを法廷に出すために、あえて捕まった。そして服役し、元カレは破滅をして終わる。絵も綺麗で読みやすいし、シンプルだし、やるせなさも悪くはないけど、読んでいてやはり気持ち良くはない。それは他に救いの道があったからだろう。刺殺は普通に正当防衛で済む話だし、親友は元カレに脅されたところで堂々と立ち向かえば何とかなったのではと少し思う。女の子の可愛さと重い話にギャップがありすぎた。「進撃の巨人(全34巻)」人々は巨大な壁の中で生まれ育ち、巨人におびえて生きる壁の中で超巨大巨人が出現したことにより、戦い続けるようになる調査兵団に所属するエレン達の物語。大ブームを起こした進撃の巨人だ。たくさんの人が登場してたくさんの人が巨人に食われたり、仲間が殺されていく漫画でとにかく血を流し、戦い続ける漫画だ。物語はエレンが巨人に変身できることにより大きく変わっていく・・・全巻で印象強いのが最初の4巻だ。ここで人気作が保証されたと言っても過言ではない。それくらい見事な始まりだった。人間が巨人と戦うために、立体起動装置というスパイダー的な道具とカッターナイフの武器を両手に持ち、巨人を狩っていく、それが中二病の心に刺さるし、巨人の絵もデッサンの狂ったような気持ち悪さと違和感に怖さがあり、全裸で人を食う姿は多くの子供がトラウマを抱えたろうと思うくらいだ。巨人の性器を描かないというのが良く、エレンが巨人に変身しても服が破れない設定も良かった。それは逆に思いつかない発想だ。敵である知性ある巨人になれる3人が同じ調査兵団に居たというのは、こいつら最初から裏切っていたのかとガクッと来たけど、最終巻まで見ればそれも個性となって良かった。序盤が終わる頃にいろんな巨人と戦い、残酷ながらもワクワクするようなドラゴンボール展開だったけど、中盤は調査兵団を解体しようとする動きに対抗する内部の戦いと、調査兵団に居た少女を女王にする国家転覆の物語になる。進撃の巨人人気が落ち着いたのはおそらくこのあたりだったろうけど、あのまま少年漫画らしく次々と巨人と戦う漫画ではないとここで知る。漫画家としてのこだわり、この世界の枠組みを作りたい思いが見えたし、他の漫画ならできないことだったろう。終盤は主人公のエレンが自分たちの国を滅ぼそうとする国々に絶望し、壁の中の巨人が目覚めて世界中の人を踏みつぶしていく、いわば主人公が敵になる展開で登場人物もどっちが敵か味方かよくわからない海外ドラマのような展開にもなる。最後は世界の人口の8割が殺されながらも仲間達は必至で戦い、悪魔の民が巨人になることはなくなり、エレンはヒロインは殺して終わる・・・物語は「人VS未知の巨人の戦い」が続くのではなく、「巨人を使う国VS巨人を使う国の戦争」の様相に変わっていくのは良い面と悪い面があるけど、作者の力で強く描いていったのは良かった。考えてみればこの漫画は作者の力で書ききった印象だ。何回もエレンがさらわれたり、2回倒しても敵の巨人に逃げられたり、何回やるんだ…という事も多いし、正直、終盤主人公だったエレンの性格が変わってしまうのは納得しにくいけど、いろんな面を含めて進撃の巨人は怪作としか言いようがない。今はyoutubeで進撃の動画やパロディアニメやラジオを見たりしている。自分が子供の時に読んだら夢中になった漫画だった。自分が20年くらい前にサイドカーに乗った少女が日本刀を使って巨大生物と戦う漫画を投稿したことがあったけど、描いていてゴールとか正解が全然わからなかったけど、これが正解だったのか・・・と納得するものがあった。ここで忘れそうになるのでこの漫画の謎を書いておきたい。主人公たちが住む国は壁の外は広い平地から先は海で、台湾みたいな島であるということ。主人公達壁の中の民族は巨人になれる人種で世界中から恐れられている。街に囲まれた壁は実は巨人が硬質化したもので最後は巨人が目覚めて世界中へ侵攻する。たった百年弱の歴史しかなく、人々がなぜこんな世界なのかよくわからないのは王族が能力を使って民の記憶を変えたから。エレンが巨人になれるのは敵国から来た父のせい。◆遊んだゲーム「無限のデュナミス(28時間)」3DSでレトロ風RPGばかり配信しているケムコが、どんなゲームを作っているのか気になって2年前に購入した。物語はかつてロボットと人間が戦った歴史のあるファンタジー世界で、ロシアみたいな悪い国が戦争を起こそうと暗躍するのを阻止するため主人公達が冒険する。ヒロインは半人半機になってしまった姫で部品でパラメーターを上げて、バトルの鍵はヒロインが握っている(もっと強いと面白かったが)。ゲームは7割進むとボスが半端なく強くなりレベル上げしないと進めない。このゲームの4分の1はネットラジオを聴きながらレベル上げをしていたかもしれない。クリアした感想としては特にこれと言って語ることはないRPGだった。RPGツクールで作られたようなゲームで時間の無駄と言われても反論はない。しかしゲームは2周目終わればトゥルーエンドがあるように作られているのは残念だった。◆GWは京都と名古屋に行った。正月から県外どこにも出かけず毎日閉塞感があり、コロナを避けるために行かなくてもいいと考えるのがもう嫌だった。そして、あまりにも毎日戦争のニュースを目にしすぎてうんざりし過ぎて、デジタルデトックスも必要だと自分が強く願った。4月30日は親が家の床にワックスをかけたいと言うので午前中に手伝う。半年に一回やっているから全然綺麗に思うけどそれを言うと怒るので、休み前最後のノルマと思ってやった。この日は昼に出発して夕方京都に着いた。泊まる場所は高級カプセルホテル安心お宿で、クラファンで1泊2千円の券を5枚買ったのでGWに使うことにした。安心お宿はご飯とみそ汁とふりかけと卵1個が食べ放題だけど、最初の1日目でもう飽きた。明日ホテルを出たらおかずを買おうと思った。5月1日は朝風呂に行ったら外で雨が降り続いていた。部屋で小説を読んでから昼ご飯食べていたけど、外を見たら雨が止んだので外に出る。京都はコロナ前ほどではないけど人は多くて祇園はたくさん人が行きかっていた。ちょっと散歩がてら遠回りして八坂神社付近に行き、祇園花月で吉本新喜劇のチケットを買うと2時間も待つので近くのお好みやでとん平焼き定食を食べて、近くに大きな道と大きな門が見えたので歩いて向かったら、何かの写真で見た階段や景色が見えた。ここは知恩院というお寺で浄土宗の総本山らしい。よくわからないが国宝御影堂は大きなお寺で中に入ると思わず正座するほど厳かな雰囲気があった。そしていい声のお経なので聞いていた。時計を見たら新喜劇があと15分で始まるので急いで祇園花月に戻った。久々入ると相変わらず古い内部に驚く。この日の公演は漫才3組、若手漫才1組とそのインタビュー、そして新喜劇の構成で難波花月と比べると漫才が少ない。以前に新喜劇座長をやっていた吉田ヒロや内場勝則が脇役というのも時代を感じる。一番盛り上がったのは3年前M1を取ったミルクボーイの漫才で大爆笑の渦だった。17時に祇園花月を出た後ホテルに帰ろうか悩んで、疲れているけどもう少し散歩することにした。八坂神社を北に向かうと平安神宮が見えた。近くでドッグフェスやラーメンのイベントをしていた。それからさらに北へ歩き、京都大学近くの吉田神社に行った。鴨川ホルモーという小説でどんな場所か気になったからだ。でもわりと小さい神社で人もあまり居なかった。絵馬には神社隣の京都大学の合格祈願が書かれたものが大半だった。他にも鴨川ホルモーの映画でレナウン娘を踊るシーンに笑ったという事も書かれてあった。この付近は京都大学に関する施設が多くて京都大学の地位と権威の高さがうかがえた。神社を出た後ホテルまで戻る。歩いていたら夜になってしまった。2日は京都駅の前にある東本願寺に行った。朝から晴れていて5月の日差しに心地良くて日本の平和を強く感じた。でも歩いていたら、みずほ銀行の通帳を解約しようとするのを忘れた。銀行はこの日は平日で開店していたから解約したかった。総合口座の通帳はマイナスになることがあると聞いてマイナス数百万になったら震えるけど、歩いて戻るのが面倒で行かなかった。東本願寺も大きな綺麗な寺だった。寺内も入って正座してまたお経を聞いた。寺のいい所はタダで入れて時間制限がないところだ。その後に京都タワーに登った。前に登った覚えがないからだけどビル内は意外と店舗が少なかった。景色は想像通りで遠くであべのハルカスが見えた。それから京都駅のラーメン横丁に行く。これまで2回行ってかなり美味いラーメンを食べれたからだ。ラーメン店はかなり入れ替えがあって結構人が居るので、客が空いている店に行ったらイマイチだった・・・人が少ない店には何かしら理由がある。ガッカリして近鉄に乗って名古屋に向かう。3日にグランパスの試合があり、チケットもタダで獲得できたのでグランパスのファンだから行きたいと思ったからだ。数時間ずっと小説を読んで名古屋に着くと栄まで歩いて安心お宿に泊まる。3日は名古屋グランパスの試合を見に伏見の鶴舞駅まで歩いて豊田に向かった。豊田スタジアムは工事をしていて開閉式の屋根が壊れたので撤去をしていた。タダ券で見た席は4階でなかなかの高さと天気も良くて、美しい景色だった。やはり見に来てよかったと少し思った。この日の対戦相手は京都サンガで京都サポーターも結構見に来ていた。試合は1−1のまま終了。名古屋の猛攻は実らず、なかなか勝てずにそろそろ下が見えて危ない。今年の名古屋は監督交代と主力選手不在の余波で苦しんでいて残留争いをしそうだ。4日は多治見に行こうかと思ったけど、一度やってみたかったホテルから一歩も出ずに漫画を読むだけの生活をやった。読むのは進撃の巨人で、やっと漫画が完結したので読んでみた。朝の10時半から読み始めたけど本を読み進むのは1冊20〜30分で思ったよりサクサクと進まない。4冊読んだら昼が過ぎ、5冊読んだら15時になり、本を読むだけで太陽が無情に流れて夕方になったので、カプセル内でも読んだけどこの日は21巻読むのがやっとだった。漫画を読む速さを知ることができたのは良かった。ただ日本中に大量にある漫画って大半が読めないなと自覚した。これから同じことをする時は1日で10冊〜15冊を目安に考えた方がいいだろう。こういう事やるのって20代までだったら楽しかったかな・・・5日は帰るだけだった。例によって栄から名駅まで歩いたけど、GW後も疲れが出ないように前日は漫画しか読んでなかったのに何か疲れていた・・・今年のGWに使った金額は3万円と安かった。やはりホテル5泊で1万円しかもご飯付き、近鉄優待券使い、ホテルから1日出かけないというのは大きかった。この連休で学んだことは結局自分の人生って、カプセルホテルのカプセルルーム内のような人生に思ったりする。少し暗い部屋で横になりながら一人遊ぶだけの人生で、漫画やゲームや動画や掲示板やスポーツを一人で楽しみ、帰らない日々を思い出したりする・・・それは人としてどうしようもなさを感じる。それでもGWのデジタルデトックスの効果はそこそこあって、15%くらい気が軽くなった。それだけでも大きい。電車移動は座れれば心地良さしかなく夏も18きっぷで出かけようと心に決めた。ただネットを捨てて生きるのはもう無理だなと思ったりもする。GWは5泊6日京都で散歩だけの日々も良かったけど、京都でやりたいことが年々減っているのが問題だ。今月の教訓:安心お宿に連泊するなら納豆・缶詰・カップ麺を持っていくと良い。宿の近くの100円ショップの場所を調べておく。



2022年4月
は春を感じるどころか2週目になると20度を越えて暑くて仕方なくTシャツの出番となったが、またひんやりした。ロシアのウクライナ侵攻はウクライナが攻勢をかけているけど東側はロシアに支配されそうだ。なんせロシアは数万人兵士を増やしている。そもそもウクライナがどれだけ頑張って有利なニュースが流れてもロシアには核兵器があるから怖い。そして民間人がたくさん死んだ映像はモザイク越しでも食欲をなくさせる。犯罪のフルコースを犯しているロシアに恐さはあるが麻痺もしてきている。ただこのウクライナ戦争が終わってもまだまだ続きそうなくらいヤバさがある。ウクライナに支援してロシアに強硬な態度の日本にも報復するとか言っているし、普通に日本海でミサイルの実験をやっていた。1日は風疹の抗体検査を受けに行った。風疹なんて全然ニュースで聞かないし、そんな病気どうでもいいだろと思ったけど、流石に何年も封筒が来ると一回くらい検査に行ってもいいかと思った。結果は抗体あって終了。それより初めて行った医院が好印象で行って良かった。8日からホテルの県民割が始まったけど第7波というくらいコロナリバウンドも始まっていて、どこにも行く気になれなかった。ただGWは6連休を貰ったので、コロナが大きくても絶対に県外に出ようと決めて、そのために4月は頑張って生きた。9日は風光明媚な波切灯台あたりを散歩した。歩いてみると思った以上に家が多くて、昔は栄ある港町だったんだと思った。しかし小さい家や廃墟やさら地も多くて寂しさもある。19日は月誌の書き直しが大体完了した。今月は平日仕事から帰って夜にこればかりやっていて、来月文脈を直そうと決めた。内容はともかくGWまでに上げたいと思っていたから割と頑張れたと思う。使った時間は20時間弱だろうか。月誌を書き戻せば半分は文を失った気が収まると思ったけど別に収まらなかった。徒労というだけだ。これを書いて得た経験は火事のあと残っていたホームページに、圧倒的な信頼の精神と自分の記憶を置きすぎたということだ。また間違った記憶を上書きしたあの日にウェイバックマシンというサイトで4か月分回収できたのは大きかった。あのサイトが無かったら丸1年分書き直しだっただけにお金を出したいくらい助かりすぎた。お金が湧く打ち出の小槌でもないから、これからは月誌・ホームページを愛しすぎないようにしたい。でも自分から離れた遠くにいる人達が見てくれたら…という思いもほんの少しだけある。あと今月は長年乗り続けたスズキスイフトに乗るのをやめた。19万q越えてエンジン音が気になるので中古軽自動車に変えた。軽自動車は乗りなれてるつもりだったけど、いざ毎日乗るとなんだか子供の車みたいだ。車にCDデッキが付いていたので車に乗っていたCDを聞く生活が始まった。日本のラップとかレゲエとかヒップホップは昔は馬鹿にしていたけど、聞いてみるとそこまで悪くない。なんというか全員揃ってお調子者って感じだ。29日は祝日だけど働いて30日から京都と名古屋に出かける。◆読んだ本「プラチナエンド(全14巻)」自殺しようとした少年は天使に救われ、空飛ぶ力と人に命令できる力と殺す力を与えられる、天使の力を持つ人間は13人居て全員が自殺しようとした人間で、その中の1人だけが新しい神となる。デスノートの小畑健と大場つぐみコンビによる生と死の物語。前半はあきらかにやばい奴との対決によるヒーローバトルのような展開で誰が生き残るのか?って感じだったけど、後半はがらりと変わって頭のいい教授相手に話し合いが行われる。殺し合いをするデスゲームでなく、何か納得するような決着だった。最後に神となった脇役の少年は自殺してすべての地球上の生き物が死に絶え物語は終わる・・・。バッドエンドではあるけど悪くはない最近の物語に珍しい終わり方ではある。それにしても久しぶりに見ても小畑健の絵は上手すぎで、目に光がない主人公達は黒さを感じる。「東京タワー オカンと俺、時々オトン(本屋大賞2006年1位)」1月の月誌消去からすっかり読む気が弱くなった小説だけど、これだけは3ヵ月トイレとか待ち時間に少しずつ読んでいた。2つの図書館にこの本があるので、返却期限迫ると違う図書館に行って借りてを繰り返していた。本なんて目標が無きゃ自分は読むのに3カ月かかる。物語は男が九州の炭鉱の町を出て東京の芸大に通い、母親に苦労だけかけさせながら何かよくわからない仕事をしながら、楽しい母を養い看取るまでの話だ。主人公はいろんな経験をする割に母親のことを常に考えて、話の中心に母がいるのは良かった。大学に行ったから大学の話をするとか、彼女ができたからとか彼女の話をするとか、そういうのが少ないのはいさぎよい。やがてこの話は作者のリリー・フランキーと母の実話と終盤わかるが、だからこそ良かった面が多くて嘘が少ない話に好感が持てる。触れ込みでよく見た涙無しでは読めない感動物語ではなかった。しかし、リリーの親父は母を捨てて他の女に行き、たまに母や息子と仲良くしようと出てくるが、リリー・フランキー自体は結婚せず、子供もなく、若い女と写真に撮られてる姿とか見ると、才能は凄いが父親より悪い奴なんじゃ・・・と思えなくもない。まあ結婚してない自分がそんな事言う資格なんか無いんだが。読んでよかったのは自分の親が死ぬ覚悟がまた一つ芽生えたってこと。◆見た映画「チャーリーズエンジェル」謎の組織で戦う女性3人の物語が2019年に復活。なんというかイージームービーというか、プレーンムービーというか本当に見たことをすぐ忘れそうな単純なアクション映画だ。何か発明品を奪い合うんだけど、それが自主映画並にしょぼい物だ。なんでもかんでもCGにするのはどうかと思うけど、こんなルービックキューブみたいな物が発明品とか言われてもって感じ。味方と思っていたX-MENのボス役の男性は実は裏切り者ってのは意外だったけど、この人の裏切り者役は合わない気がする。最後はパーティ会場で敵に囲まれるが会場に来ていた女性の多くがチャーリーズエンジェルで逆転して終わる。それは格好いい。「クリムゾン・プラネット」AIと一緒にすべてを制御する一室で火星を探査していた女性は火星で不思議な四角い物体を発見したことから起こるSF映画。AIが人に歯向かうってもう見飽きた展開で、いかにも低予算映画で映画の予算の9割はCGに使っている感じがする。そしてその方向性は正しい。最終的にAIが火星の四角い物体に触れたことにより人類を滅ぼし、宇宙のかなたに主人公とともに向かう…あいまいで謎めいている感じがSF映画で製作者の自己満足感がすごいある。だからこそSF映画かもしれないが96分の映画だから許せる。パッケージに宇宙服を着たヒロインが映っているものの別に映画内で着たことはなく、逆に三流映画の証明となった気がする。「DEBUG」7人の囚人とその教官が囚人達がデータが壊れた無人船に直しに行くのだけど、コンピューターは人間を殺そうとするB級SF映画。例によって一人一人殺されるんだけど、宇宙船なら酸素を止めれば人は簡単に殺せるから、なんでこんなまだるっこしいことをするんだと思える。そしてヒロインが日本人にうけない顔だ。これ以上書くと差別になりそうだから控えるが。最後は犯罪をしていない男が生き残る。それにしても90分の映画に広告が10回以上とは…GYAOでタダで見れるとはいえ見るのも疲れた。◆遊んだゲーム「メルルのアトリエ(50時間)」アトリエシリーズを久しぶりに遊んだ。国のお姫様のメルル(15歳)は国を2千人が住む国を発展させるために、魔物退治に兵隊に現物支給、未開の地を探索、そしていろんな調合を繰り返す。期限は5年で、それが良い面でもあり悪い面でもある。5年以内はゲーム内で9割やりたい事はできるんだけど、できなかった調合はあるし、建てられなかった建物もあるし、倒せなかった敵も居る。ゲームとしては5年後どうなっていても終わるってのはスッキリ感あって、最後の年で大ボスを倒して人口10万人を超えてからの数カ月は卒業を待つ高校生のような寂しさがあって良かった。しかし、たった5年で10万人増える街って実際あったらめちゃくちゃな感じがしてならない(ちなみに5年経ってもキャラ絵は変わらない)。物語は半分あたりでメルルの師匠の師匠の師匠の女が出てきてから、調合の怖さが出てくるのが思い出深い。若返りの薬を使ったら前々作の主人公ロロナが子供になったとか、調合で作られた人間ホムンクルスは労働のために作られた存在だとか、あきらかに人智を越えた存在でヤバさを感じる。最後はマルチエンドで自分の終わりは、これからも魔物たちとの戦いは続くって感じだった。大ボスを倒すためにレベル70までレベル上げてバトル時間が長すぎたからかもしれない。「限界凸騎モンスターモンピース(17時間)」人間と仲が良いモンスター娘とコンビを組んでカードバトルするゲーム。カードバトルゲームはあまりやった事がなかったけど地味に面白かった。使う駒の種類は近距離に強い戦士、2マス離れた敵も攻撃できるアーチャー、回復役の僧侶と、前に居る駒の攻撃力を上げる魔法使いの4種のみで、置けるマスは3列×10で前に進みながら敵を蹴散らし、敵の陣地に3回攻撃入れば勝ち。シンプルながら勝つと自分の策略がハマった気がして嬉しい。ゲームのルールを知れば知るほど有利になり、カードを3枚連続同じ色で引けば有利だから手持ちカードの色の種類を減らしたり、毎回マナが3ポイント回復するから3ポイント以上コストのかかるモン娘を減らしたり、どんどん効率が良くなる。そして極論で言えばこのゲームは相手の二手先を読むだけのゲームだ。相手は終盤プレーヤーよりいいカードを使うけど先制の一撃で撃退すれば無傷で前に進める。それを繰り返していいカードを並べて前に進めれば良く、アイテムを使わずクリアまで行けた。問題はストーリー面で…モン娘マスターの学院に通う少女がヒロインで、全員女性キャラのアニメ界で作られた安い萌え要素、安い百合要素、安いゆるさと話があり、音楽も合ってなくてため息が出るしかない。そういえばモン娘のカードをこすって服を脱がせるパワーアップもできたけど2回しかしなかった。神奈川をクナグヴァ、北海道をホ・カイドゥ、京都をキ・オート、四国をシ・ク・オークなど地名アレンジは面白い。



2022年3月
はストレスがたまることが多かった。ロシアのウクライナ侵攻はニュースで見るのも嫌になるほどで、子供が爆発で死んだり、店が略奪にあって店主が泣いている姿には、これが現代かと思うくらいだった。また上旬は先月自分がしたヤフオクの失敗による損を見ていたり、ウイルスにかかったパソコンをまた使えるように初期化をするのに手間をかけたけどあきらめたり、ほっぺたにイボができてきて潰したりして日々マイナスが多くて嫌になる。下旬はコロナワクチン接種に怖さがあった。そして花粉の季節だから憂鬱なのは当然だった。3月5日は母の新しい車の試運転で明和のイオンまで行った。昔だったら一緒に行くなんて無いわと思ったけど、火事になりPC壊れてコロナやロシアや寿命を考えたら、こういうのが大事に思えた。6日はコンピューターウイルスにかかったパソコンをネット接続せず起動してデータが掘り起こせないか確認したけど、ドキュメントを見てもファイルは全部なくなっていた。PC死亡確認して前を向いて次に進もうと決めていたけど、やはり脱力だ。9日からは去年消えた月誌をまた書き始めた。何の新鮮さも楽しみも感じない。11か月前のことなんか覚えているわけがない。過去を見ずに前だけ向いて生きろといろんな歌や映画で言われるわけだ。それにしても先月と今月は会社のパソコンがウイルス攻撃を受けたニュースが多かった。トヨタの生産が1日止まったり、東映アニメーションが4週間も放送がストップしたのは他人事と思わなかった。12日から急に暖かくなって暖房は不要になったと思ったら数日後また寒くなった。そして数日間はそれの繰り返し。21日は3連休最後の日、本当は連休に名古屋と岐阜に行く予定だったけど、3日連続家に引きこもりは駄目な気がして伊勢市二見町に行って夫婦岩付近を歩くことにした。いつもはシーパラダイスに車を置いて向かうけど、今回はファミマ正面の無料駐車場に車を置いてから歩いた。この日は少し寒かったけど晴れていて海がきれいで清々しかった。青く澄み渡る景色は美しすぎで、付近もかなり歩いて心地良く疲れた。そして昔はJR二見駅から夫婦岩まで向かう参道があったんだと歩いてわかった。格式高そうな旅館も数軒あって、こういう海沿いの旅館に泊まって波の音を聞きながら眠りたいと老人のように思った。この辺は夏は大にぎわいだろうが津波が来たら町は半分消えるだろう。26日はワクチン接種で翌日は例によって頭痛と間接痛に苦しんだ。痛みが消えたのが夜の23時だった。関節痛は冷やしたり温めたりベストを探さないといけない。でも月曜の28日も体がだるくて最悪の気分に変わりはない。今月もどこにも行けなかった。行っても良かったけど愛知で1日4〜5千人感染はまだ油断できない数字だし、どれだけ偉そうにコロナかからないと思っても自分や親がかかったらダメだ。来月あたり地域割が復活するみたいなので行こうとはしている。◆読んだ本「バベル(全10巻)」闇に覆われた戦国時代に西欧の妖魔相手に戦う不思議な球を授かった男達の物語。はっきり言えば南総里見八犬伝で、青年漫画らしく大きなコマで戦う姿は結構自分は好きだ。迫力があってわかりやすい。4人目の仲間はこの作者が以前描いたスプライトという漫画(たしか打ち切り)のキャラクターというのが意外で面白い。戦国時代に銃で戦うのは卑怯だが。しかし仲間が4人揃ったあたりで物語は打ち切りに向かってしまい、急に脇役の4人球を持ってましたという展開は寂しい。このバベルという打ち切り漫画にスプライトという打ち切り漫画のキャラが出て、痛々しさが増した気さえする。大目に見て15巻くらいやって欲しかったが、そんな甘い出版業界じゃないのだろう。ちなみにバベルとはラスボスの織田信長が構えた城がバベルの塔だったからだ。あと南総里見八犬伝は江戸時代の長編小説というのはここで知った。「カクカゾク(全4巻)」不良で主人公の俺に売春する姉、引きこもりの妹、無職の父、ぼけた祖父、介護する母の不幸な家族の家に隕石が落下し、家族6人が合体して戸愚呂弟みたいな体になって、同じように隕石で化け物なった他の家族たちと戦う漫画。バラバラだった家族が一つになることによって強くなって戦うというのは面白いアイデアだし、わかるんだけど、「家族全員の力で勝ち取った勝利!」というのが見たかったけどほとんど無かった。化け物バトル漫画なら現実に少ないスッキリ感が欲しくなる。特に最初の方はとどめに入ろうとすると邪魔が入るのは損をしている。物語は信者全員家族だという宗教団体が敵となり、何百人も合体した化け物と戦う展開になるのは「なるほど家族はそういう形もあるか」と思うものはあった。しかし、他の化け物家族と主人公たちが違うのは宇宙人が爺ちゃんに乗り移ったから特別というだけで、別に家族の絆とかそういうのは関係ない。またこの漫画の最大の欠点は不良の主人公がほぼ空気になることだ。家族を代表して喋るのが無職の父になり、主人公以外の家族が目立ってきて、もう居なくてもいいくらいの存在はいくらなんでも・・・「らせんの迷宮 遺伝子捜査(全2巻)」科学捜査研究所の遺伝子による捜査をする博士と刑事の漫画。1話完結の連続で読みやすいものの、文字が多くて絵も雰囲気も古さを感じる。昔はこういうのに慣れていたのに、どこでそんな感情を持つようになったかわからない。これを読んで気になって検索したけどドラマ科捜研の女は21年前から放送していた。もうそんなに前なのかと。◆見た映像「こみっくがーるず」漫画家としてデビューしながらも読み切りも最下位で全然成功せず、女子高生にして漫画家として生きようとする薫子(かおす先生)が、漫画家寮に入り他の高校生漫画家達と頑張ろうとするアニメ。他の漫画家というのが少女漫画家に少年漫画家にレディースエロ漫画家にホラー漫画家など、それぞれいろんな悩みを抱えているのは味があって良かった。みんなで恥をかいていこうとか、涙を飲みながらいらない紙は燃やして焼き芋にしようとか、いろんなものを犠牲にしながら生きる姿はまさに漫画家だ。ただ漫画を描くのは過酷なのにさらに高校生設定は普通に考えてちょっときつい。自分以外の人は天才で、自分以外の人は努力していて、自分以外の人は性格も見た目もいい・・・あまりにも薫子が自分を卑下する姿は気持ちはわかるけど、正直見てる自分まで凹んでしまう。ただその苦しみの最後に自分が経験した事を「こみっくがーるず」として短期連載を勝ち取る姿に、少し心が動いた。この漫画原作者が売れている人なら何とも思わなかったけど、あまり売れてない女性漫画家だから何かアニメ化して、おめでとうと思えた。「でーじーミーツガール」沖縄の旅館に泊まっている男性アイドルと旅館員の女の子の前で、急に海の中に入ったり植物が伸びたり日が暮れなかったり、異変が起こるミニアニメ。40秒の広告を見てから1分半の本編、30秒のED。いったい自分は何を見ているのかよくわからない。ただそっけない男性アイドルはコロナで何もかも中止になって沖縄に来たという、コロナ騒動を取り込んだアニメは初めて見たので「へえ」と思った。「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」スターウォーズ9部作で完結編。というか8部をどれくらい前に見たか内容も思い出せないくらいで、ストーリーが理解できない。そもそもシス(悪の親玉)が死にながら生きてるってのが意味不明で、シスの基地まで地図を探して、倒しに行くってのが何だかなって感じがする。でもこの作品のヒロイン、女ジェダイのレイは見た目も雰囲気も素晴らしくピッタリでそこに強さは感じる。レイは実はシスの孫というのは昔なら驚けたかもしれない。1〜3部は新スターウォーズとして中古DVDも買って見て楽しかったけど、ルーカス不在の7〜9部は何か面白みがない。特にこの映画の終盤は少年漫画的に立ち上がる展開だけど、ルーカスならもっとわき役が悪ふざけしながらレイを輝かせたかなあと勝手に思ったりした。最後はレイがルーク・スカイウォーカーの故郷の星に行き、自分がレイ・スカイウォーカーと名乗ってEND。



2022年2月
は先月失った8か月分の月誌を少しずつでも書こうと決めた。自分で間違ってデータを上書きして失ったときはショック過ぎて、もう空白でいいのでは・・・と思ったけど、2年前ならともかく去年なら何十時間かけても戻そうと決めた。マイナス1万の思いがマイナス5千になるだけで、どう考えてもプラスになることはない。よせばいいのに・・・ってわかっているんだけど、やろうと決めた。幸いというかコロナで出かける回数は少なかったし、半分くらいは回収できると思ったし、「いろんな経験のうちの一つ」と考えることにし、自分は月誌をする事により毎月3万円貯金をしている気分で居たというのもわかった。今回の件は自分に情けなさを感じる。パソコンのデータを失いかけたことは2回や3回どころではないし、実際何回か失った。FLASHという動画なんか存在そのものが載せられなくなったし、会社では1回コンピューターウイルスにかかってPCを入れ替えた経験もある。火事になった後は毎月1日はパソコンの記憶を残そうと思って忘れ続け、パソコンも3年目に入るから要注意だった。データの消滅を味わうのは、ホームページ自体の消滅、デジタルデータの全消滅、自分の老化、自分の死を感じる出来事だった。どうせ人は死ぬのだから記録を書いても書かなくても同じって考えと、自分のために何をしたかの証を少し残したいという意思との間に揺れた。子供の時に書いた日記は捨ててあるし、中学から21歳まで書いた日記は行方不明だから、こんなものにこだわっていても仕方ないし、内容も極論で言えばくだらないと言っても差支えはない。こんな事やってないで絵でも描くなり、もっと働きやがれと神に角材で後頭部を殴られた心地だった。思うんだけど自分の生活って動画ばかり見るか、旅の検索やニュース見るだけの生活そのものだ。それを十何年もやっている。その行動を記録する大義もないと思った。それにしても、コンピューターウイルスにかかった時の青いウインドウズ11の画面は怖すぎた。もうあの画面を思い出すからウィンドウズ11へのアップデートはやれてない。当分、ヤフーとニコニコとyoutubeとツイッターなど安全圏でネット生活をしたい。でも新しいパソコンは動画など起動が遅いときが多くて毎日怖さがある。今月4日はコミコに投稿した作品がつながらず、消された?と思ってこれも精神不安で震えていたら、翌日コミコのメールを見たら他のサイトに移転されてアドレスだけが変わっていた。ただコミコに載せた自分の漫画は右クリックからダウンロードできない。11日金曜から連休で目が覚めたら昼の12時だった。この日はずっとゲームをした。翌12日は伊勢に散歩に出かけた。車は伊勢イオンに置いて、伊勢市駅方面の小高い山の方はどうなっているか伊勢街道という道を歩いてみることにした。この日は晴れていて程よい寒さで歩きやすかった。実際行ってみると車線は狭く、ただ住宅街が広がっていた。アパートやマンションは少なくて新旧一軒家が多かった。1時間歩いたら宇治山田駅に着いた。それから駅周辺を歩いて3時間で帰ってきた。ストレスが色々あったけど疲れもあって少しスッキリした。20日は北京冬季五輪が終わった。親が夢中で見ていて夏の五輪より盛り上がった印象がある。24日はロシアがウクライナに侵攻を始めて驚いた。国が国へ侵攻するのは今の時代恐ろしさを感じる。毎日見ているニュース掲示板に笑いだろうが平和的なコメントだろうが何を書いても無力を実感して書き込みはしなくなった。28日は仕事でヤフオクのある商品を買おうとしたらブラックリストで入札できず、出品者に他のIDで買えないか聞いたら断られた。こういう時はそんなことを何も聞かずに他のIDで喋らず買えば、何も起こらず買えたのに失敗した。今時ブラックリストを使ってる人がいるとは思わなかったし、出品者の言動にやばさも感じた。でもこの失敗で数日の労働時間が無駄になったから笑えない。今月は県外に出かけなかった。日本で連日10万人コロナ感染者は出かける気になれない。来月感染者が激減したら行きたいけど、パソコンを買った余分な出費とか、以前ほど行っても楽しく感じないと考えると行く気も弱まる。ホテルで横になっている時間が幸せに感じるのは人として終わりが近い気がする。◆読んだ本「朝が来る」幸せに暮らしている夫婦とその養子に養子の実母が突如現れ、子供を返してくれるか大金を欲しいと言われ困惑する夫婦・・・鏡の孤城の辻村深月の本だし、短いから結構面白く3日で読めるのでは…と思ったら、わりと男がうんざりする話の連続で読むのに3週間かかった。第1章は子供を返してほしいと言われて事件が起こるのかと思ったら、2章で過去に戻り夫婦の不妊治療の日々を描いた話で親のプレッシャーと治療に断念するまで至る話、3章はさらに過去に戻り、養子の実母が中学生で出産して、そこから他の家庭に子供が貰われて家出して新聞配達やホテルの清掃をしながら苦しみ続ける転落物語。本の半分がこれだ。保証人を断ったのにハンコを押したと追われるのはうんざり感が半端ではない。短い最終章で死のうとした実母に養子の母が止めに入って終わる。母親とは何かという物語には思うものはあったけど、これも自分の経験不足で響かなかった。舞台の武蔵小杉は正月に行ったから親しみが沸いたが。あと表紙の写真はすごくよかった。「なれの果ての僕ら(全8巻)」今月は月誌8ヵ月消滅で本屋大賞の本を読む気が一気に失ったので漫画を読み始めた。この漫画は小学校が取り壊しになるので5年ぶりに集まろうと駆けつけた元生徒27人に待っていたのは、元生徒の一人に監禁される恐怖の実験だった・・・最初に同窓会の3日間で亡くなった人数が描かれ、事件の生き残りから証言を聞くというシーンを織り交ぜながら物語が展開される。正直この人数の多さでよく描いたと思うし、マガジンの金田一少年のようにうまく描かれているけども誰が誰か頭が理解しにくいし、序盤で20人でタックルすれば実験は終わったろとも思う。終盤主人公が壊れていって真犯人を見つけようとこの監禁を続けるのは何だかなって感じで、裏の裏の裏がある終盤も誰を信じればいいんだよって感じが半端ない。それにしても絵が冨樫義博みたいでハンターハンターを見る気分だ。どれだけ富樫の影響力すごいんだと実感する。「実験島(全3巻)」新入社員の男は薬品会社の研修で離島に行くと、そこで不思議な人体実験に遭遇した・・・。彼岸島のような話かと思ったら、実はタイムリープもので化け物となった人間に殺されるたびに過去に舞い戻って未来を変えようと奮闘する。3回殺されて4回目で成功して話の長さ的にも内容的にも映画に向いていると思ったりしたけど、最初から絵がポップで可愛いのがどうにも合ってない気がする。ペンや筆で描かずにデジタルで描かれているのはこういうのに向かないとわかった。最大の敵も可愛い女の同僚というのが殺されても憎めない。「GIGANT(全10巻)」ガンツの奥浩哉が描く、自称未来人から託された装置で巨大になれてしまうAV女優のパピコと、パピコに惚れて付き合えるようになった男子高校生のSFバトルラブストーリー・・・。ヒロインはパピコで謎の巨人戦うのはパピコ、男子高生は泣いていたり戦闘の近くに行ったり、無力感はすごい。読んでいてもはっきり言ってガンツとやってることは同じに見えて仕方ない。下着姿とヘルメットとランドセルを背負った未来人はどん兵衛が好きとか色々変で笑える。でもこの作者の漫画はSFとかバトルとかセックスも含めて、漫画全体でシュールなギャグと感じる。高度であり、よくやるなと思ったりもする。最後はパピコが死んでしまい、主人公が過去を変えてパピコが死なない未来に変えるけど、現実に戻ってもパピコと恋人になれることはなく、数年後主人公が映画監督になってパピコを雇って二人が愛した日々を映画にする時に、なぜか記憶がよみがえって終わる、ドラマみたいないい終わりだった。◆見た映像「映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日」2年前コロナで春映画が秋になってしまった映画。ヒーリングっどプリキュアの花寺のどかが、何度も同じ1日を繰り返す世界からの脱出をスタプリとハグプリメンバーと目指す。12時になるとタイムリープで7時半に逆戻りする時間旅行ものだけあって、とにかく細かくよくできていた。1日目の失敗を3回目には失敗しなくなったり、だんだん効率が良くなっていくのは面白い。敵もそれほどしつこくなくてすんなり終わるのもいい。敵の正体は時計台が立派な廃校。戦いが終わったあと廃校は存続できるようになったというのは・・・おいおいだが。「映画 HUGっと!プリキュア ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」てるてる坊主みたいな敵ミデンに多くのプリキュアが力を奪われて幼児になってしまった。残されたハグプリと初代の二人でみんなを救おうと奮闘する15周年記念作品。最高傑作と言う人も居るくらい絶賛された映画だけど実際良かった。55人と多いプリキュアをどう料理するかがオールスターの鍵だけど本当に綺麗にまとめた。最初から最後まで戦っていて、それでいて過去の作品に興味を持たせる作りになっている。そもそもこれだけのCG映画は早めに作らないと動けないわけで、だいぶ前から練られていたと思われる。この映画は何より敵に泣けた。ミデンは使われなかったカメラのお化けなんだけど、自分には何も持っていない何の思い出もない・・・だからみんなの記憶が奪いたかったと暗い雨の中語るミデンに自分を重ねて涙してしまう。そこでハグプリのヒロインはこれから作ればいいんだと説得する。記憶は自分の胸にあるという語りにも正しいかはともかく、かなり自分に刺さっていて少し生きる希望になった。プリキュア最終回に再リメイクされてテレビで流してもいいくらいの作品。◆遊んだゲーム「神獄塔メアリスケルター(62時間)」今月はPCに向かうのに少し嫌気がしてゲームばかりしていた。一番遊んだのは神獄塔(かんごくとう)メアリスケルターで、血式少女と呼ばれる血によって戦う少女達を操りながらダンジョンを進み地上を目指す。ゲームバランスは序盤が高いという変なRPGで、全体攻撃と4回攻撃を覚えたらあとは回復しか使わない。マップを埋めていくダンジョンはやっぱり面白いし、絵もかわいく声優もいいし、血が飛び散る音が気持ちいい。血式少女はアリスや赤ずきんや親指姫、シンデレラやグレーテルやかぐや姫など童話を元にして、悪夢のダンジョンをテーマにした作りはわりと愛せる。でもイベントが長すぎるのが欠点でダンジョンのボスを倒したら30〜40分イベントを眺めるのが長いし、1時間も見たこともある。それよりセーブさせてくれって感じ。特に序盤は敵の血を浴びると豹変するルール作りが助長過ぎて3時間くらいテキスト読むのは何とかならないのかと思う。最後は裏切り者だったあきらかに怪しすぎた味方の博士が元凶で、倒すと地上に行けるぞってところで終わり。無敵の敵に追われ続けたり、血によって少女が豹変するのは面白い。作品は2と3もやりたいけどVITAではもう出てない。



2022年1月
は寒かった。冬だから寒いのは当然にしても深夜に気温1〜2度で眠れないことがあった。そういう時は靴下と股引と綿入れとカイロを準備するのがベストだった。最初の3連休は東京に行った感想を書いていた。ここだけでなくホテルの感想にも時間をかけていた。10日はウィンドウズ11のアップデートがあった。機能は変わって無いのにちょっと重くなった。それからたびたび更新があって少しづつ動けるようになっていった。16日は黒いリュックを買った。旅用のカバンはあるけど、リュックは最近使ってないし、山でも使えそうなリュックサックという選択肢が欲しかった。また東京に行くと、周りが黒のダウンコートと黒のカバンを持ってるから自分も欲しかったわけだけど、三重に帰ってくると暖かくてダウンコートを買うという気があまり湧かない。久しぶりに行った東京の駅では、スマホやsuicaがあるから切符を買う人が減って切符売り場が改札から離れて小さかったり、駅のホームドアが増えたり変わっていた。そしてまた大きな建物が増えた気がする。大神殿のようなビルの柱の間を歩くサラリーマンはスマートに見えて自分もこういう所で生きたいと思った。でもパリに住みたいとか言いだす困った自称芸術家みたいな駄目さを感じる。1月は後半からコロナウイルスのオミクロン株がすごい勢いで広がり、1日で5万人感染したのはすごいなと思った。無症状も多いし、風邪扱いでいいのでは?という議論も広まっていて、欧州では対策するのをやめた国も出てきた。23日はパソコンを起動したらいつまで経ってもトップ画面が始まらず、30分経ってやっと始まったものの、ずっと砂時計が回っていて「おかしいな?」と思いつつ、音楽を聴いていたけどいつまでも下のバーやファイルが開けないので、強制終了してもパソコンの状態が変わらず英字の変な広告が出てきて、突然脳裏にコンピューターウイルスが思い浮かんでパソコンを切った。症状は間違いなくコンピューターウイルス以外の何物でもなく、脱力して布団で横になった。後で調べたらもういろんなものをダウンロードしたことやアダルトサイト閲覧が原因のようだった。バナー広告なんて消そうとして当たり前だろう・・・それから毎日平日は帰って夕食と風呂終わったらほとんど布団で横になっていて、逆に体調がすごくいい。3DSでゲームとニコニコを見て、VITAでゲームとyoutubeを見ていたらもうこのままでもいいかもと思い、これからパソコンを買う理由があるのか手帳に理由を書いてみたけど10も思い浮かばなかった。でもパソコンなしの生活はどうかと思って値段も3万切って安かったので購入した。そして30日HPの月誌を載せる作業で以前のデータは2020年11月まで載ってるから、今載っている2021年12月以降載せればいいかと間違って上書きしたら1年分の月誌が消えてしまった。早く1月分の月誌を載せたいからと急いで失敗してしまい、ウェイバックマシーンというサイトで去年3月までの月誌は回収できたものの8か月分の記載が完全に消えた。1か月や2か月ならなんとかなるけど、8か月分は・・・・・あまりに長い。月誌は経験から書いた時間が8カ月で50時間はあるだろうし、それ以上に日々の記憶が消えたことがショックでゲームデータが消えたどころではなかった。大事な自分の記憶を自分の手で消してしまった事実にその夜は3時間しか眠れず、起きても眠くなかった。パソコンが壊れたことよりはるかに精神ダメージが大きく、ここ数年で言えば火事の次にショッキングな出来事だった。◆見たアニメ「シキザクラ」ナゴヤアニメプロジェクトと銘打って、名古屋や愛知県を舞台に作られたアニメ。人の弱みを具現化したような鬼を切って戦うために、少年は鬼の力を宿し巫女の少女や町やみんなを守るために戦う。話は仮面ライダーのような話で結構ギャグをはさんだりもする。声優は名古屋の無名声優を使い、CGの動きも悪くはなかったし、CG無しの絵も悪くない。・・・でもそれだけで普通という気もある。アイアンマンのように体を覆うパーツによる変身はかなりカッコ良かった。「トロピカルージュプリキュア」コロナを吹き飛ばしそうな夏をイメージされて作られたのが2021年のプリキュアだ。夏海まなつは白いプリキュアのキュアサマーに変身し、学校生活をしながら人魚のローラ達と一緒に後回しの魔女達と戦い続ける。面白いのは妖精という人形を売るために作られたマスコットがとても地味で、活躍もしなかったし、日本語を喋ることもなかった。追加戦士は当然ローラで足が生えて生活するものの、物語の後半から人魚の掟で人間に出会ったら記憶を消されるという宿命を背負いながら戦い続ける。そして最後、魔女達と戦い終わった後どうなるのかと思ったら記憶は失われたけど、生かしておいた敵に自分がどう生きたかを教えておいて記憶のバックアップを取っておいて、後で会うようにして記憶を取り戻したのは感心してしまった。今を一番大事にするという割には伏線をしっかり張っていたし、最終回は泣いて笑って泣いて笑ってハッピーエンドと本当にいい話で、次のプリキュアを見ても明るい夏海まなつや、控えめなさんご、読書好きで変なみのり先輩に、スケバンのあすか先輩やローラをまだ見たかったと心から思う。それにしてもプリキュアを見始めて10年、いい年齢してこんなに長い間見続けるとは思わなかった。やっぱり東映アニメの作品作りの手堅さと、プリキュアの華やかさ、水戸黄門のような正義が(ほとんど)勝つ展開に安心感と納得感が心地いいのかもしれない。1年で終わるという決まりもすっきりしている。戦隊やライダーも見たいとか思う日も多いから、心は幼児に近づいている。◆読んだ本「ららら科學の子(本屋大賞2004年10位))」70年代過激派として大学生活に戦い、階段の上から金庫を落として殺人未遂となったその男は、30年間中国の貧しい村に逃亡して隠れるように生活して、妻が出稼ぎから帰ってこない事をきっかけに日本に密航して、変わった日本に時代の流れを痛感する・・・。なんというか528Pもあるのにとても空しい話だ。日本に帰ってきて金持ちとなった昔の親友に生活をずっと頼っていて、日本の実家は無くなっていたとか、渋谷はこうなったかとか歓楽街はアニメ絵の看板が増えたとか、成田は空港ができたのかと、そういう過去と比べる話ばかりだ。たまに中国での厳しい生活や妻や叔父を思い出すものの、作者の実体験でなく、中国の本や人から聞いた話を本に打ち込んだ感じがすごいする。途中で密航斡旋した中国人に捕まったり、唯一の肉親の妹は芸能人になっていたとか、中国人に刺されたりとかあるけど、そこから大きく物語が発展するわけではない。相変わらず主人公は毎日酒を飲んだり散歩したりでページを使われるだけだ。物好きな女子高生とか身の回りの世話をする女とか売春婦とか居たけど、別に一線は越えることは無い。最後は妹に1回だけ電話で話しただけで、妻に会いに中国に戻る…という所で終わり。「気分はもう戦争」を読んだ時も思ったけど、作者はとても面白い話を読者に届けるというタイプの作家ではなく、8割は自分のために書いているように見えた。現代の浦島太郎の設定はかなり面白いけど、それを全部目先の面白い話に使わない話で、主人公の一人称を彼と書くあたり違和感が最後まで続く。きっと作者の青春は全共闘がいつまでも残っていたのだろう(と言いながら、もう18年前の本になってしまったが)。この本で自分が西暦2000年前後をいつまでも考えていた時を思い出した。これは自分が好きな時代はやがて消えるという老人の話でもある。「きみはいい子」子供に接する大人達の物語。1つ目がマンモス校で虐待されている少年を守ろうと頑張る教師の話。2つ目が団地の公園とは周りと仲良くしていても家に帰ると虐待してしまう母とそれを止めた母親の話。3つ目が子供が仲良くしている少年との友情物語。4つ目がボケ始めたお婆さんと障害を持つ少年との話。5つ目がボケた母に以前虐待された心を抱えた女の3日間母を世話する話。どれも、The女と子供って話ばかりで、男が思い浮かびにくい家族と子供の愛憎の話ばかりには「なるほど」と思う。しかし自分は嫁も子供も居ないから骨に染みるほどわかる話ではない。それがあるかでかなり違うと思った。「世界の果てのこどもたち」以前数ページだけ読んで読むのを後回しにしようとした本がこれ。第二次大戦中の満州に引っ越した球子と、金持ちの茉莉、朝鮮生まれの朝鮮人で日本語が堪能な日本名で美子の3人の少女の物語。戦時中の話ってのは苦手だ。貧しくて木の根っこを食う餓死寸前話や、人が戦争でゴミのように大量に死ぬ戦死話に、差別が平気で行われ戦時中だからとモラルも何もない運命話、それに実は生きていた話とか、不幸自慢を見せられている気分で。もう昔の朝の連ドラってこんな事ばっかりやってた気がする。この本も読んでみたら・・・やっぱりそんな話なわけだ。珠子は満州から日本に引き上げで150kmを歩き、何度も中国人に襲われたり、村の仲間は大半が飢えで死に、収容所で人さらいに遭い、饅頭屋で働き日本語を忘れて中国人となる。茉莉は空爆によって裕福な家も家族も失い、泥棒に金品を奪われ、畑のじゃがいもすら取られ、孤児として生きる。美子は日本のどこに行っても常に朝鮮人差別に遭い、朝鮮人同士でもルールが厳しく、もう北朝鮮を祖国と思わず、たくましく生きる。話は必死に本で調べたものを書いた、あらすじを読んでいる気分がするけど380ページによくまとめたなとは思う。男性作家なら上下巻になったかもしれない。終盤に球子が中国残留孤児で日本で家族に再会して、3人集まるのはやはり泣けた。そのあと家族で日本に移り住んで日本で地味に苦しむシーンは必要かどうかはわからんけども。最後は70代後半になっても、もっと頑張りたい、いろんなことをやりたいと3人は言いながら終わっていく。前向きな生き様には素晴らしいなと思える。この作品で知ったのはやはり激動の時代は話は盛り上がる。そして漫画「おぼっちゃまくん」でおかあちゃま、おとうちゃまって言ってた言葉は、実際使ってたんだなってこと。◆遊んだゲーム「ファイナルファンタジーエクスプローラーズ(17時間)」巨大なクリスタルがある謎の島を探索するエクスプローラーとなって、数々の召喚獣と戦うアクションゲーム。はっきり言えばFF風モンスターハンターで、逆にモンハンがいかにしっかりしたゲームかこれをやって再確認できた。モンハンの世界はなぜ魔法が無いのかという疑問の回答は「わかりにくいから」と、これをやってわかった気がする。自分がこのゲームで選んだジョブは格闘家で、敵に張り付いてボコスカ殴り続けるだけで、何回か倒れつつも毎回敵を倒すことができる。そこに戦略とか鮮やかに勝つというゲーム性は皆無で、モンハンのように相手を追いつめて狩るような爽快感はなく、瀕死や即死攻撃をする凶悪な敵を倒すだけのゲームとしてしまったが後悔はない。でも最後は飛行機のようなラスボスにアイテムを全部使って強化して、回復も全部使って勝った時は少し爽快感あった。短いのがこのゲームで一番の救いで、やはりテレビゲームはプレー時間を20時間以下を希望したい。ED後はまだまだ遊べるけどもういいと普通に思った。「超次次元ゲイム ネプテューヌ Re;Birth1(33時間)」四人の女神が守護する世界ゲイムギョウ界は天上でで四人の女神が激しく争う日々だった。その中の一人ネプテューヌが地上に落下し記憶を失ったことから始まる物語。一つ一つ女神が守護する大陸に赴き事件を解決してほかの大陸に行ったりして、元凶マジェコンヌ打倒を目指す。とても明るいRPGで、とにかくパロディだらけで女性キャラしか登場せず、おつかいクエストも多く、敵を強くしたり弱くしたり、攻略サイトを見てのレベル上げも面白くRPG慣れした人向けのゲームでちょっと楽しい。なるほど・・これだけ続くシリーズだと納得した。



今年の年末年始は東京に向かった。西に向かうという選択肢もあったけど鳥取は夏に行けばいいと思えてきて、2021年はあまりサッカーを見れなかったので高校サッカー行脚もいいかなと思った。29日は仕事が夕方に終わったので、いろんな用意を済ませて親に駅まで送ってもらった。最初の宿泊地は四日市で夜に到着した。今月も県民割で2500円で泊まって商品券2千円分貰うために泊まった。宿泊のレイアホテルはコーヒーと水ペットボトルと新聞が貰えて、VODが見れるんだけど見方がわからない。

30日はレイアホテルで貰った県民クーポン2千円分を使ってスーパーサンシで食べ物を確保した後、少し安いJR四日市駅から名古屋に向かった。午後2時から名古屋駅太閤口でJR高速バスが出るので、本を読んで1時間待っていた。バスは満席で狭苦しく、隣の席の客はサービスエリアでも降りないのでちょっと鬱陶しい。バス内WIFIが使えるんだけど3DSは対象外みたいだった。
年末なので高速道路は2か所大渋滞で運転手は飛ばしていて70分遅れで東京駅に到着。すぐ地下鉄でホテルに移動せず東京駅の正面まで歩いて行った。やはり壮観な駅舎をしていて駅前に広い広場があるのがいい。清々しく美しい。それから地下鉄東京メトロに乗ってカプセルランド湯島に泊まる。

31日は早朝にカプセルルームで目覚まし時計が鳴り続けて起きてしまった。これがあるのがカプセルホテルのつらいところだ。この日は湯島駅から近いのでJR御徒町まで歩いて、、JRに乗って大宮駅に向かった。大宮駅は毎回通り過ぎる場所で大宮アルディージャのホームスタジアムは行ったことがないからだ。大宮駅前は相当にぎわっている。この日大宮のNACK5スタジアムで高校サッカー選手権の2回戦がある。スタジアムは神社の隣にあって、年末なので神社に向かって結構人が歩いている。よく考えたら大宮の氷川神社は結構名前を聞く。スタジアムはシンプルでいいサッカースタジアムだった。無駄なものを削ぎ落した感じが心地いいけど、この日はとてつもなく寒かった。気温はおそらく5度以下で、なによりキンキンに冷たい氷のような暴風が体温をゴッソリ奪っていて、天気が晴れていても少しも暖かいとは思わなかった。
1試合目は三重と前橋育英高校の試合だ。三重県人だから当然三重は応援するけど、前橋育英が強くてJ1首位と最下位くらい差があって6点差で三重が負けた。2試合目は鹿島学園と高松商業の試合だったけど、あまりの寒さに試合がどうでもよく思えた。必要ないと思いながら持って行った手袋とカイロが大活躍で、とりあえずわかったことは昨日の服も着て厚着で見ないといけない極寒のサッカー観戦はつらいってこと。コロナで客席移動もできないのもつらかった。試合後、ホテルのある朝霞駅に向かおうとしたら行き方を忘れたので、ホテルに電話したら池袋まで戻って東武線に乗ってと言われて、いやそれは戻り過ぎだろと思ってコンビニで埼玉の地図を見たら、やはり他のルートの方が近くて武蔵浦和から北朝霞駅に向かい、そこから東武線で一駅で朝霞駅に着いてホテルに泊まった。

1日は埼玉の川越に向かった。川越は小江戸なんて呼ばれて埼玉の観光案内では一番大きく紙面が割かれている。三重県人からすれば川越と言えば三重の川越町なんだけど、よっぽど埼玉の川越は凄いかもと思って行った。前日朝霞に泊まったのは川越に近くて来たことがない街だからだ。川越駅に着くと観光案内でレンタサイクルを借りれるか聞いたけど、スマホで利用者登録が面倒であまりお勧めしないようなことを言われたので乗らないことにした。駅を出て道がおかしいと思ったら、反対の出口を降りていた。最近は道に迷うのが多いので自分の直感で歩くのは危険だ。川越で一番人気の場所に行くにはクレアモールと呼ばれる商店街を通っていく。
モールには入りやすい安い飲食店や土産物屋や菓子屋が続く、やがて国道を越えたら人がにぎわっていて何かと思ったら、川越熊野神社という神社があった。三重県人からすれば熊野と言えば世界遺産になったあの熊野を思い出すけど、後で調べたらその熊野神社の分社らしい。人が多くてお祈りに行列ができていて屋台もあって、小さいけどすごくにぎわっている。神社を出て少し歩いたら今度は寺がにぎわっていて屋台が多くて変な感じだ。ここで日光から来た猿回しを見た。たぶん今回の旅行で一番驚きだったかもしれない。猿の半端ない頭の良さとその芸、盛り上げるお兄さんも面白かった。猿回しは生きてきて生で1回も見たことないかもしれない。またどこかで見たい。道なりに歩くとやがて古い町並みが見えてきて少し有名な鐘撞台も見えたけど、歩道はたくさん人が居るのに2車線の道路は車が走りまくっていて心地が悪かった。歩行者天国にすればいいのにと無責任に思う。歩き続けると人が減ってきたので川越氷川神社の方に向かう。神社は案の定たくさん人が居た。紙を小川に流すのは面白いまじないだった。神社を出たらもうバスに乗って川越駅に戻った。駅に着くとまだ夕方にもならないので駅のスタバで1時間以上本を読んで赤羽に行き、カプセルホテルに泊まった。ロッカーの鍵の開け方を隣の初老の男に聞いたら教えてくれたけど、すぐ開けられるようにロッカーの上に置けばと言われたのは無視した。後になって「いや、それやったらいつでも盗まれるじゃん」と気付いた。店の貼り紙にも窃盗があると貼ってあったのは不快さがあったけど何も盗まれず、9時間ぐっすり眠れた。熟睡が十分できただけでも来て良かった。

2日は埼玉県北部の熊谷に高校サッカー3回戦を見に行った。「自分が行ったことがない場所」を優先したから向かった。電車から見る埼玉の街並みはずっと家が続いて平坦だ。熊谷は普通の駅で普通の街だ。2年前ラグビーW杯の会場だったらしい。サッカー会場がある熊谷運動公園は駅から4kmで、以前だったら往きも帰りも歩いたけど、今回の旅行の目的がなるべく疲れない事だったのでバスに乗った。遠くの雪山が綺麗だ。会場の熊谷競技場は思ったより大きい。Jリーグの試合ができるのも納得だ。
この日は2日前より風が無くて温かかったけど、座席がちょうど日の当たらない中央席を選んで失敗した。それくらい日向と影で温度が違い過ぎた。前橋育英と鹿島学園は前橋がいい試合を見せて勝利、佐賀東と大津の隣県対決は大津が勝利した。試合が終わったら東京まで戻って上野駅近くのグランカスタマ上野に泊まる。夜の上野駅は華やかでいい夜景だ。

3日は上野公園を歩きながら国立科学館のミイラ展を見に行くかと寄り道して向かったら、入館予約が必要でたった1時間待ちだったけど入らなかった。気楽に過ごしたいなと思って、それから公園内をゆっくり歩きながらどうするかと考えた。噴水を見たり、上野動物園の新しい入り口を見たり、不忍池を歩いたりしていたけど、結局、14時に渋谷でやる劇団飛行船のプリキュアショーを見に行った。これを見れなかったら川崎に行ってプロバスケを見ようと考えていた。山手線に乗って渋谷に向かうと渋谷駅はとてつもなく人が多くて、まるで祭りだ日本の中心がここだという感じが強い。ただコロナがあるから油断はできない。
渋谷は前に来た時よりいろいろ建物が大きくなっていて、今もまだ何か工事をしていた。新宿もそうだけど東京の大きな駅付近はいつも工事をしている。プリキュアショーがある渋谷公会堂は坂道を登ってパルコの近くにある。値段は3700円で安くはないが劇団飛行船の舞台は見たかったし、何か舞台的なものを見たかった。話は何でもかなうドリームミスとを求めて若返った浦島太郎と旅をするけど、その願いをかなえた浦島太郎は化け物になって世界を滅ぼそうとする。館内はコロナで声は出せないから子供たちの「がんばれ〜」という泣ける掛け声は聞こえないものの、みんなが手拍子し、プリキュアたちが踊る姿はなかなか泣けてしまった。どれだけ世界を憎んでも自分を捨ててはいけない、どこか自分を見るようで仕方なかった・・・その後渋谷パルコで任天堂ショップやポケモンセンターに行くと、すさまじい行列を見て帰った。この日は大井町駅近くのカプセルホテルに泊まる。

4日は高校サッカー準々決勝がある川崎の等々力に向かうのに朝食は大井町駅前のイトーヨーカドーのKFCを食べる。改めて思うのが東京近郊はイオンが少ない。試合がある武蔵小杉は東武鉄道でも行けるので東武に乗って向かった。会場の等々力は駅から近いけどルートがわからず、勘で向かうのは道に迷ったら間抜けなのでバスに乗った。久々来たら昼間見る等々力は競艇場のようだ。1戦目は青森山田と東山の試合。東山は先制して勝てそうだったけどPKで失点して逆転負け。2戦目の桐光学園と高川学園はいい試合で高川学園の勝利。試合後は歩いて駅に向かう。武蔵小杉駅にあるドラクエの塔のようなマンションはとても目立っていて行きやすい。宿泊は蒲田のホテルトムスに泊まる。カプセルホテルだと上手く眠れない時があるから念のため最終日に個室のシングルを選んだけど、連日熟睡したせいか全然眠れず午前1時過ぎまで眠れなかった。それに夜に食べたペヤング激辛焼きそばも良くなかった。体の中に熱があって翌朝トイレで出す羽目にもなった。やっぱり辛い物はこの先の人生避けていこう。

5日は5時15分に起きて6時に朝食を食べて東京駅に向かう。朝は早いけど結構JRに乗客は多い。8時からの名古屋行き高速バスは客が少なく、隣にも人は居なくて相当気軽に過ごせた。高速バスは隣に人が居るかどうかでかなり大きいと感じる。ただ乗った高速バスはバス停25か所以上留まるので全然速くなく6時間半かかって移動時間は18切符と変わらない。
名古屋駅に着いたら変な化粧の婆さんが500円貸してくれと声をかけられたり、近鉄の通路で寝ている老人を見た。そういえば東京に浮浪者は見かけなかった。これまでの旅行のようにせっかく出かけるのだから、なるべく数ヵ所周ろうとか健康のためにたくさん歩こうとしないのは良かった。旅行中に疲れすぎると後々取り戻せなくなるので、こういう休みは休むのが一番に思う。朝10時にホテルを出て夕方5時にホテルに入るのは最高だなと思う。ホテルで何度も8時間しっかり眠れたのは最高の思い出だ。今度やりたいのは近場のホテルで小説を読みふけって、ぐっすり睡眠が取れる宿泊をしたいなと思えた。旅行で使った金額は5万2600円。やはりコロナの影響でホテルは安かった。でもスーパーでたびたび安いもの買って外食を減らした割には安くはない。今月の教訓:冬の高校サッカーは無理に見なくていいかも。




今年は気が付いたら1年が終わっているくらい早く過ぎた。
去年末に山陰に行こうとして行けなかったのが、最近の事のように思える。

思うに毎日動画とニュースを見ているだけで時間が過ぎる。
特に刹那的に気持ち良くなるのでRockとかJazzとか、
ジョジョが題材にした洋楽を見ていることが多い。


日頃から大した仕事はほとんどやってなく、
会社で竹や木を切るのと掃除が一番の成果に思える。

今年大きかったのはメガネを付けるのが
もはや日常的になったことだ。会社や車や部屋やカバンに
常に100均のメガネを忍ばせていて、机に向かう以外は
外すのが視力が良かった時代の名残になっている。


毎日何をしても疲れやすくて、体調も悪くなりやすく、
自分よりかなり年上の親が元気なのは尊敬すらある。

記憶も相当失いつつあり、面白かったゲームや
漫画や小説や、子供の時や二十代の時に
くやしかった事や涙したことは思い出せないし、

3年前まで古い家に住んでいたことが嫌な思い出にすら思えて、
家という存在は呪いのようなものだったと感じる。
自分一人でボロ家を守るという意思が
自身を苦しめているのに気付かなかった。

もうやる気も無いので1年の目標は書かないけど、
本屋大賞の本15年分完読は必死になって読まずに
ベッドに寝転んで読んでいるだけでいいかもしれない。



2021年12月はもう冬らしく寒かった。今月も疲れがいつまで経っても抜けなかった。常にだるい。生活のハリの無さも関係あるのかもしれない。3日は健康診断の結果が出た。変わらずC判定で肝臓とかが悪そうなことが書いてあった。先月ちょっと頑張ったけど流石に1週間では付け焼刃過ぎて変わらないと思った。とりあえず健康診断で朝食抜くのは当然として、今朝の調子と書く欄では頻尿だの腹痛はチェックせず、腹囲測定は腹を凹ませようと思った。6日は年末年始東京行きの予定を考えていて、18切符で行くか悩んで、楽天の高速バスの値段を見たら往きは3150円、帰りは2500円と安かったのでクーポン使って700円引きで購入した。計画当初では完全に18切符で行く予定だったけど使用が1回余るのがネックだった。余ったら売ろうにも使える日が5日しか残っていないから売れないと損になる。その点高速バスは余計な心配はしなくていい。高速バスは路線として確立している区間は4週間を切らないと安いのが並ばないみたいだ。それから1週間はどこに泊まろうかいろいろ比べて悩んだりしていた。東京の凄いところは楽天トラベルで「良さそうな宿」と思って、次の日見たら1日に100件以上の予約が入って値段が高くなっている事だ。失敗したのが今月30日の宿探しを後回しにしていたら値段がどんどん高くなっていった。普通に考えれば宿が埋まっていくから当たり前なんだけど、前日チェックして翌日見たら300円上がると敗北感がある。13日は年末年始に見に行く高校サッカーのチケットを取るために会社で午前10時からパソコンに向かってチケットを確保した。予想通り12月31日の大宮のチケットがすぐ売り切れたが買えて良かった。10時にパソコンに向かえてなかったら観戦予定が変わっていた。ただチケットぴあでID登録して、販売開始時間にネットでチケ購入権を取って、ファミマの機械でお金を払って、またパソコンで紙チケット選択して、またまたファミマでチケを貰いに行くのは手間過ぎた。14日はファミマのポイントカードが行方不明でいろんなファミマに行ったら、名前が書いてないと渡しにくいと言われてあきらめることにした。カードには70円くらいのポイントしかなかったけど、いやいや、忘れ物あった時は監視カメラでチェックして印刷しとけよと思った。ある店では千円以上ポイント忘れている人もいた。18日は各地で大雪になるほど寒い日だった。もう当分この寒さが続くと実感。この日、芸能人の神田沙也加が亡くなった。もし自殺だったらなんともやり切れない。親は一流芸能人、舞台をいくつもこなし、アナ雪は超ヒット、アイドリープライドやダンガンロンパ3でヒロインやるなど、一般人からすれば恵まれ過ぎているように思ったが、人には人の事情があるのだろう。22日は中古CDを出品したら1500円で即売れて喜びよりも違和感があって、検索したら中古で5千円くらいで売れているCDだった。相場を調べてから売るのをたまに忘れたら即売れると言うのもなんとも情けない。あと携帯電話にアマゾンプライムの支払い方に問題がありますとショートメールが来て驚いて検索したら、ただの詐欺メールだった。25日は寒波が来て日本海側が大雪になった。たぶん年始には雪が無くなるだろうが冬は山陰の旅行はやめた方がいいと思った。29日は夜から東京に出発。計画は立て終わったものの、文庫の小説を4冊持っていくか3冊持っていくか迷って過去の経験則から3冊にした。一気に小説のノルマを読み進めたい気持ちと、旅行に行く時くらい読まなくていいだろうという気持ちで迷った。◆見たアニメ「ヤマノススメ3rdシーズン」GYAOでまた無料で放送されるだろうと待っていたら4か月も経ってしまった。背景が洗練され過ぎて綺麗で、3分アニメだった頃と比べたら違うアニメのようだ。内容は山登りの合間にバイトや靴を買ったり、友達の輪を増やしたり、萌えアニメぽい話。でもあいかわらず、あおいとひなたは小さなことで喧嘩をする。結局このアニメが他と違うところが仲のいい二人が喧嘩して仲直りすることだと思うし、それが楽しめるかどうかだろう。「キミとフィットボクシング」任天堂のフィットボクシングゲームを3分アニメ化。ジムに入った女のトレーニングアニメかと思いきやギャグアニメ。CGは固くてよくアニメ化したなと逆に思う。「takt op.Destiny(タクトオーパスディスティニー)」音楽を鳴らすと現れるD2と呼ばれる化け物、それを倒す指揮者の青年と異形の力を得た機械のような少女たちの物語。基本は少女が戦い、男はポケモントレーナーのように指示をする。絵は綺麗でよく動いてスマホゲームを盛り上げるために作られたアニメだ。物語はサンフランシスコからニューヨークに車に乗りながら向かうがアメリカンな感じはなく毎回D2と戦うわけでもなく、わりと静かな街に居るシーンが印象深い。最後はボロボロになりながらも青年は音楽のために戦い、少女は消えて少女の姉が戦うようになる感じで終わる。謎というか、よくわからない会話などあって12話だけだと何か足りない。「いなり、こんこん、恋いろは」伏見稲荷を舞台にしたアニメってのが気になっていてGYAOで見た。いつも伏見稲荷に通う伏見いなりが他の人になりたいと強く願うと、伏見稲荷大社の神様、宇迦之御魂神(通称:宇迦様)が力を貸して変身できるようになった・・・という話。バカバカしいものに変身して毎回お騒がせという話ではなく、誰かが仲たがいしてしまい、それをつなぎとめるために変身したら、それがまたボタンのかけ間違いになるの繰り返しで、わりと罪深くて鬱陶しさもある。宇迦様もいなりの兄を好きになるけど、この兄も常に眉間にしわを寄せる男で好感は無い。終盤に宇迦の力を人間に与えたことを天照大神がいましめのために天岩戸に閉じ込められるが、いなりたちが頑張って開けて宇迦様は見えなくなっても、また会えるって感じで終わる。高天原の街並みが平面で金色の雲が流れる世界は綺麗だった。「焼くならマグカップも二番窯」多治見市を舞台にした女子高生の陶芸アニメ2期。基本的に自分は2期を見ない方だけど、前作が面白く1期が3か月前と短かったので見やすかった。しかし2期は1期の半分ほども面白味は無かった。登場人物達が陶芸に真摯に向かうという構成は良かったけど、実写パートを含めて新しいものは何も感じなかった。結局自分は新しさを求めてアニメを見ているのだろう。「メガトン級ムサシ」地球が異星人の圧倒的な戦力で人類は99.9%が死滅し、地球に穴が開いた状態にされた。シェルターに生き残った数少ない人間達の巨大ロボットを使った大逆襲が始まる。スマートなロボットが多い現代で鉄人28号のような濃いデザインのムサシの狙いはすごくいい。そしてシェルターに住む人間達は記憶を改ざんされ、戦うのは才能豊かな少年少女達で、幼馴染やいかにも悪そうな不良や少女や、すべてを知る秀才や、博士やマッドサイエンテストの父と天才の息子や、おばちゃんおじさんなど登場人物にいろんなものが揃っている。脇役だけど人間達が仲良くできるために生まれたいじめられっ子ロボットは設定が面白い。悪そうなダチが本当の母でなくても親子というシーンは泣けた。やがて物語は異星人の姫が主人公の少年と距離を縮めて、何とか和平がならないかと姫は願うが少年も納得はできず惹かれながらも二人は離れ離れになる。物語は13話で空飛ぶシェルターが他の街に向かったところで2期に続く。悪くはないけど人類のほとんどが殺されて地球も死滅しそうなのに和平を提案する姫はどうかしている。1年後の2期には話を忘れてそう。◆見た本「ブラットハントちゆっ」少女漫画全3巻。久しぶりに少女漫画を読むと、わきに書いてある作者の近況が邪魔に思えて仕方ない。昔はこういうのが楽しみの漫画もあったんだけど、子供向けだから許されたんだな。話はブラットと呼ばれる負の魂を刈り取る少女と相棒の少年の物語。主人公が魔法少女に憧れていたと言っちゃダメだろ。「君の膵臓をたべたい(本屋大賞2016年2位)」これは読むのを遅くしていた小説だ。数年前に漫画版を読んでいて話の筋は覚えている。内容は1年以内に膵臓が悪くて死ぬ涼宮ハルヒ並に快活な女子高生が、クラスの冴えない僕に仲良くしてくるという内容で・・・これまで自分が生きてきて山ほど見てきたモテない男が考える話の典型で、うんざり感はスゴイある。話しかけるのはいつも彼女、行動して僕を惑わせるのも彼女、旅行に誘うのもホテルに誘うのも彼女。恋人未満友達以上のよくありそうな話。いじめの小説よりマシでノルマだから読んだけど、この本の正体は昔流行った携帯小説+ラノベであろう。読み終わった感想は漫画版と変わらない。これまで3人の男と付き合ってきた女子高生が死ぬ前のヒマつぶしに冴えない男の相手をしてやるというだけだ。・・・とまあ、不満は書き並べたけど命と時間について考えられて十代には勧められる内容だ。だから売れたんだろうな。「横道世之介(本屋大賞2010年3位)」1980年代、九州から東京に上京した横道世之介の大学1年生のちょっと奇妙な1年の生活を描く。世之介は普通の大学生だけど、男にも女にもすぐ仲良くなるキャラクターで、彼女も友達も作るのが得意で、作者の経験で得た人物かもしれない。物語の途中で十数年後の未来が描かれ、世之介に出会った登場人物のその後が描かれる。俺たちが結婚するきっかけになった横道世之介って居たよな?とかのシーンが面白い。どれだけ学生時代仲良くしても学校を出れば、簡単に人の縁が切れるはかなさと勿体なさを今改めて思う。そのシーンが3人目になると世之介は人を助けようと線路に飛び降り・・・どうなったかは終盤知るんだけど、世之介が死ぬっていうのは・・・何とも言えない気持ちになった。それがこの小説のミソであり、からしであり、味なわけだけど・・・馬鹿な大学生活の物語と、人を助けようとして死ぬ未来の対比がすごく寂しい。学生や若い時に出会った人達は名前も忘れられて散っていく寂しさをこの本を読んで思い出す。自分も同級生だと1〜2人は死んでるかもしれない。この作品は続編が出ているけど絶対読む気がしない。◆遊んだゲーム「アガレスト戦記マリアージ(46時間)」虹の剣持つ勇者となって、三人の神の羽衣を持つ少女たちと冒険し、魔王エクリプスを打倒するギャルゲーRPG。ゲームは17歳以下は遊べなく、三人の乙女と宿屋で適当な会話をして好感度を上げていき、ニチャアとするイベントが多いのが特徴。RPGとして自由度はありそうでとても低く、「このボスにはこのスキルを全部覚えてこのレベルで倒す」というのがゲーム制作者に計られている。フィールドやダンジョンは子供向けの迷路並に単純で、ボスを倒すためのレベル上げと、能力上げで時間を稼いでいるゲームだ。それはそれで悪くなかったけど、前半の山場の魔王に2回負けたのはきつかった。レベル上げしようにもLV34から雑魚との戦闘で経験値はほとんど貰えず、詰んだ…と思ったら、オプションで難易度変更できたのでイージーにして倒した。魔王を倒すと三人の乙女の中から選んだ女と結婚して、ADV風にハネムーン生活を楽しんでいる時に女神のお告げで魔王はまだ死んでませんと告げられ、赤ちゃんが生まれて1年後、勇者と乙女の能力を子供に継承する前夜に魔王が襲ってきて、主人公とヒロインは倒れながらも子供を残して亡くなり、虹の剣の宝珠は世界に散らばる。2代目主人公は男女選べたので女の子にした。ハーレムゲームが女性主人公によってどう変わるか知りたかったからだけど、娘だからと言って物語や会話に違和感無く上手く作られている。再び新しい羽衣の娘3人と虹の剣の力を取り戻すため魔王を倒す旅を始めるが、ここでこのゲームは親と子供の愛情の物語だったと知る。2代目主人公の両親は魔王に殺され親が居ない苦しみに生き、魔王は女神と人間の間に生まれた子供で、誰にも愛されず地上に捨てられた子供の苦しみであり、また仲間のモンスター妖精が育てた少女との親子の関係はとても泣けるし、乙女の羽衣は魔王が赤ちゃんだった時に包むためのものだったとか感心したし、前の主人公で脇役だったキャラが2代目主人公を育てた影の親みたいな存在だったとか、マイナーゲームで終わるにはもったいない話が多かった。ゲームとしての違和感は子供に能力を継承したら両親が消えることだ。それは魔王が何度も生まれ変わるように先祖代々続いてきた勇者夫妻の宿命ではあるけど、そのへんのモブのお爺さんやおばさんより長生きできないって何なんだろう?ついでに結婚に選ばれなかった乙女達も死亡しているのは残念でしかない。物語も魔王がそのあたりの欠陥を突いてくるし、感動のために無理している感じがある。キャラ絵はあきらかに古く、RPGとして戦闘が退屈で物足りなさはあるし、雑魚の色違いが多すぎとか、モブの人物が何も描かれてないとか手抜きも多いけど、世代交代はドラクエ5とは違う味があった。宝珠を見つけるたびに両親が自分(赤ちゃん)を育てるエピソードが見れるはなかなか泣ける。エロの先には女と子供を愛して育てるという事が美しく見えるし、他のキャラと結婚したらどうなるのか?子供は男ならどうなったかというのも気になった。話は良かったからエロでプレーヤーが減っているのが勿体ない気がしたけど、それも仕方なしか。




痛恨のミスで2021年4月〜11月の月誌データを消去してしまった・・・・・
ウェイバックマシンでも回収はできず。いろんな意味でデータ管理が甘かった。
以下はとりあえず自分が思い出した記憶と
アマゾンや読書メーターの感想を見て思い出した話で、合っているかどうかわからない。




2021年11月
は母のスマホにアメリカに住む弟家族からのラインが届いていた。確かハロウィンの写真があったから11月だと思う。家族全員で平和に暮らしている様子が見てとれた。遊んでいるのは牧場というにはスケールが大きくて遊園地のようだった。子供はいろんな人種の子や同僚の子供と遊んだり、トウモロコシのプールで子供が遊んでいた。食べ物のプールって日本なら何か言われそうだと思った。弟は自分より2ランク上の生活をしていると思ったけど、今は4ランク上の生活をしているなと思った。12日金曜夜から三重県東員町で始まる全国地域サッカーチャンピオンズリーグ決勝大会に出かけた。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ決勝大会というのはJ3の下のリーグJFLに参加するために行われるJリーグを目指すクラブによる大会で、三重県で行われるし、サッカーファンでよく話される地決に一回見てみたいと思ったからだ。でも出発数時間前にヤフーニュースを見たら、試合は無観客で試合することが書かれてあった。試合は見れないけどホテルのキャンセルの方が高くつくので、少しは見れるかもと思って出発した。金曜夜は連日ふるいで土をゆすっていた影響で疲れがたまりすぎていて、あきらかに疲れていて体が悪い。平日夜の電車は学生が多く、車内は寒くてなかなか止まらないから尿意との戦いだった。宿泊場所の四日市駅で降りるととても人が多い。四日市は三重県で一番人口が多い都市でいかにも繁華街って感じだ。駅前のアピタに行ったら半額の総菜があったので買ったけど、来る前から気になっていた店、喜多方ラーメンで炙り焼豚ご飯セットを食べに行ったら美味かった。この日は駅近くのホテルエコノに泊まった。部屋のエアコンがちょっとうるさいけど早く眠らないと明日は歩かないといけない。翌朝朝食バイキングを食べた後、チャックアウトする前に部屋内をチェックしていたらベッドの下に小分けされた1万円が落ちていた。名前がどこにも書いてないなら以前のようにネコババしたけど、名前の付いたカードがあったので1千円だけ引き抜いてフロントに渡してホテルを出た。みえ得トラベルクーポンでホテル代5000円が半額になって、さらに2000円の商品券を貰っているから貰いすぎだろとか思ってしまった。この日は朝から富田駅まで行き、富田駅から三岐鉄道北勢線に乗って北勢中央公園口まで向かったら、一つ手前の保々駅で数十分の電車待ちがあったので降りて東員町のスタジアムに向かった。スタジアムまで大体地下鉄3駅分だけど歩いたことがない道で少し不安だ。この辺は穏やかな街で災害には無縁そうに見える。川を越え橋を越え林を抜けたら急に巨大な倉庫みたいなイオンモール東員店が見えた。中に入ると土曜なのに客が少なくて大丈夫かって感じでイオンがあまりにも大きすぎだと思う。おそらく四日市から客がたくさん来るのだろうけど・・・それから少し歩いたら東員町のスタジアムに到着したらやっぱり無観客試合で入ることは無理だった。何人かスタジアム外から試合を見ていたから覗いても良かったけど、もう目的は達成されたから立ち去ることにした。帰り道は北勢中央公園口の方へ目指して歩く。馬の彫像があったし、この辺りで馬の神事があるのかもしれない。四日市に戻るとまだ13時で、ホテルがチェックインできる15時までうろうろ歩いていたら、ますます疲れてきてチェックインをしたらもうすぐ横になって18時半まで眠った。起きたらすぐみえ得トラベルクーポンが使えるスーパーサンシに向かう。20時閉店だから半額が並んでいると読んだ通り、半額総菜にたくさん人が集まっていた。この棚全部半額という商品に手を出したらレジでこれは安くなりませんと言われたのは、あきれて除いてもらった。翌日はもうサッカー観戦はしないから帰るだけだったけど、起きたら背骨が痛くて痛くてもう、何もできずにアピタの前の公園でずっと横になってるくらいだった。よく年寄りが腰が痛くて何もできないとか言うのは理解できなかったけど、自分がそうなって初めて理解できた。それから少し調子が良くなったので公園隣の四日市市立博物館で四日市公害と四日市の歴史を見学したら結構納得できてよい展示だった。そのあと四日市名物のトンテキ定食を食べて帰る。(忘却率20%)◆読んだ本「映画篇(本屋大賞2008年5位)」全5章からなる物語で、第一章は映画が大好きな父のいない在日朝鮮人と親友の話、2章は夫を亡くしてレンタル屋の店員から新しい映画を勧められて変わっていく話。3章は両親から逃れようと大金を盗み逃げ出した男女の高校生の話、4章は夫を殺されて復讐でヤクザを倒すおばちゃんの話、最終章で各章の登場人物が見たローマの休日上映の裏側に隠された家族たちの話。話としては最初の章の自身の経験を描いたであろう1章が面白かった。朝鮮人が日本の高校に行くというだけで教師や学校から白い目で見られたり、はぶられるのは知らないことだった。どれだけ映画や物語が好きなんだと思わせる本で、映画はどれも気になったから全部メモしておけばよかった。(忘却率30%)「失われた町(本屋大賞2007年9位)」30年に一度起こる町と人全体の消滅。消滅した町は地図からも消され、地名も家族の名前すら管理局によって歴史から消される・・次の消滅が遅れるという歴史を信じて・・・町を眺めようとする人、町を守ろうとする人、町の消滅の中生まれた子供・・・いろんな人達の思いが交錯したよくできた話だ。その町に住んでいる人は消えるとわかっていても不思議な力であらがえず、住んでいた人もやがて消えていくというSF設定で、「これは東日本大震災に強い影響を受けた小説だな?」と思って出版年月を見たら震災前だった。最初は亜流日本かと思ったらそれは違っていて、なんか日本に似た世界、中国に似た世界が展開されている。二重人格だから体が二つに分かれたり、エスパー的なことが多く、そもそも人間達の物語なのか?って感じだ。最後のエピソードは町の消滅を食い止める人間が登場したかもしれない…というところで終わり。悪くはなかったけどこれをやったから成功するかはわからない終わりだ。エピローグとプロローグがひっくり返っているのはベタだけど上手い作りだ。(忘却率70%)「私の男(本屋大賞2008年9位)」落ちぶれた貴族のような男、腐野淳悟とその養子、腐野花の12年にも及ぶ物語。直木賞受賞作。始まりは花が結婚するところから始まり、少しずつ過去に戻っていくというミステリーなのに奇妙な作りで、殺された刑事や老人が次の章では生きて登場する。人を殺したきっかけで東京に来る前は紋別で暮らし、雪や寒さを感じる雰囲気が強い。花は養子ではなく実の子供と判明するのが最終章だ。白夜行のようなボロのアパートで暮らしながらセックス描写も激しいが作者の桜庭一樹は女性でどうしても近親相姦を描きたかったのだろう。娘が父を嫌っているわけではないから、それで許されるのかという気もするけど、この物語の父と娘の関係は、まさに男の自分にはわからない境地があるのかもしれない。(忘却率30%)◆見たアニメ「てーきゅう(1期〜8期)」女子高生4人のテニスをしないテニス部の高速ギャグアニメ。1話大体曲込みで2分くらいだ。96話まで気軽に見られるし、面白い面もあるし、自分が十代や二十代前半なら心から楽しめたろうけど、しかし意外性で言えば想像以上を越えてこなかった。たまにエロで押すのはどうなんだろう。男の方が笑いは面白いってわけじゃないけど卑怯な気がする。このアニメはアニメより曲の印象が強く、よく聞いたアニメだった。IpodになんとなくOP曲を入れたら結構いい曲・面白い曲で気持ちが良かった。(忘却率80%)


2021年10月
は日にちは忘れたけど、母が急に頭がくらくらすると言って立てない日があった。年齢的にも大病を患ってもおかしくはなく、ついに来たか…と思ったけど翌日は普通に戻っていた。メニエール病だと自分で言っていたけど、調べてみるとかなり正しいかもしれない。いつも耳が悪くて会話するのが疲れるからだ。あと国民年金基金に入ろうとしたけどやめた。あまりにも加入するのが遅く、お金を大目に払い続けても払った額を取り戻せるのが80代になってからというのはあまりに遅い。途中で亡くなる可能性もあるし貯金で生きることにした。不安だがそれしかない。16日に名古屋ファイティングイーグルスの試合を見に行った。どうも行きたいときにJリーグの日程と合わないと思ったり、行ったことがない場所・スポーツ会場に行きたいと思ったからだ。試合会場の枇杷島スポーツセンターで名古屋駅の栄方面出口から左手に向かって歩き続けると殺風景ながらも今度行ってみ酔うと思う店や、新しくできるイオンが見えた。やがて名鉄栄生駅が見えたのでここで右に曲がって歩くと試合会場の体育館が見えた。ここで会場手前の250円弁当という店で270円の弁当を二つ買って体育館横で食べた。チキンステーキ弁当は良かったけど唐揚げ弁当は衣が大きくていまいちだった。この日はかなり暑くて結構汗が噴き出た。地図で見ると近そうだったけどそうでもなかった。試合はチケット売切れたら困るなと思ったけど、流石に2部クラブだと完売なく当日券で会場に入れた。お客さんは多いわけではないけど試合を盛り上げている。選手は控えを含めて10人だけでチアガールに追い抜かれそうな少なさだ。この日の試合相手は山形ワイヴァンズで山形のファンも少しだけ来ていた。試合は何の波乱もなく名古屋が71−58で勝利した。第1クォーターで名古屋が大量リードしたのが大きくて山形のシュートはリングに嫌われすぎた。試合が終わった後は錦にある安心お宿に向かうが、案の定歩く道を間違えてしまった。でも簡単な名古屋の地図がカバンに入っていたので、地下鉄と道路に沿って向かったら到着した。この日の夜は暑いような寒いような気温であまり疲れなかった。この日の錦も栄も人が多くてコロナが終わった感じが強い。安心お宿は無料宿泊券がまた年末使えないようだとつらいので、早めに消化したい気持ちが強かった。翌17日、特に何の用事もないのでゆっくり帰ると名古屋観光ホテルの前の公園で写真を撮った後、名古屋駅まで歩いていくと途中の橋あたりで音楽が聞こえた。虹のした音楽祭という小さい公園でちょっとした音楽会が行われていて、心地良く聞いていた。最近どうもyoutubeで音楽を聴きすぎるせいで生の音は楽しく気持ちがいい。1時間半聞いてもっと聞きたかったけど夕方までに家に帰りたいので会場を後にした。次回は5月1日あたりにあるらしい。(忘却率40%)◆読んだ本「ペンギンハイウェイ(本屋大賞2011年3位)」小学4年生の少年が住む町に、なぜか物質をペンギンに変えることができる大好きで不思議なお姉さんがいる。そして同級生の男子と女子が森の奥の草原で浮いている〈海〉と呼ぶ不思議な存在を研究するうちに、やがて〈海〉が世間に注目を浴びてしまう・・・森見登美彦といえば京都を舞台にした奇妙な作品を描くけど、これは地名があきらかになってない。ただ不思議と京都舞台なんだろうなと思わせる結構SFな作品。正直言って〈海〉より謎のお姉さんの存在より、常に研究ノートを携えて、いじめっ子にいじめられても全裸で立ち向かったり、お姉さんに思いを寄せる主人公の少年がロボットのように強い奴に思えて仕方なかった。そんな奴がいじめられるのかよとも思う。最後はいじめっ子が〈海〉をマスコミにばらして〈海〉が暴走し、お姉さんがペンギンを使って世界を助けて消えて終わる。土日月曜の3日で読めたのは良かった(忘却率70%)。「ヘヴン(本屋大賞2010年6位)」過酷ないじめを受け続ける中学生の少年は、ある日同じクラスメイトで女子にいじめられているコジマと仲良くなる・・・。正直言ってまたまたいじめの小説かと思ってうんざりする。しかも今度は直球のいじめをテーマにした話で胸糞が悪い。いじめる側がいじめられる方が一番悪いという理論を言うのは正々堂々としているけど何だかなって感じで、小島が「いじめる人達もいつか、いじめたれた人の気持ちをわかってくれる」と言っていたのは「無いな」と断言できる。いじめた側はそんなことを忘れて大人になる。そんなこともあったなあと思うことは無いだろう。終盤コジマと二人で会っている時にいじめっ子たちに囲まれて二人は服を脱がされる、少年は石で殺そうとした時にコジマに止められて、小島は全裸になり大雨のなか少年たちを笑い飛ばしながら話は終わる。いじめる側の常軌を逸した狂気に、いじめられる側は狂気でしか戦えないのかとも思う。耐えるだけ耐えて最後親に全部話したら、もう学校に行かなくていいと断言されたのは小島が居たとはいえ、ここまで耐えてきたのは何だったのか・・と思えなくもない。(忘却率60%)「キャプテンサンダーボルト(本屋大賞2015年8位)」山形と宮城の県境、蔵王にある五色沼は太平洋戦争の時からアメリカ軍に狙われるほど謎の液体を含んでいた。偶然が重なり事件に巻き込まれた大借金を抱えた男と、家族をすくうため立ち上がった男がコンビになり、世界を救うため走り続ける。なんというか・・・この時代に昭和の古さを感じる本だ。主人公の仲間達は元野球部で30歳を超えてダラダラと付き合える連中で、敵の近くで野球のサインを送るというのは面白いけど、会話の例えがすべて野球用語だ。ターミネーターのような敵に追われたり、古い映画に憧れて外車に乗り、ペットの犬が助けてくれたり、仙台で逃走を続けるゴールデンスランバーに似ているのも二番煎じだし、主人公2人の名前が相場と井ノ原というのもジャニーズで有名な苗字で、B級映画というか実写狙いなんだけど、やり過ぎ感ある。スーパー戦隊を話にからめるのは面白いけど、最後爆発しそうな生物兵器を親切なヤクザに助けられて銀行の地下金庫で爆発させたのは、本のページも多いのにチープだった。エピローグは仙台の楽天の試合で再会というのも、やっぱりなという感じ。伊坂幸太郎と阿部和重の合作だけど、どうやって本を書いたのだろう。(忘却率75%)「永遠の出口(本屋大賞2004年4位)」小学校から高校卒業まで少女の成長を描いた物語。ちびまる子ちゃんみたいなほっこり話が多く、各章が短くてとても読みやすい。中学からグレて高校から元に戻るあたり自身の経験かもしれないが、不良少女で性的なことが何もなかったのは違和感がある。それにしても夏に読んだ同じ作者の「みかづき」の登場人物の一人を当てたストーリーに思えて仕方がない。話は全然違うんだが、親の離婚話や、永遠なんてものはこの世に存在しないと表現するあたりが。(忘却率60%)


2021年9月はコロナ増加で三重の国体が中止になった。それ以外は何をしていたか全然思い出せない。とりあえず自分の行動的に7月に2泊3日、8月に3泊4日と県外に出て8月に新幹線という余分な出費をしたので、節約のために県外に出なかったのは確かだ。あと8月に試合中止になった松本戦のチケットを返金しようとしてセブンイレブンに向かったら、まだ出来ないと言われて、試合主催の松本山雅の返金アナウンスを発表されてから向かった。確か母親と母方の祖母と一緒に回転すしを食べに行くついでに寄った覚えがある。セブンでチケットを買う時はチケット返金は買った店でしかできないので、あの店ではなく仕事で2〜3週間に1回通るセブンイレブンがベストに思った。◆見たアニメ「かげきしょうじょ!」神戸にある歌劇学校に入校することになった歌舞伎に憧れた少女渡辺さらさ達の学校生活の物語。はっきりいってこれは宝塚を題材にした作品で、それだけで珍しいから見ようと思った。どの少女もそれぞれトラウマや葛藤や思い出を抱えながら歌劇学校に通っていて、いい話も結構あった。ただ北斗の拳の中盤並に過去の回想が多いアニメで、流石にやり過ぎ感があって本編が弱く感じてしまった。歌は見事で声優すごいなと思わせた。(忘却率60%)「白い砂のアクアトープ(前期12話のみ)」アイドルとして夢破れた女は、ふらりと飛行機で出かけた沖縄の水族館で働く女子高生くくると出会い、そこで2人が水族館をつぶさないために働くことになる。オリジナルアニメ作品で配色がとても綺麗で、登場人物が並んでいるだけで髪の美しさが綺麗なサンゴ礁を思い浮かぶようなアニメだ。ただ内容に関して言えば何気ない日常の小さな事件を追う話ばかりで、ほとんど覚えてないくらいだ。それが良さでもあるけど悪さでもある。つぶれそうな水族館をなんとかしようとするくくるだったけど、11話で台風で水族館がボロボロになったのは現実的な話で良かった。だから閉館するんだと見ている者に納得させた。12話で沖縄に来た元アイドルは芸能の誘いを受けて東京に戻ろうとするけど、くくるを思い出して空港から引き返して芸能の道を捨てたのは、納得できるようなできないようなモヤモヤ感を感じる。13話からの後期はライバル視していた水族館に、皆が新しく勤めるという展開は意外だけど、もういいかなと思って見るのをやめた。(忘却率70%)◆読んだ本 「罪の声(本屋大賞2017年3位)」1980年代半ばに起こったグリコ森永事件という関西の菓子会社を標的にした恐ろしい事件があった。社長を誘拐し、青酸入りの毒菓子を店頭に置き、メディアに挑発的な文章を送り付け、多数の事件を起こしながらも犯人が一人も捕まらなかった未解決事件である。その事件を題材に作られたのがこの小説だ。実在のメーカー名は使えないのでギンガ・萬堂(略してギン萬)事件として描かれている。幼い頃の自分の声がその事件の脅迫テープに載っていた事実に戸惑う男と、当時の事件を調べる新聞記者が出会う時、事件の過去を追い詰めていく物語で、犯人は10人近いグループで殺し合いを始めたり、海外に逃亡したり、わりとバラバラな印象だけど頭の良さと運の良さがあった。筆者が神戸新聞の記者だっただけに、これが事件の真相だったのかと思うほどよく作られているし、よく練られている。反省すべきところは反省し、つらい事実に立ち向かう話はノンフィクションのようだ。それにしても最後は事件に翻弄された女性とその息子の中年が再会して、母から貰ったお菓子のおまけを宝物のように持っていたのは泣けたけど、ちょっと吉本新喜劇っぽいなと思ってしまった。(忘却率70%)「ふがいない僕は空を見た(本屋大賞2011年2位)」第1章は男子高校生は主婦のコスプレセックスに付き合うようになり、何とも言えない思いを抱くようになる。第2章はその主婦から見た不妊治療と姑と夫に苦しむ女の目線を描き、第3章はその男子高生が好きな子の浮ついた話、第4章はボケた老婆と暮らす同級生の話、5章は男子高生が営む産婦人科の話。人間いろんな思いを抱え、これが性と生を描くってのはわかるし、きっと物語の深さがあるのだろうが改行も少なくて232ページが遠く感じた。自分の経験のなさがつまらなく感じるのかもしれない。この本の作者が憧れる村上春樹の長編をこの先読まなきゃいけないかと思うと、苦痛な予感しかしない。(忘却率80%)「サウスバウンド(本屋大賞2006年2位)」東京に住む少年の父さんは常に家に居て、働いている姿を見たことが無い男で、父はどこかおかしく国が嫌いだとか元過激派とか言っている。学校がおかしいとか国家がおかしいとか新聞がおかしいと言う困った男で、警察にもマークされている。居候に来た父の後輩という優しい男に助けてもらったことから、少年は男に協力する事になるのだけど、その優しい男が殺人事件を犯してしまい家族は東京を去ることになるというのが物語の前半だ。とはいえ過激派の事件より、読む側としたら小説の前半はカツという不良少年がストレスで、何回も主人公の少年を脅す姿は不快度が高い。でも後々考えたら中学生の不良なのでただのバカに思えなくもない。結果的にカツを3回も懲らしめたから、本を読ませるために圧力をかけるための存在だった。小説の後半は東京で住む場所を失ったので父の故郷の西表島に家族で引っ越す。前半の雰囲気からガラリと変わり、沖縄に来て両親が若返ったという表現はすごく良かった。しかし、沖縄で用意された家に住んだという家がリゾートホテルの建設予定地で、そこで両親が家を守ろうとして落とし穴に重機を落としたり、角材を持って懸命に歯向かうものの家は壊される。読む側からすれば「地元もそんな家用意するなよ‥」と思うが、タダで家に住もうとするのだから当然か。父が少年に「俺は偉そうにして権力を振りかざしている奴が好きになれない。負けるとわかっていても歯向かわずにはいられない、ようするにバカなんだ。お前は俺みたいになるなよ」と諭すシーンは泣けた。沖縄の歴史で中央に歯向かいながらも無残に死んでいった英雄がいるという歴史も何か良かった。最後は父母の夫婦二人は追われているので南の波照間島に行ってしまい、また後で迎えに来るという変な終わり方だった。過激派の両親とその不思議な家族は面白かったものの、東京編が55%沖縄編が45%という割合が逆だったら良かった。表紙にシーサーの絵があるから沖縄の話が強くても良かった気がする。(忘却率40%)◆遊んだゲーム「スーパーロボット大戦MX」いつかやろうとしていたスーパーロボット大戦が30周年になるので、積みゲーの中からPSPのスパロボMXをプレーしたくなった。このゲームはFEやタクティクス系やゲームボーイウォーズとは面白さの違うシミュレーションゲームで、ロボットヒーローがそれぞれ特技を持って戦い、それぞれ協力して戦ったり、4チームに分かれて戦ったり、4機で10倍の相手を蹴散らしたり、似た境遇の仲間との話し合いや展開も面白く、原作をリスペクトしたストーリーやパロディに、公式音楽も多用して声優も原作準拠でゲームバランスも悪くなく、長年シリーズが続くのも納得のゲームだった。やる前は子供ぽいとか、バンプレストだから浅そうと思っていたのが見事ひっくり返された。知らないアニメ作品があるからやる意味が弱いのではなく、このゲームによってアニメ作品を知ることができるのが長所になっている。しかしガンダムやGガンダム、エヴァやラーゼフォンやダイモスとかの混ぜて同一の世界にするってのは、やっぱり一周して矛盾を飛び越えてどうなんだろう?と思った。しかもMXは前回デビルガンダムが大暴れした後のストーリーで前日譚があったというのはなんだかな…って感じで、前作終わって何も平和になってないのかと突っ込みたくなる。すごく真面目な人が頑張ってストーリーを組み合わせて作った感じに関心はするものの、全55面は正直疲れた・・・・終盤は1面3〜4時間使うのは当たり前だし、100面以上あるスパロボとか想像を絶する。それにしても100時間以上ゲームをしたのも久しぶりで、夏の暑い日差しの中、ずっと部屋でPSPに向かう自分は中学生に思えて仕方なかった。(忘却率40%)「ソウルサクリファイスデルタ」魔物が支配する世界で牢屋に連れてこられた主人公は、牢屋にあった喋る魔術書を読み始めることにより始まる、魔法使いが戦うダークファンタジー。敵は化け物になった魔法使いのなれの果てで、いわゆるモンハン似のゲームの一つではあるけど、師匠の女を殺したり、人を殺したくなって仕方ない黒すぎる心を持っていたりとか、いかにも海外受けを狙って話は作られている。ゲームは敵を倒すと救済か生贄を選べるのが特徴だけど、どっちを選んでも先のストーリーに影響はない。面をクリアしたあとは何回も戦えるようになっているからだ。でも途中から火の玉になって自動追尾で敵に体当たりする魔法を覚えてからは、そればっかりやって勝ち続けていて、モンハンやゴッドイーターみたいなヒリヒリ感は無かった。狩りというよりアクションゲームに近い。ラスボスの魔法使いマーリンを倒すと救済か生贄を選べるが、どっちを選んでもまた牢屋の中に戻って魔術書が何夢見てんだと言われるだけで、そこから追加シナリオが始まる。ゲームタイトルにデルタが付くのはシナリオ追加版ソフトだからだけど、もうボスを倒したら やる気になれなかった。(忘却率60%)


2021年8月
は夏だった。毎日暑くて体調が悪い。7月末にワクチンをした翌日の8月1日は高熱と全身筋肉痛で横になっていて、このまま死ぬんじゃないかって思うくらいだった。ワクチンの副作用らしいけどあまりに酷すぎで2日日曜がきれいに消えた。7日はセブンイレブンにサッカーのチケットを買いに行く。・・・と残されたメモ帳に書かれていた。13日から盆休みになったので長野県松本市に向かった。松本は月誌を見たら10年前に行っただけでまた行く価値があると思ったからだ。ただこの日から災害級の大雨が日本を覆い、行けるかどうか結構怪しかった。案の定名古屋駅に着いたら飛騨行きの電車が不通になっていて中津川まで行って松本まで電車で行けるか不安だったけど、中津川に着いたら松本駅の普通電車が二両編成で待っていたのはホッとした。バナナを二房持って休まずに向かってよかった。松本に向かう電車はずっと山の間の川沿いと小さな街をめぐる電車だった。大雨の予報は出ているけど、三重からずっと小雨でイマイチ脅威を感じない。松本駅に着くと以前来た街という感慨は何もなかった。でもリュックを持ったあきらかな登山客が街中に結構居たのは面白かった。駅を出るととりあえず長野だから蕎麦を食べたいなと駅の隣にある安そうな蕎麦屋に行ったら、安くて多くて結構うまかった。その後カプセルホテルMに泊まる。翌14日朝からずっと雨だった。とりあえず夜の松本と京都の試合まで時間があるから、徒歩で行ける観光名所松本城へ向かった。松本城は10年前も向かったけど入らなかった。今回は時間もあるから絶対入ろうと思ったけど、実際着いたら案内通り70分待ちを雨の中待っていた。松本城の中は木でできていて廊下もギシギシ鳴って雰囲気はすごくいい。最近の城の鉄筋でエレベーター付きも悪くないんだけど、こっちが本物って気がする。スタッフも全員でこの城を守っている感じが強い。城を出たあと雨でずぶ濡れの靴で閉館している松本美術館の作品が展示してあるというので松本パルコに行った。久々に見る芸術作品はいい気晴らしになった。写真作品は過去の写真より精密になっていて山が多くて長野に来た感じがする。その後松本駅に寄ったらJRは全線不通になっていた。明日になれば回復するといいなと思ったが厳しい感じがした。そのあと駅近くの店で名物の山賊焼きというのを食べる。鶏のから揚げをトンカツみたいに並べただけに見える。そしてバスターミナルを覗いたらJリーグは当然中止だった。高速バスも走らず、明日はどうなるか不安のまま昨日と同じホテルで早めに眠った。翌15日は早く起きてバスターミナルに向かったら、名古屋行きの高速バスは満員で他のバスも不通や満員でどうしようか悩んで、JR松本駅に行ったらやっぱり大雨で線路に土砂が入って、電車は今日明日中に動かないのは確実と言われたから、高速バスに乗って長野県北部の上田駅に行ってから、新幹線に乗って東京経由で愛知に帰ることにした。出費は痛いけどお金はこういう苦しい場面で使うのだと割と納得して使えた。しかし新幹線のチケットを買ったら上田行の高速バスは行列で、新幹線に間に合わないからまた松本駅に戻って、上田駅で新幹線の切符を買うからと返金してもらった。バスターミナルの行列はさらに長くなったけど無事にバスに乗れたので、1500円出して臨時バスに乗って上田駅に向かった。レンタカーを借りて愛知に抜けることも前日から考えたけど、走ったことがない道を走るのは不安しかなく、JRのように土砂崩れがあれば借りた意味がないし、またちょっと車に傷があれば数万請求されるのがレンタカーの嫌なところだった。帰った後で調べたら長野県外で車返却は高くつくので選ばないで正解だった。上田駅に着いてみどりの窓口に向かうとここも大行列。上田はお城が有名らしいのでいつか観光で来たい場所だった。蕎麦を食べてから16000円で切符を買って久々の新幹線に乗った。軽井沢や群馬や大宮を超高速で抜けて、東京に着いたらすぐに名古屋行きの新幹線に乗る。電車は盆の時期だけどスカスカでコロナの影響を強く受けている感じだ。景色はとてつもなく早く過ぎて行って、人生の時の流れの速さのようにふいに考えてしまった。豊橋駅で新幹線を降りて岡崎まで急行で向かい、そこからは愛知環状鉄道に乗って豊田市に向かう。愛環に乗った時点で試合開始時刻だったけどチケットもあるから行かない選択肢はなかった。豊田市駅に着いてスタジアムに行ったら、ちょうど後半が始まったところだった。席は北と南を間違えて結局試合を見れたのは30分だけだったけど名古屋はキム・ミンテのゴールで勝てた。この日はサッカーを見た印象より日本の交通網の速さに驚愕できた。理論上は試合に間に合うとは思っていたけど本当に行けるのかって感じだった。夜は栄の安心お宿に宿泊。この3日間は焦りと疲労でとにかく毎日熟睡できた。翌16日、UFJ銀行とみずほ銀行に寄って正月に下ろせなかった全額を全部おろす。帰りは18きっぷを使って三重に帰ったけど、よく考えたら18きっぷの値段1回分は2450円で普通に近鉄で帰った方が安かった。18きっぷも余った1回分はすぐ売れたし。(忘却率40%)◆読んだ本「桜風堂ものがたり(本屋大賞2017年5位)」家族もなく孤独に生きてきた男は本屋で10年間働いていたものの、本泥棒の少年を追うと少年が事故に遭い、世間のバッシングから本屋をやめることになり、ネットで知り合った男が働く桜風堂書店に行こうとする・・・この物語で本屋の仕事内容や苦しい本屋事情や、やりがいや、作家との関係や人間関係など知れるのは良かった。しかし、桜風堂で主人公を働かせるために、店主は重病だったり、可愛そうな孫息子や子猫を用意するのは反則かな。ネットの知り合いとはいえ、見ず知らずの他人に店を預けるものかな・・・とは思う。3年前に読んだ星野百貨店の作者だから、悪い人が居ない優しい世界ではある。ただこの世界で一番幸せなのは主人公に本が売れるように、大プッシュされた本の作者の男だけではないかな。(この本の感想はメールに保管されていた、忘却率無し)「みかづき(本屋大賞2017年2位)」戦後千葉の小学校で用務員をしていた吾郎が子供達に勉強を教える方法が話題になり、生徒の母の千明に見込まれて学習塾を開くことになる三代にわたる塾の物語。学校の話は数あれど塾の話というのはあまり聞いたことがない。それだけで新鮮だったけど、あまりに話が長かった・・・生徒が少なくてもいいからしっかり教えようとする吾郎と、塾を拡大し続けようと奔走する妻の千明の話に始まり、ベビーブームと高度経済成長に塾は拡大を続け、吾郎は本が売れ離婚し、千明についていけずに塾長の座から降ろされ別居する。後半は塾長となった千明の物語で娘3人との仲が上手くいかず、老化でだんだんと弱りながらも仲を取り戻していき、文部省との会議で吾郎と再会し、千明は家族を思いながら亡くなり、最終話では吾郎と血のつながってない孫の一郎が、平成の貧困家庭の勉強できな子供たちを救おうと奮闘する姿に未来を感じて終わる。全体の話としては昭和の部分が面白く感じたのは、自分も古い人間だからかもしれない。娘3人は結局塾の仕事はせず、どの人物も長所と短所を持って生きている。娘3人なんか全員自分より強い人間と思ったりもする。小説としては学ぶことの大切さを知ることは少なく、塾を舞台にした群像劇そのものだ。タイトルの三日月は学校を太陽とすれば、塾は夜を照らす月という例えだ。(この本の感想はメールに保管されていた、忘却率無し)「さくら(本屋大賞2006年10位)」よくわからない仕事をしている父、昔は美人だった母、モテ過ぎて頼りになる兄、微妙な弟の自分、美人過ぎて意地ある妹と愛犬サクラの大阪に住んでいる一家の十数年に渡る物語。相変わらず西加奈子の裸で描いたような物語で、子供3人に子供がどうやって作るのかセックスを伝えるシーンなど懐が深くて印象深い。完ぺきだった兄が事故に遭って障害を抱えてしまい、子供の頃に皆で公園で馬鹿にした男に自分がなるとは・・・と言い、自殺する兄は痛々しいし、その兄と付き合っていた子が転校して恋人の文通を妹が隠し続けたのは、若干頭にくるし、とにかく今の時代に合ったいろんな事がある小説だ。最後に愛犬サクラが病気になって家族4人で涙を流しながら病院を探すシーンは良かった。その病気の原因は変な物を食べたせいというだけで、妹も糞まみれになるというのは笑ったが。それにしても「さくら」という本の題は地味過ぎで、「電話」並のつまらないタイトルに感じる。(忘却率50%)◆見たアニメ「ヤマノススメ」引っ込み思案で友達も少ない女子高生のあおいが、小学校の時の同級生ひなたに出会ったことにより、山に登るようになる4分弱のアニメ。山ガールという言葉が昔流行ったけど、その題材を使った萌えアニメだ。後で思うとファーストシーズンは上手くまとまっていたと思う。(忘却率95%)「ヤマノススメセカンドシーズン」ヤマノススメ2期は1話15分に拡大して絵も綺麗になり、24話も作られた。女子高生とは言うけど体型は小学6年生くらいしか見えない。そして山が好きだから別に筋肉があって体格がいいわけではない。富士山を目指して皆で登るものの、あおいだけ高山病で登れないというのは良かった。ここで富士山クリアしたら他の登山が小さく思える。そして関東の人から見れば富士登山は途中までバスに乗って、道の駅みたいなデカいパーキングエリアから登る山と知れた。富士登山の後は落ち込んで迷ったあおいが立ち直る話・・だけどほとんど思い出せない。ヤマノススメはGYAOで無料で見れる時が多い。(忘却率90%)


2021年7月は10日と31日の2回ワクチンがあった。会場はとてつもない流れ作業で人を仕分けしていた。副反応は1回目は何ともなかったけど2回目がきつかった。22日から4連休なので年末に行けなかった京都北部の天橋立だけでも行くことにした。本当は4日連続県外に行く予定だったけど弟家族が秋から仕事でアメリカに行くので、1日顔を合わせるために3日間で行って帰ってくることにした。18きっぷの使用5回分は7月と8月の旅行で分けて使うことにした。JRは亀山駅から3駅隣の柘植駅に向かい、そこから滋賀県草津駅に向かう。昼食休憩で草津駅に降りると結構大きな街だった。何を食べようかと駅周辺をぐるぐる1時間回ったけど結局改札付近の店でうどんを食べた。今度から旅に行く飲食店はあらかじめ3つ候補を決めた方がいいと思う。草津駅から京都に向かう電車はとても人が多くて、奈良を通る関西本線より草津に向かう電車を利用した方が京都行きは早いかもしれない。京都に降りるとすぐに山陰本線の電車に乗る。京都駅の電車は人も多かったけど、山の向こうの亀岡駅から先は客がゴッソリと減った。山陰本線は乗っている人が少なく、乗っているのは自分みたいな男の18切符旅客か地元民十数人くらいだ。電車も1車線だから入れ違い乗り換えで止まる回数が多くてなかなか先に進まない。それでも6時過ぎに宿泊地の兵庫県豊岡市に到着した。駅の隣にデパートがくっついているので、そこで半額の弁当や寿司を買ってホテルで五輪サッカーを見ながら食べた。むなしいのか何の美味みも感じなかった。23日はホテルを出て十数分歩いて豊岡駅に向かうだけで帽子をしていても暑さで頭がくらくらする。この日は京都丹波鉄道に乗って天橋立に向かうことにした。福知山に2泊して天橋立に行くという方法も考えていたけど、せっかく旅行するなら「昨日と違う景色が見たい」という理由でわざわざ豊岡市まで来たのだった。京都丹波鉄道の豊岡駅はどこにあるか少し探したけどJRの駅舎の陰に小さく存在していた。でも乗車運賃の値段は少し高くて、乗り放題の券は少し高いけどワンランク上の急行も乗り放題だったので乗ることにした。電車の本数が少ないから昼頃まで普通電車を待つのは暑さもあって選ぶのは無理だった。特急の車中は人も少なくてきれいな電車で、冷房のなか清々しく天橋立駅まで向かっていった。天橋立駅に着くと人と車で通りはごった返していた。コロナとは何だったのかというくらいで、車がすぐ隣を走る2車線の道を歩いて駅の裏にある天橋立ビューロランドに向かうリフトに並んで乗る。頂上に着くと確かに日本三景の一つになるだけのことはあると感心する景色だった。晴れていて良かった。でも名物らしい股の間からの覗きはやらなかった。ビューロランドはちょっとした遊園地で子供がいっぱい遊んでいて、いい場所だと思って下に降りた。今度は天橋立を歩いてみようとしたけど、もう人が多すぎだし、普通の海水浴場だし、歩く必要ないかと思って天橋立駅に戻った。駅隣にある温泉施設も行こうと考えていたけど、まだ汗をかくし夏には合わないと思った。次は天橋立駅から隣の宮津駅に行った。この高い切符を持っているとタダでコーヒーが飲めるという理由だからだ。宮津駅周辺を歩いてスーパーで買い物をして港で海を見ていたものの、日本海の海はおだやかという感想以外何も浮かばず、もう宿泊地の福知山駅まで向かった。福知山では時間があれば福知山城も見たかったけど、時間も体力も無くて断念。次来る時の課題にすることにした。駅から歩いてラーメン屋に寄ったあと、ニコニコ温泉という宿泊施設に泊まる。京都の旅の予約はいつもここが検索にかかって以前から気になっていた。温泉に入った後、テレビで東京五輪開幕式をやっていたが何の興味も出ず、どうでもよかったので数分見たらもう眠った。この日はとてつもなく暑くてある建物に入って検温したら39度を越えていたことがあった。24日は朝から福知山駅からJRに乗って帰るだけで、行きより停車が少なく着き駅で電車も常に待っていて1時間以上早く京都駅まで戻れた。このまま帰るのはつまらないと思って、滋賀の県庁所在地の大津駅で降りてご飯を食べることにした。駅周辺を歩いたものの食べたい店はなんだか合わなくて、その辺の喫茶店のようなカレー屋で量の少ないカレーを食べて帰った。家に帰ると弟家族が居て元気だった。弟に餞別として1万円だけ渡した。25日は疲れで一日のほとんどを寝ていた。弟家族が帰るときは一緒に写真を撮ったらまた横になっていて、4日目は休みにして良かったと思うくらい横になっていた。最近は疲れが溜まりやすくて困る。(忘却率40%)◆読んだ本「植物図鑑(本屋大賞2010年8位)」OLが帰宅途中に腹が減って倒れていたイケメンを世話してあげたことで一緒に住むようになったラブストーリーもの、イケメンは道の植物を見ると食べ方を知っている男で、それを食べてOLが美味い!というのを繰り返す話だ。そのへんの雑草が食べ物に変わるってのは、変わっていていいなって思うし、地域の特産に使えそうな話ではある。作者も沢城みゆきのラジオで食べられる雑草の話をしていたのを少し思い出す。ただイケメンじゃなかったら・・・と男的に思ってしまうが。最後は男が勝手に出ていき、1年後に植物写真家としてちょっとした地位で迎えに来る。女性作家の女性のための話って感じ。(忘却率80%)「かがみの孤城(本屋大賞2018年1位)」この小説は本屋大賞の本を読んできて一番良い作品だった。本屋大賞の獲得得点もぶっちぎりの首位で、自分も去年読んだ時はここに他の小説の3倍くらい感想が書けた作品で、とにかく恐れ入った作品だ。なぜそれだけ手放しで褒められるかと言ったら、やっぱり今の時代を映す鏡のような作品だったからと思う。話は学校で周りの女子から仲間外れにされるキツイいじめに遭い家に引きこもった少女が、部屋に映る光った鏡から不思議な古城で同じ境遇の不登校中学生6人とオオカミさまと呼ばれる城の案内人と出会う。城の中ではずっとゲームをしていたり、仲間と会話しているだけなんだけど、それが全部伏線だったと最後に気づく。そしてオオカミさまはこの城に居られるのは1年のみ。昼間しか居られない。それを破ったものにはキツイ罰を与える。また城に隠されている鍵を探した者に願いを1つ叶える、その代わりこの城に居た記憶は全員なくなる。子供たちはみんな城での生活が気に入っていて、宝探しなんてそんな事するわけないじゃないかと決める。半年が過ぎたあたりで、みんなが近くに住んでいると知って外で会おうと約束する。勇気を振り絞って少女は学校に行くものの誰にも会わない。他の皆も同じで会うことなくギクシャクして、これはパラレルワールドではないのかと気づく。そしてそのまま時間が過ぎて最後の日の前日に事件が起こる。一番年上の少女が帰る時間を破り、他の人たちも巻き込まれて主人公は6人のトラウマを駆け巡りながら鍵を探し少女を絶望から救う。ここで少年少女達は同じ町で時間が数年違う存在と知る。ゲームの話や会話がかみ合わなかったり、見たことがないゲーム機とか話す理由がビシッと筋が通っていた。孤城最後の日に少年少女たちは自分の時代に帰っていくが主人公の少女と同じ時代に生きる少年がオオカミさまはなくなった自分の姉ではないかと話し、主人公の少女は1年間部屋に居ただけだけど不思議とすっきりしていて、城での記憶が残っている少年と出会い物語は終わる。エピローグに主人公に救われた少女は不登校を救う側となって各時代の弧城の仲間達を救おうとするのも良かった。そこもつながっていたのかと。自分からすれば引きこもって大したこともせず、ゲームしかしていない子供は「人としてどうなんだろう?」と思う(自分が子供の時は憧れたが)。でもこの作品はたとえ引きこもりの子供がゲームで毎日遊んでいても、大人は子供を許し、全力で守らなければいけないと思わせるほどのメッセージを受け取った。それは主人公の少女が終盤に「世の中の学校に行かない子供たちはみんな、かがみの孤城に行って願いをかなえて記憶を失ったりしているのかもしれない」「生きて」という言葉に惹かれる。どう考えても自分の考えと真逆でその説得力に目からうろこが落ちるほどのものがあった。この本は宮崎駿の新作を見たような感慨深いものを感じる。多くの人に評価されているのも納得だった。(忘却率40%)「騙し絵の牙(本屋大賞2018年6位)」雑誌編集長をしている男が巻き込まれる出版不況とデジタル化への苦しみを描く。こんな時代でも小説家の大先生を料亭に連れたり、謝罪代わりにバリカンをいつも持ち歩いているなんて今もこんなことがあるのかと笑えるくらいだ。それでいて家庭もあるのに部下と不倫をしたり、テレビ局に頭を下げたりしながらも、なぜか小説に対して執着を持っている。いろんな顔を持ちながら奮闘し、あがき続けたものの最後は雑誌もつぶれて、上司に抗った末に会社を退職して離婚もしてしまう。でも編集長は新しく始めたネット出版事業で大成功し、すべてをまた手にする。この編集長がなぜここまで出版界で頑張れるのか、小説に愛着を持つのか?それはいつも雑誌に手紙をくれる変な男が実の父親で、実の父親が目指していた小説家として小説作品を待ちわびたからだ。その裏側は良いなと思う。それにしてもこの小説を芸能人の大泉洋を使って映画化するとはいえ、文庫本に大泉の写真多すぎだ。そもそも合っているのだろうか。(忘却率80%)これで2018年分の本屋大賞の10冊を読み終わった。本を読むというのは自分にとっては登山に似ている。と言っても本を読み終わるのが山の頂上に来るという感覚ではなく、ゆるやかな道・急な道を登っていくのが本を読む前半に似ていて、本の半分過ぎれば山の頂上に来たと思い、本の後半は内容をわかってきて山の下り坂を気楽に降りていくような感覚が、本と山登りはそっくりなのだ。もっと本を読んでいきたいけどなかなか難しい。◆見たアニメ「さよなら私のクラマー」サッカー大好きな女子高生達の弱小高校での活躍を描く。正直言ってアニメの出来が悪かった。動き続けなければいけないスポーツなのに棒立ちのシーンが多く、BGMも微妙だ。そもそもで言えば主人公が全然活躍しないってのが致命的で、ゴールもアシストもしないどころか邪魔してる感もある。こんなに活躍しないスポーツアニメの主人公は初めて見た気がするが、これはおそらく長い物語の序章だからだろう。おそらく原作はスラムダンクに強い影響を受けたのだろうとは思う。序章で終わったから何とも言いようがないが…女子サッカーの完全プロ化であるWEリーグもコロナでパッとしてないから、日陰のようなアニメになった気がする。OPとEDはとても良かった。(忘却率75%)「シャドーハウス」全身墨のような謎のシャドー達に仕える生き人形と呼ばれる人間達の物語。話は謎に満ちていて、絵も丁寧だし、キャラデザインも声も可愛く、シャドーが能力を使えるという展開も悪くはない、いい作品と思いたいが自分には合わなかった・・・。まずヒロインが奴隷のようにコキ使われても何かしら大逆転が見たいんだけど、そういうものはほとんどない。登場人物たちも純粋無垢過ぎて何か相いれないものを感じた。(忘却率80%)「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」働きすぎて死んでしまったOLが次生まれ変わるときは、不老不死の魔女に生まれ変わって静かに暮らしたいと願ったことから、300年ひっそり暮らしているうちに世界で一番強くなっていた魔女のゆるふわアニメ。毎回毎回たいした事件が起こることはなく、エルフや龍や幽霊などの少女キャラがどんどん仲間になっていく。仲間の少女たちが主人公を強く信頼しているのはちょっと気持ちが良く、世界で一番強いから安心もできてしまう、ホッとするアニメだった。(忘却率75%)◆遊んだゲーム「よるのないくに」日が昇らず常に夜であり、魔が飛び交う欧州のどこかの国で生贄になる幼馴染の少女を救うために、ヒロインは戦い続ける。う〜ん・・・ずっとカクカクしているゲームで、動かせる内容が重くてVITAがギリ動けるからかもしれない。ゲームはコーエーテクモだから戦国無双感あるが足音がしないのは失敗だと思う。ス〜っと滑りながらキャラが飛んでるみたいだ。また少女同士の友情というのも「なんだかな」と思えなくもない。このゲームで一番驚いたことはプレー中に急に、カードが抜かれましたと出てプレー時間30分くらい消えたことだ。VITA本体は中古だから調子が悪いのかもしれないが、あれ以降はほぼなかった。でもセーブしてから中断を義務付けるようになったゲーム。それにしてもセーブポイントの高級ホテル支配人の、てらそままさきの声はとても良い声だ。ゲーム内容はあまり覚えてない。(忘却率90%)


2021年6月
は何をしていたか何も覚えていない。冬に切った竹はすごい勢いで伸びていて、これでは3年で元に戻るんだろうなと書いた気がする。手帳にも何も書いてないし、本当に何もしてなかったのだろう。5月に4泊5日も県外に出たし、7月8月も出かけたから、休んだだけって可能性は高い。この春はアニメを10本見た。いつかやってみたいと思ったし、いつもと違う何かを求めたからだけど、やって良かったかと言われたら微妙だ。1日1〜2本アニメ見るのは大変で、2日見るのを休んだら1日2本のノルマが待っている。見れた作品は思い出になったけど他の事をした方がいい。◆読んだ本「南紀の台所(全4巻)」三重県南部に移住してきた夫婦は田舎に戸惑いながらも、その美味しい食べ物に幸せになる日々。三重の食材を紹介して調理してグルメ漫画でいい感じで、図書館に置いてあるだけの事はある。話のほとんどが最初は周りの人に不振がり、いい食材に目が輝き、料理してみんな美味いで終わるだけの話だが。(忘却率60%)「キラキラ共和国(本屋大賞2018年10位)」先月読んだツバキ文具店の続編。前作の最後で鳩子は近所の子連れの男性と結婚することになり、その日常を描く。内容は相変わらずゆるやかななんだけど、前作で感銘を受けた代筆のシーンが一気に減ったのがこの小説のつまらないところだった。またその代筆も前作より質が落ちた気がしてならない。無理して書いているというか・・・結局で言えば前作がうまくいき過ぎたということなんだろうけど、物語の感想が何も思い出せず内容の批判しようがない。(忘却率95%)「楽園のカンヴァス(本屋大賞2013年3位)」スイスの大富豪に招かれたニューヨーク美術館の学芸員ティムは、そこでアンリ・ルソーの大作「夢」とほぼ同じ絵画を目にし、これが贋作かルソーの残した作品か、日本人研究者の女性と共に1週間研究することになる原田マハのアートミステリー。ルソーにまつわる物語を小説内で登場人物たちが読み、ミステリーでありながらロマンと恋愛要素があり、ルソーの人生の苦しみもこれぞ芸術家と思うし、真贋を決する対決という構図は良いんだけど・・・結局これが本物か偽物か忘れてしまった。たぶん作品内でそれより大事なことが書かれていたからもしれない。(忘却率85%)「羊と鋼の森(本屋大賞2016年1位)」ピアノの調律師を目指して歩んだ男の話。本のタイトルはピアノの中を意味している。北海道を舞台にした静かな話で大きな波乱もなく、文章は綺麗な感じがして静かに森をゆったり歩くような話である。調律の世界に深さや不思議さは感じるものの、読んだ内容をほとんど覚えていないという結果が残ってしまった(忘却率95%)「盤上の向日葵(本屋大賞2018年2位)」将棋の名駒を抱いたまま死んだ遺体が山の中で発見された。容疑者は今、日本を沸かせている人気棋士の上条佳介。刑事が上条を追い詰めていく姿と、彼の半生を子供の時から交互に描いていくサスペンス。上条は諏訪市で生まれ育ち、資源ごみの将棋雑誌だけなくなっているのに不審に思った元教師の男が上条少年を見つけると、虐待されていた事実に救おうとしながらも上手くいかない。それでもご飯を食べさせたり、風呂に入れたり、一緒に将棋を指したり、最高級の名駒を買ってあげたりした。上条が社会に出てから偶然出会った賭け将棋する男に人生を狂わされるが、自分の会社にたかりに来る父を殺してほしいと依頼したら、本当に殺してくれて最後の一勝負で上条と指すが上条は負ける。賭け将棋で生きた男は寿命も短く自殺する。上条はなくなった死体に名駒を抱かせたまま埋める。ちなみに盤上の向日葵とは上条が将棋を指す時に現れる幻覚のようなものだ。最後は新幹線のホームで警察に捕まりそうになったら、向日葵が見えて上条が逃げ出して終わる。(でもこの逃げ出し方は後で自殺とネットに載っていた)読み終わった後で思うのは、上条を見守っていてくれた諏訪市の優しい元教師の夫婦が居なければ上条は道を外していたろうから、もっと感謝をしていいように思った。むしろ他の小説だったら、そこが泣き所に落としたろうけど、やっぱり親子の関係ではない他人にはそんなものってことかな。そもそもあの教師が居てもいい人生を歩めたわけでもないから同じことか。(忘却率80%)◆見たアニメ「Vivy -Fluorite Eye's Song-」人間とAIが自由に暮らしている世界で100年後の未来から来たマツモトと名乗るおしゃべりなAIが歌姫AIヴィヴィの前に現れたことにより、AIが反乱して人類を殺戮する未来を変えるために100年にもわたる長い歴史の旅が始まる。マツモトがヴィヴィを選んだのは100年後も現存するから生き残る確率が高いから選んだ。とにかくアニメの出来が良く、一昔前のアニメ映画並によく動いて綺麗だ。2〜3話終わって未来に進み、どんどん修正していくものの結局は反乱が起こってしまう。AIは100年前からヴィヴィの動きを見ていたからだ。最後はAIで唯一曲を作れたヴィヴィが自分を失ってでも世界を救った気がするが・・・終盤は覚えてない。欠点としてはマクロスFのように人の歌をメインに統べるアニメなら、歌が一番いい場面で流す時に曲が良すぎないと作品が弱い。Vivyはそれが弱かった、もっと曲が良ければ・・・と思わずにはいられない。(忘却率75%)「やくならマグカップも」岐阜県多治見市に引越しした女子高生は亡き母が追い求めた陶芸の世界にどっぷりハマりこむ。陶芸部の女子高生4人の多治見市地域おこしアニメ。天才クイズや中日や地域ネタは知っているから面白かった。この春に10本見たアニメの中で一番気楽に見れたアニメで、前半はアニメで後半はアニメの声優4人が多治見を観光するというだけで、途中でだるくなることもなかった。なんだかんだ言っても自分は実写の方が好きかもしれない。(忘却率70%)「戦闘員、派遣します!」異世界に飛ばされた悪い組織の男と少女型アンドロイドが世界を支配するために邪魔な奴らを倒していく。悪の組織と言いながらも気に入らないからと悪人を倒していくように、悪人って感じはまったくしない。エロも今の時代に合わせてやり過ぎずにバランスはいい。このアニメは見たアニメの中で一番内容が忘れやすく、平和になったのにまだ続くのかとか、なんでこの獣人仲間なんだと考えたりした。(忘却率80%)「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」もしも精神も感覚もRPG世界に没頭できるRPGがあって、それが超絶クソゲーだったらどうなるか?というソードアートオンラインのパロディ感あるギャグアニメだ。主人公の高校生は陸上をやめて、ついつい美女店員の口車に乗せられて始めてしまったけど、すぐに親友を事故で殺してしまって親友殺しの汚名を着せられたり、最弱と言われるゴブリンがとてつもなく強かったり、登場人物も大半が自分を助けるわけではなく、唯一いい奴そうな男も裏切ったり、ろくな奴がいない。ただその現実感はゲームも現実と同じいう結論は、年をとると割と好きだったりする。自分もフルダイブRPG設定の話を作るならこういうの作ったなあと思わせるアニメだった。(忘却率70%)「スーパーカブ」女子高生が生活を変えるためにカブを乗り始めたことにより鮮やかに変わる日々の物語。親も居ないレトルトを食うだけの冴えない生活が、カブに乗ることによりアニメの彩度が上がる演出は綺麗で面白い。ただこれも言ってみれば中年男性の趣味を女子高生にやらせるアニメの一環に思ってしまう。特にカブ仲間の女子高生はまさに中身がオッサンの女子高生キャラで、こんなカブを愛しすぎる女子高生が居るわけないだろと突っ込まざるを得ない。アニメは山梨の田舎を舞台にしただけに静かに進む心地良さはあるものの、最終回は山梨から鹿児島までカブで行くのは正気かと少し思う。でもアニメの影響からかカブの人気は上がったらしいし大成功なんだろうな。(忘却率80%)「聖女の魔力は万能です」仕事に疲れたOLが急に聖女を求める異世界に転生して、薬を作り始めたらとてつもなく効果が強くて周りが凄いとか言い出すアニメ。終盤は魔法も使う。異世界転生されたのは二人居てヒロインはハズレ聖女みたいな扱いを受け、てのびのびするってのがこの作品のミソかもしれない。はっきり言えば女性向けの自分強すぎ作品でかっこいい男が次々と登場して主人公に言い寄る。いろんなタイプが居るけど男的にはどれもそんなに好きになれないが。この作品で嫌なところは元の世界に戻りたいと何も思わないところだ。本当にこんな世界で満足しているのか・・・と思ってしまう。(忘却率85%)「バックアロウ」辺境の村に空から落下してきた記憶喪失の馬鹿野郎バック・アロウは自分は何者なのか、中華風とアメリカ風の2大国家と渡り合いながらも辺境の村の仲間達と共に、戦艦に乗りながらこの世界に囲まれた壁の外を目指す。信念がロボットになり戦うのは変わっている。雰囲気や絵は古き良きアニメ感あり、話に爽快感あり、24話もあるけど勢いが良く、中だるみもなく毎回いい引きで終わる。中華風の国の連中と戦うのが多いけど白黒ハッキリしたキャラが多くて味方よりはるかに目立つのは狙いすぎている。物語は2大国家をバックアロウ達の活躍で停戦させるが、壁の外は何もなく、終盤は神と呼ばれる戦っても勝ちにくい存在と戦い続ける。終盤バックアロウが迷いまくるのがイマイチな感じがする。いつまでも馬鹿野郎で居て欲しかった。でもこの世界は宇宙を旅する船の赤ちゃんが生み出した世界で、生命維持装置として壁のある世界がたくさん存在するってのは・・・うーむ。スッキリ感の強かった物語が最後うやむやなSFの世界に落とし込むのはどうなんだろう。(忘却率80%)◆遊んだゲーム「絶対絶望少女」初代ダンガンロンパの主人公苗木誠の妹、苗木こまると二重人格の腐川冬子がモノクマが支配する塔和シティーからの脱出を目指す。ゲームは簡単なTPSでひたすらモノクマたちを撃っていく。たまに腐川に交代してアクションゲームばりに戦う。物語としてはモノクマとモノクママスクを被った小学生による人間の大量虐殺が気持ち悪すぎだし、ボスの希望の戦士と名乗る小学生5人も大人は嫌いだとか大人になりたくないと言っていることも気持ちが悪い。演出も長いし。そもそもこの程度のTPSでも自分は酔ってしまうわけだが・・・ゲーム内のえげつなさや、インパクトや悪趣味は強いものの付いていけない部分も多く、良い点もあったはずで長文も以前は書けたのになかなか思い出せず、自分の脳内も記憶に残したいと思わないゲームなのかもしれない。(忘却率90%)「ドラゴンズクラウン」魔力を秘めた王冠ドラゴンズクラウンを求めるファンタジーゲーム。昔流行ったファイナルファイトみたいな2D型アクション型のゲームで、RPG要素もあり、渋いナレーションで物語を語られる昔の古き良き的な空気がとても強い、絵が圧倒的に美しいゲーム。敵はほどほど弱くて仲間を雇ってクビにしてを繰り返しながら、最後まで美しい世界を堪能しながらゲームオーバーになることなくクリアできた。ただゲームとしては誰かと遊んだほうが楽しいんだろうなと思わせるゲームで、背景の絵も限られているから周回にも飽きそうだけど、本当にこういうゲームが好きな人は一生好きだろうなと思う。(忘却率75%)


2021年5月
のGWは名古屋に出かけた。コロナはまだまだ気になるもののネットで1泊1千円で買ったサウナフジ&アペゼの回数券がまだ余っていたので、ここで使わないとマズいと思ったからだ。初日は特に行きたい場所もないので、名古屋駅北側から今池まで東にのんびり歩いた。この日は曇っていて歩きやすかった。道中シャッターに「コロナに負けました」と書かれて閉店した店を見た。道を歩いていると円頓寺商店街の中に入った。テレビとかで見たことあるけど初めて来た気がする。なんだか古いアーケード通りって感じで名古屋にも大須以外にアーケードあるんだって感じだった。こんな所で男性アイドルがファンミーティングをしていた。やがて道なりに歩くと中日病院が見えて前の公園で休憩、そのあとセントラルパークが見えた。GWなのに人は少なくコロナの力を知る。そのままずっとまっすぐ歩き、マックスバリュで安いビールを買って、近くの建中寺公園でごくごく飲む。そのまま進むとJRの線路を越えて車線の広い道路が見えたので南に行けばもう今池だった。コロナになると危ないから飲食店を避けて、また違うマックスバリュに入って弁当を2つ買ってイートインで食べたけど、そこまでやる意味もないかなと思えた。最後は雨が強かったけどこの日は気持ちよく歩けた。翌2日はFC岐阜の試合を見に行くために、今池から千種駅まで歩き、JRで岐阜市まで向かった。岐阜駅に到着するとまだ昼で試合時間の夜までかなり時間があったから、岐阜駅の信長像の裏からまっすぐに長良川競技場まで歩くことにした。このあたりの道は大通りから外れて、やや過疎っていたり、空き家があったりする。この日は天気が良くて暖かくて歩いていて気持ちよかった。やがて大きな岐阜市立の図書館が見えた。館内はRPGの世界のようなデザインの空間でとても美しい。スターバックスとコンビニを兼ね備えて、とても心地よい空間だ。天気もいいので外で自分のカバンに入れた本を読み、読み終わったら図書館の棚に本を入れておいた。綺麗に処分してくれるだろう。それから少し歩いて橋を渡ってスタジアムに着いてチアガールのショーを見てチケット買おうと販売所に行ったらチケット完売していた…。毎回ガラガラでコロナ対策でチケット販売を減らしていたというのを甘く見ていた(ちなみにこの日の客数は3678人)。急に恥ずかしくなり、急いでバスと電車に乗って名古屋まで帰った。3日は恵那峡に行った。一度も行ったことが無い場所で子供の頃にテレビでよく恵那峡ランドのCMを見たので、実際はどんな場所か気になったからだ。栄サウナフジから千種駅までずっと歩いてそこからJRに乗って中津川方面に向かっていく。電車は1時間弱で恵那駅に着いた。恵那に降りたら川の音と匂いがして気持ちがいい。観光案内所で地図を貰って歩いて行くか少し悩んで歩くことにした。恵那はツバメがよく飛んでいるが、車もGWだから道をブンブン飛ばしている。川を渡って右手の薬局で弁当と飲み物を買い、坂道を暑いなか大汗かきながら登っていく。流石にGWなのでレストランやキャンプ場みたいなところは人で一杯だ。そのうちに十字路が見えた。どこに行くのが正しいかわからずまっすぐ進んだら案の定道を間違えた。もう一度十字路に戻って歩いたら恵那峡に到着した。恵那峡はただのダムを観光地にした景勝地で、変わった岩や渓谷に観光船で向かったり、公園がある場所で子供たちが結構遊んでいた。テレビで見ていた恵那峡を渡るロープウェーは無くなっていた。ロープだけはまだ残っているけど、そんなに儲からなかったのは寂しい話だ。帰りはバスで恵那駅付近のバローまで戻って古本屋に寄り、そばを食べる。ワサビが美味かった。4日は春日井に行った。この日はあまりにも行きたい場所が何も浮かばず、自分でも何をしようか迷い過ぎて、思い出の地巡りをまたすることにした。去年は春日井駅付近に行ったので、今回は神領駅で降りて東に向かうことにした。駅はここも綺麗になっていた(と思う)。中部大学行きのバス停を横目に川に沿って歩いていく。この日もとても暑くて夏みたいに暑かった。でも道は来たことがあるのにほとんど思い出せない。来たことがある道、来たことがある公園、確か好きな子も住んでいたけど、その思い出も何も思い浮かばない。スーパーで飲み物を買ったり、公園で休憩しながら本を読みつつ歩くと高蔵寺駅が見えた。ここで愛知環状鉄道に乗れるのにどこに駅があるかわからなかったけど、JR高蔵寺駅の中に吸収されていて結構迷ってしまった。愛知環状鉄道で新瀬戸駅に着くと疲れでもう隣の尾張瀬戸駅まで歩く気力もなくなってしまい、小説を読んで名鉄に乗って栄サウナフジまで帰った。後で思うとこの日は栄で、川崎と名古屋の試合をHUBで見れば良かった。川崎に負ける試合を見るのを怖がっても仕方ない。5日は特に大した用事もなく、雨も強いので寄り道せず、普通に三重に帰った。この日はヴィアティン三重の試合があったけど、コロナで無観客試合が確定していた。コロナはそれだけ警戒されていた。今回のGWはたくさん歩けてたくさん本を読めたのは良かった。でもサッカーの試合を1試合も見れなかったのは失敗だった。◆読んだ本「土獏の花(本屋大賞2015年5位)」ソマリアで墜落ヘリの救助活動にあたっていた陸上自衛隊に一人の女が助けを求めて来た時、自衛隊は氏族間抗争に巻き込まれて、国境まで気の抜けない逃亡劇が始まるアクション&男達の人情小説。日本を舞台にした話ではなく海外のアフリカで奮闘する日本人というのが現代らしいかもしれない。とはいえ、内容は古さを感じる男塾みたいな話で、一番の若手がデカい悪党に刺されながら仲間を救うために敵と一緒に川に流されたり、ライバルみたいな奴や元暴走族とかいう隊員が特攻をかけて死んだり、最後に主人公とヒロインとあと1〜2人生き残ればいいんでしょ?みたいな終わりにやっぱり向かっていく。もうあとは車に乗って逃げるだけなのにわざわざ廃墟の町で大勢の軍勢相手に戦ったり、ただの戦闘ジャンキーじゃないかと思ったりする。最後は主人公と氏族の女(実は姫)といい感じで終わるのも驚きの古さだ。(忘却率80%)「鴨川ホルモー(本屋大賞2007年6位)」京都大学に入った新入生の男は、かわいい女学生が入った京大青竜会と呼ばれる変なサークルに入ることになる。1年間鬼語とか変なことをひたすら先輩に教えられて、やがて神社で裸で踊るという馬鹿な行事をすると鬼が見えるようになり仲良くなった。聞けば京都の東西南北の大学同士が鬼を使い、1年間対戦をする昔からの伝統なのだそうだ。それがホルモーと呼ばれるもの。なるほど、これはポケモンのように鬼を扱いながらリーグ戦を勝ち上がる青春ストーリーかと読み進んでいたら、好きになった子は同じ部活の(いけ好かない)奴と1年前から付き合っているぞと言われて、主人公は大ショックの末もう出ないと言い張り、リーグ戦は大崩壊してしまう。それがあまりにも面白かった。予想外過ぎた展開だし、「あの子と毎日目が合っているだけで、幸せになれた」とか「自分が好きなんだろう」と思って違っていたことが、自分も経験した事で過去を思い出して思わず恥ずかしくなる。そのリーグ崩壊の救済策で京都大学はチームで分かれて戦うことになる。対決は主人公たちは負けそうになるものの、大逆転し相手がギブアップすれば終わるところでいけ好かない奴は意地でも言わずに、それが危険な状態までいくのを見過ごせず、主人公は相手を救うために負けて終わる。戦いの後に主人公は告白された美人ではない子と付き合う。それが実に青春を感じるし、なんだか主人公は頭がいいなとかスッキリしているなと思ってしまう。自分はそういう妥協ができなかった。それは自分の人生で大きな後悔になっている。作者は京都大学法学部卒だけど、よくこんなバカな話を書けたなと思うし、これぞ大学生活という感じの小説だった。(忘却率75%)「その日の前に(本屋大賞2006年5位)」死を前にして人はどう生きるか7つの連作短編集。同級生の死、夫の死、余命宣告された男の死、死ぬかもしれない母を思う息子、余命宣告を受けた妻と支える夫と子供たち、いろんな死の形を表現しているのは思うものがあった。自分だっていつ余命宣告されてもおかしくはない。それを考えるとこんな生き方じゃダメだとか、いや逆にある程度好き勝手に生きたって誰も怒らないだろと思ったり、いろんなことを考えてしまう。どうすればベストの回答があるのかわからないし、やがてこの本を読んだこともすでに忘れていっている・・・。(忘却率85%)「ツバキ文具店(本屋大賞2017年4位)」鎌倉で小さな文具店を営みながら手紙の代書を請け負う鳩子に、様々な手紙を書く依頼が来るという話。この小説は別に大した話ではない。優しい人達に囲まれた静かな物語ってだけだ。ただこの本ではおそらくプロが書いたであろう手書きで書かれた文章が載っているのがスゴイ。借金を断る手紙には力強い字体で断り、優しい人には優しい字体で手紙を書き、子供には子供のための字を書く、紙の種類やペンやインク、切手をどう選ぶかなど、読んでいるだけで楽しいシーンもある。自分もこれを読んで字はしっかり書こうと、今のネットや携帯電話の時代だからこそ感銘を受けた本だった。(忘却率80%)「のぼうの城(本屋大賞2009年2位)」時は乱世、豊臣秀吉の軍勢が小田原に攻め入っている時に、唯一落ちなかった忍(おし)城をめぐる物語。領主なのに成田長親はちょっと変な奴で民からも「でくの坊」扱いの、のぼう様と呼ばれている。そして大勢の軍勢を抱えている石田三成の使者に降伏せよと勧告されて、周りはこんな小さい城で戦えるわけがない降参しようと言われながらも信親だけ「戦いまする」と宣言し、周りに火が点いてついに戦が始まる。のぼうの軍は少数ながら頭を使い、大勢相手に五分の戦いをする。しかし戦を終わらせようと水攻めを石田三成が選び、籠城戦になるかと思いきや信親がイカダで敵軍の前に行き田楽踊りを始めて矢で撃たれて、堤防を壊すものが現れ、死ぬまで戦うぞという意気込みの中、小田原陥落の知らせが届き戦は終わる。長い目で見れば友軍の北条は白旗をあげて、ただ忍城一つだけが陥落しなかっただけで城を明け渡して姫は秀吉に差し出されて信親は行方不明で終わるから別に勝てたわけではない。しかしサッカーのように弱いものが強い相手に五分以上の戦いをしているのは物語として面白くないわけがなく、歴史小説は読みづらいのもあるけどこれは割とテンポが良く読みやすかった。現実の埼玉の様子と織り交ぜ、ページも少なく空行多くて痛快に読める。現実の歴史に寄らなきゃいけないとかそういう話を抜きにしないと、自分に歴史ものは駄目だなと思ったりする。(忘却率70%)◆遊んだゲーム「シズク」このゲームは3DSで100円で買ったパズルゲームだ。水滴の水のようなものを動かしてゴールにたどり着くというだけで、あまりにも地味過ぎて過去の月誌に載せなかった。面白いか面白くないかで言えばある程度は面白い・・・ただ語るべきことが何もないゲームだ。でも24時間も遊んだっていうから信じられない。(忘却率0%)


2021年4月
は三重県の松阪市に気晴らしで行ったと思う。なぜかと言えば去年書いた月誌に松阪城の周りに桜の木がたくさんあって、先月(3月)だったら無料駐車場も止められないくらいだったろうと書いた事を思い出したからだ。松阪に行った日はまず松阪競輪場に行った。松阪は月に数回通る場所だけど、競輪場は以前から気になっていて行ったことが無かったからだ。天気は晴れていて暖いなか車で向かうと、競輪場は3分の1くらいしか駐車場が埋まってなかった。この日は松阪競輪場で競輪は行わず、県外の競輪場の中継しかやってなかった。場内はモニターが沢山あって、ほとんど中高年の男性しか居なくて病院に来た気分だ。自分も若くは無いけど、自分より年寄りばかりで多くの人が県外の競輪場の中継画面を見ている。せっかく来たからには100円で賭けてみようと場内中にあるマークシートと鉛筆で書こうとしたけど、購入の仕方がどこにも書いてない。とりあえず近くの人の書き方をのぞき込んで真似をして券売機で買ってみることにした。こういう所に来たら絶対万馬券買おうと思ったけど、人が必死になって自転車で走ってる姿を見たら、漠然と「滅多にないな」と思って2番人気のモノを買ったけど、惜しくも外れた。場外に出て中華料理を食べて付近を散歩してまた競輪場で、もう一回2番人気の券を買ったら当たって四百数十円返金された。こういう場所でお金を儲けるのは難しいなと理解して松阪競輪場を後にした。次は松阪城跡に行った。どんな場所か来たことあるはずだけど、まったく思い出せない場所だった。駐車場に止めて歩いてみると石が綺麗に積み重ねられて結構大きな城跡とわかる。桜の木も多くて3月に行っていたら駐車場に車を止められなかっただろう。歴史民俗資料館や本居宣長記念館はあったが、特に興味が無かったので入る気になれなかった。というか本居宣長の記念館って自分が子供の時に遠足で行ったけど、まだあったんだと思った。城を出てから、かつては大通りであったろう道を歩き、観光交流センターの方まで歩いて色々見たけど特にこれと言って特筆すべきことや思い出せるものは無かった。それから近くのパワーセンター松阪と言うショッピングモールに行ったが、何も買わずに帰った。(忘却率90%)◆読んだ本「聖なる怠け者の冒険(本屋大賞2014年9位)」京都宵山を舞台に怠け者の主人公が、正義の味方ぽんぽこ仮面に後を継げなどと言われながら会社の上司や仲間と共に一夜限りのドタバタ劇が始まる。前に読んだ夜は短し歩けよ乙女や有頂天家族と同じ系列で、同じ京都を舞台にした物語に結構愛着は湧くものの、その2作品よりは面白くは無いと思う。とにかく言えることは物語全般〜ラストに至るまでほとんど内容を覚えてないという事だ。(忘却率95%)「神様のカルテ2(本屋大賞2011年8位)」長野県松本の病院で倒れそうになりながら働く医師の物語続編。1作目は読みやすくて好きだったけど、2作目は1作目ほど面白く読めなかった。キャラ設定のためか漱石風の喋り方もあまり好きになれない。大学時代の友人が赴任してくるが、上司の医者が働きすぎなのか亡くなってしまうのは感慨も感動もなかった。ただここで感想を書き並べるにはあまりにも話を覚えていない。また一回読むのがベストだけどもう読みたくはない。(忘却率98%)「暗幕のゲルニカ(本屋大賞2017年6位)」2003年イラク攻撃を決めたアメリカの美術館に居る日本人キュレーターが絵画ゲルニカを展示しようとする奮闘と、第二次世界大戦のパリでピカソの愛人だったドラ・マールが見た、ゲルニカを描くピカソの姿を交互に描かれる芸術と戦争を描いた物語。ゲルニカはピカソの故郷スペインのゲルニカという街が、ドイツ空軍に空爆された地獄の様を表したもので、反戦のシンボルとされている。物語としては1930年代のドラ・マールとピカソの物語は絵画が完成した後、物語の熱さが落ちていく。現代編は日本人キュレーターがテロリストに捕まり、ゲルニカを燃やそうという主張がイマイチよくわからなかった。同じ作者の「たゆたえども沈まず」を読んだときはゴッホと物語に強く惹かれたけど、この作品はピカソがどうも何やっても大勝利過ぎて勝ち組感が凄いある。なんせ適当に描いた鳩の落書きが高く売れてしまい、女にも困らないのだから。平和は尊いものであると思うものがあるが・・・(忘却率75%)「ドクムシ The Ruins Hotel(全6巻)」オカルトサークルが合宿で廃墟のラブホテルに8人合宿することになり、そこで噂される危険で絶望的な状況で一人生き残った者は、願いを叶えられるという毒虫の伝説に惹かれて、暴力・強姦・殺人・狂気入り乱れる凄惨なサバイバルが始まる。ホテルを鉄板で入り口出口から脱出できないという状況はとても無理があって、壁を破壊して脱出できるだろとか思う時点できつい。そもそもこんな会に参加したいと思っている時点で破綻している。また最終的に女が一人残るんだけど、それが誰か表紙でわかるのもどうかと思う。カラーの絵は綺麗だが漫画に何の愛情も湧かず、すぐに資源ゴミに捨てた。(忘却率90%)◆遊んだゲーム「ソーマブリンガー」ニンテンドーDSのアクションRPG、電気のような存在のソーマというエネルギーが全てをつかさどる世界で、謎の敵ビジターが大量に出現した原因を探すために軍事組織に所属して、プレーヤー7人の中から選んで3人で戦う。モンハンを2Dにしたようなゲームだけど、わりと敵はごり押しで勝ててしまえる古さもあるゲーム。2Dのドット絵は暖かくて気持ちよさを感じる。物語はまさに典型的なボーイミーツガールのストーリーで少年が、森の中で謎の少女を発見した時から惹かれて、彼女のために彼女と共に戦い続けるものの、最後に少女は宇宙へと他の男と共に去っていく。そしてオープニングで見た二人で登るはずだった山を一人で登っているシーンに続いてゲームは終わる。彼女のために彼女が好きな想いを世界中に吐き出すシーンなど、青春を強く感じるゲームでそれが一番印象に残った。ただ1年経つと忘れてしまうことも多くて・・・あまりに語れなくなっている。それに寂しさを感じる(忘却率95%)




2021年3月は冬が終わって春になった季節だった。花粉は多いけど目も鼻も慣れてしまえる自分が恐ろしい。今月はカップ麺を頑張って食べた。冬の間安いと思って買ったカップ麺数個の賞味期限が今月までで、意外と食べる機会がなくて無理をして食べた。火事前は2日に1個食うなんて珍しくもなんともなかったけど、まだ生活の変化に頭が付いていけてない。3月1日は週末のグランパスのチケットを買おうとしたら一番安いチケット3800円には絶句した。これにチケット発行代金などで800円くらい付く。ほんの4年前は1800円+108円で買えたものが2倍以上・・・値段変動制で1万人しかスタジアムに入らないとはいえ少し高い。かなり迷ってから買わないことにした。去年は高いチケットを買っていたけど今回は避けたくなった。試合前日5日金曜には3000円に下がったものの、前日観戦決定するのも性に合わなかった。9日は腰が痛くなった。先月も痛い時期はあったけど椅子の座りすぎだけではなさそうだ。ストレッチで腰を回すのが逆に悪く感じたりもするが・・・この先何度も苦しみそうな怖さが少しある。腰が痛いだけで何もかもやりにくい。10日は竹を切ってる場所に置いていた除草剤が盗まれていることに気づいた。誰でも入れるとはいえ田舎でこんな物盗む奴がいるのにガッカリする。11日は東日本大震災から10年目となった日だった。10年前は車で長距離走る仕事をしていて帰ってきてから地震があった事を知った。これは当てるチャンスだと思ってトトビッグを10本買ったけど結局全試合中止でコンビニで返金してもらう馬鹿なこともあった。災害は自分にいつ襲い掛かるかわからないが、あの当時は怖かった・・・。この日はBIngWallpaperをダウンロードする。壁紙黒一色もいいけど、毎日何か心に与える変化が欲しかった。15日月曜は朝から春だった。会社のストーブを点けず、ジャンパーもネックウォーマーも熱くて脱いで、冬は終わったと心から思った。17日は動画の音声抜き取りソフトが機能しなくなった・・・新しくソフトをダウンロードして数日後、何とか理解して使えるようになった。20日は名古屋でグランパスの試合は見れないけど行った。この日はジャンパーとフリースを着て行ったけど暑かった・・・服のチョイスを完全にミスった。伏見でラーメンとハヤシライスのセットを食べた後、スタバで本を読んでスカイルのブックオフで本を買おうとしたけど、何も買う気にならなかった。色々見てるうちに図書館の本で十分じゃないか?というセコイ病が発症してしまった。路上のアイドルを見たあとテレビ塔のHUBに行って500円でカシスソーダと唐揚げポテトセットを食べて心地よくなる。店はほとんどの席が埋まるほど人気なので早々に出ていった。それからまたスタバで本を読む。この日泊まったサウナフジはネットで一泊1千円の券を見つけ4枚買った。在庫を抱える怖さを軽く上回るほど安い。ただこの日は運が悪く、カプセル近くにいびきのうるさい客が近くて少し睡眠不足になった。こんなこともあろうかと耳せんを旅のカバンに入れておいて良かった。翌21日は東員町のヴィアティン三重の試合を見るために9時半にホテルを出たら試合開始1時間半前に東員町に着いた。時間があるので東員図書館近くのヴィアティン三重公式カフェでランチを食べる。少し高いけど結構美味しかった。この日は春の嵐と言われていたけど、外は雨がやんでいて良かったと思ったら試合30分前から雨がずっと降り続いた。雨の中の試合観戦は屋根もないので気が滅入る・・・観客も少なくて421人しか居なかった。ここまで酷い雨の観戦は十数年前の瑞穂でのジェフ戦以来だ。試合の方も水たまりもできる芝の上で、バシャバシャと戦術とか意味がないような気迫の戦いが繰り広げられて、三重はマルヤス岡崎に0-1負け。三重開幕2連敗はまずい。24日はまた腰が痛くなった。横になる時間を増やす以外にどうやって治せばいいかまったくわからない。翌日も痛くて、3日目でやっと和らいだものの、腰の痛みだけで生活のほとんどがしにくくて、これが老人が腰痛に苦しんでいた理由かと寂しくなる。28日はマイナポイントなど7000円分を貰いにイオンに行った。しかし1700円しか引き出せない事に不思議に思ったら、ワオンカードは最大2万円までしか入らず、先月からワオンカード1700円弱しか使ってなかったのが原因だった。本当は一気に欲しかったけど、ポイントをちょっと使って補充を繰り返すことにした。まず日持ちしやすいジュースと酒とお菓子を買う。カップ麺や缶詰はすでに結構あるので、ちょっと夏に向けた物を買っていく。ここで2500円使って、次にマクドナルドで400円、切手を1400円買ってもまだポイントは残っている。次にイオン系のスーパーに行き、調味料やティッシュや歯磨き粉など1000円使ったり、隣の市のイオンまで行って買い物もしたけど、自分が買いたい物の少なさにあきれる面もあった。家では親が食べ物を用意してくれるからおかずは買わなくていいし、お菓子は太りやすいから少な目でいいし、安くて美味い物だけしか買いたくない。服は地味に高いものばかりで欲しくはなかった。十代の時はどこに行っても欲しい物だらけだったのに、つまらない人間になってしまったと、たった7000円で理解できた。30日は朝4時に布団が熱すぎて目が覚めて、もう一度眠ろうとしたけど眠れずに6時になり、家族が動き出してきたので早朝から会社に行って二階の毛布で横になる。昼は津南のイオンでしゃぶしゃぶランチを食べた。たくさん食べる気でいたのに20代の半分しか食べれずお腹いっぱいに。しかも胃腸薬を飲んでもお腹が苦しくて、この手の食べ放題は食べない方がいいと思えた。年はとりたくないものだ。◆読んだ本「猫を抱いて象と泳ぐ(本屋大賞2010年5位)」生まれながら小さいその少年は、死体を見つけた縁でバスに住む優しいおじさんにチェスを教えてもらうことになる。やがておじさんは太りすぎで死んでしまい、秘密のチェスクラブに案内されてチェス人形の中で少年は影のプレーヤーとして働くことになる。しかし好きになった女のクラブ内での扱いに嫌悪した少年は出ていく、それからチェス連盟OBが集まる老人ホームで働きながら、人形に入りながら老人たちとチェスをするが、2年後暖炉の煙突が壊れ一酸化炭素中毒で人形に入ったまま亡くなる・・・。小川洋子の文章は綺麗で知的で、チェスの世界に宇宙を感じるような柔らかさがあり、大きくなり過ぎてデパートの屋上から出れなかった像に愛着を抱く主人公など登場人物に優しさがある。そして作品に登場人物の名前が出ないというのがすごい。ただ、少年だった男が最後死ぬのはせつない。少年漫画のように強くて勝負の世界に生きるトッププロのチェスプレーヤーになって欲しいとは言わないけど、生まれてから幸福が少なくて何か成功して欲しかった。主人公は栄光も好きな女も何も得ることは無かった。死ぬ当日に文通でチェスをしていた好きだった女が訪れたけど悲しみ以外何もない。チェスの幸福に浸れたものの老人ホームで世界チャンピオンと互角の対局をしただけではないのか・・・愛すべきおじさんは死に、祖母は死に、そして主人公も死んだ。でもそんな寂しい人生って、自分の人生と大差ないのかなと思ったりもする。自分も火事になったあの部屋で以前、ヒーターが壊れて一酸化炭素中毒で死にそうになったのを思い出した。「八日目の蝉(本屋大賞2008年6位)」不倫相手に捨てられ子供を中絶したせいで産めなくなった女は復讐のために、男とその妻の赤子を誘拐して自分の子供として育てようと逃亡を図る。東京から友人宅、名古屋、そして女性だけの宗教施設、小豆島まで小さな子供を連れ、がむしゃらに働きながら生きていく。しかし祭りの写真が全国紙に載ったことにより、港で捕まって女と娘4歳は離されてしまう。小説後半は誘拐された娘が19歳となって、家庭教師の不倫相手として妊娠したことにより、かつて宗教施設に居た子と共に誘拐逃亡事件のバックボーンを追う。最後は小豆島行きのフェリー乗り場で娘と誘拐した女はお互い気づかずにすれ違って話は終わる・・・せつないけど良かったのは、誘拐した女が頭おかしいだけでなく情状酌量するほど実の両親がクズだと説明されたこと、娘は誘拐した女を憎んでしまったけど実は好きだったと思いだしたことだ。後半で前半の謎を回収する展開も心地よい。女が持つ赤ちゃんを産もうとする、育てようとする執念には感服するしかなく、読んでいて批判的な感想は何もなかった。著者が角田光代の時点で重そうに感じたけど、その重さが良かった。そして夏に自然が光り輝くらしい小豆島に行きたくなった。◆見たアニメ「アイドールズ」売れないアイドル、アイドールズ4人のゆる〜いアイドル奮闘ミニストーリー、ちょっと変な空気を出しただけの3DアイドルCGアニメだけど、ただ可愛いだけじゃないシンプルで良い味は出ていたと思う。1話は10分もないから見やすい。「アイドリープライド」トップアイドルとして輝いていた姉は亡くなり、幽霊となりながらトップアイドルを目指す妹たちを応援する。少し期待していたけどイマイチ・・・。まずマネージャーの男が亡くなった姉を大事にするか、妹を含むアイドル10人のどちらに重きを置くんだ?ってのが引っかかる。両方大事はわかるんだけど大事なのは生きている連中なわけで、幽霊の姉は邪魔な気がしてならない。また10人を2グループに分けて他のアイドルとトーナメント戦をやるんだけど、その2グループが決勝に行って勝負は引き分けで2グループで歌う、その姿を見て姉が成仏ってのが意外性がなさすぎる。歌って踊るアニメなのに動くシーンも多いわけではない、歌を歌うアニメは歌が良ければすべてが上を向くけど歌は普通。結局、アイドールズもそうだけどアイドルアニメのゴールはアニメが終わった後、生のライブをするのがゴールじゃないかと思う。コロナでイベントもやりにくい今では厳しい目で見られてゴールにたどり着けない気分だ。◆遊んだゲーム「サモンナイト5(46時間)」ゲーム実況でSRPGを見ていたら急にやりたくなった。そこで大量に買ったPSPソフトの中から7年半ぶりにサモンナイトを始めることにした。5の世界観は平和な街で起こる悪党と闇の召喚士と戦う話で、最終章以外街の外に出ない。話の内容はラノベに近く、この世界はリィンバウムと呼ばれ、4つの異世界の多種多様な住人と暮らすニューヨークのような街の話だ。異世界調停機構をユクロスと読み、響友をクロス、子供時代に出てきた幼馴染と兄が宿敵となるなどいかにもな展開が最後まで続く。ゲームプレイヤーは男女で選べて仲間の妖精も4種類選べて会話パターンがかなり豊富なのが一番の特徴で、この世界が好きなら何周でも楽しめるゲームと言える。終盤の難度は高くて頭が痛かったけどレベルを上げて、敵が集中して倒しに来なかったからなんとかなった。ただ最後の3連戦はノーセーブで3時間以上戦うのはゲームの難度より、セーブができない不安の方が敵より怖くて卑怯だ。主人公が強い精神異常になると負けだから仲間4人で戦い続けた。このゲームでも思ったのが、前作をやった7年半前の記憶がほぼ無いという点だ。そこそこ面白かったという思い出はあるけど、オレンジ色の男女キャラが主役というだけで、キャラ名が一つも思い浮かばないし、どんな話だったろう…という思いしかない。ゲームはそこそこ面白く楽しんでも不思議と任天堂のゲーム以外は忘れやすい気がする。思い出に残すという意味ではゲームはやる意味が無いのかもしれない。「グラビディデイズ(16時間)」空に浮かぶ街に落ちた記憶喪失の魔女は街を救うために、闇の勢力と戦うことになるアクションゲーム。日本ゲーム大賞を取ったわりに10万本しか売れていない隠れた名作で、空を飛ぶ浮遊感は普通ではない。壁や天井に重力が下に変わったら?という子供の発想を実現したゲームで、後半になると壁や天井に張り付いて宝石を取りたくなる。遠くに空に浮かぶ街が見えるからと電車に乗らずに空をブワーーっと飛んでいくこともできるのが心地よく、オープンワールドの凄さを実感。空を飛ぶ時のポーズもスカイダイビングみたいで味があるし、世界もキャラも愛すべき仮想世界だ。欠点はとにかく酔う。1時間やれば目も頭もクラクラしてくる。携帯ゲーム機とはいえ、酔うのは当然というくらいキャラが動くから仕方ないが・・・。そして絵も話も渋すぎる。絵本のような話と哲学的要素と謎を詰め込んでいる。作品としてのプライドは高いけど何が言いたいかわからない。上手く作ればブレスオブザワイルドのような世界を変える力はあったかもしれない。



2021年2月
は寒くなったり暖かくなったりの繰り返しだった。寒さには慣れたけど暖かい日の後の寒さはすぐ腹痛になる。6日は健康診断の結果が届いた。G(ヤバい)からC(少し悪い)になっていた。何が良くなったんだろうと考えたら結局、去年の診断書に書いてあった通り、朝食を食べずに診断したのが大きかったと思う。正月明けで4?s太っているから良くなる要素は低かったわけだし。ただその程度でこんなに変わるのか・・・と、げんなりするものはあった。これからも毎日少し運動して、検査前日に肝臓に良さそうな錠剤も飲んでいこう。11日は1か月ぶりにパソコンで絵を描こうとしたらペンタブの筆圧が動かなかった。動かなくなったら急に描きたくなるのは不思議だ・・・それから公式でドライバーをダウンロードしたり、クリップペイントを更新をしたけど治らなくて、ファイアアルパカは普通に動くからクリップペイントのタブレット設定に問題があったとやっと気づく。でも治ったら描く気が弱くなるから自分はどうしようもない。12日は市役所で予約したマイナンバーカードがやっと出た。翌日イオンでポイントを貰いに行くと、7000ポイントが入るのが来月28日まで時間がかかって、それも機械で申請しないといけない。ポイント貰うまでの過程が面倒で仕方ない。ただこのカードがあれば株も買いやすいというのはわかった。13日は隣町のA地区を歩く。久々歩くと前来た時より空き家が増えていた。津波が来たら全滅しそうな地域なので仕方ないが。15日は津のラ・ムーというスーパーに寄ったら弁当が184円で安すぎて笑った。おかずも100円前後でこの値段がずっと続くならスゴイ。17日から鼻水が出まくり、目も痛くなった。あきらかに花粉性だ。控えめに言って苦痛。20日は図書館に本を借りに行ったら読もうとした本が2冊借りられていた。古い本だったから油断した・・・今度から早めの予約はしておきたい。21日22日は気温が20度を越えて暑かったけど、すぐ冬に戻った。23日天皇誕生日は3月で閉園するというので志摩マリンランドに行った。でも1500円払って入る気になれずに売店を見て付近を散歩して帰った。今月はのこぎりで竹をよく切っていた。毎回書いているけど、のこぎりはとても疲れるもので夜部屋に帰ってくると眠い。のこぎりで覚えたコツとしたら・・・切る時は一気に切る、左手も使って右手の疲労を減らす、ストレッチをしっかりする、この3点は覚えておくと この先役に立つかもしれない。でも疲れたらあかすりタオルで体を洗わないと体が臭うくらい汗が出てる。◆読んだ本「たゆたえども沈まず(本屋大賞2018年4位)」最近、本屋大賞の本を読む計画でタイトルが長い本を優先して読んでいる。タイトルが長い本を読み終わると、一気に読む本が減った気がするからだ。この本はパリを舞台にしたゴッホ兄弟と日本人画商たちの物語で、もしも日本人画商がゴッホと近しい関係なら・・・という想像で話は進むものの、やっぱりゴッホは自殺で終わる悲しい人生は変わらない。いつか評価されるという前提で話をしているけど、別に日本人は絵を一枚も買うわけではないし、ゴッホ兄も救えてない現実しかない。ゴッホ兄弟と日本人画商の友情どうこうより、ゴッホを救えなかった冷たい日本人が居た印象だ。ちなみにタイトルの「たゆたえども沈まず」とはパリの事で、どんな流れにも沈まない意味がある。それにしても改めて見るとゴッホの絵はすごいエネルギーを感じる。37歳で死んだからこそ評価が高いのだろうか、それとも長く生きていれば今以上の作品ができたのだろうか、ゴッホという酒飲みで精神を病んだ男の傑作の数々・・・数年周期で惹かれてしまう。「そのときは彼によろしく(本屋大賞2005年10位)」淡水魚店を営む30歳の男にモデルで芸能人だった女がバイトに来る。その女は中学の時に、友人と3人で遊んだ仲間の少女花梨だった・・・渋いタイトルだけど恋愛小説で、はっきり言って作者はロマンチストとしか言いようがない。主人公が机に中学時代の写真を貼って写真に語ったり、人並みに経験はしたけど、やっぱり花梨が一番好きだったとか、30歳の男が中学時代の頃の思い出を胸に生きることなどありえるのだろうか?そして周りのわき役も誰も傷つかず結婚して幸せになっている。花梨が何をしに来たかといえば眠れば死ぬまで目覚めない病気になるから、最後の心残りとして一番好きだった男に会いに来たというのも・・・芸能人の女としてありえるのかと思う。結局花梨は数年後に死んだ父が夢の世界から救うんだけど、最後は花梨が眠りについてから10年後、二人は40歳で再び雪の中出会うというのもトレンディドラマ過ぎる。「新最強伝説黒沢(全21巻)」前作の続きのギャグ&中年人生漫画で、病院でよみがえった黒沢は仕事をクビにされたと勘違いしてホームレスになってしまう。ホームレス生活で起こる食べ物や水確保のためのホームレス仲間たちとの戦略や、牛丼大盛をみんなで食べて笑ったり、廃棄される食べ物を与えようとする神に会ったり、ホームレス仲間を家族に見られないように守ったり、壊れた傘を集めて売って、そのお金でみんなでキャバクラに行ったり、坊さんのふりをして贅沢三昧をしたり、いかにもオジサンが考えた話って感じだけど、苦笑して泣いて、また笑う話がとても楽しい漫画だ。後半はエセ合気道で売り出す道場を懲らしめるため黒沢は立ち上がるが、話は面白くなくはないけど長かった・・・結局最終巻まで続いてしまい、決闘の最中に黒沢は勝つ寸前で川に流されて行方不明のまま話は終わる。はっきり言って前作の件があるから、この終わりもギャグだと思うものの、前半のホームレス生活が楽しかったので、あれが続いていれば・・・と思ってしまう。ちなみに今の時代、ホームレスは名古屋に行ってもほとんど見ない。これは貧困ビジネスと呼ばれる人たちが、生活保護の1人10万円をピンハネして彼らを食住与えて囲っているのだそうだ。◆見た映像「ヒーリングっどプリキュア」2020年のプリキュアは医師をテーマにしてビョーゲンズと戦うアニメだったけど・・・リアル病原菌たるコロナウイルスが蔓延して、アニメも2か月休止があったり、これまで以上に敵に苦戦し続けるプリキュアと相まって結構笑えない物語となってしまった。この作品で印象深いのはヒロインの花寺のどかが以前大病をわずらっていて、その大病から生まれたのがダルイゼンという敵の少年、終盤ダルイゼンはキングビョーゲンに取り込まれる事から逃げて、のどかに助けてくれと迫るが、のどかは拒絶する。「私はあなたを助ける気にならない、私の体と心は私だけのもの!」と言ってぶちのめすのは、イケメンだから許して良いものでもないとはいえ、情けを乞う相手にここまでするのは、これまでの作品に無い展開だった。最終話も人間は地球を汚すだけのビョーゲンズと一緒だ!と言われたり、最後までメッセージ性は強かった。コロナで消えた数話はどんな話だったかは気になる。「アニトレ!EX」美少女がストレッチや気軽にできる運動を紹介するミニアニメ。感想は特になく美少女をニチャア…とニヤケながら見るショートアニメというだけだ。ついでに「あにトレ!XX〜ひとつ屋根の下で〜」も見た。「イグジスツ-遭遇-」男女5人が別荘で遊んでいる時にビッグフット的な生き物に襲われ、殺されていくパニックムービー、襲われた原因はビッグフットの子供を車で轢いたことが原因だった。最後に残った一人が謝って許してもらえるとは思わなかった。嫌いじゃないけどビッグフットは着ぐるみの男にしか見えない。◆遊んだゲーム「ブラッディヴァンパイア(5時間)」3DSの任天堂eSHOPでネット上で100円で購入したアクションアドベンチャーゲーム。妖魔娘がコウモリや狼に変身しながらモンスターだらけの古城を探索する。攻撃や守備を上げるアイテムを拾いながら気軽に楽しめてクリアできるスーパーファミコンのような普通過ぎるゲームだ。キャラデザは地味だし、音楽は印象に残らないし、際立ったものは何もない。To be continuedと出ながら続かなかったようだ。「逆転裁判6(36時間)」逆転裁判は法廷バトルと探偵シーンで犯人を突き当てるアドベンチャーゲーム、シリーズ6作目だ。ゲームとしては成歩堂がクライン王国という国に行き、事件に巻き込まれて(日本語が通じる)異国の裁判をやる事になる。弁護士制度が崩壊した国で、裁判に負ければ弁護士は被告人と同じ罪を被るというありえない設定で、アウェイの罵声を浴びながら理屈をこねながら圧倒的に不利な状況から毎度逆転していく。逆転裁判6は被害者が死ぬ前の映像を見れるというのが6の面白いところだけど、ヒントが付いてなかったらさっぱりわからないことが多い。異国を舞台にしたのは最初イマイチに思ったし、長いプレー時間とクライン王女の残酷さや、酒の表現をなぜか避けたり、霊媒(他人に変身)能力で事件がややこしくてうんざりしたものの、最後の逆転の指摘が上手くて、ハッピーエンドを見たら終わり良ければすべて良しと思えた。特に4で大コケしたと思われたオドロキ弁護士がいい感じに終盤主役を演じて、クライン国の弁護士で頑張ろうとする終わりが心地よかった。それにしても成歩堂龍一35歳、綾里真宵28歳というのが・・・若手弁護士と女子高生の逆転裁判1がはるか昔に感じて少しせつない。




2021年1月
は真冬だった。寒波も訪れて寒い。北国では大雪が多くて雪下ろしで何人も死んだ。この寒さの教訓として言えるのが、朝寒ければ部屋着の上に作業着を着て部屋を出ればいいという事だ。カイロ無しでも暖かい。去年末、正月休みに入ってから1月2日までの4日間は何もしていないと言っても良かった。中止にした山陰旅行は結局JRは新年から動いていたけど、後悔20%仕方ない80%と納得している。それくらいコロナ渦の怖さがあった。とりあえず名古屋から鳥取まで18切符で8時間で行けると覚えたので今度隙あれば行きたい。1月3日から2泊3日で名古屋に行った。サウナフジの回数券を減らすためだけど、知らない場所は不安で名古屋は近いからOKという考えもどうかと思ったが急遽切符を買って行った。過去の月誌で年末年始どこにも行かなかった年は、一泊でもいいから県外に行くべきと書いた教訓もある。1月3日は昼から出発。電車は例によって空いていた。夕飯は名古屋の安心お宿でパ郎ラーメンというのを売り出していたので食べた。ラーメンは普通の二郎系、ドリンクバー1時間付きなのでジュース5杯飲んで、その後サウナフジに泊まる。サウナフジは年末年始価格で回数券の他に300円払うことになった。コロナでビジネスホテルが安いから、カプセルなのに全然安くないって心底思う。この日の夜は周りのいびきが凄くて、翌朝朝風呂浴びても頭は不良気味だった。1月4日は2連泊なのに一回ホテルから出てほしいと言われたので、セントラルパークの日向で本をずっと読む。読んでいるゴールデンスランバーは500ページあって集中しないとなかなか読み進まない。一度ご飯を食べに地下に降りたらどの店も行列ができていた。この日は月曜日でもう働いている人が多かった。仕方なくデリカキッチンという店で大きなドーナツとハンバーガーを買う。その後は本を半分くらい読めたので、テレビ塔下のHUBでホットドッグとハブエールを飲む。安くて美味い。テラス席もあるので次も使ってもいいかな。その後も公園でずっと本を読み進めたけど日が落ちてきて寒くなってきたので、オアシス21のマクドナルドへ移動して読む。それから、そじ坊でそばを食べてサウナフジに戻る。翌1月5日、三菱UFJ銀行とみずほ銀行の口座残高全額引き落としをすることにした。ヤフオクのために2つ口座を作ったけど、もうプライベートでヤフオクはしていないし、HPの費用も掛からないから引き落としがなく、火事で残高を動かす物も燃えてしまい、宙ぶらりのままだった。銀行では印鑑や住所が違っていてそれぞれ1時間かかった。銀行を出たあと昼ご飯を食べに行こうとしたら通りの店はどこもサラリーマンの行列ができていた。土日に通るたびに通りに店が多かった理由がこれかと納得した。全員いい背広を着ていて急にいい店に思えた。ただ店内はみっちり客で埋まっていてソーシャル的な距離は無さそうだ。結局伏見は混んでいるので名駅で空いていた いきなりステーキで昼食をとった。思ったより美味かったけど安いかと言われたらわからない。その後土産を買って帰る。名古屋は軽い気晴らしにはなったけど他にやる事無いの?と言われても仕方ない。とにかく教訓になったのはサウナフジの券はネットで転売が上手くいかないなら使うしかない。GOTOや他のホテルを気にしても仕方ない。7日は東京だけでコロナ感染者が2440人出たので、ついに都心一都三県で緊急事態宣言が発出された。10日、日曜日はPCに向かう時間にむなしさもあって15時半から散歩に出かけた。「あの道の脇道を進んだらどんな道があるのか」気になっていた。行ってみたらバカでかい畑があって結構歩いている人がいた。この日1時間半も歩いて結構気持ち良かった。でも地図が欲しいと思うのが散歩の悩みだ。11日は寺でお参りがあった。10時に始まり10時40分に終わった。親に8時に起こされて眠い。12日は会社の黒い画面のパソコンを初期化した。スイスイになったというより黒い画面になる前の状態に戻った感じが強い。これまでプライベートでパソコンが黒い画面になるたびに買い替えたけど、初期化すれば少し寿命が延びたんだなと今さら知った。PCにクロームのパスワードを入れたら前の状態に戻れたのは少し嬉しいものがあった。自室のパソコンも調子がイマイチなので、パスワードなどをヤフーメールに入れておく事にした。15日は健康診断があった。この日のために1週間甘いものを減らしたり運動していたけど、いかんせん正月に近すぎて体型を整えるのは厳しかった。ただ気が付いたら間食やお菓子を毎日食べるようになっていたと思い知る。疲れたからチョコレートを食べる、疲れたから缶コーヒーを飲む、お菓子ジュースも巨大スーパーで買えば安いので平気で買い置きしている。家でも会社でも茶菓子が置いてあるから食べる。そりゃ良くないな。でも50円の缶コーヒーやチョコを耐えるとか、そんな小さなことを制限しなきゃいけないのかと思う。21日はマイナンバーカードの申し込み案内がやっと届く。24日はレンタルDVD一本返すのを忘れていて焦って返しに行く。8日前に返さないといけなかったけど、コロナで旧作2週間レンタルだったから1日オーバー分330円で済んだ。3枚借りただけだし、返す前に袋を開けて確認して、こんな初歩的なミスをする自分が情けない・・・おそらくこれは未来の自分への警告だと思う。うっかりしただけで大きな延滞料を払う未来の自分が目に見えて仕方ない。30日は体が固いので伊勢市を散歩することにした。伊勢市駅前の外宮は子供の時に行ったのかどうか気になっていた。この日はスカスカの駐車場のショッピングセンターに車を止めて商品を少し買って伊勢市駅まで歩く。駐車場から駅まで1kmくらいで別に遠くはない。この日は晴れていて心地よかった。夏なら絶対無理な距離でも冬は歩ける。やがて伊勢市駅が見えて信号を渡ると、宇治山田駅が近いので歩いてみたらやっぱり近すぎた。この距離感で駅を作った理由はおそらくウィキに載っているだろう。それから外宮まで歩くとそこそこ人は居た。コロナ前は土日だと祭りのように人がいたが流石に減った・・・。外宮はせんぐう館という建物が建っていて池も輝いていて綺麗だ。神宮のゴミ一つない綺麗な敷地内は良いものだと思った。日頃ゴミだらけの森や休耕田を見過ぎだが。外宮は歩いてみると結構小さかった。そして子供の時に来たかどうかは思い出せなかった。ただ三重テレビやNHKで神宮はよく見るので既視感はすごいある。そのあと月夜見宮を見て回るが普通の神社で、昼に行こうと思っていた味噌ラーメン屋に寄ったら行列ができていて入店を断念。3時間くらい歩いて目の奥が疲れてきたので、伊勢市駅に近い店で味噌ラーメンを注文したらまずかった。お婆さんの店だから昭和初期のラーメンという感じ・・・後で調べたらお好み焼き屋だからラーメンは専門外のようだった。それから駐車場に戻る。伊勢市はなんだかんだ言っても神宮や神社の存在は大きいと改めて思った。観光が人を呼び、人が仕事を生み、拡大していった街という感じがした。空き家も少ないし。◆読んだ本「ゴールデンスランバー(2008年本屋大賞1位)」日本の首相殺しの濡れ衣を着せられた青柳は仙台市内を逃亡する。序盤で総理を殺した青柳は悪い奴で、事件の20年後も青柳は捕まらず事件は終わったと語られて、いわば詰まれている状態で物語は始まり、どういう風に事件が終わるか期待したけど、最後に青柳は濡れ衣を晴らせず整形して別人として生きていって終わった・・・。誰が殺したのか、誰が企てたのか、なぜ濡れ衣にされたのか、わかることはなく、大学時代の同級生の力で逃げおおせるのは厳しいなと思った。すでに家庭を持っている女が、昔の彼氏というだけでこんなに協力するだろうか・・・また一回警察に捕まったのに街の殺人鬼や裏社会の人達に助けられるのは、ご都合展開にもほどがあってこのミステリーがすごい1位、本屋大賞1位の期待値をまんまと裏切られた気分。最後に針の穴を通す大逆転や切り抜け方が待っているかと思ったけど・・・ガッカリしてしまった。やはり自分は伊坂幸太郎の小説は全部好きになれない。これは弟が実家に置いていった本だけど、弟は最後まで読めたのかなあ・・・「ベルカ、吠えないのか?(本屋大賞2006年8位)」第二次世界大戦から続く人間に翻弄される軍用犬と歴史のお話、この本の文章は流れるような文章ではなく、句読点が多くて読みづらくて仕方ない。犬の家系もややこしくてわかるわけがなく、誰が語ってるねんって感じのポエムのような文章、たびたび歴史の勉強を載せるだけのような文章を垂れ流し、悪く言えば読んでいて苦痛でもあり、自分の中で本屋大賞ワースト。話がわかりやす過ぎる東野圭吾の真逆の位置にある本だと思った。ただ言葉が通じない二人が犬の話をするシーンは良かった。「シューマンの指(本屋大賞2011年5位)」30年前に指を失った永嶺修人に指が生えてピアノを弾いていた話を聞く・・・何があったのか?・・・という始まりだけど、天才美少年ピアニスト修人との高校時代に交わしたクラシックとピアノ談義の詩的な日々が半分以上でミステリー感は弱い。自分にとってシューマンもベートーベンもショパンも曲がわからないから、シューマンとピアノに関する論文を読んだ気分だ。「蜂蜜と遠雷」もピアノとクラシック音楽を題材にしていたのに面白かったのは文章が良くて、わかりやすい大会だったからだ。この本にはそれがない。実は修人は主人公が生み出した幻想だったという最後だけど辻褄が合ってるか怪しい。30年前の学生時代を掘り起こすのもなんだかなって話だ。あと修人をマサトと読ませるのは面倒くさい。「永い言い訳(本屋大賞2016年4位)」妻を交通事故で亡くした作家の男が、同じように妻を亡くし幼い子供二人を育てる男と出会うことで人生が変わっていく・・・。前半と後半で話の雰囲気が違う。作者は作家の男が子供の世話をするシーンをずっと描きたかったのかな?と思う。男同士の気まずさ、やはり別の家庭という現実、いざこざで通わなくなるものの、最後は子供を助けようとする話。悪くない話なんだけどシンパシー得られないのは、自分の経験のなさだなあと思ったりする。亡くなった妻は何を思っていたか、それを含めていい本のタイトルだと思う。「心配事の9割は起こらない」タイトルで買ってみたけど、よく見たら作者が曹洞宗の住職という時点でやっぱり予想通り坊さんの説法みたいな本だった。タイトルは内容とそんなに関係なく、むしろどんなタイトルでもいける本と言える。それにしても坊さんは「石の上にも三年」とか四字熟語とか本当に好きだな…と感心する。20代なら30%は感心できた本だけど今はどれも聞き飽きた感じがある。まだ堀江貴文の本の方がためになる。「HIKARIMAN(全10巻)」パソコン大好きの少年はひょんなことから、電子の世界に入り、血流が光り輝く男となって自分や母を守るために戦うことに。文字が少なく読みやすいバトル青年漫画って感じで、光る男もCGながら綺麗。ただ話を盛り上げるために、いじめる連中やバキみたいな男らが気持ち悪く、最後の敵だった男に「お前はただのマザコンでしかない」と正論を言われて落ち込むのはなんだかあと思ったりする。ヒロインの女もいじめる側に居た人間で、主人公が強いから近寄ってきた感じが卑怯だし、敵に勝つ快感も弱くて掴み所がなかった。◆見たアニメ「無能なナナ」特殊能力が使える者たちが集まる孤島の学校、そこに転校したナナは特殊能力を使えない無能力ながら、人類の敵と言われている能力者の生徒たちを殺していく。能力が無い一般女子高生でも記憶やトリックを用意して能力者を殺していく話が面白く作られている。小さなシーンが伏線となってまた次の殺人事件の伏線となるなど上手くてナナのデザインもすごくいい。ただ両親が異能者に殺されたからナナが生徒達を殺していくってのは何か違うような気がしてならない。話は心を許せる同級生が死んだあと途中であるけどバッサリ終わった。「ご注文はうさぎですか?BLOOM」いわゆるアニメごちうさの第3期。1話の出来はイマイチだったけど、それ以降は絵も綺麗で歌も話もいい感じだ。この作品の評価が高いのはヒロインの母親が死んでいるけど娘達は元気でキャッキャしていて、切なさと幸せを感じるところだと思ったりする。あと感想と言えば「可愛い」としか言いようがない最高峰萌えアニメ。「アニメ幼女社長」幼女が社長になったというギャグアニメで、1話3分のうち半分はOPで話は実質1分半しかない。内容は短い四コマギャグマンガというだけかな。見たのを忘れていい作品。◆見た映画「映画プリキュアミラクルユニバース」プリキュアの映画で子供たちに配られるミラクルライトは、宇宙の先で鳥のような人たちによって作られていた。ミラクルライトの暴走でプリキュア達が召喚されて事件を解決することに・・・いわゆるこれはスタプリの春映画。止め絵や可愛い絵が多く、これまで以上に子供向きに仕上がっている。でも敵が宇宙大魔王って範囲広い・・・大魔王もダークライトで強くなるのは面白かったが、ミラクルライトは涙があれば完成するってのはブラックな考えだなと思う。とりあえずスタプリのキャラが全然固まってなくて先輩プリキュアが大活躍するから地味な扱いだ。あとプリキュアって網と牢屋に弱い。「ターミネーター ニューフェイト」ターミネーター1・2の生みの親のジェームズ・キャメロン監督が再びターミネーターを撮ることに。始まってすぐサラの息子のジョン・コナーがターミネーターに殺されることから話は始まる。未来から来た味方で女の強化人間と、メキシコ女とサラの3人で旅を続けることになり、やがてジョンを殺したターミネーターも仲間になる。敵の液体人間と固い骨部分を使い分けるターミネーターがとんでもなく強く、アクションと敵から逃げている静かなシーンの対比が良くて、なんだか昔の映画を見ている気分だ。しかし、結局スカイネットではなく違うものが支配する未来に変わったというのが、しょうもなさを感じて仕方ない・・・。ジョンを殺したターミネーターも普通に人として生活を続けていたというのもな・・・やはり3・4・新起動・テレビドラマ版でターミネーターに飽きてしまった印象はぬぐえない。未来はいくらでも変えられるというのが作品をもって証明してしまった。「旅するジーンズと16歳の夏」生まれた時から幼馴染の16歳の4人の女が、夏の間バラバラになる期間だけ、全員サイズがピッタリの不思議なジーンズだけでも使いまわしてみるという話。女子プロサッカー選手を目指す子や、ギリシャの親戚に会う子、父の再婚相手の結婚式に呼ばれた子、白血病の少女と会うドキュメンタリーマニアな子、それぞれの話があり、前者の二人は良い男を見つけて若干ハッピーに終わり、結婚式に呼ばれた子はひと悶着ありながらも父の再婚を祝い、マニアな子は白血病の子と心を通わせて終わる。最後まで見れば薄味映画で別にジーンズはどうでも良かった。女子サッカーに活気があってアメリカ女子代表が強いのが少しわかった気がする。「ピラミッド5000年の嘘」ピラミッドに焦点を当てた2012年のドキュメンタリー映画、真面目な解析は黄金比や円周率で計算されて作られていると説明されたけど、左右対称の石像や隙間なく石が積み上げられたのは謎のままだし、ピラミッドとイースター島を直線で結ぶと遺跡だらけとか言いだすのはよくわからなかった。結論としてはピラミッドは地球の磁軸がおかしくなることの未来への警告というムー的な終わり方はちょっと・・・結論大きな墓でいいんじゃないのか。これを見た日にエジプトで3千年前の新しい遺品がたくさん出土していて、何かしら解明されてほしいと思った。「みんな元気」老後、妻に先立たれ大きな家で一人になった男(ロバート・デニーロ)は4人の息子・娘に会いにアメリカ中を巡る。変なタイトルだけど原題Everybody's Fineだから違和感はない。各地で息子や娘は問題を抱えながら生きているのを隠そうとするが、最後は老人が心臓発作で倒れて病院でみんな集まり、涙を流して反省、家でパーティをして終わる。老人がたまに息子娘の姿を小さい頃の姿で見えるのが何か味わい深い。子供を育てた人にはいい映画だなと思う。問題は面白いか面白くないかで言ったら・・・「デンジャラスビューティー」FBIの荒くれ女捜査官(サンドラ・ブロック)がミスアメリカのコンテストに出場して犯人を捜そうとする。実にイージー、実に何も考えずに少し笑いながら見れる映画で、停止ボタンも少なく簡単に楽しめた。20年前の映画で、当時はミスコン批判がよくわからなかったけど今ならわかる。出場者の女達に悪い子は一人もなく、映画の中で多様性を説いているのは上手かった。「ウォーキングアウト」母と別れた父に息子は会いに行き、二人で雪山へ狩りに出かける話。父は祖父との狩りを思い出しながら息子に狩りを教えようとする。ところが息子は子熊を触ろうとしたら噛まれて、銃が暴発して父の太ももに当たって急いで車に戻ろうとするが・・・父を背負いながら道に迷い、最後は民家で保護されるものの父は亡くなっていて終わる。正直言ってつまらない映画だった。動物もCGか録画映像か着ぐるみ感あり、映画のメッセージもよくわからないし、音楽もイマイチで空撮がやたら多かった。




2020年はコロナウイルスで自分の周りのすべてが大きく変わった年だった。

メディアは毎日コロナウイルスの報道をして、消毒手洗い・マスクが必須で、
スポーツやイベントはめちゃくちゃになったし、飲食店や電車はスカスカ、
五輪は中止になり、ホテルは半額で泊まれて、国から10万円貰った。
自分の仕事には直接的な影響はなかったけど、コロナにかかる怖さは常にあった。
誰がコロナキャリアかわからない答えのない人狼ゲームのようだった。

生活では毎日VITAやPSPや3DSなど古いゲームばかりしていた。
楽しさはあるけど何も変わらず何も進まず、ダメな感じがする。
体は少し鍛えていたけど毎日腹が減り過ぎて、お菓子を食べて逆に太る。


描いていたスマホ漫画は5月に終わらせた後、何の目標も意欲も出なかった。
火事の後遺症が今も出ている感じで、心が空虚のままだ。

今思うのは生活で「考える」という作業が減っていて、
常に本を読んだりゲームをしたり、Ipodで声優ラジオを聞いたり、
動画を見たり、何かに依存して時間と心を紛らわせている。

毎日行動しなければ何も変わらないけど、
毎日行動しても何も変わらない感じは強い




2020年12月
は寒かった。毎日暑いと言っていた夏が嘘のように思える。毎日夜は雨戸を閉めて、ストーブは生活に必須で、すぐトイレに行きたくなる。でも晴れの日が多いのが救いで車の中は暖かくて休める。9日はマイナンバーカードの登録をパソコンでした。理由はもちろんワオンポイント7千円分が欲しいからだ。でも登録する時に自分で撮った顔写真を加工したけど・・・あまりの老け具合に怖さを通り越した。自分の顔がおじさんを通り越してお爺さんみたいな顔になっていて、この写真の人は子供のような考えを持っていると言おうものなら、人に殴られるくらい顔面劣化している。11日は藪の中で竹を足で割っている時に、跳ね返った竹が眼に当たった。この竹の枝が棘のようになっていたら危なかった。今月上旬にニュースでGOTOトラベルが6月末まで延長予定が発表された。サッカー観戦でお安くホテルに泊まれるのは旅行気分の自分にはうれしいけど、サウナフジの宿泊券2021年6月までが4枚も残っている。買う時は1泊分2750円で大きく得したと思ったのに、今はホテルのシングル2500円以下で泊まれて1千円の商品券付でバラまいているのだから大敗北した気分だ。商品券は貰えないけど来年はGWあたりで全部使うことを考えないといけない。ところが14日にGOTOトラベル年末年始停止は衝撃を受けた。仕方なく年末年始の旅の予約を見直し、予約を全部キャンセルして安い宿・朝食無しに乗り換えた。一応年末年始に、自分の部屋に居ることも考えたけど、親に怒られたり周りの音で起こされたり刑務所みたいな毎日には自分で却下。違う景色を見るために少し生きたい。お出かけはコロナの危険もあるしコロナで死ぬと悲しいけど、自分はそんな後悔するほど大きな人生を送ってない。この程度の人生と思うだけのことだ。16日から寒波が襲来して外は冷蔵庫の気温で毎日寒くなった。17日は会社で昼休みの前にウィンドウズの更新があったので押してみたら、3時間かかったうえに会社のパソコンが最初から画面が黒くなって操作できない状態になった。まだ刷れてない年賀状もあるのに心折れる。4日後にパソコンは少し重いけど動くほどには戻った。それで安心してずっとスリープさせていたパソコンをシャットダウンして、翌日開いたらまた黒い画面で動かなくなった。22回再起動しても戻らず、仕方なく親がほとんど使ってなかったノートPCに筆王とプリンターを入れて使うことにした。会社のパソコンはそれからシフト押しながら再起動してセーフモードでいろいろ直そうとしているけど、5年半前に設定したウィンドウズのパスワードがわからず詰んでいる。思うにウイルスよりウィンドウズの更新の方が悪意を感じる。大体アップデートしてもウイルス対策以外は大した機能は増えてないから邪魔なだけだ。21日は朝、車のフロントガラスの凍結を運転席側を目の前のところだけ消して運転したけど、周りがほとんど見えてなくて事故りそうで危なかった・・・。遅刻してでも凍結は全部落とさないといけないと今さらわかった。23日は体中がかゆくて困る。次の日から石鹸を使わず白タオルで体を拭いていくことにした。あかすりタオルは春まで控えよう・・・28日は母方の祖母と母と、回転寿司とスーパーに行く。夏の時より祖母はまた衰えた。95歳だから当然と言えば当然だ。夏の時は鬱陶しさすら感じたけど、人間はこんな風に衰えてしまうのかと少し勉強にはなった。この日は年末年始に出かけるのに青春18きっぷも買ったけど、大雪が予想されていてコロナウイルスで人が死ぬ映像を見て行くのはやめた方がいいかもと後悔してばかりだった。でも、やめようかと思うと行きたく思えるから、やっぱり自分はそんな奴だと改めて思う。28日は近くの銀行で小額投資のNISAとiDEcoの話を聞いた。時間が無いので10分聞いただけだけど、自分が20代ならモテてる?と思ったくらいに行員さんがすごくグイグイ来た。体育会系の勢いを感じたし、客の大金を投資に使わせる仕事だとわかっているものの、調子に乗ってお金を使いすぎると危ないなと思った。29日が終われば明日から年末年始の旅行という段階で、向かう予定だった山陰は大雪でJRの計画運休が発表された。それでも行けなくもないと考えたけど、年末年始のGOTO停止、大雪で電車は31日走らないのは確定して他の日もどうなるかわからない、コロナの不安、これだけ障壁が出たらもう心の糸は切れる。年末年始の旅行中止を決めた。この日は夕方早く仕事が終わったので、18きっぷの払い戻しに向かった。しかし無人駅で買った切符は返金できないそうで、隣の市まで車を走らせてファミマに車を止めて駅で返金してもらった。30日31日は超脱力で体のネジが半分取れたかのようだ。でも1月3〜5日に名古屋に行くことを決めて少し自分を元気づける。◆見たアニメ「魔女の旅々」天才少女魔女のイレイナが各地を旅をする。間抜けな話から、恐ろしい事件まで、いろんな出来事を目撃する。そしてその全部をイレイナが解決するわけでもなく、旅を淡々と続けるお話。最終話で出会った全員記憶やキャラが違う14人のイレイナはそれぞれ違う旅をしたイレイナで、違う道に進んだらどうだったかを知るという良い話の収束だった。絵が丁寧で今のアニメの王道感ある。「いわかける!Sport Climbing Girls」偶然クライミング部の壁を見たゲーム好きのヒロインはクライミングにハマっていくという話。対戦高校の選手が語尾に「やんす」を付けたり、口癖に「しゅるしゅる」「くるくるす〜」とか変なこと言うのが多くて濃い。作画は魂のない絵が結構あってゆるく、EDで岩山を登ってるけどザイルが無くて危な過ぎる。しかし最終回最後の無音になって壁に向かって飛ぶのは良かった。最大のライバルには個人戦で負けたものの団体として優勝したのも熱かった。この作品に萌え・エロ要素はない方が良い。映画「スパイダーマン・スパイダーバース」ある事件を解決しようとしたスパイダーマンを目にした黒人の少年は、目の前でスパイダーマンの死と並行世界から訪れたスパイダーマン達に翻弄されながらもスパイダーマンとなり悪を討つ。話としてはわりと普通で、典型的なよくできているなあと感心するアメリカ映画。ただ絵的には結構凄くて、カラフルで日本人に無いセンスがあふれている。CG、マンガ調、セル画調と使い分け、遠くの景色が二重になってぼやけたり、異世界からスパイダーマンもギャグマンガ調、モノクロ調、日本のアニメを意識した女子高生スパイダーマン(日本語の台詞は恥ずかしいが)など面白い。もう一回見たい気もする。◆遊んだゲーム「進め!キノピオ隊長(16時間半)」結構前に有野課長がキノピオ隊長の試しプレーの動画があって、これは面白そうと思って中古を買った。子供も遊べる箱庭型のゆるいアクションパズルゲームで、1面プレー数分で終わる。心地良く最初から最後まで楽しめて、ゲームとしてはキャラクターの可愛さが目立った。「ああ任天堂はディズニーを目指しているんだな」と思わせる内容で、ゲームは数時間でクリアできる。内容も小さく小分けされたお菓子のようで遊びやすい。でも全ステージの宝石とお宝集めもほどほどの難度があって、それも楽しい。プレー時間が短くて楽しいのは自分の理想ではあるけど、中古で500円は制作者にちょっと悪いなと感じた。「ストリートファイター4アーケードエディション(プレー時間30時間以上)」3DSのセールで500円で売っていたので軽い気持ちで買った。細かいストーリーや勝ち台詞が気になったからだけど、押しにくい必殺技はタッチパネルを押せば簡単に出せるなど、CPU戦のみならストレスは低いし、ゲームで手に汗握るのも久々でやっぱりストリートファイターは面白い。ただタッチパネル以外の技は出しにくくボタンを3つ押すのは不可能に近い。だから波動拳で飛ばせて昇竜拳で落とすような単純な事ばかりやっていて、ネットで見ていたプロ同士の試合みたいな美しい試合には程遠い・・でも面白い。このゲームはおそらく60時間は余裕で遊ぶだろう。◆読んだ本「ブルージャイアント(全10巻)」ジャズに憧れてサックスを吹き始めた仙台に住む男の物語。音が聞こえない漫画だから、イマイチ想像はつかないんだけど、サックスを吹けば周りを黙らせる力があるってのは・・・納得できるようなできないようなモヤモヤを感じる。でも話は主人公が怪我や不調に悩まないのはスッキリして気持ちがいい。高校卒業後上京して天才ピアニストと出会い、同郷のドラマーとジャズトリオを組んで憧れのブルーノート(に似た所)に立てる所でピアニストは交通事故に遭って、残った二人でステージに立って演奏が終わったあとトリオは解散する。周りが主人公に「お前は日本で終わっちゃいけない」と言って、主人公が日本を出ていくところで話は終わり。ずっとバンドをやって欲しかったとは言わないけど、海外に行かせる周りは無責任だなと思った。巻末に大成功した主人公が出会った人たちの、あの頃はどうだった?という話が毎回見れるけど、いい面と悪い面の両方ある。漫画としてジャズをしっかり調べあげて、厳しい音楽ジャンルと知らしめるのは良かったが続編は読まない。「響〜小説家になる方法〜(全13巻)」15歳の鮎喰響は最年少で芥川賞と直木賞のW受賞を果たす女子高生。謎の天才作家として文芸部・学校・メディア・政界など日本全体を揺るがす。漫画は高校1年入学から卒業まで、静かに強く生きている。良い面としては文壇をテーマにしたところと、響の地味具合と奇妙なテンポと間だ。マスコミに家を囲まれて下手なキリンの絵が窓から顔を出すのは面白すぎた。絵の下手さ加減も漫画の味に変えている。そして最後はイギリスに留学して終わるのは心地よい。悪い点は響は嫌な事があると暴力で乗り切ろうとするのは・・・う〜んと思う。小説だけだと漫画としては静の部分が多すぎるので、話にならないけど、相手が悪くても蹴ったり刺したりで済ますのは好きになれない。暴力をふるうのも自分のプライベートをテレビで話題にされたり、漫画化の話が勝手に進むのが不満というのも理由として小さい。大体その事件を乗り越えても結局テレビで話題になるし、漫画化も進んでいるから余計に。デスノートみたいな心理戦にはできなかったのだろうか。人間丸くなったら終わりという考えはロックだけど、丸くなった先が見たかった気もする。またすごく面白い小説を書いたというのも漫画であらすじで説明されてもそれほど面白く感じない。この漫画だけの新境地みたいなものを見たかった。「チルドレン(本屋大賞2005年5位)」伊坂幸太郎の5篇のつながった短編。犯人は全員行員の銀行強盗の話、家裁調停人の話2つ、実は現金強盗未遂の話、最後の一つは〆の話。正直言えば面白くなかった。小さく上手くまとまっている感じがスゴイあるけど、290ページが長く感じるほどで、今の気分に合わなかった。日航機墜落事故の小説の後だと奇跡という言葉が安っぽく感じたし、盲目の男の万能感も好きじゃない。「鹿男あをによし(本屋大賞2008年8位)」奈良の女子高に赴任した教師は、そこで喋る鹿に出会い、大災害を防ぐためにはある物を手に入れろ、さもなくば顔は鏡の中でずっと鹿の顔しか映らないよう呪われる。あるものが剣道大会での優勝盾と思い込んで、問題生徒の堀田イトと剣道部で優勝するものの、実は違ったり、真犯人は教頭だったとか、なんというか手堅い作品で、とても実写化しやすい話でほぼCG無しで作れると思った。最後に堀田とキスをして鹿化が解けるというのも「いかにも」って感じだ。とても面白いわけではないけど鹿の美しさを認めているのはとても良かった。それにしても本屋大賞は京都舞台作品の森見登美彦、関西全般舞台の万城目学の小説を推し過ぎだな。


2020年11月
は冷えたり暖かかったりを繰り返しながら冷えていった。パソコンは気が付いたら絶不調で、3回起動してやっと動き出す有様、買って2年でこれは早い。検索するとホコリが多いのが原因らしいけど納得できない。11日は木を1時間切っていたら、休憩中に車でぐっすりと眠り過ぎた。木を切るのは自分が思ってる数倍疲れるのが理解できた。今月は木を切ったり落ち葉を集める仕事が多かった。ニュース記事では椅子に長く座ると体に悪いから、動けというのが頭に残った。当たり前の話なんだけど実際座ってばかりだ。今月はコロナウイルスが再拡大した月で不安は増した。なんせ世界中で6100万人かかって145万人が亡くなる病気だ。50代で重症化するニュースとか他人事に思えない。◆読んだ本「完全犯罪 フェアリー」萩尾望都の200Pの短編。舞台で踊る役者が殺人事件に巻き込まれる。漫画の中に甲斐よしひろが歌ってきた作詞がたくさん散りばめられていて、作者はどれだけ甲斐よしひろが好きなんだ??って感じ。自分は別にファンじゃないから何も思わなかったが。漫画を描いている時はこの漫画にこの曲は合う!と思っても、実際読む側が音楽に興味がなかったらイマイチという見本。タイトルほど完全でもないし、フェアリーは関係ない気がする。「崩れる脳を抱きしめて(2018年本屋大賞8位)」研修医として横浜に来た男は病棟で脳腫瘍をわずらった運命の女性と出会う。その出会いで父が借金を残して出て行ったのは家族に迷惑をかけないためで、消印の無い切手に数千万円の価値があり、実は愛されていた真実を知ったのが前半。後半は脳腫瘍の女性が亡くなった原因を探るうちに真実に近づく。遺言書を発見したら、いかにも悪そうな連中が出てきたり、実は主人公は空手が強かったり、全部終わったと思って駅のホームで真相を知って引き返したり、実は替え玉トリックで女性は生きていた事実にたどり着くなど、なんだかレトロ感あるが日本のミステリーらしく楽しめる。作者は現役の医師で、主人公が女にモテて何人も別れた話や、エロ気持ち悪く近寄る元カノの存在感に説得力がある。「重力ピエロ(本屋大賞2004年本屋大賞5位)」伊坂幸太郎の16年前のミステリー小説。遺伝子の会社に勤める男と、弟と父の物語。母親が強姦された時に宿したのが弟の春だ。話は町の壁に描かれた落書きや放火事件があり、ジャン・リュック・ゴダールとかガンジーとかそういう思想を語る話が多いが、兄弟で話す話は作者が自問自答している感じしかない。どうでもいいシーンが実は伏線だったり、ロクでもない男が春の実の父で、春は父を殺すために事件を起こしていたとは全然気づかず、ちゃんとミステリーしていた。ただ読者の思いを食うシーンも多く、小説読み慣れている人向けの話ではある。「クライマーズ・ハイ(2004年本屋大賞2位)」1985年日航機が群馬県御巣鷹山に墜落し、520人の死者を出す大事故が起きた。この事件のデスクに任された記者が新聞社内で奮闘する小説だ。群馬の上毛新聞社の記者だった作者の経験を生かした話は熱くて、ニュースに飢えたような時代に特ダネのために必死で新聞を作り、政治家やスポンサーの顔を立て、男たちが必死で働く姿を読むことができる。主人公の悠木は現実に居たら会社大丈夫かよってくらい毒を吐くけど、会社のクビがちらつくと家族を捨てられない哀愁もまた良い。読んでいて事件を漁ろうとする人達に恐怖を強く感じる。話は1週間の出来事で、ニュースがだんだん弱くなっていくのと同時に、物語も勢いをなくしていくのがどこかせつない。最後は読者コーナーに問題の内容をねじ込んで、社長から左遷させられるが・・・それがイマイチぴんと来ない。今の時代も読者の文章に批判の電話とか新聞社に届くのだろうか。とはいえ無駄をそぎ落としたノンフィクションの新聞記事のような小説は心地良い。本屋大賞の本を読み始めたのは自分に合う本を探すためだったけど、それがやっと見つかった気がする。作家の横山秀夫の本は一段落したら全部読みたい。◆遊んだゲーム「フリーダムウォーズ」不条理な罪で巨大刑務所のような街に住むことになった者達の物語。近未来SFモンハンと思って始めると序盤はアドベンチャー的な、おつかいや敵地潜入が多くて全然違うし、でも途中から他の都市が操る巨大メカと戦うからモンハンぽいけど、一番難しいのは人対人の白兵戦の変なゲームだ。世界観は規律と腐った街は独特で専門用語も面白い。各都市をパノプティコン、道具屋はザッカー、酒場はガソリン、戦闘は罪人達が市民のために戦うからボランティア。自分を監視するのはアクセサリと呼ばれるアンドロイド、敵味方のデザインもクールだし、このゲームのワイヤーアクションもかなりカッコいい。面白くなるのは話が7割くらい進んでからで難易度もイラ立つほど高くなる。用語の意味や、どうすればゲームで有利になるか知れば知るほど納得することも多い。絶賛できる所も多いけど、欠点も多いのがこのゲームで、2〜3発攻撃食らっただけで死ぬのが溜め息がでる。味方も7人いるから蘇生に来てくれるけど、巨大メカに大暴れされて全員倒れていることも珍しくはない、それに敵兵に銃撃されたら3秒で死ぬ。武器防具を強化しても少ししか強くならず、結局ラスボスに一回負けたらもうEDをyoutubeで見てやめることにした。これから仲間を育てて武器を育てて、またラスボスと戦うのに2つボランティアやって40分以上かかって、勝てるかどうかわからない戦いをするのは心がゴッソリ削れる。このゲームで学んだのは、敵に負けると熱くなる自分が居て、負けたくやしさに眠りにくくなったり、全然冷静に遊べない自分が居たってこと。面白く優しいゲームより理不尽で難度が高いゲームの方が熱中してしまうのかもしれない。そして攻略サイトと同じくらい他のプレイヤーの攻略動画が役に立ったってこと。ただゲームには心の底に悪意があった。「討鬼伝2(22時間半)」和風モンハンそのものだった前作から、オープンワールドとなった討鬼伝2だ。話は前作と違う里で起こる、里の者同士の争いと、時間を越えてたどり着いた主人公の物語がメインで、鬼との戦いは遊びで、話は人間同士で争っている感じが強い。難易度はかなり低く、仲間も強くて前作以上に何も考えずに進める。オープンワールドもゼルダのようにどこでも進めるわけではなく、壁や谷で進めない場所も多い。話は最後に里の者同士で仲良くなり、これからも里の外の鬼を倒していこうとして終わる。実際ED後も数時間世界を周って鬼退治を続けたゲームだった。討鬼伝は面白かったもののこれで一旦終わった感じが強い。やはり旧モンハンの亜流そのものでシリーズ発売も遅かったかもしれない。そしてメーカーもダークソウル型の「仁王」が海外でバカ売れしてしまったから、海外で売れない討鬼伝を作ることは無いようだ。紅月役の福井裕佳梨の声が良かったな・・・◆21日から名古屋にサッカーを見に行った。コロナウイルスは第3波が絶賛拡散中で毎日日本で2千人以上が感染している。ただ予定は2か月前に立てたから中止する気はなかった。この日名古屋駅に到着するとお腹が減ったので安い蕎麦屋でランチを食べて地下鉄の改札に向かったら財布がなく、急いで蕎麦屋に戻ったら床に財布が落ちていた。気づいてから戻ったのは数分の出来事で見つかって良かったけど、あまりの焦りに1日分の汗がどっと出た。その後、豊田市に着いて駅近くのデパートで食べ物を買い込んで試合観戦。湘南相手に3-1勝利で優勝はないけど3位に踏みとどまった。その後のんびりと駅に戻り、またデパートに寄って半額の総菜を買う。電車は結構空いている。宿泊は伏見のモンブランホテルで2400円で泊まれて1千円のGOTO商品券を貰った。翌22日は伏見から名駅まで歩いてJRで春日井市に向かった。春日井市は自分が20年以上前に住んでいた街で、たまに夢に出てくる。日曜日は岐阜や東員町でサッカーの試合がなく、ノスタルジーを感じたくて行った。2002年か2003年にも来た時はここがこんな風に変わったのかと面白かった。この日JR春日井駅に着くと東海道線にあるような標準的な大きな駅に変わっていた。ロータリー付近も形は同じだけど自転車置き場とかかなり整理された。自分が住んでいた住所はストリートビューで見て変わったのは知っていたけど大家の家も新しくなっていた。それから総合福祉センターでレンタサイクルを借りる。街を巡るには徒歩ではとても周れない。春日井市は自転車で走ってみると、建物は建て替えられたりリフォームされたり更地になったり、こんな場所だったか?と、もうほとんど思い出せなくなっていた。春日井の城のように思っていた西武百貨店も更地になっていて、23号線沿いは店が変わり過ぎてよくわからない。それから高速道路手前で左手に曲がったら大きな公園が見えた。「はっ」とした。夢にたまに出る公園がこれだった。鉄の塔といい、池の大きさといい・・・そうか、この落合公園が記憶の底の思い出かと小さく納得した。それから23号線沿いに戻って市役所付近に行く。役所あたりは17〜18年前と変わっていないと思う。めちゃくちゃ立ち読みをした三洋堂書店はまだあった。その後いろいろ自転車で走ったけど、正直言って春日井市でノスタルジーを感じることはほぼなかった。道と公園の木は同じだけど、それ以外の建物・雰囲気・店はほぼ全部変わった印象しかない。思い出の店もほぼ全部消えていたし、よく通った銭湯はまだあったけどコロナで入る気になれなかったし、思い出の場所に来ても自分の記憶が薄れてきていることが一番大きかった。人が住まなくなって過疎になった街は寂しいけど、街が大都市に近くて、それなりに収入がある人が多い春日井のような街は変わり過ぎてしまう事も多い。それはそれで言いようのない思いが湧く。夢で見る春日井市は、もうあの時代に残されたファンタジーと思うことにし、用事が無ければもうこの街に来なくていいと思った。散歩やサイクリングを楽しむなら他の街でも十分だ。この日ここに来て思ったもう一つの事は、春日井で生きた自分は親に自由を与えられたんだなってことを再認識した。自分の能力とか働きや努力なんか一つもなかった。そして今さらながら当時出会った人達と縁が切れてしまったのは情けなかった。当時はそんなもの切れて当然と思っていたけど、相手からもどうでもいい奴と思われたんだという結果だけが残る。自分が子供だったと言われたらそれまでだけど、楽しい人生を送る人って、学生時代での出会いを大事にすると今さら思ったわけだ。それと自分はこの小さな街から全然遠出しなかったなと今さら思う。春日井市から東西南北陸続きでどこへでも行けたはずなのに何かしら理由を付けて出ることは無かった。今思うとそれも寂しい話だ。春日井から名古屋駅に戻ると新幹線口近くにあるヴィアイン椿町に泊まる。ホテルに着くと昨日ホテルで貰ったGOTO商品券を使うために付近をさまよう。貰った翌日までに使わないと使えなくなる。スーパーか薬局で弁当と飲み物に使うのがベストに思ったけど、付近にスーパーがなく弁当も売っている薬局がなく、仕方なく薬局で頭痛薬とビールとお菓子を買って、吉野家で牛丼持ち帰りを買う。ホテルの部屋に帰ってきたら17時半、それからゆっくり部屋で過ごした。ヴィアイン椿町は夜景が見えて綺麗だ。目の前の雑居ビルでは個室居酒屋に人が集まって飲んでいる姿が見える。どう見てもテレビで見た密室でのコロナ会食そのものだけど参加する人に怖さは無さそうだ。春日井ではラーメン屋の行列は3回見たし、エスカの名店でも行列はいくつもあったし、名駅も人が多かったし、感染症を怖がるのはどうかと思うけど、こりゃ感染者が増える一方だと納得した。23日は朝ホテルの朝食バイキングに行ったら列ができていた。コロナで満席座れないとはいえ時間がない。急いで御飯を2杯食べて9時50分にチェックアウトする。ホテルを出てGOTO商品券で土産を買って、もう10時半に近鉄に乗って帰った。コロナでイベントも少なくて名古屋で用事が無さすぎるし、前日に4時間自転車乗った疲れで電車では本も読まずに景色を眺めていた。GOTOの1千円商品券は便利だけど、あらかじめ買う場所と物を決めないと年末年始の旅行は面倒になりそうだと思った。



2020年10月
はだんだんと涼しくなっていく日々で下旬になると夜は網戸にできないほど寒い。今月GYAOを少し気に入ったけど、無料と思うといくらでも見れるから、テレビと同じで、これを見ているだけで人生終わりそうに感じる。9日はあみやき亭で焼肉ランチ食べたら美味くて量が多かった。肉余りのニュースは聞いたけど、たまに食べると焼肉は本当に美味いんだって感じた。でも3週間後行ったらあまり美味いと感じなかった。2回目にして慣れだろうか…10日土曜は午前11時半まで眠った。疲れているとはいえ眠りすぎた。一日を半分失うくらい損をした気分なので、今度から休みの日も目覚ましかけよう。17日土曜はドコモショップに行って10年使っていたガラケー電話のバックライトの修理を頼みに行った。修理に2週間かかるというので、親が使っていた少し新しめのガラケーにデータを入れ替えて使うことにした。しかし写真は全部転送されてなかったし、予約もしてなかったから1時間もかかった。19日は雨も降って急激に寒かった。これだけの寒さで11月下旬とかNHKが言っていたけど、ますます寒くなるかと思うと気が滅入る。21日は前夜早めの24時過ぎに寝たら体調がかなり良かった。やはり調子が悪い時は何があっても眠れなくても横になるべきと実感。31日はドコモのプラン変更をしたら家族で3〜4千円安くなるようだ。その夜はすき屋に外食に行ったけど豚の角煮丼はイマイチで、牛丼屋は牛丼以外は美味いわけないと実感。今月も体を少し鍛えているけど、とにかく毎日腹が減る。無駄な菓子やジュースも結構飲んでるし、体重は68sを越えた。体を鍛えることと痩せることはマラソンランナーでもない限り別な気がする。そういえば聞き終わったラジオがある。「週刊マネーランド」声優のラジオはいろんな番組を数千回分聞いていて、どれも毒にも薬にもならない番組しかなく、ここに紹介すらしないけど、この番組は本当に毒と薬しかない番組だった。会計士山田真哉が声優浅野真澄に株やクレジットカードの使い方や色んなことを教えて、金の事だけを考える番組は勉強になった。年金は2年払いにしたし、NISAをやる寸前までいくくらい結構気に入った番組だった。◆見たアニメ「月面兎兵器ミーナ」女子高生アナウンサーの佃美奈が番組の途中でウサギの戦士となってウサギ星人を倒しまくる。電車男の物語内のスピンオフで、内容は悪ふざけそのもの。酒の席で偉い人が「女子高生アナが人参食べてセクシーに変身して色んなスポーツ好きな宇宙人と戦うんだよ!武器は月から発射して装着!キャラデザはエロ漫画家でいいや!」とか軽いノリで作られた感じもある。パロディや馬鹿な演出も多い。でも自分はこの馬鹿さ加減・チープさが嫌いじゃない。その軽薄さがテレビ局舞台というのにマッチしていて楽しさを少し感じる。そのあたりが誰にも語られない作品で終わった理由にしてもだ。「たくのみ。」二十代の女性4人が一つ屋根の下で暮らしながら酒を語る番組。いろんなお酒が出てきて、おもわず飲みたくなる話ばかりだ。しかし1話12分でOPED予告ありなので中身はすごく薄く、中身も男が考えた話そのもので浅い。酒とおかずの食事ばかりで、ご飯が出てこないのは本当に酒好きとわかる。これもGYAOで全話視聴した。「天晴爛漫!」日本を出てアメリカに渡った発明家の天晴と侍の小雨は、アメリカ大陸横断レースに出場することになる。レースシーンは少なくて、レースが始まるのに4話くらい使っている。1話は日本脱出の話だし、中国女をレースに出るよう助けたり、仲のいいライバルとレース前に競争したり、最後は悪いギャングと戦ってバトルしまくりだった。意外性は弱いけど楽しめる。最初から最後まで綺麗にまとまっているアニメ。◆読んだ本「荒木飛呂彦の漫画術」ジョジョでおなじみの荒木飛呂彦の漫画作りを示した本。「編集者は漫画を描いた人のプライドを大切にすることはなく、ずけずけとモノを言い、表紙だけ見て読まない人も居るほどシビア」「1ページ目から本をめくらせるためにアイデアを注げ」「話を華やかにしたいという理由だけで女性キャラを出すべきではない」「キャラクターには60種類の性格がわかる特徴表を用意する」意外と荒木飛呂彦は他の漫画を読んでいるんだと思ったし、いろいろわかった。ただ到底真似できない‥とも思ってしまった。今もたまに2周目読んでいるけど何周も読むだろう本。「リスクが嫌いな人のお金の教科書 いま50万円あったらこうしなさい!」今の自分にピッタリかと思って借りた。結局はマネーランドで習った話で、銀行に入れてもお金は増えない、日本国債は思ったよりたまらない、最後は投資信託で50万預ければ1年で5千円増えるから利用すれば?って感じで終わる。投資信託は銀行口座よりは増えやすいけど、元本割れだってあるからあまりいい選択って感じは無かった。結局株にぶっこむのが嫌なら、働いて普通に副業した方がいいと思った。それでも儲かる話は惹かれるものがある。「アヒルと鴨のコインロッカー(本屋大賞2004年3位)」2年前部屋の火事で燃えてしまった図書館の本がこれ。あの時、代わりの本を買って図書に入れたものの・・・当時は1ページも読めてなかった。そして読んでみると少し読みづらい本だった。ペット殺しを続ける男女のチンピラに追われるというのがかなり不快な感じで、本屋から本を盗もうとする計画や、女にモテる奴は気持ち悪いし、痴漢が居たり、読んでいて不愉快なので読むのを一回止まった。ただ今月また一気に読み出すと、わりと普通に全部収束して切なさと話の上手さを出して終わる。タイトルの意味は登場人物のブータン人も日本人も同じように見えるけど、実は違うという意味のアヒルと鴨・・・とか説明するのは無粋な感じがある。「博士の愛した数式(本屋大賞2004年1位)」80分しか記憶が保てない元数学教授の世話をすることになった家政婦と、その家政婦の息子3人のふれあいの物語。自分の記憶ではこの物語は感動映画の宣伝で知った記憶が強いけど、読んでみたら全然感動要素は無くてわりと静かな作品だった。家政婦は元教授に惚れることは無いし家族になることは無かった。それにしてもこの作家が書く小説は毎回知的な感じがスゴイあふれている。登場人物3人で野球場に行ったことや、誕生会を最後にしたこと・・・すべてが自分の思い出の中にあるみたいだ。自分も遊んだゲームや本は完全に忘れることも多くなり、人との付き合いも以前あったのかと思いだしたり、記憶とは何か考えさせる小説。「私の人形は良い人形」四篇の漫画短編集。話は昔の少女ホラー漫画集という感じで、表題作の話は呪われた一松人形が三代にわたって受け継がれて、不幸を及ぼすというのが面白くよくできていた。◆遊んだゲーム「モンスターハンターストーリーズ(41時間)」RPGになったモンハン。主人公たちはモンスターハンターではなくモンスターライダーとなって、闇の瘴気の謎に迫る。最初はこんなゲームより普通にアクションゲームのモンハンの方が数十倍熱くて面白いと思ったけど、10時間過ぎるとこれもアリだなと感じ、そこまでたどり着けるかのゲームとなっている。慣れてくるとクエスト(人頼み)の多さや育てがいの面白さにやめにくくなり、毎日2時間以上遊んでしまう。内容はライダーはモンスターと仲間と言いながらハンター並にモンスターを狩りまくっているし、途中からパッケージに出てくるリオレイア(赤竜)を駆って他のモンスターは脇役になってしまうが、モンスターとライダーの二人パーティとジャンケンのような相性バトルはシンプルで最後まで楽しめた。男女3人の少年少女が村を飛び出し、物語に関わっていく話も友情物語を感じて良かった。ただロードが多いのが難点。◆24日は名古屋にサッカー観戦に行った。対戦相手は数日前に選手が女に暴力事件を起こしてニュースになった仙台だ。長年通った瑞穂競技場も来年取り壊して、6年間アジア大会のために工事期間に入るのだそうだ。正直勿体ないとか良いスタジアムだからやめてほしいとかは無い。セメントはそこら中でひび割れているし、通路も狭いし、雨になれば打たれるしかない所で古さは身に染みた。さわやかな天気の中、名古屋はなんとか終盤に1点決めて勝利。仙台GKに止められてばかりだったけど上位らしく勝てた。夕食はまんてんというラーメン屋で二郎系を食べたけど、想像してたより量が多くて苦しみながら食べた。二郎系はやめようと心に決めても2年くらい経つと忘れる自分に困る。そもそも野菜と言う名の、もやしの山は少なくていい。食後にハミルトンブルーホテル名駅南に泊まる。今月もGOTOトラベルで普通のホテルのシングルに泊まる。朝食・ワンドリンク・大浴場ありで2337円。そのうえGOTOトラベル1千円の商品券もついている。例えようもない安さ。大浴場でスッキリしてウェルカムドリンクのビールを飲んで自分もすっかりオヤジそのものだ。25日はホテルで朝食バイキングを食べて、名駅のキヨスクでGOTOトラベル1千円券を使う。昼ご飯を買っておこうと思ったけど、冷たい弁当やおにぎりは食べたくないので土産とサンドイッチだけ買う。その後ヴィアティン三重の試合を見るのに東員町まで向かうと、東員駅前は一面コスモス畑でとても綺麗だった。試合の方は三重が相手にPK取られて0−2にされて、終盤なんとか1点返してロスタイムにPKを貰ったものの止められて敗戦。順位は下から3番目、今年の昇格が完全になくなったと思った。ホームで弱いというのもなんだが名古屋と比べると前線のアタッカーに突破力がない。今回の名古屋行きの失敗は、持って行った本を1日で200P読んで、翌日読むものがなくて電車で困ったことだ。あと10月下旬は夜になると寒かった。黒い薄手のブレーカーじゃなくてジャンパーでも良かった。靴も黒いのを履かないといけない。



2020年9月
は徐々に気温が下がる日々だった。6〜7日は大きな台風が来て晴れたり土砂降りだったり面倒な天気だった。今月は腕立て伏せを毎日20回風呂でやっていた。でも風呂が狭いので足を延ばせないから土下座の練習に近い。ちょっと腕に筋肉が付いて徐々に人並の腕に近づいていると実感した。ただ縄跳びもそうだけど回数を増やさないとダメなんだろうな。空腹を感じる日も多く、太るとわかってもジュースをよく飲んだ。そして14日から一気に涼しくなった。どれくらい涼しいかと言うと朝起きたらもう腹痛で、シャワー浴びなくていいと思うくらいで、3日後にもう朝シャワーを浴びなくなった。◆見た映画「森の中のイーラ」森の中で迷った17歳の5人の少女達は森を出られなくなり、謎の少女イーラと一軒家に住む大人4人と過ごすことに・・・曲はピアノのみで話は退屈を通り越して眠いし、実際一回眠った。夜のシーンは昼間撮った映像で手抜きだし、少女のトラウマを追うという話も分かりにくい。スペイン語で少女たちが薄着じゃなかったらちゃんと見なかったかも。「ザ・シャッフル」ポーカーをする男女4人の様子を、麻薬取引で表現している。麻薬取引をする2人、その仲間、刑事の4人の駆け引きをポーカーと被らせていく。ポーカーが1ラウンド終わると全員麻薬取引の場面の役が変わる。最終的には女に気を取られて主人公は全部失ってポーカーで負ける。アイデアは面白いけど、話は地味で最後の大逆転を見たかった気も。「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」小さな島に住む家族、その家族の母親は精霊という秘密があった。海外のアニメ映画で日本の映画とは違った雰囲気で楽しめる。2Dで描かれた世界もかなり美しく、音も綺麗だし、傑作とは言い難いけどGYAOでタダで見ていいのかという感じだ。そしてなにより妹が丸くてすごくかわいい。後で思うと兄が妹に意地悪でそれが注目させたかなあ・・・◆見終わったアニメ「ラピスリライツ」スマホゲームと連動したアニメ。たくさん女の子がアイドルのようなレッスンをする学校で、歌って踊れる魔女を目指す。女の子は20人くらいで多すぎるけど、それなりに個性を出して誰も傷つかない話を上手く作ったという感じ。絵も綺麗でダンスシーンのCGも違和感ない。途中で学校を退学させられたのは意外だったけど、そういう変化球が楽しめた気がする。でも何かどっしりした軸が欲しかったかも。「放課後ていぼう日誌」裁縫好きの女子高生が無理やり釣り部に入ったことにより、釣りにハマっていく話。コロナウイルスで数か月延期されたけど、絵も背景も綺麗なまま無事終われた。話は初心者釣り講座という感じで悪くはない。学校描写が無くてずっと学校サボって港で生活する4人じゃないかという気が・・・ただ最近作者の趣味を女子高生にやらせるような漫画・アニメが多いと感じる。◆読んだ本「連載終了!」ゴッドサイダーの作者巻来功士のデビューと週刊少年ジャンプ時代を振り返る作品。なかなか面白かった。あの時代どんな感じだったのか知れたし、この作者が元気で良かったと思ったりする。作者は漫画家として葛藤や後悔、成功や失敗といろいろあったけど、漫画家としては成功者と言ってもいいだろう。他の道に進めば結果を出せた感じがなかった。そりゃドラゴンボールやジョジョっほどの作品は作れなかったけど・・・黄金時代のジャンプで連載して漫画もインパクトを残せた遺産で当分飯が食えた事実が重い。「黒鳥」山岸涼子の4本の短編集。男は不倫しても残された女は強く生きるしかない話や、夫はいつも不倫しているのかと悩む話など大人な話が多い。兄は天才だけど大学で病んで、妹は気軽に生きる話は思うものがあった。「金の国水の国」お金持ちだけど水が枯渇しそうな国と、水は豊かにあるけど貧しい国の両国はとても仲が悪かった。そんななか金の国で婿になった水の国の男が、金の国で水路を作ろうとする。少女漫画だから婿になった男とぽっちゃりした王女の触れ合いがメインであるものの、背景をしっかり描き(たぶんアシではない)、国同士の話というのは珍しく感じた。「ルーブルの猫」松本大洋のルーブル美術館に住み着いた猫の話。絵本そのもので漫画に価値は無さそう。「サイダーの秘密」子供向けの本。サイダーを買って飲みたくなった。「少女漫画家アシスタント禁断の女の国の秘密」26年前の本。少女漫画家のアシスタントをいくつもした女の話で、内容は全部知ってることで驚きはなかった。もしかしたら前に一回完読したかもしれない。BUT・・・、マヌー、漫画の私設ファンクラブなどの言葉が懐かしすぎて別次元のようだ。この人はその後どうなったんだろう?◆遊んだゲーム「ゴッドイーター2(54時間半VITA版)」ちょっとずつやるつもりが一気に遊んでしまった。やはりモンスターハンター系はどこかやめられないものがある。話は前作の続編で、欧州で戦っている集団ブラッドが極東に来て、前作のチームと合流して極東が話のメインになる。アラガミを倒すために人間同士が最終的に戦ってしまうというのも前作に続き、なんだかな・・・と思うが少女が世界を滅ぼそうとするのは、それくらい悲しい世界と思い知るものもある。前作をやっていたから操作は余裕で軽々と遊べて新武器の槍も強かったけど、終盤急に難しくなってきて最後の難度10のラスボスがきつすぎた。3体の固いアラガミが居て、その中のラスボスはピンチになるとプレーヤー4人の体力を99%削る能力を持つ。どうやって勝てばいいかさっぱりで、2回全滅してゲームに熱くなれたものの、総プレー時間の3分の1はこの戦いの準備にアイテム装備集めで最後ドッと疲れた・・・。◆19日からの4連休は名古屋方面に向かった。この休みのために先週の土曜も働いたから休みがいは少しあった。19日はまずFC岐阜の試合を見るのに岐阜に向かった。名古屋VS神戸はどうせチケットが取れないとタカをくくって、岐阜のホテルを予約した後で、名古屋の試合は1万人以上チケット販売することが発表されたのは間抜けだった。岐阜には昼過ぎに着いて時間があるのでドン・キホーテに向かう。結構大きな建物だけど閉店するそうで、暗い店内で安いおにぎりとカップ麺を買う。岐阜サンホテルにチェックインした後、市内左回りバスに乗って長良川競技場に到着。スタジアム外のイベントをほとんど見る。チアガールはかなり可愛い。当日券買う時はコロナで住所など書いて面倒だったけど会場に3127人も観客がいた。試合は長野のGKが大活躍して後半長野は2得点して岐阜の敗戦。岐阜失点が多すぎ。岐阜の今年の昇格は微妙な感じだ。20日はJFLヴィアティン三重の試合を見に桑名に向かう。岐阜駅から桑名まで990円で、あれ?高いなと思ったらやっぱりJRのちょっとした罠で、岐阜名古屋間は470円で、名古屋桑名間は350円だから少しの損だ。桑名駅は新しくなっていて昭和から現代になった感じ。東員町の競技場に着くとスタジアムもヴィアティンカラーになっていて、昇格のための準備ができた感じだ。でもスタジアム客席は特に新しくなった感じはなかった。この会場は晴れるととても暑いので向こう側の芝生席に移動。俯瞰的に試合は見れないけど芝の上のサッカー観戦は心地よい。試合相手はマルヤス岡崎で3−2でヴィアティンの勝利。これで2勝2分2敗で昇格への道はまだまだ険しい。帰りの三岐鉄道は少し時間があるので、桑名駅の二つ前の駅で降りて歩いて桑名駅に向かったら、思っていた数倍遠かった。この日はまた名古屋に戻って栄のR&Bホテルに泊まる。21日はホテルの朝食で出来立てパンを食べる。流石ホテルの目玉にするだけに美味い。でも12個くらいパンを食べて、ホテルを出たら食べすぎでお腹が苦しい。胃腸薬を飲んでも苦しい。この日はよろよろ歩いてリニューアルしたテレビ塔に向かう。すごく人が多くて以前スッカスカだった日々が懐かしい。テレビ塔に登るのも行列もできていて登るのはやめた。というかソーシャルディスタンスがここには無いように思う。お腹が苦しいので公園で何回も腰かけて休む。13時になってテレビ塔下のグランパス公式HUBに行くと、行列ができていてお腹も減って無いので今度また来ようと思った。その後スカイルに寄って100円ショップやブックオフで時間をつぶして、15時にタダ券をもらった「安心お宿」で宿泊。昼間はずっとお腹が張っていたので、昼食無しで夕飯だけ後で外に食べに行こうと決めた。でもカプセルで映画を1本見ても腹が減って無くて、外に出るのが面倒になってきた。しかし夜10時かなりの空腹になってきたので、ホテル内の冷凍食品の台湾御飯を買ったら量が少なくてネコのエサにしか見えなかった・・・。腹は減っているけど、このホテルはジュース飲み放題だから甘い物飲みながら朝食6時半まで粘ろうと考えた・・・しかし、それが失敗だった。空腹過ぎて頭や歯がかなり痛くなるし、眠ろうとしてもなかなか眠れない。夜もだんだん深夜になってきて外に出歩く気も起きないし、冷凍食品はもう食べたくないし、あと数時間で朝食・・と自分をごまかしつつ寝たり起きたりを繰り返した。22日は朝早く6時半に起きて朝食に向かった。寝不足と空腹と頭痛で体調が最悪すぎる。久々の食事は別に美味くはなかった。ただ腹に入れるだけという感じ。食事をしたあと10時まで部屋で眠ったけど、頭の痛さと寝不足は治らず・・・ホテルのチェックアウトは12時過ぎてもいいから11時まで眠るべきだった。結局そのあと名古屋駅まで歩いたら体調も治っていった。連休4日で使ったお金は19450円と安かったのは、コロナでホテル自体安いのに、政府のGOTOトラベルキャンペーンで宿泊料がさらに35%安く、ホテルは全部朝食付、3泊目が無料だったのが大きかった。ただ3日目は食べ過ぎで動けないのと、その後食べずに過ごしたのは大失敗だった。食べ放題でもほどほどにして腹が減ってなくてもしっかり食べなくてはいけないと思った。ましてや疲れがあるのなら。



2020年8月
は夏だから暑かった。もう生きているだけで汗が噴き出るいつもの夏だった。外は35度とか普通で困り、外の暑さとクーラーの涼しさの往復は腹痛になりやすい。先月に朝やる気出ないと書いたけど毎朝シャワー浴びると、体のキレの良さがスゴイ出る。80〜90%出力が上がる感じで、他の季節でも朝シャワーも良いかもなんて思ったりした。あと体にかゆさを感じる時があってダニがいるのか怖くなって掃除を2回した。原因はあかすりタオルや絨毯の毛の影響かもしれない。9日は母と祖母とカッパ寿司に行ったら、もう祖母は両足が動けなくて車椅子に乗せたりで色々疲れて、もう行きたくない気分だ。自分の親や自分もああなるかと思うと怖さがある。13日から盆休みが始まった。この日はゲオ近くの漫画喫茶に行ってみた。漫画喫茶は免許証を見せるのに昔は抵抗あったけど、今は自分の情報なんてカスみたいなものだから、どうでも良かった。事前に調べてランチ付2時間800円を利用する気でいたら、盆はやってないということで1時間400円のプランを利用した。でも1時間は凄い速さで終わった。ジョジョリオンを1冊読んで、ジュース・コーヒーを7杯飲んだだけだ。そういえばアイスクリームは無料じゃなくサイト情報は嘘だけど、人は少なくコロナの怖さは感じなかった。そもそも、ここはカラオケメインの店だけど4時間を1000円でつぶしたい時はいいかもしれない。その後はイオンの地下駐車場でPSPをする。昔は駐車場でエンジンかけてゲームしてる奴は馬鹿に見えたが。14日は朝から墓参りに行った。実に効率の悪い作業と風習で、省略化できないのかと思ってしまう。午後からは横山展望台に行く。駐車場は県外ナンバーが3割あって大阪が多い。一応観光地なんだと思った。ビジターセンターから展望台まで歩くのは1km程度、でも全身滝のように汗が出たし、疲れと暑さで夏に山登りはどんなに小さくてもやるものじゃないと実感。頂上の景色は確かにキレイだったけど20年前はこんなに整備されてた?って感じだ。15日は伊勢に行った。まず23線沿いの上田神社に向かう。小さな神社だけど伊勢神宮に近いからか綺麗に整備されている。次に日赤近くの献血コーナーで献血をすることにした。でもここで腕が細いので血が取りづらいという事で断られた。看護師の話から前に献血で気が遠くなったこともデータに残っていたようだ。苦笑されながら毎日腕立て伏せ30回して下さいねと言われて、そういえば自分は縄跳びと散歩だけで腕は鍛えてないなと今さら思った。献血は喫茶店か暇つぶし飲み放題くらいに考えていたけど居づらいのですぐ出る。その後病院に近い河邊七種神社に行ってみる。木陰が多くて静かで綺麗だ。それから神社近くの河崎という古い街を歩く。伊勢は以前、川がたくさん流れていて船を使った商売が多かったのだそうだ。伊勢市はこの河崎という古い街を観光名所にしようとする感じがあるけど、松本市みたいな整備はされてないからイマイチに感じた。その後パンを買って伊勢湾方面へ向かう。伊勢の海岸はイメージ無かったから行ってみたけど4車線走るほどの堤防道路があっただけだった。これから堤防をかさ上げするのだろうか。それからイオンで古本を6冊買って帰る。本を選んでいる時は少しだけ自由を感じて心地よかった。伊勢でもう少し散歩したかったけど灼熱の暑さは怖くて断念。16日は床屋で髪を切り、会社に行って寝転んで盆休みは終わった。20日は会社の口座を見たら、国からのコロナ支援金が入っていた。国の対策って凄い。21日は商工会から貰った1千円テイクアウトチケットを使って市で一番古い洋菓子屋でケーキを買ったら、激甘の昭和のケーキだった。バタークリームの匂いも強くて今の時代きつさはあるけど、古い時代を知った嬉しさもあるから不思議だ。28日は風呂の後に体をふいていたら左わきがつった。猛烈な数分の痛みで頭の中の考えがはじけた。凄い事が浮かんだ気がするが思い出すことは無いだろう。今月は先月ビールで気持ち悪くなった経験を踏まえ、ノンアルコールビールを飲む練習を始めたら、もう3本目で慣れた。これだけ暑いと のどが渇くし、炭酸水や苦いコーラと思えば余裕でいける。コーヒーのような「飲みたい」って思う日も出てきた。とにかく最初の一口がすごく美味しく感じる飲み物だけど冬はどうかな?あと今月感じたのは体の衰えだ。小銭をコンビニでこぼしたり、足を角にぶつけたり、記憶力が落ちたり、ネットで売る商品をどこに置いたか忘れたり、なにより視力が落ちてメガネじゃないと近くのものが見えない。もはやジジイそのものだ。◆読んだ本「図書館戦争」架空の日本で図書を厳しい検閲をする者達と図書の自由と権利を守るための組織がいた。これは図書館を自衛隊のように銃を持ち守る人たちの物語。独特の世界だけど自分は好きではない・・・本のためにテロ行為をしたり、殺されたり、銃を持って図書館員が戦うなど荒唐無稽だ。ましてやインターネットの方が存在が危ないのに本にここまでやるか?と思う。ただこれくらいやらないと、この作品が話題にならないってのはわからんでもない。自分も以前このタイトルに惹かれた。物語の後半はヒロインが上司の男と、同じ部隊のエリートの三角関係が始まるあたりは作者は女性らしい。「声優なれるかな?」声優桑原由気が声優になるまでの過程を描いた漫画。「イグアナの娘」母親は生まれてきた子供がずっとイグアナに見えて仕方ない、子供を愛せない母を描いている。ドラマが有名だけど短編だったとは・・・他5篇あり、人の顔が動物に見える少年など、古き良き時代の漫画だ。◆遊んだゲーム「ゴッドイーターバースト(57時間)」PSP版モンハンに似て有名なゲームだ。話はアラガミと呼ばれる何でも食べる化け物に地球上は侵食され、人類最後の武器としてアラガミを取り込んだ武器、神機を手に残された主人公達が戦う物語。神機は剣型・銃型の変形可能で操作はモンハンよりさらに複雑。最初は適当に剣で戦ってたけど、徐々にきつくなり、道具使用や銃攻撃、敵に合わせた戦い方、防御をしっかりすること、一緒にクエストに行く仲間(CPU)3人の存在が重要になる。特に仲間が最重要で存在はアイルーの比ではない。敵にやられると仲間がライフを分け与えて再操作可能になる。1つの戦闘で13回生き返らせてもらったこともあるから、クリアのためには仲間が一番大事なゲームだ。もし他の仲間が倒れたら敵を無視してでも助けに行かないとミッションは詰みやすい。ミッションを一つクリアすると1分〜数分の物語が進行するのは面白くて、やりがいある。マトリックスのような世界観で組織内の陰謀のなか隊長を失ったり、アラガミの少女を育てたり、同期の少年の家族物語など殺伐としながらも楽しめる。物語は6章でエンディングを迎える。地球を捨てて宇宙に行く計画は主人公たちは否定する側になってアラガミを操縦した支部長を倒す。アラガミの少女は月まで飛んで行ってしまい、わりと泣ける音楽で名作と思わせた。残りの10章クリアまではオマケみたいなもので、実は生きていた隊長を探す展開で内容は薄く、途中から敵がつらくなり攻略サイトを見ながら、アラガミを狩り続ける日々になる。ゲームとしてはやればやるほどモンハンに似てきて、あの素材があれば良い武器防具が作れるのに・・・というジレンマを抱えながらB級装備で戦い続ける。最後は隊長がよみがえり、愛された女と一緒になるのは良い最期だった。ゲームはどこかしら青春を感じる雰囲気があり、プレー前のチャラそうなイメージがなくなるほどだった。昔のモンハンのように敵を倒すのに毎回20分熱くなれて良かったけど、ラスボスが暴走エヴァのようでキツかった。敵と目が合ったら1.5秒以内に攻撃が来るのは、自分が年寄りになったら対応できるのだろうか。



2020年7月は
雨が多くて6月よりよっぽど梅雨ぽかった。でも晴れれば当然暑過ぎで、下旬から毎朝シャワーを浴びるほどだった。4日土曜は外が小雨で疲れていたので、一日のかなりの時間横になっていた。冬から毎日150回縄跳びを飛ぶのは体にいいのか最近よくわからない。体は常に疲れがあって全然取れない。朝起きたらもう体の出力20〜30%しか出ず、暑さも関係あるのか一日で体の出力70%以上になることはない。いつも月曜日は休み明けで体力あるけど金曜になるともう全然体が動けない。困ったものだ。19日は近所の草刈りに朝7時半から参加。今年も1時間半でグロッキー気味・・・草刈り機は使っている時は何とも思わないけど、結構体内疲労が大きい。コロナウイルスは先月収束しかけたけど、今月再び日本で大増加となった。もはや春の時に思い描いていた、夏になればインフルエンザみたいに消えていくのでは・・・という予測が本当に甘かった感じだ。今月は100円ショップで買ったイヤホン3つの音質が低くて困る。4連休の後に靴を洗ったら半端なく臭かった。クレヨンしんちゃんの親父の気分。◆読んだ本「ミーナの行進(本屋大賞2007年7位)」父を亡くし、母は資格を得るために、娘は一人で芦屋のいとこの家に1年間住むことになった女子中学生の話。いとこの父親がドイツ人でジュースメーカーの社長で人望があり、洋と和の混じった大きな家や文化、以前小さな動物園をしていたり、いとこのミーナは可愛い本好きの少女など、作者の理想が詰まっている感じがスゴイある。話は地味で平坦だけどそれも理想なのだろう。正直、親戚が工場の社長を長くするくらいなら、主人公の母は資格勉強せずにコネで親族から仕事貰えたろう?と考えたりした。「思い出や物は消えない、形を変えて実は残り続ける」というのは何かいいなと思った。「AX(本屋大賞2018年5位)」恐妻家で殺し屋兼サラリーマン兜(名前)の情けなくもスリルある日々。殺し屋稼業なのに妻にビビっていて機嫌取りをうかがうというのは少し滑稽で苦笑程度の話だったけど、兜は物語の後半で殺し屋に殺され、終盤に大人になった息子が主人公に変わるのは意外だった。父は自分を殺した奴に一矢報いたかったと思い亡くなるが、10年後父が仕掛けた矢で敵を倒したのは笑った。最後は父と母の出会いを描き、ちょっと泣ける終わらせ方なのは上手かった。ただ殺し屋をやっているのに、お金があまり貰えないのは仕事として破綻し過ぎている。「有頂天家族(本屋大賞2008年3位)」京都に行く時に森見登美彦の本はピッタリだ。毎回京都の街を舞台にした物語が展開されるんだけど、この有頂天家族も京都を舞台にした狸、天狗、人間達の物語だ。鴨川・下鴨神社・糺の森・出町柳・叡山電車・京阪電車などなど・・・読みながら聖地巡礼をしている感慨を受ける。話は狸の兄弟達の騒がしい日々と狸の長をめぐる親族の争い、落ちぶれてわがままな天狗先生と、年末に狸を食べる金曜倶楽部と、天狗の力を使える人間の弁天を軸に話が展開される。根底に流れるのは狸たちの「アホの血」が流れているってのがいい。気になって有頂天家族のアニメを1話見てしまったら、弁天がスーツを着ていたのは、なるほどと思ってしまった。話の中で着物を着ている描写はどこにも無かった。◆見たアニメ「プリンセスコネクト!Re:Dive」原作スマホゲームの美少女がたくさん出てくるファンタジー作品。よく動き、絵は綺麗だけど話として特に思うことは無かった。主人公の男はプレーヤーの擬人化だからか、心が入ってなく目立たなくしたのは面白い。ただOP曲がサクラ大戦に似ているくらいで、大爆発する個性はなく、結局スマホゲーム宣伝アニメというだけだ。◆遊んだゲーム「ニューダンガンロンパV3」2が面白かったので当然3も遊んだ。画面が綺麗で違和感あったけど、やっぱり中身は殺し合い・騙し合いのダンガンロンパだ。ゲームとしては1章が大きかった。主人公が女性と思ったら学級裁判の途中で、主犯を倒そうとして殺してしまい、この殺人の犯人が自分であると宣言して主人公が交代し、泣ける展開まで持ち込むのは見事だった。1章で居なくなったけど、このゲームのヒロインはあの子と言えるくらい印象深い。その後の事件は実は悪くなさそうな奴が犯したりたりの王道展開・・・ではあるけど、今回のテーマである「嘘」をつけるというのが変わっていた。嘘をついてでも勝つのはダークすぎる。仲間も嘘を言う人が多いから別にいいのかもしれないが。最終章は残った5人の中に主犯が残っていたのは良かった。消去法でコイツしか居ないとわかっていてもフェアだ。ただこの世界は実はフィクションで、自分たちが存在しているのはダンガンロンパという世界でこれは53作目、すべては仮想の人間で、誰もが記憶を操作されて事件を起こしていた・・・というのは面白いと思わなかった。急に殺人や事件すべてが軽く思えたし、主人公もフィクションであっても自分達に命があるんだ、もてあそぶな、こんなダンガンロンパと言われるものは終わるべきなんだと言われた時は、ダンガンロンパはこれで遊ぶのをやめてもいいと普通に思えた。V3が終わった後はモノクマのダンジョンが楽しめたけど、ミニゲームとは思えない長さで地下50階でやめる。◆今月は23日から4日間奈良と京都に行った。コロナウイルスが再び広がってきて親には白い目で見られたが、もうホテルは予約したし、ここから逃げたい気分しかなかった。23日は奈良へ向かう。奈良は何と言っても鹿を見たかった。去年行った時から動画でよく見ていて可愛い〜と思ったけど、1年ぶりに見るとそうでもなかった。小鹿は可愛いものの、大人の鹿から「食べ物をくれ」というメッセージが強くて「やっぱ野生動物だ」と思った。とりあえず鹿と遊ぶときは、鹿せんべいを買ったらすぐカバンに入れて離脱。群れている時にエサを見せるとたくさん寄ってくるから、群れていない鹿に1枚ずつせんべいを与えるのが一番いい接し方とわかった。ただ鹿せんべい2セットは買いすぎた。宿泊はJR奈良駅前。近鉄でしか奈良に来なかったからピンと来なかったけど、JR奈良駅は大きく、駅から興福寺まで続く三条通りは店が多くて、王道の門前町という感じだ。夜は弁当やお菓子やフルーツビールを買って気の抜けた食事をするが、部屋のエアコンを使えば寒く、止めれば暑くて調整できずに腹が冷えて、食べた数時間後トイレの中に消えた。そしてビールはやはり自分の体に合わない。24日は奈良公園の敷地内の奈良国立博物館に行く。仏像は興福寺の物ほど良くはなかったけど、やはり仏像は時代を重ねた良い物だと思う。近くにも博物館があったけど、まさか地下でつながっている同じ博物館とは思わなかった。わざわざ地下道作るかっていう・・・展示は正倉院展で保存されていたものを復元したものが展示されていた。大事な事とわかるんだけど、模造品という気がしないでもない。展示を見たあと平城京跡まで歩くことにした。近鉄二駅分で近くないと思ったけど、雨も降ってきて体が痛いほど歩くのがだるかった・・・平城京跡は以前は何もなかったと思うが、大きな門がいくつもできたり、売店や資料館も整備されて奈良市や県が整備しているそうだ。ここを大きな観光地にするには何か足りない気がするが・・・京都御所並みに広い場所だ。そのあと雨の中、平城京跡を抜けて近鉄大和西大寺駅に行く。駅周辺は道が混んでいる。そういや服を洗う洗剤を買ってないと思いだしてセリアで洗剤を買う。大和西大寺から京都へは570円で行ける。京都に着いたら京都駅の京都拉麺小路に寄り、正月に食べられなかった喜多方ラーメンを食べる。久々食べるとかなり美味かった。それから20分ほど歩いて高瀬川近くのホテルに泊まる。地図が無くても目的地に着けるほど京都の地形が頭に入っていた。25日は小雨の中、よせばいいのに比叡山に向かった。京阪で出町柳駅に行き、叡山電車でふもとまで向かう。2015年12月に行った時は年末だから登れなかった。この日は天気が悪いけど山に向かう人は電車で20人くらい居た。カップルが意外と多い。ケーブル電車は本当に急角度で結構な距離を登っていく。ケーブルが切れたら恐ろしい。到着したら次はロープウェーに乗る。外はほとんど白い雲で何も見えない。山頂に着いたけど小雨もあって、ガーデンミュージアム比叡も客は居なさそうだ。道なりに進むとバス乗り場が見えた。これに乗らなくても3kmもしないで延暦寺に着くみたいなので距離が短いから歩いていくことにした。でも道は完全に車のために作られた道で、歩道がなく危ない。幸い走る車はほとんど無かったが。途中で琵琶湖が見えたのは綺麗だった。雲が無かったら絶景が見えていたことだろう。のんびり歩いて延暦寺の入り口に着いた。入場料は1千円・・・京都の寺巡りでは別に高い金額ではないけど、何か入るのをやめた。比叡山に登るだけで満足だったし、次回の楽しみでいいやと思った。他の寺を参ろうと道を戻っていくと、坂本ケーブルという滋賀県側のケーブルカー乗り場が見えた。ここで休憩し、明王堂に続く矢印が見えたので向かってみるが・・・ずっと下り坂で結構な距離を降りる。あまりに下り過ぎるので下山のようで嫌な汗が出る。明王堂と寺か神社に到着したら、さっさとお参りして帰りの道を戻る・・・しんどい。ずっと階段はしんどい。そのあとドライブインのような比叡茶屋で休むけど、まだ3時なのに暗いし、雨も強いのでまた頂上にバスで戻る。ロープウェーは距離が短かったので歩いたら道を間違えて靴もジーンズも泥だらけになった。でも雲が晴れて京都の街が綺麗に見えたのは良かった。26日はもう帰るだけだった。帰りに豊国神社に数分寄り、三十三間堂が見えたけど寄らずに京都駅で土産を3つ買う。それからまた京都拉麺小路に寄って、ますたにという店でラーメン食べたらこれも美味かった。それから近鉄に乗って帰った。今回の旅行で使ったお金は24120円。ホテルがシングルで2440〜3300円と安すぎで、近鉄の切符もネットで安く買えて良かった。ただ4日も遊んだ爽快感は無かった。15%ストレスが減っただけ。昔だったら50〜90%減って帰りたくないなと思ったところだが・・・現実が変わらない、そして旅の目的の半分が予約したホテルで過ごすことになってきていて、朝食バイキングを楽しみにしていたらコロナでショボい内容になったのは若干ショック。



2020年6月
はもう夏だった。晴れたら完全に暑いから夏服に徐々に入れ替えて14日に入れ替えは完了した。ヘッドフォンも耳が汗でベトベトするのでイヤフォンに変えた。でも18日〜19日の1日中雨は寒くて体が付いてけず腹が痛くなった。19日は先月物損事故を起こしたスケボーの代金17000円を振り込んだ。この件に関しては不満しかない。道にそんな物を置いていた持ち主もあれだが、路上でスケボーで遊ぶ連中を怒らなかった警察に一番ガッカリしたし、保険屋はここで保険を使うと次の掛け金が2万円高くなるから、保険使わない方が安いと言いだし、保険会社は被害者の話を鵜呑みにして17000円と査定したことにも絶望しかなかった。保険屋は車同士の事故以外はイマイチに思う。すぐ振り込んだのはこの話を早く終わらせたい以外の何物でもない。いつまでもこんなことを考えて腹痛になりたくないし、泣き寝入りでも良かった。それに周りの人に聞いた事故で数万、十数万、70万とかと比べたら小さい部類だ。安くはないが高くはなく争うほどでもない。給付金も貰ったし、正月に9千円拾った反動と考えれば妥協はできる。相手の十代が可哀相だとは一滴も思わなかったし、路上に3DSやノートPCが置いて踏んだから弁償というのと同じくらいに考えている。6月のニュースでスケボー少年がトラックに轢かれて死んだニュースを見たら「スケボーの路上の使用は禁止にすべき」と何の迷いもなく書いた。物損事故が頭から消えるまでこれからも書いていくだろう。この件があってから散歩は当分自重することにした。少し退屈だけど毎月の県外移動を生きがいにしたい。22日日曜は親の草刈り作業を手伝う。28日はJリーグが4か月ぶりに再開された。今月コロナウイルスで世界中で1000万人が感染し、50万人が死んだ。1年やそこらで日常に戻れるか怪しい。そういえばお客さんの中で、コロナにかかった町の人が居て、その町で数人感染して大騒ぎになり、治療が終わった家族も家に帰ってこなくなり、毎日放送で病気にかかった人を差別しないようにしましょう〜と流れている村八分話を聞いたのは笑ってしまった。◆読んだ本「アイネクライネナハトムジーク(本屋大賞2015年9位)」伊坂幸太郎の小説ではあるけど・・・先月のスケボー物損事故直後で、全然集中して読めなかった。小説も現実のミュージシャンに文章ちょっと書いてくれと言われて1話作って、それを関連付ける話をいくつも作って、すべての伏線を回収する最終話は時系列がどうなってるか集中力もなく理解できず、ちょっと読んでは頭がついていけなかった。日本人のヘビー級ボクサーはありえるのだろうか。「ボックス(本屋大賞2009年5位)」弱小高校のボクシング部でボクシングの天才でアホな鏑矢、鏑矢の親友でいじめられっ子だった木樽、ボクシング部副顧問となった女性教師の物語。ハッキリ言って少年漫画だった。弱かった少年が580ページにわたって強くなる過程を描き、やがて木樽は鏑矢に勝つまでになる。鏑矢がなかなか勝てずに部活から逃げたり、強すぎるライバル稲村の存在や、マネージャーの死や部員たちの成長など読んでいて単純に楽しかった。最後に木樽は稲村に全力の戦いで負けてしまうが、決勝戦で鏑矢は稲村に死闘の末に勝つけどボクシング生命を失う。百田直樹が知った知識をそのまま書いているような感じがこれもあるけど、過酷なボクシングに興味は湧いたし、国体でボクシング見に行きたいなと普通に思った。ただエピローグで10年後、木樽は検事になり、鏑矢は海外でお好み焼き屋をやり、稲村はプロとして成功するってのが・・・リアリティあっても寂しかった。「無職強制収容所(全6巻)」働かない者は国の政策で強制訓練所に行くことになる時代、社内の男にだまされ無職強制収容所に収容された男の漫画。強制所に行って、強制収容者で働くことになり、強制収容反対のテロリストを帰投する仕事もすることになり、厳しい銃撃戦となる・・・タイトルとアイデアは面白いけど、無職強制収容所と法制度を描く話になっている。そしてその正体は人体改造の実験場だった。最終的にはほぼ全員死ぬわけでもなく、悪い奴を倒すわけでもなく、時代が収容所をなくし、いい奴も悪い奴も普通に社会に生きていくのは何だかなって思う。富樫感ある終わり方だけど、たくさん殺した人はほっとくべきではない。◆遊んだゲーム「討鬼伝(23時間半)」オオマガドキで国のほとんどを鬼に支配された世界で、数少ない里を守る人間達の戦いが始まる。簡単に言えば和風モンハン。敵は鬼でモンハンのような少し可哀相な感じは皆無で遠慮なくぶち殺すことができる。モンハンに無かったから手甲(デカいグローブ)を選んだけど、空振りが多すぎなのは情けない。でもモンハンの面倒なところを捨てた感じのゲームでそこそこ楽しめた。ゲームとしては味方がとても強くて3人も居るから頼りになり過ぎる。敵のとどめを味方がすることも珍しくはない。一番苦戦したのも味方がいないミッションというのも当然か。「逆転裁判5(特別編のみ7時間)」ゲームに課金して遊ぶのは好きじゃないけど、課金したらどうなるか興味が湧いて逆転裁判5の追加シナリオ407円をダウンロードしたら、5の中で一番面白い話だった。水族館の海賊ショーで館長を殺した殺人容疑にシャチがかけられて、シャチを救うために頑張るんだけど・・・歌あり、動物の可愛さあり、変身あり、逆転ありで、このゲームお得意の裏の裏の裏の展開も嫌いじゃなかった。殺伐としたゲームの後だと、逆転裁判の温かさ・守られている感じがとても心地よかった。「いけにえと雪のセツナ(VITA版)」その島のある村では10年に一度、魔力が強い者をいけにえに一人出し、最果ての地まで行く決まりがある。そのいけにえの少女セツナを暗殺するために主人公は村に行くことになるが・・・簡単に仲間となって旅をすることになる。ゲームとしては凄くとがっている。全篇ピアノの曲が流れ、世界は雪と氷の世界、ネットで検索しないとよくわからないシステム。やたら長いラストダンジョン。内容は普通過ぎると言ってもいいけど、レトロ感を含んだ内容はどこかゲームに愛を感じる。ただ最果ての地はもうすぐという村からボスの難易度は上がってきて、長くプレーすることになるとは思わなかった。最後は過去に逃れたラスボスを追い、セツナがラスボスを体に宿し、主人公が約束通りセツナを殺したところで話は終わる。ラグや文字が小さすぎるとかいろんな欠点があるけど、一番どうかと思うのは主人公がセツナを殺そうとする初期設定だ。切なさを出したかったのかもしれんが全然相容れなかった。◆6日は名古屋に行った。6月に切れるサウナフジの回数券と近鉄の切符を消費するためにとりあえず予定を立てて、ストレスも下がるかなと思った。外出自粛が解除され、県外移動も知事がOK出したので誰にも迷惑はかけてない。しかし近鉄電車の乗客はかなり少なかった。土曜の昼間の名古屋行きなんて普通は人がたくさんいるのに、全員座っている客しか居なかった。この日は名古屋駅で降りず名古屋駅から二つ手前の黄金駅で降りる。人が多い駅を避けて健康のために今池まで歩こうと思った。黄金駅は小さな駅で東側に向かうには車と同じ高架を渡る必要がある。高架を降りると十数年前に行った餃子屋はまだあって行列はできてなかった。そこから平和堂というスーパーを抜けて橋を越える。途中の運河では魚がたくさんはねていた。魚が多いのだろうか?名鉄山王駅を超え東に向かって歩くと地下鉄東別院駅に着く。途中で見えた東別院は駅名になるだけあって結構大きい寺だった。東別院駅近くでベトコンラーメンを食べる。ここでベストコンディションを保ちたかったけど、もう14時で疲れもあって量も少なく物足りなかった。その後今池まで歩いたけど景色は平坦で面白味も感じず、気温は30度近くで途中でだるくなってきて、到着しても何の達成感もなかった。今の自分の脚では12km程度歩くだけで満足と感じただけだ。今池は人は居たけど飲食店だけは厳しい態勢だった。エアコンかけて窓を開けて、どの店も弁当をやっている。そういえば名古屋はマスク着用がかなり多いし、電車でマスクしない人を見かけなかった。久々泊まるカプセルホテルは客が少ないのにうるさくて寝不足気味。翌日11時半までカプセルホテルに居た後、鳥メロで鳥ステーキ定食を食べて、今池からJR千種駅に向かう。道中は左手に結構飲食店があったので今度はこの辺りで何か食べようと誓う。千種からJR尾頭橋駅で降りてまた近鉄黄金駅まで歩こうとしたら、電車は尾頭橋駅を普通に通り過ぎた。仕方なく名古屋駅を歩いたら人は結構少なかった。それから時間があるからコーヒーショップでブレンドコーヒーを頼んだら、消毒液とコーヒーが混ざったような味でマズかった。ところで名古屋から帰ってきたら軽い頭痛がして困った。結局ただの疲れでコロナでも何でもなかったけど・・・コロナと思ってしまう自分は怖がりだ。



2020年5月
はコロナウイルスの話題が弱まった時期だった。店に入る時はマスクは欠かせないけど、暑苦しくて店以外では外していても誰の視線も感じない。それでも世界中で570万人がかかり35万人が死んだ。GW5連休最初の5月2日は30度近い暑さで一気に冬物を片付けたくなった。3日はスーパー近くのセメント橋の先の道が気になって歩いてみた。竹に囲まれた道もあって雰囲気が良かった。4日は隣町のN地区を歩く。歩いてみると小さい地区で廃港に近い小さい港が二つあるだけで1時間で周り終わった。住宅も半分は雨戸で閉まって空き家ぽいけど、潮風が強いから閉めている家が結構あった。5日は毛布をコインランドリーで洗って干した。6日は志摩市賢島港に行くと駐車場やコンビニが閉鎖されていて自粛感がすごかった。横山展望台にも行ったら駐車場が全面閉鎖されていた。9日土曜は鳥羽図書館で本を返したあと、鳥羽城があった場所まで歩く。鳥羽城はこの辺りを治めていた九鬼嘉隆の城だった。住宅街を歩いていくと高台のような場所に跡地がある。坂は急でここに鳥羽小学校の廃墟があった。校舎は古いけど10年前まで使っていた。校庭は本当に高台の上って感じでボール遊びで高台から落としたら行方不明になりそうだ。元校庭を降りるとTOBAと書かれたSNS向けのオブジェがあった。そのあと住宅街に降りたあと日和山に登る。細い山道を進み神社を目指したら山を下り始めて結局市街に戻ってしまった。日和山は以前鳥羽駅からエレベーターで行けたのだそうだ。今度ヒマなときに行ってみよう。歩いた時間は2時間半。疲れで薬局前の車の中で1時間眠った。14日は緊急事態宣言が37県で解除された。三重は178万人住んでいてコロナで一人しか死んでないのに、そこまでしなくていいとずっと思っていた。17日はまたT地区を散歩。海に面している所に行ったら人があまり住んでない団地を2つ見た。家が多いとトラブルも多いけど、田舎の雑草に侵略されている廃墟や団地は寂しさしかない。24日は南伊勢町の田曽浦という場所に散歩に行った。漁港は廃墟の家が多いイメージあるけど、田曽の町は人も車も多い印象。家々もパステル調のペンキが塗られていて綺麗だ、漁業で儲かっているのかもしれない。小さい場所なのに飲食店もあったし、和菓子屋でどら焼きも買った。帰りに浜島の海岸で波の音を聞いていた。サーファー2人と家族連れ1組が居た。波の音をずっと聞いてストレスもだいぶ減った。そのあと浜島港でも波の音を聞こうと向かったら。狭い路地でスケボーを踏みつぶしてしまい、若い男二人とその場で手持ちの3千円だけ渡して立ち去ったけど、30分後に警察から電話がかかってきて、また現場に戻って警察と確認して保険を使って弁償する事になった。港の道に落ちている黒いロープや海藻の近くにあった同じ黒色のスケボーにまったく気づかなかったことや、車が走る路上にスケボー置くなということ、日頃ケチって生きているのに、そんなボロボロのスケボーに1万以上請求するなというイラだち、この日波の音を聞いて消えたストレスは倍になって返ってきて、家に帰ったら腹痛に2回なるほどだった。今月の教訓:車は移動に便利だけど、少しモノや人や車に当たれば大金が吹き飛ぶものだと認識する。広い道しか通らないようにする。知らない道に危険がある。警察によく行くので顔が割れているから、他人に車のナンバーを知られたら警察から自分の携帯に連絡が来る。自分の頭と視力は危なくなってきている・・・?毎日バッドイベントを覚悟していても、いざ起こるとストレスしかない。25日は関東の緊急事態宣言が解除されて、急激にコロナウイルスが消えたような気分を感じる。29日は10万円支給されて親に1万、弟家族に2万送ることにした。今月はコロナウイルスにかかるといけないから、遺書を書こうと考えていたけど、よく考えたら言いたいことも残したい物も大したものは無かった。そして今月からツイッターも少し動くことにする。◆ちょっとここで書きたいことがある。今年のGWは大したことせずに終わったけど、長い間描いていたスマホ漫画「腹痛のセージ」の最終話が完成できたのは良かった。スマホ漫画はアクセス数はとんでもなかったけど、自分の作品は人気漫画になることは無かった。終わった今だから思うのはハッキリ言ってスマホ漫画の空気が全然読めなかった。自分自身ガラケーを使っていて、スマホで漫画を読んだことは無い。読んでいる人やサイトの空気感が自分の中に全然伝わらなかった。パソコンで他の作品もいくつか読んだけど、他の作品が面白いと思うことは無かったし、何をどう描いていいかわからなかったし、編集気取りの読者がアドバイスをすることもないし、読んでいる人も女性が大半というのが元から勝ち目がなかったと今にして思う。反省点としては、途中から色にこだわり過ぎて完成が遅くなるのが多かった。キャラを全部塗った後、上からさらに色を塗ると綺麗とわかったけどやり過ぎた。絵は綺麗に越したことは無いけど、超上手いわけでもないから最小手数で良い絵を目指すべきだった。話の反省点は多すぎだけど、ヒロインの子はいらなかったと強く思う。変な女の子がいるから、セージのお腹にプレッシャーがかかるというストーリーが好かれなかったし、セージが腹痛に苦しむ1話完結のショートマンガを繰り返しすべきで、漫画のヒロインは腹痛だったのだ。◆読んだ本「晴天の迷いクジラ(本屋大賞2013年6位)」彼女と別れデザイン事務所で苦しい青春を味わいながら自殺寸前になった青年と、そのデザイン事務所の女社長は家族・子供を捨てて建てた会社もつぶれそうで死にたくなり、そして母の厳しい過保護に苦しみ自殺寸前の少女の3人が、どこかの湾に迷い込んだクジラを見に行こうとする。迷ったクジラはこのまま湾に居れば死ぬ。その姿に感化されて3人は自殺をやめようと思うわけだが・・・文章が現実並みに重すぎて読むのがだるい。不幸とどんづまりの人生そのもの、この本には著者のデザイン会社での苦い経験とか人生の苦しみが詰まっている。ところでクジラが入り込んだ湾はどう考えても鹿児島の錦江湾だけど、それをぼかすのがよくわからない。「死神の精度(本屋大賞2006年3位)」人間に扮した死神が死ぬ寸前の人間を1週間観察する、それぞれのオムニバスストーリー。読みやすくてわかりやすくて、死神の音楽好きの性格と人と違う感性は面白い。これに感化されて洋楽を今月はよく聞いた。小さなトリックが6話とも綺麗に決まり、伊坂幸太郎上手いと普通に思う。今さらだけどデスノートの後って死神が出てくる物語増えたな・・・「満願(本屋大賞2015年7位)」米澤穂信の6編のオムニバスストーリー。文章が固くて作者は真面目な人だという印象を受ける。話は6編あるけど、一番印象に残ったのは峠で起こるいくつもの事故を記事にしようと調査に来た男が、峠の店で老婆にこれまで事故した人の様子を聞いて、これまでの連続殺人はその老婆が関わっていたと知ったものの、すでに睡眠薬を飲んでいて最後はその老婆に殺されるのは昔話みたいだった。◆見た映画「映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う奇跡の魔法」魔法使いプリキュアの春映画でオールスターで共演する作品。ファンからは春の新人研修などと言われるけど、この映画でもついに「あなた新人さんね?」などと前のプリキュアに言われてしまう。でも魔法使いの二人は全然戦えず傷だらけになるんだけど、そもそも魔法使いって魔法で戦っていたから、素手で戦う連中と一緒にするのもどうなのか。歌は良かった。◆遊んだゲーム「東京新世録オペレーションアビス(52時間)」円卓の生徒と同じメーカーが作ったPSVITAのダンジョンRPG。円卓に愛着を持ったから、391円の中古を買ったが微妙だった。このゲームで気になったのは、まず効果音が円卓の生徒と同じモノを使っているので新鮮味を感じない。同じ世界線でも好きな効果音ではなかった。そして目立つのは敵・味方デザインのイマイチさだ。煙草を持っている男がいるんだけどデフォルメし過ぎで手の位置がおかしく思えて仕方ない。ストーリーも組織同士で何のために戦ってるのかよくわからない。挨拶で毎回お疲れ様ですと言われるのも好きになれない。一番好きになれないのが敵の気持ち悪さだ。語尾におじゃるを付ける悪役王子、気持ちの悪い口調のマッドサイエンティスト、ゲームのヒロインたるアリスは後半敵側に回ったのは何がしたいの?って感じだった。・・・と不満を書き並べたけど平均点はある、やっぱり戦闘がスピーディでそこそこ面白い。6人パーティなら、どこかでアラが出るんだけど、武士が少し強い以外ゲームバランスは壊れなかった。ちゃんとボスに苦戦するし、負けるとくやしくて勝つとホッとする。装備は武器屋で強そうなモノが売ってないから強くするしかないけど、武器防具クリエイトはやってみると面白い。では続編やりますか?と言われたらやりたくない。EDの後のストーリーも追う気が起らなかった。「逆転裁判5(25時間半)」3DSの7年も前の逆転裁判だ。成歩堂が復活し、新弁護士や新検事や新刑事が登場し、3Dで描かれたキャラがこれでもかと動きまくる。探偵パートは次にすることが書かれているし、裁判でライフがゼロになってもすぐリスタートできるなど優しくなっている。ゲームとしては新ヒロイン希月弁護士が目立つ。長い手足で動き回り、元気と可愛さがいかにもカプコンヒロインという感じで手堅い。どの話も王道として悪くないし、最後の真犯人はあのキャラで良かった。このゲームで思い出すのは時間の流れだ。逆転裁判1〜3はゲーム史に残る快作だったけど4でコケた。3までの主人公成歩堂龍一が4でニセの証拠を出して弁護士をやめることになるのは1〜3までのファンとしてはショックが大き過ぎた。当時は4の悪い所を何点も書きだすことができたけど、10年以上経った今は4をほとんど思い出せない。自分の記憶とはいったい何だろう?消える記憶のために遊んだのだろうか?よくわからない。「スーパーダンガンロンパ2さよなら絶望学園(44時間)」前作ダンガンロンパのBGMをネットで聞いていたら急にやりたくなって320円で購入。久々やったけど、やっぱり面白くて毎日2時間以上遊んだ。舞台は16人の超高校級の高校生が南の島で目覚めて、いろんなきっかけを与えられて殺人事件が始まって、捜査のあと学級裁判という流れは前回と同じだ。主人公は名探偵コナンの声優に代わったけど、前作の主人公を務めた緒方恵美が盛り上げ役となり、W主人公という雰囲気だ。キャラとワイワイ話すのは面白さを感じるし、熱中度も逆転裁判を越えていると思うけど、論破になっているのかよくわからないトークバトルが困る。「このキャラがここで亡くなるのか、退場するのか・・・」と思うのが、この作品の良いところと後になって気づき、人殺しはダメだと泣きながら謝る犯人や、容赦ない主催者モノクマの対比が心を揺さぶる。話としては最後の一つ前の事件で、全員で消火剤を投げたら毒が散布され、全員殺意がないのに誰かが殺したのかわからない状況を作ったのは上手かった。その状況では犯人を選挙で選びようがない・・・そこで死んだ者の超高校級の才能が犯人を見つける手がかりになる展開はこれまでになかった。実は15人はマトリックスのように精神がプログラム世界に入っていたというオチで、外の世界に出ても自分たちは記憶を失い犯罪者扱いされる世界が待っていても、現世に戻ろうとするのは前作に似ている。そして生き残った5人で南の島で残りの10人の意識の戻りを待つというのも良かった。逆転裁判ほど名作扱いされないのはハッキリ言ってパロディが多かったり、キャラ絵によるからだろう。希望だ絶望だ言って正義を感じないのも大きい。でも3もそのうち遊びたい、話に夢中になり過ぎるので旅に持っていけないゲームだが。



2020年4月
は引き続きコロナ・ウイルスショックが広がっている日々だった。なんせ世界で300万人が感染して20万人が死ぬ病気だ。毎日ニュースの8割はコロナウイルスの情報が流れている。日本でも五輪延期決定したあたりから感染者の数が増えていく一方で、GW明けまで自宅に居るように首相が厳しく言っていた。でも自宅で仕事できる人なんて日本で5%も居ないんじゃ?と思う。そしてスポーツは無観客試合すらやりにくくなっており、スポーツ新聞も記事が薄すぎて笑える。春アニメも作業や収録ができないらしく、どんどん放送停止に追い込まれている。ネットでは自分の思ったことを書き込みにくい空気がある。「外に出るなと言われて、たくさん食べ物を買ったら買い占めと批判されるのはおかしい」、「STAY HOMEと言うけど健康のための外出は良いのでは?」とか、「コロナウイルスと同じくらい交通事故や自殺も話題になればいいのに」などと書こうものなら総叩きを食らうし、場合によってはコメントが消される。まさか自分の意見が正しい思ってくれる承認欲求ができるとは思わなかった。5日日曜は鳥羽市の図書館に本を借りに行った。そのあと金比羅山に車で登る。道中はゴミがあってイマイチだったけど、頂上の神社は桜もあって綺麗だった。神社と桜はなぜこうも合うのか。そのあと港で本を読んだりしていた。7日は総理が7都府県に緊急事態宣言が発令された。他県だからどうでもよく思ったけど、そのあと東海三県も独自で緊急事態宣言して、全国が非常事態となった。でも地元は元から歩く人すら少ない過疎地だから、あまり変わらない印象がある。12日は雨の中ゲオ付近を散歩、19日は志摩町まで行って布施田港を歩いたあと和具港に行く。駐車場が広い。次に越賀の阿津里浜を見ると景色が美しくて、波の音が綺麗で心が洗われる。ついでにオクで送込み950円で買ったデジカメを使ってみると問題なく、小さな満足感を得る。そのあと御座港に行った。数年ぶりに行ったけど何も変わって無かった。26日はレンタルでコロナの影響で2週間借りれたDVDと漫画を返したら、漫画は2週間貸し出し対象外だから延滞金528円払う。2週間はDVDだけだったか・・・安い罠に引っかかってしまった。延滞金を払うのは十数年ぶりだ。レンタルは貸し出し期限を過ぎても店は電話しないのは勉強になった。そのあとまた志摩町御座に行って港から御座白浜に歩く。初めて見たけど普通の観光ビーチって感じだ。とても儲かるのか駐車場や民宿・コテージが多い。岬と灯台に向かうと廃墟と化した建物ばかり見た。昔は別荘地だったのか。ただこの日は曇りで風が強くて海岸沿いは散歩向けじゃなかった。またコロナで歩いている人は少なく、自分が少し悪い事をしているように感じられた。間違いなく不要不急の外出なんだけど、歩かないとストレスでどこかに行ってしまいそうになる。5月のGWはカプセルホテルの券が1枚あるので、一泊二日で名古屋に行くと親に言ったら反対されて行けなくなった(結局ホテルも休業した)。親は毎日せきが多くてコロナが怖いのはわかるが・・・。自分はもう今は「絶対生きる!」って感情が弱くなってしまった。20代でこの状況なら、絶対に絶対に引きこもって過ごしたろうが・・・コロナにかかったら仕方ない、死んだら仕方ないと思って生きている。もう人生の半分は生きたし、やるだけのことはやったと小さく思うだけだ。◆読んだ本「4TEEN(2004年本屋大賞6位)」東京に住む14歳の中学男子4人の性と人生を考える物語。昔、東京に住む奴は経験速いらしいぜ・・・と田舎で言われるのが常識だけど、本当にそうなんだと心から思う。仲間の一人は女を抱いたり、みんなでクラブやストリップ小屋に行ったり、仲間が不良になるのを止めたり、死にそうな男と花火を見たり、中学男子が経験したい理想が結構この本の中にある。自分が中学の時は少年ジャンプとゲームのことばかり考えていて、残りはオマケみたいな毎日だった。中学の時から女のことをこれだけ考えられたら自分の人生は全く違ったろうな。「サクリファイス(2008年本屋大賞2位)」自転車の新人ロードレーサーの物語。文章が少なくかろやかで、青年漫画のようでとても読みやすい本だ。ロードレースのチームはエースのために誰かが風よけになって、最後エースを勝たせるチームプレーがある。その風よけになるのが主人公の仕事で、他のスポーツと変わっていて面白い。でもまさか終盤エースが事故で死ぬ事件が起こるとは思わなかった。犯人は居るけど、普通にスポーツ物語だけで良かった・・・と思ったら、実はエースはチーム内の若手選手のために事故を起こして犠牲になったのは大逆転の真相で、これぞサクリファイスだった。小説と全く関係ないけど今月はSantanaのSoul SacrificeのLIVE動画をよく聞いた。「多動力」テレビやメディアでよく見る堀江貴文の自己啓発本。板前の長年の修行に価値は無い、手料理にこだわらず冷凍食品でも美味い物は多いなど、この本に書いてあることは日本人の大半は嫌いだろうし、真似したらほぼ全員無職だし、人としてどうかと思う面もあるけど、これだけ自由気ままに生きて美味しいものを食べて、いろんな仕掛人をして成功をしたら(逮捕もされたが)、うらやましく思う。特に仕事をこなすのは速さではなくリズム、意外とみんな自分に興味がない、今ワクワクすることだけを求めて生きろって意見はまさにその通りと思ってしまう。今、自分にとってワクワクすることは何かと言ったら、誇れる仕事や家族を持つこと以上に海外旅行が浮かぶ。マンハッタンを散歩するなんて、くだらないけど今の夢だな。「億男(2015年本屋大賞10位)」弟の借金3千万円を引き継ぎ、家族も離れ離れとなった一男は宝くじで3億円を当たると、どう使えばいいかわからず、大金持ちとなった親友の九十九(つくも)に相談に行くが朝、目が覚めたら3億円は九十九と共に行方不明となり、九十九のかつての部下を追ってゆく。部下は全員大金を持っていて、お金と幸せについて、変わった切り口で考えているのが面白く読めた。毎年宝くじで500人以上の億万長者が誕生している事実や、お金が人を幸せにせず、性格や計画やとらえ方が大事と学ぶものはある。ただ弟の借金3千万を引き継いだ設定は意味不明過ぎた。弟は登場しないし仲が良いのかわからない。相続拒否や自己破産があるのに、一男が借金背負って愛する嫁や娘と離れる道理がまったくない。結局大金を手にして働かなくなるより、お金がなくてもギラギラしていた時の方が幸せと思う結論は普通過ぎる。「ジョーカーゲーム(本屋大賞2009年3位)」戦時下の日本にひそかに存在したD機関と呼ばれるスパイ組織が居た。結城中佐の元に集う部下たちの5つの物語。自分の名前や過去を消し、ニセの人生を作り、スパイに注ぐ行為は無頼漢って感じがカッコ良い。しかし何とも言えないオシャレ感・現代感は、プラスでもありマイナスでもある。「殺人オークション」殺されるのは世に恨まれる人間の連続殺人が起こる漫画全4巻。オークションの運営者と殺人者の正体は、凶悪事件で被害に遭った家族達の恨みが具現化したものだった・・・子供の時なら仇討ちは理解できたけど、自分が年とると無しかなあ・・・犯人を殺しても大事な人は戻らない。背景は写真取り込みで見やすいけど変な絵もある漫画。◆見た映画「タイムトラベラー(2017制作)」夫を失った女は急に3日間の記憶がなくなり、夫を失った原因も探していくという駄作。音楽はずっとアンビエントみたいに静かで、部屋を探したり思い出を思い出したりばかりで、日本のドラマ以下に動かない。同じ次元に居るもう一人の自分が同じ次元に居る自分にアドバイスを送るんだけど、回りくどいアドバイスしかしない。ただヒロインは美人。それを利用されたSFぽいパッケージに騙されて見る自分はアホ。「The Fall 落下の王国」病院に入院した少女は話が好きな俳優の男と仲良くなり、いつも話を聞いていくうちに俳優の苦しみも知る。俳優が話す物語は、いくらお金を使ったんだというくらい景色のいい夢のような場所で撮影しているけど、話は不思議というか普通。現実の人物と話の人物が混ざり合うのはなんだか素敵ではある。映画が好きな人が作った映画という雰囲気はあるが面白さはない。最後に俳優の職業たる当時の映画のスタントシーンがいくつも流れるんだけど・・・汽車の前を走り抜けたり、高い所から飛び降りたり、危なすぎ・面白すぎて映画の内容が飛んだ。◆見たアニメ「君の名は。」4年前に大ヒットしたアニメ。夢から覚めると高校生の男子と女子が逆転していた。でもその逆転現象には理由があって、巫女たる女子高生が予見した彗星の隕石落下から街を救うサインだった・・・圧倒的な絵や光が美しい。こんな美しいアニメは見たことがないと言ってもよく、絵の美しさだけでも見る価値がある。ただ自分は何回も停止ボタンを押した。テンポについていけないというか苦虫を噛むような話についていけない。特に彗星が落ちそうなのに町民への避難が失敗しかかって、最後ヒロインの三葉が親の町長に直談判に行った直後、いきなり数年後ってのは・・・宮崎駿なら三葉が町長に啖呵(たんか) をきって、ドカーンと盛り上げて改心させて、町の人が全員力を合わせて避難をするシーンを描くだろと・・・そんな意味の無いことを考えてしまう。流行っているという世間の空気の中、映画館で見れば良かった。十代の子のようにワクワクも無いし、もう見たい気は起こらない。子供の時に見たハレーすい星を思い出したけど、次ハレー彗星見れるのは2061年か・・・「ハートキャッチプリキュア花の都でファッションショー…ですか!?」コロナウイルスでプリキュアの映画が見れたので、見たことがないこの映画を見てみた。考えてみればこれは10年前の映画で少し恐ろしい。話はパリを舞台に不思議な少年と父親のような男と、プリキュアたちは出会う。プリキュアはゲストって感じで、今のプリキュア映画にない感じがする。ただ少年役の大谷育江の声に違和感あって身に入らない。「恋する小惑星」子供の頃に初恋の子と、星の名前を付けようと決めた子は高校で再会したら女の子だった・・・という萌えアニメ。面白かったのは1話だけとは思わなかった。2話はずっと河川敷に居たのは「あれ?」という感じで、残りはニコニコの字幕が無ければ、つまらなすぎて見れなかった。髪の色、目の色の配色が美しい。◆遊んだゲーム「ジャンヌ・ダルク(40時間)」PSPのタクティクス型シミュレーションのこのゲームは、実在のジャンヌ・ダルクを元に作られた作品だ。ジャンヌダルクと言えばミラ・ジョボヴィッチの実写映画の印象が強い。フランスのために戦って、いくつも街を開放し、追われた王を再び戴冠させるほど活躍するが、パリ攻略に失敗し、最後は敵に捕らわれ火あぶりにされて19歳で死んだ。死んですぐ聖人のように扱われて今も伝説のように扱われる。ゲームの物語はジャンヌと幼馴染のリアン、傭兵ロジェの三角関係が影のテーマだ。途中でジャンヌが崖に落ちて、ジャンヌの代わりにリアンがジャンヌと名乗って戦うが、リアンは火あぶりにされてしまう。ジャンヌは生きていたけど、ロジェは絶望し闇に捕らわれるが再び仲間に戻り、ジャンヌは魔王を倒して二人は村に帰って終わる。絵はレベルファイブで親しみやすいが、リアンは救いようがなく、物語のピークは火あぶりで、残りの魔族やイギリス軍との戦いは惰性だ。だから子供ウケを狙ったにしても火あぶりのシーンはしっかり描いても良かった。最後に生きていたリアンが出てきそうな甘さを感じた。ゲームは倒れてもFEみたく永久死はなく、難度もほどよく低い。ただ最後の3連戦は難度があり、ここでセーブミスしてしまうと詰んでしまうのは怖い。



2020年3月
は花粉や季節の変化がどうでもよく思えるほど、コロナウイルスの影響が大き過ぎる日々だった。学校が急に数週間休みになり、3月のスポーツやイベント中止が当然のようになり、観光業や旅館や飲食店はガラガラになり、映画館やスポーツジムに行くのが危ないと言われた。それも世界中のいろんな国がそうで、都市封鎖・国境封鎖を毎日ニュースで見るし、五輪は延期になり、株価は暴落、世界中で3万人以上がコロナウイルスで死に、震災ほど自分の心に影響はないけど世界は変わってしまった印象すら受ける。ウイルスは目に見えず、感染力が異常に高く、特に老人を殺す強さは異常で、今はワクチンもないというのが果たして世界は元に戻れるのか?と思うくらいだ。歴史に残る出来事とか、後世に伝わる珍しいビッグイベントという空気はなく、県外にサッカー観戦に行けないし、予定は建てづらく毎日閉塞感しかなかった。今月1日日曜はまた仕事場付近を散歩した。ヤフー地図で見たら道があるけど、進めば進むほど森になっている場所があった。8日土曜日は所用で鈴鹿白子駅に親を車に乗せて弟家族に会った。一緒に夕飯を食べようとガストで担々麺を頼んだら驚くほど美味くなかった・・・。後から考えればファミレスのラーメンが美味いわけ無いと思うわけだが、いくらなんでもあの味はない。甥っ子はお子様ランチを「Yammy!Yammy!」言っていた。15日日曜は昼食べた後眠くなったので車の中で寝ていたら車の中の暑さで目が覚める。かなり体調が悪くて危なかった。22・29日日曜は市内のA地区を散歩した。ここは国道からも外れてあまり来ない場所で、十数年ぶりに来たけど廃墟の多さに驚く。2軒に1軒は空き家か更地になっていて崩れかかった家も結構あった。それもそのはず、ここは海にはさまれて東日本クラスの津波が来たら一発で瓦礫の山になる場所だ。少子高齢化に過疎にウイルス騒動で歩く人も見かけなかった。でも釣り客だけは30人くらい居て、小さいアジとかイワシが面白いように釣れていた。場所は片道20分車で走るけど、波の音をまた聞きに来たい。今年の冬と春に散歩して得た知識は「1 家はいつか廃墟になり、畑や道は荒れ地になる」「2 冬は1時間歩くと気持ちがいい。1時間半でほど良い疲れ。映画を見る時間以上の気持ち良さがある」「3 他の地域で歩きたい」「4 人が住む場所の近くはゴミがあって当たり前」「5 最近ネットに向かう時間の6〜7割は、やりたい事とは別の事だ」30日は志村けんがコロナウイルスで亡くなったのが衝撃的だった。自分たち子供時代のスターであって芸人、日本全国の子供が志村に影響されて物真似するほどの人物だった・・・昭和時代が一気に遠く感じた。31日はプライベート用のヤフオク出品停止が完了。ここ2年くらいはゲームか金券しか売れて無く、毎月500円の手数料が無駄だった。やっと消せた思いもあるけど、ラクマに全商品引っ越しは面倒で仕方なくて、スッキリ感よりどっと溜め息しかなかった。◆読んだ本「神去なあなあ日常(本屋大賞2010年4位)」高校を卒業して三重県の山奥の神去村で林業で働くことになった男の日常を描く。いかにも林業を取材して全部書いた感じがすごいする。あまりにもワイルドな生活で変な風習を持ってくるあたり、ここは日本か?!三重か?という感じで、特に最後は丸太に乗って山から村へ下るのがファンタジーすぎる。三重が舞台だからか図書館には多めに揃えてあった。物語の場所は名張と久居の間で美杉村あたりかな。女性が考えた男子校って感じが半端なかった。「対岸の彼女(本屋大賞2005年6位)」主婦の小夜子は葵という女社長の元で掃除の仕事をし始めて、自分の人生を深く考える。一方で流れる物語は、女子高生時代の葵は女子高生の日常にうんざりして、影ながらの友人だった子と夏休みにバイトを励んで楽しんで、最終的に自殺未遂をしてしまう。この2つの物語はやがて溶け合う。あらすじにすると簡単なんだけど、とにかく文章が重い。中年男から見れば女子高生も保育園児を抱える主婦も輝いて見えるけど、この小説の二人は泥の中に進むような話で290ページ読むのも心削れた。女の友達とは一体何か?心を通わせる友達とは何かを行間で読み解く物語。これは女性がわからない男性の方が評価が高いだろうと思う直木賞作品。◆読んだ漫画「生贄投票(全7巻)」生徒内の投票で嫌われ者一位になった者には一生モノの恥ずかしい動画を流されるという罰が待っている。その投票地獄から生き抜く戦い。漫画の感想としては・・浅い。青年漫画に浅さ・馬鹿さ・エロさは必要だけど、これは極浅過ぎる。「一位にされたくなかったら言う事聞け、ぐへへ・・・」って、もう動画でバラされるより酷い事で矛盾しているし、犯人じゃないのに殺された奴がいても周りは反省しないうえ、ヒロインも殺されそうになるし、犯人がわかってもスッキリ感が弱い。後半はヒロインが教師になってふたたび校内で教師を対象に生贄投票が始まることに。犯人は教室内の半分以上の生徒たちだったけど、そこまで教師が悪いかな?って印象しかない。「節約ロック(全3巻)」女にふられたことにより節約生活をすることになったギター好きの男の小話。節約という言葉にシンパシーを感じるかと思ったけど、極度の節約につらさを感じた。寝ていれば超節約!・・そうなんだけど、副業しろというか・・・。好きだった女が他の男になびいて、超倹約家の女と付き合うもののあまりのきつさに出ていって、結局節約家4人で住めば超節約ってのが急に漫画のうさんくささを感じた。節約とロックはやはり相反する。男の性欲のことが全く話されてないのは女性作家らしい。「レイリ」家族を惨殺されたところを救われ、その侍の元で武田信玄の孫の影武者をすることになった少女の物語。原作岩明均と大きく書いてあるだけに自分も信用できるからこの漫画を読んだ。武田の配下の時点でどう終わっていくのか気になったけど、レイリを残して男たちは戦って全員死ぬ。戦って死ぬんだと思い続けたレイリは自分の思い上がりだったと自覚し、ほど良い重さが良かった。全6巻。「AKECHI」江戸川乱歩の明智小五郎をモチーフにした探偵漫画全3巻。コナンや金田一で踏み固められたジャンルだけに、今さら感すごいある。でも身代金をドローンで運ぶのは頭いい。それにしても、どう見てもガンツのアシスタントが描いたんだなって思う。「Rule消滅教室」転校した学校で突如謎のメールが届き、誰かが殺されるサバイバル漫画全3巻。友達と思った男女が実は殺人鬼で、ヤバそうな男と女は結構味方だったという状況の逆転は面白いけど、養護施設出身だからって殺人鬼になって何人も殺す動機がとにかく弱い。◆見た映像「EX エックス Extreme Ops」コマーシャル撮影のために派手な映像を撮ろうと雪山に向かったら、テロリストが潜伏していたって映画。電車に引っ張られながらスノボをしたり、急角度の滑走シーンはすごいものの、アクション以外のストーリーは日本の娯楽映画並のしょぼさ。CGを含めて雑な印象が強い。撮ろうとした映像は雪崩に追いかけられながらビデオカメラを撮影というのが、なんとも常識を疑う。依頼者は日本人だけど、それこそCGにしとけって話だ。「ハードコア ヘンリー」突然目覚めた自分は女を救うためにFPS視点で謎の組織と戦い続ける。一人称視点の映画は面白いのが多いけど、とにかく酔うのが欠点だ。この映画も戦って敵を殺して、駆け抜けて殺しての映画で大迫力ではあるんだけど、何回も動画を止めるほど酔った。最後嫁と思った女は悪いラスボスの女で、記憶はニセの情報で自分は操作されていた。意識を失って終わりかけた時に、父親の記憶を思い出し、何十人も男たちを殺してボスの頭まで引きちぎったのは何か熱いものを感じた。いろんな作品を見ても男は女のために生きる作品が多いから、男の意地とか男の世界みたいなものを感じた。「ボヘミアンラプソディー」イギリスのロックバンド、クイーンのフレディ・マーキュリーのデビューから15年を描く。女性と結婚しても男性に惹かれて、そのままドラッグと酒といろんな男と交わった末にエイズになる。バンドメンバーとの言い争いや不満、名曲の誕生、フレディの傲慢ぶり、ソロデビューでの変化、なんだか神話上の神様を見る気分だった。そして最後のライブエイド1985の20分のライブは涙が出た。結局話としてどうこうより音楽のパワーがすべてを飲み込んでしまう。「カメラを止めるな!」3年前に低予算で作って大ヒットとなった作品だ。前半はテレビの撮影中にゾンビが出てきて、襲われてノーカットで物語が展開されて、最後はヒロインが生き残る。後半はその撮影がどのように作られていたか、そのバカバカしくも愛ある撮影の秘話をお見せする。後半のバカバカしさとその裏方に驚く内容で、監督家族の頑張りに心奪われる。なんというか・・・この映画の監督やキャストは、映画や芝居が好きで仕方ないんだってのが痛いほど伝わった。不器用で無様でも作品を作ろうとする情熱で映画は動いていると実感したし、ここまでできるんだと驚いたし、流石話題になっただけのことはある。ニューシネマパラダイスの次くらいに映画愛を感じた。でも自分は歳をとり過ぎた・・・前半で酔って停止ボタンを押すくらい、しんどかった。「キズナイーバー」1話だけアニメを見て、ダメだこれはと思ったら見ない主義で、これは当時1話で切った作品なんだけど、オリジナルアニメで動きの良いトリガー製作だし、GYAOでタダで全話見れるなら・・・と思って数年ぶりに見ようと思った。でも以前1話で切った判断が正しいと思うほど厳しかった。傷の痛みでつながった8人は、やがて思いや本音まで伝わってしまう男女8人夏物語になるけど、女性が作る物語は男が作るものと違って、柔和でバトルに特化せず、恨みがある楽しみはあるのに、キズナイーバーはそれがいい方向に向かってない感じがスゴイある。主人公とヒロインは綾波並に心なく、仲間は常に言い争い、仲良くなってすぐ喧嘩、恋愛は一方通行。、すべて上手くいってないだけだ。終盤は少し盛り上がるけど、こんな実験してもしなくても良かったのでは?と思う。それって見ても見なくてもいいと同じことだ。見る期限10日で12話見るのも億劫だった。「へやキャン△」女子高生の冬キャンプアニメ、ゆるキャン△のショートストーリー1話3分半だ。実写化されるとはいえ、なぜ作ったんだろう。◆遊んだゲーム「円卓の生徒(PSP版)」数年前ニコ生でいろんなゲームを見ていたら、「これは面白そう、いつかやろう」と思ったゲームがこれだ。ヤフオクの値段が高かったり、他のゲームや用事で遊べなかったけど、やっと遊び終わった。話は100年前魔王に敗れた騎士が生まれ変わって仲間を集めながら、魔王退治に向かう6人パーティのダンジョンRPG。主人公は強いから先生と呼ばれていて、周りはなぜか生徒という変な設定だ。このゲームで好きなのが戦闘のスピーディーさだ。ボタン押しっぱなしなら1ターン2秒以内に終わる。ボスも速い時は2ターンで倒せてしまう。話もシンプルで、仲間一人一人の当番的なエピソードがあって、光の装備を集めて魔王の塔へ進んで倒して終わりだ。魔王も第二形態も倒されたふりもない。またダンジョンの種類は8個とそれほど多くはない。仲間が10人揃ったら「これ以降仲間は増えません」と旅の案内人に言われたのは笑ったけど、仲間を育てて面談して強化するなど、古くて良いモノを感じる。プレー時間は53時間半だけど長さは感じない。このソフトのゲームメーカーは6人パーティのダンジョンRPGをいくつも作っているから、どれもやってみたい。好きな音楽もあるし、キャラに愛着はできたけどクリア後の物語はやらずに終わる。



2020年2月
は氷が張るのを見ないくらい暖かい日々だった。2日日曜は自分が通った中学校近辺を2時間散策した。中学時代はもう大昔だけど数日前に仕事で来たら、この辺はどうなったか気になったし、毎週末ゲオに行ったあとネットを見る日曜にも飽きてきた。歩いてみると田んぼがたくさんつぶれて廃屋が結構あった。新しそうな家も廃屋になっていて、田舎らしい寂しさがある。どんな立派だった家もにぎわっていた場所も時間の流れに勝てない。でもどんな古い家でも人が多ければ暖かさを感じるから不思議だ。散歩はほど良く疲れだけど後でネットで地図を見たら小さい範囲だった。6日は部屋の絨毯が少し臭くなってきたので、軽くぞうきんがけをする。1年弱裸足で生活していて、臭いが気になって仕方なかった。結果を言えば、雑巾がけは良かったけど冬は足だけは、あかすりタオルで洗ったほうがいいと実感。9日日曜は仕事場の隣にあるT地区を散歩する。サッカーを見ていて遅めの16時半から歩き始めた。このあたりも田んぼが荒れてゴミがかなり投げ捨てられている。小さくて印象的な神社を見たあと、「綺麗な夕日が見える丘」という看板があったので丘へ歩きだしたら、歩いても歩いても到着しない。到着したら確かに夕日が内湾に溶けて綺麗だったけど30分以上歩いたのは疲れた。後で確認したら実家と会社間より遠い。考えて見れば十数年前に車で行った時も遠いと知っていたのだが・・・帰りは夜になったらこのあたりは真っ黒で何も見えないから急ぎ足で車に戻る。いい運動にはなったものの森や道ではなくて家々を見たかった。強風の激寒でネックウォーマーを頭と耳に巻くほどで出発時間が遅かった。11日は電気のこぎりで実家の周りの木を切る。やはり危ない機械だ。15日は母方の祖母と母を載せてパールロードで運転したら結構酔う。それにしても牡蠣食べ放題の観光客が多すぎだ。16日は再びT地区を小雨の中1時間散歩。携帯電話は持っていても一人で歩く怖さを感じる。24日は駅周辺を歩く。流石に人がたくさん住んでいて空き家も少ない。火事で焼けた家があった。今月はIpodに声優番組を入れてよく聞いていたけど、Itunesのあまりに使いにくさにうんざりする。Ipodはカッコ良いと思ってなきゃ使いたくない。そして今月は何と言っても、先月話題の新型コロナウイルスは世界中に蔓延してしまい、どの年齢層でもかかるのは怖さしかない。日本でも広がっていて自分も死ぬかもしれない。25日になると当然のようにJリーグの延期が発表されて、29日の生サッカー観戦ができなくなった。それからドミノ倒しのようにいろんなコンサートやイベントが中止になり、花粉の季節が始まるのにマスクは未使用12枚しかなく、1月半ばの時点でもっと買えば良かった。ちょっとくらいマスクが汚くても夏まで乗り切ろう。◆読んだ本「人生の短さについて」図書館で気になって借りた本。哲学本だけど中身はスカスカで読みやすい。「人生は短くなどありません。与えられた時間の大半を、私たちは無駄遣いしているにすぎないのです」「人間はそれを湯水のごとく消費した挙句、土壇場になって気づくのです。いつの間にか人生は終わってしまった、と。」などなど・・・名言だなあと最初は思いながら読み進むと、哲学を考えない人は何の意味もない人生とか、ローマ皇帝や市民は目先のことしか考えないような発言が出てきて何かおかしい。なぜかといえば、この本は2100年前のセネカという哲学者の手紙だからだ。後半は不要だったな。「今やる人になる40の習慣」タイトル通りの内容だ。タレント活動しているけど今も塾講師の林修が書いただけあって、すごい説得力がある。<やるべき事すべき事は記録して常に見る>、<失敗したら取り返すことはできない。その経験を記録して生き続けるようにする>、<集中した時間を毎回記録し、次回はそれを超えるようにする>、<志の低い人とは付き合わない。自分も落ちていく>、こう生きれたらいいだろうな。「叫びと祈り(本屋大賞2011年6位)」砂漠やスペインの風車やロシアの教会、南米アマゾン、世界のあちこちを巡る日本人の斉木の前で事件が起こり、解決していく。世界を巡るというのが今の時代らしくていい。トリックにずっとスペイン語を話していたとか、他の作品にはない面白さがあったものの、雰囲気を出すのに個性を消そうとするあまり、主人公がモブになり過ぎで魅力を感じない。最終話は東ティモールで記憶を失い、混濁した記憶と意識の中から、斉木は世界に戻ろうとする。「i (本屋大賞2017年7位)」シリア生まれで日本人とアメリカ人の養子となったアイは、自分の生きた意味を常に考えて生きてきた。世界中の事件や事故で人が死ぬたびに記事をノートに書いてきて、自分だけ幸せで生きていていいのかと・・・自問自答している。数学を学んだ時に虚数「i」が存在しないことをまるで自分のように思ってきた。やがて歳を重ね、子供を作ることで自分の存在を確かにできると思うものの上手くいかず、親友との再会で、何か吹っ切れるという話。最後は物語の途中という感じもするけど、何か良かった。「星の子(本屋大賞2017年8位)」新興宗教の両親のもとで育った少女の物語。きっかけは少女が生まれた時に人から貰った水が肌荒れを抑えたことが始まりだった。頭にタオルを載せて水をかけると体にいいと言われてやっている両親とか、宗教の代表者はお金持ちとか、住む場所がだんだん狭くなっていくとか、姉が両親にうんざりして出ていくとか、実写にすると気持ち悪くてキツイけど文字なら苦笑して読める。周りの人に白い目で見られながらも、先生やターミネーター2のエドワード・ファーロングに憧れるとか、なんともせつない。最後は中学三年生で両親の元を去る雰囲気のまま、3人で星を見ながら話は終わった。◆読んだ漫画「僕はどこから」文字を読むことで相手の思考を読み取る男と、親友のヤクザの漫画全4巻。替え玉受験をすることによって報酬を得るかと思ったら、替え玉した少年が母を殺し、ヤクザにも警察にも追われる展開はマガジン系らしくて熱さとヒリヒリ感あったものの、伏線回収などスッキリ感は弱かった。殺した奴がのうのうと生きて終わったし、そもそもでいえばこの能力が何か役に立つ感じが弱い。でも絵は上手い漫画。「人狼ゲーム」実在するパーティゲームで実際に殺されてしまうデスゲームと化した人狼に挑む10人の高校生の漫画全3巻。10人のうち2人が人狼で、1人が預言者、7人が村人で投票で人狼当て無ければ全滅。数年前声優がよくやっていたゲームで、知れたのは良かったけど、もう少しキャラに特徴があった方が良かった。いかにも正義の味方ぽいのが人狼だとすぐわかるのに最後に残したのは普通過ぎるかな。生き残った女2人は第2ラウンドに人狼役として連れていかれるところで終わり。これがあったから人狼役は必死で殺しにきていたのかと納得できた。「人狼ゲーム〜ビーストサイド〜」まさかの前作の続き全3巻。前作のヒロインが人狼側になって生き残るために村人役を殺していく。絵が急に富樫義博みたいになって変だけど読みやすい。最後は前作の生き残りも裏切って一人生き残って、お金はいらないから、もっとやらせて欲しいと言う所で終わり、ある意味ハマったという結末だけど・・・このパーティゲームが日本に根付かない理由がよくわかる。誰かを裏切らないと勝者になれない。それは日本人に合わず後味が悪い。そしてこの作品では頭がいい奴が狙われやすいけど、実際は頭がいい奴でよく喋る人が圧倒的に有利だ。また漫画的には女性同士の結束が強すぎで生き残って当前に思った。「人狼ゲーム〜クレイジーフォックス〜」前作のヒロインは消え、ルールに人狼に狙われない狐を追加したデスゲームの開始だ。ヒロインは狐で人狼側の描写が多い。全4巻。最後6人からどう終わるかと思ったら票がつぶし合いなので、狐の1人勝ちというのは理解はしても納得はない。それにしても漫画としては高校生が平然と人を殺すのは無理過ぎる。生き残りのため仕方なく殺すシーンも、殺した奴は危ないから投票や人狼に殺されるし、ゲームとして人狼を最速で当て続けても3分の1は死ぬ。結局どう転んでも大半が死んで生き残っても2戦目があるから、ゲームとして厳しすぎる。また漫画としては最後に全員の役職を載せて欲しかった・・・結局誰が何なのかわからないままだ。あとで検索したらこの原作シリーズは8作も実写映画になっているのは驚いた。◆見た映像「イタリアは呼んでいる」イタリアを旅をする二人の中年人気俳優の映画。映画とは言うけど、二人の中年男性が物真似や有名映画や、テレビ番組の話をグダグダしてばかりで何を言いたいのか、何をしたいのかサッパリわからない。仮にわかっても面白いとはとても思えない。見る前に最悪の場合、イタリアの景色とグルメの映像だけでも楽しもうと思っていたら、本当にそうだった映画。「ご注文はうさぎですか??」いわゆるごちうさ2期だ。感想としたらもう「かわいい」くらいしかない。ヒロインのお姉ちゃんが登場するものの、2話しかいなかったし、こういうのが理想的な日常系萌えアニメと言えるかもしれない。「ゾンビランドサガ」朝いきなり車に轢かれて甦ったらアイドルだったという、2年前の秋にミドルヒットとなったアニメ。普通のアイドルアニメなら、アイドル+歌+葛藤で見せるけど、これはさらに首や手が外れたりのゾンビギャグと、なぜか佐賀県重視設定、またなぜそんなことをするのか?なぜ甦ったのか?という疑問は完全無視で、プロデューサーが勢いで話が進めるのもギャグそのものだ。この作品で良かったのが十数年前に死んだレディースが居たこと。他の作品なら使わない素材だけど、リーダーとなって仕切るのは声もキャラも良い味が出ていた。またメンバー7人に1人男の子が居たり、まだ喋れないゾンビが居たり、みんなで佐賀県を冒険する感じは楽しかった。最後は大舞台を前にヒロインは記憶を失うけど、周りの助けでコンサートをやりきり、人として生き返るとは何なのか教える感じもあり、最後に「おはようございまーす!」と言うのも良かった。◆遊んだゲーム「モンハン日記アイルー村DX」モンハンのアイルーが村を作るというゲーム。モンハンをやっていて気になっていて買ってみたら子供向けなのにキツイゲームだった。まずアイルーのデフォルメが全く可愛くなく、やることと言えば野菜収穫・採取・発掘という名のボタン連打と、村を周ってネコ村達のパラメーター上げで、モンハン独特の敵を倒す爽快感はほぼない。とにかくバトル以外の時間に忙殺され続け、毎日村を周るだけで時間が過ぎてしまう村作りでなく村の奴隷とされてしまうゲーム。ダラダラやり続けて、これでクリアかと思ったらモンハンのGのように後半が用意されていたのは心折れた。そして何をしても進まないので仕方なく攻略サイトを見たら、一つのイベントを攻略したらゲーム内の「数日後」にイベントが発生すると書いてある。この数日後が厄介で、何も起こらない日は村の雑用をするしかやる事がない。電源点けっぱなしで3DSを置いておくと1分以内に動かさないとゲーム時間が止まるというルールもあり、画面を見ないといけない。自分はどんなゲームでも楽しめると思ったけど、久々痛い作業ゲームをやってしまった。後で考えれば村民全員にエサを与える必要はなく30匹程度でよかったと気付くけど、とにかく何をすれば話が進むかわかりにくい。仲間も全131匹集めてしまいプレー時間も65時間半・・・ゲームは面白くなければ、途中でやめた方がいいと久々思い出させてくれたゲーム。



2020年1月
は正月休み明けの6日から風邪をひいた。その日は常に頭が痛くて体がフラフラで、外も4度〜10度の寒さは芯に染みた。帰って風呂の後に11時間横になった。パターンとしては旅行での疲労蓄積と思うけど、最終二日は電車移動を多くして調整したつもりだったけど疲れは消せなかった。疲れは健康にいいのにすごく疲れたら風邪になるって損をした気分だ。結局ずっと疲れが残ったままで、10〜13日の休みも普通に寝てばかりだった。でも寒い日は最初だけで1月は暖かい日ばかりだった。14日から縄跳びを再開。風邪を治すために体重を1〜2s上げ過ぎた気がする。でも1月は空腹を感じる時間が多かった。21日はHPの月誌のページを新しくする。前のページをもう1年使っても良かったけど限度があった。例によって正月旅行の話を載せたけど、今年もこれを書くのに数時間かかった。無駄な文章が多すぎかもしれない。それにしてもこのHPは月誌を書いて載せるだけの場所となりつつある。22日はJリーグ日程発表。26日日曜は午前11時まで眠ってしまった。なんだか情けない。21日にした木を切る作業の疲れが全然落ちない。ちなみにこの日、このHPを見たら閲覧できなくなった。全部消されたのかとか不安になったけど、ただのサーバー落ちで火曜には復活した。2日も見れないなんて・・・。28日は外が中以上の台風のような暴風で会社の柱が倒れて業者の軽トラに当たってガラスが割れて凹んだ。29日には16GB送込み520円のUSBメモリが届いた。火事だと記憶セーブに意味はないけど、パソコンのHDDを使わずデータをUSBに一旦入れたりして、便利かもと思った。Ipodも久々音楽を入れてみたら、自分が好きな音楽が何だったか悩む。ここ最近はジョジョで知ったプリンスとかキングクリムゾンが多いけど・・・そんなに興味が無い気もする。今月は中国で起こった新型肺炎が広まって恐さがあった。人類が絶滅する時はこういう病気が蔓延して終えるんだと思った。でも春までには収束しそうだ。◆見た映像「スタートゥインクルプリキュア」想像力豊かで宇宙と星座が好きな星奈ひかるがプリキュアになって、宇宙を駆け巡る。惰性で見ているシリーズだけど、今回は変わっていた。歌って変身したり、褐色肌の子が居たり、プリキュアに宇宙人が2人いたし、他の惑星に行っていろんな宇宙人に会って仲良くしたり戦ったり、よく考えると大半が異星人の作品である。最後の敵の倒し方がつまらなくて、もうちょっとやりようがあったと思ったものの・・・未知のモノに出会いカルチャーショックを受けるというのが、これまでのシリーズと違って良い挑戦だった。ひかるの相棒の宇宙人のララがとても目立っていて、まさに準主役だった。「慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜」難度SのRPG世界を救おうと女神が召喚したのは、強いのにあまりにも慎重すぎる勇者だった・・・強敵を倒すために慎重に慎重を重ね、訓練と修業を繰り返す勇者と、ベタぼれアホキャラと突っ込みを兼ねた女神の掛け合いが面白く、突っ込みのたびに女神の絵がおかしくなったり、怪演技をする声優豊崎愛生の独壇場と言ってもいいアニメだった。1話からずっと面白く見れたけど最終話だけ普通過ぎたのは変わっている。「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」スタジオポノックの短編集アニメ映画。1本目はカニの妖精が両親を探すジブリ感の強い話。2本目は卵アレルギーのある少年と母親の重い話。3本目は誰にも認識されない透明人間と化したサラリーマンが空気になりつつあるダークな話。実験的な要素を強く感じるけど、どれも120分の映画なら見たくない。2本目の絵の滑らかさは驚くものがあった。「キャビン(THE CABIN IN THE WOODS)」山荘に訪れた5人の大学生はゾンビに襲われるが、その裏側では大学生を操作するために気温を上げたり、音を操作したりする社員達が居た・・・いわばこの作品はホラー映画の裏側をパロディにした映画。ルールにのっとって、最後ヒロインが生き残って終わりかと思いきや、脇役だと思った男が生き残っていて、二人でゾンビが出てきたところに入り、いろんな怪物達を裏側の研究所で巻き散らして操るものを追いつめる。なぜそんなことをするのかと言えば偉大なる神(視聴者)を鎮めるため・・・というのはバカバカしくていい。最後は神が暴れて誰も生き残らず終わる。「王様のためのホログラム」サウジアラビアの王子にホログラムの技術を見せるために、アメリカの中年サラリーマンが悪戦苦闘するヒューマン映画。お酒が飲めない国だけど隠れて(?)飲んでいる現実や、時間にルーズだったり、砂漠で無茶な計画を聞かされたり、サウジアラビアの文化を知り、砂漠が続く景色は海外旅行に行った気に少しさせる映画だ。映画らしく成功と失敗と前向きに生きる力を少し貰える。ただ現地で知り合った女性医と結ばれるってのは、あまりに都合良過ぎかな・・・「スノーデン」アメリカ国家安全保障局 (NSA) や中央情報局 (CIA)の局員だったスノーデンは、世界中のネット情報にアクセスできるアメリカの諜報活動に疑問を持つようになるが・・・この映画で得るものは無かった。アメリカの諜報活動をしている時点で、SNSとかネットの情報は全部筒抜けなんて当然と思っていたし、カメラを自由に動かしたり、President attack とか書くとチェックに来ることも仕事なんだから当然だ。海外ドラマ「24」の世界はやっぱり実在したってだけ。問題は得た情報を使って悪用をしている事についていけなかったんだろうけど・・・映画化するほど正義なのか?高給取りと地位と、長く付き合っている可愛い彼女を捨ててまで告発して、得たものがあまり無かったのでは?◆読んだ本「犯人に告ぐ(本屋大賞2005年7位)」誘拐事件で指揮を執りながら子供は殺され、閑職に就いた警察管理官は数年後バッドマンと名乗る連続少年殺人鬼を探すためにニュース番組に顔を出して犯人を追おうとする。上司の若手課長が得た情報を他のテレビ局にリークしたり、部長はニセの手紙を作っていたなど味方に食えない奴が多い。テレビ番組の仕組みや他番組を出し抜く姿や、どれだけテレビに出てもなかなか犯人から手紙が来ないのはリアリティを感じる。作品は上下巻もあるほど長いのに、犯人は結局そのへんのアパートに住む男で終盤簡単に捕まる。犯人がだれかで驚かせる話ではなく、犯人を追い続けるのが物語そのもので、現実はこんなものと見せるのはいい・・・1つ前の事件は解決せず終わるが。この本を読んで思い出したのは90年代のニュース番組だ。毎日事件を真剣にテレビの前で自分が見ていた事を思い出した。劇場型の事件はあったけど捕まらないことが多々あったな、と。「ウチの姫さまにはがっかりです…。」騎士見習いのアッシュは姫君とメイドのSM関係を見たことにより、姫の暴挙に振り回されることに・・・昔100円で買ったライトノベルで、古い家の風呂場でボロボロの状態で置かれていた。感想を言えば思ったより地味な話で、言うほど姫にはガッカリしていない。SMの関係は中世でも普通にあったんじゃないかと思う。ただファンタジー設定だからSMとかサディスティックという言葉が使えないのが、歯の奥に引っかかる感じが凄い。「「潔く」生きる〜こだわっても始まらない」10年以上前に買ったPHP文庫の本、作者は大正13年生まれ。本は1988年に出版された。中国や戦国時代の武将の話を持ち出し、これぞ潔いと語っている本だ。歴史には詳しいけど経験は少なそうに見える。ただ輝いた過去を向かず毎日がゼロからのスタートと思えばいいとか、屈辱に耐えて生きろとか、背水の陣とか江戸っ子の気っ風の良さが好きなのは伝わった。でも武士道精神は現代には通用しにくい面も多い。もっと哲学本を読んだ方がいいかもと思った本。「君になれ(1巻のみ)」実在の局を元にした漫画。ギターが下手な高校生が音楽で、自分や周りを変えようと奮闘する。音は無くても音楽が聞こえる良さがあった。今度から音楽漫画は読んでみようかな。「ナラタージュ(本屋大賞2012年5位)」大学生のヒロインに演劇部の男性教師から、部員が足りないから参加してくれと相談される事から始まる恋物語。高校の演劇物かと思ったら、演劇活動がほぼ無い少女漫画のような話。教師と大学生の男に心が行ったり来たりしていて、情緒不安定でこれぞ女性が書いた話で、ヒロイン大丈夫か?って感じがすごい。体にからみつくような話で正月旅行中うんざりしながら読んでいた。大学生の男もヒロインを落とすために世界一というくらい優しさを見せたように思うし、教師も前の女を捨てがたいだけの情緒不安定。どっちも小さな理由で心変わりが激しすぎ。結局これだけ往復して、どっちの男ともうまくいかず、他の男と普通の人生を歩むってのはリアル。話はみずみずしい果実のような物を強く感じた。「ふくわらい(本屋大賞2006年6位)」幼少の時から世界を巡り、いろんな部族や僻地を巡った女、鳴木戸 定(なるきどさど)は雑誌編集部で仕事をしながら自分を探していく。話は知的な野生女が、顔が変な元レスラーや、目が見えないと言い張るナンパ男や変な作家達など、変な連中が集まった話。タイトルの福笑いとは、定は子供の時から福笑いが好きで人の顔を変える妄想をよくするから。とにかく全編コントみたいな話だけど、物語に流れるのはポジティブな狂気で悪い感じはない。最後は全裸になって街を歩くのは良いかわからんが、この作家の本はもっと読みたい。「教場(本屋大賞2014年6位)」警察学校を舞台にした小説。正月旅行した時、JRでやたら木村拓哉主演の教場のポスターが目についたけど、図書館で借りたのは半月前だ。厳しい警察学校があるから警察もあんなに厳しいのかと納得する。警察がなぜ会話を根掘り葉掘りするのかよくわかった。でも警察学校で事件が起こり過ぎるのは苦笑。場面がよく変わり、章ごとに登場人物が変わって、数日ぶりに読むとどんな話か混乱するものがある。というか最近自分の頭の回転速度が悪くなったと実感。



2019年末から東京と北関東方面に出かけた。29日はJRの駅から10時2分から出発とかなり遅くなってしまった。昼食はJR亀山駅付近で食べようと思ったけど時間があまりなく、名古屋駅は少し飽きているので愛知の岡崎駅で降りて店を探したけど、店の探し方が悪いのか店がほとんど正月休みで入れず、ローソンで食べ物を補給。18きっぷの東京行きはとにかく各駅停車の静岡をどう過ごすかだけど、今回も本を必死に読んで何とか乗り過ごした。
ただ2冊目になると一気にテンションが下がって熱海を過ぎるともう宿泊地の川崎に早く着けと思うばかりだった。これは毎回そうだけど東海道線は熱海を越えると張り詰めた気が途切れる。本音を言えば降りて休憩したいけど、夜降りて休むのは到着が遅くなり過ぎて何かダメな気がしている。川崎には夜9時頃に到着し、前回食べれなかった蒙古タンメン中本でタンメンを食べる。悪くはないけど普通。

翌30日は高校サッカー開会式を見るため駒澤大学駅に向かう。小雨が降っていて寒い。途中溝口駅で乗り換えがどこかわからず迷ってしまう。デパートに人が流れ過ぎだ。駒澤大学駅は少し混んでいて駒沢競技場では入場者の大行列ができていた。でも裏口に周るとスカスカなのでそこから入場。駒沢競技場は試合中継で見ていた通り、ミニ(旧)国立競技場って感じだ。客席は当然濡れていてティッシュで拭く。タオルを持ってくればよかった。開会式は単に選手が入ってくるだけだけど、選手より音楽演奏が大したものだと思う。そして選手が全員入場したら揃って前に進むのは壮観だった。これだけのために見る価値はあるかもしれない。
すぐ始まる1試合目は東京の国学院久我山と沖縄県前原の試合だ。でも沖縄の選手の身長が国学院より数cm小さい、そして開始6分で国学院が得点したら、もうこれは決まったなと思った。それくらい内容に差があり過ぎで結局8ー0で国学院が勝った(このあと国学院は優勝するかもと思ったけど、3回戦で敗退した)。試合観戦のあと駒澤大学駅から錦糸町駅に移動。千葉に行くにはこのルートが安いらしい。錦糸町駅は降りたつと夜のスカイツリーがすごい迫力で見えた。ラストダンジョンに向かう景色のようだ。錦糸町から千葉駅に移動して降りると駅の改札までの間に土産物屋や店が多すぎた。よっぽど人が乗り降りするんだろう。ホテルは千葉駅から一駅隣の千葉中央駅で歩いていける距離だ。ホテルのコインランドリーで洗濯機を使っていたら袋の中に入っていた9千円を拾った。ここのホテルに渡すか悩んだけどネコババすることにした。袋に名前が書いてあったら考えるものの、これで探している人が見つからなかったら千葉県まで取りに来ないといけないし、ホテル側が取る気がして途中で考えるのが面倒になった。ただすごく得したという感じは皆無で、9千円が足りず誰かが泣いているし、プラスの後には必ずマイナスが来ると信じる性格なので、自分に1万円分マイナスが来る覚悟はしている。

31日はフクダ電子アリーナで高校サッカーの2試合を見るために千葉中央駅から歩いて向かう。JR2駅分で距離的に4kmはほど良い運動になる距離で、天気も良くて歩いて良かった。ただ風が強く国道沿いで正月休みだからか道にゴミが多く汚かった。寄り道をしつつ1時間数十分で会場に到着。場所はいかにも埋め立て地という感じで隣に工場がたくさんある。途中飲食店をどこに行こうか迷ったけど、スタジアム隣のショッピングセンターで天丼屋とかあったからここで食べれば良かった。
会場では1回戦山梨代表の日大明誠と四中工の試合だ。山梨は千葉に近いからか日大グループだからか客が日大の応援がJサポ並にとにかく多くて声も大きかった。スタジアムも話に聞いていた通りいい感じのスタジアムで、初めてジェフ千葉は昇格すべきと思えた。試合は四中工が3-1で勝利した。とはいえ両チームとも割といい勝負だ。2試合目の松本国際vs和歌山工は前の試合の客がゴッソリと帰ってしまって、試合の質といい雰囲気といい高校サッカーらしくなった。試合内容は松本国際が押して決められないの繰り返し。でもやっぱり得点を決めて試合に勝った。試合を見終わった後また東京に戻り大塚駅で降りる。千葉と都心は片道千円もかかる。大塚では声優ラジオのシーサイドコミュニケーションズのカウントダウンイベントがあったけど、チケットが取れず仕方なく会場の萬劇場だけを見てきた。とても小さい入り口で観客が130人しか入らないだけのことはある。いろんな場所がイベントや休館でシーサイドは年末ここしか空いてなかったのだろう。会場の入り口では開演2時間前だからか人が2人しか待ってなく、この日は風が強く寒かったし、もう早くホテルで温まろうと思えた。

1月1日は何と言っても天皇杯決勝戦、神戸vs鹿島を見る日だった。試合開始の14時半まで時間があるのでタリーズで本を読んで、11時に日高屋で食事してJR千駄ヶ谷駅に向けて出発。国立競技場に行くのは名古屋がリーグ優勝した年に天皇杯決勝に行って以来だから、ちょうど10年ぶりだ。新国立競技場はテレビで見た通りの建物で、木の多さが自然を感じさせる。やはりスタジアムの目新しさから客の顔はみんな明るかった。中に入るとタコ焼き屋の前など激混みで「大丈夫か」と少し思う。チケットは鹿島側だったけどゴール裏はチケットチェックもないから、神戸を応援したいから北側に行った。
スタジアムはイイ感じにスケールはあるものの席の通路は狭く、ジュース入れも人が通るのに邪魔だ。それに五輪の調整だからか入れない席や工事中が多い気がする。以前8万くらい入るという話を聞いたけど実際は6万弱だ。埼玉スタジアムとさほど差はない。試合は神戸が勢いと運を見せて勝利。鹿島はいつもの勝負強さが無かった。試合終了後セレモニーを見て神戸サポの歌も聞いて、のんびりと駅に向かったけど、うなるほど人が居た。10年前から何も変わってない・・・。駅前は混み過ぎなので、他の人の後ろに着いて代々木まで歩き、この日は荻窪で宿泊。閉まっている店が多いので松屋で夕飯を食べる。

2日は栃木日光に向かう。高校サッカーも見たいけど最近「見たことが無い景色」を求めたいので、旅の後半はサッカーと関係ない旅を始める。しかし新宿駅に着いても電車が遅れていて出発がだいぶ遅くなった。あと群馬行きに乗っていたので途中で気づかなかったら危なかった。新宿で黒人に日本語で電車を聞かれて、よくわからないと言って逆に良かったかもしれない。下手に間違ったことを教えたら後味悪かった。その後も数回乗り継いで宇都宮駅に着いたけど予定時刻よりかなり遅い。路線検索はもっと早かったんだが・・・
一旦改札を出て土産を買ってコンビニから送ったけど、日光行きの電車はよく見たらたった1時間に一本しかなくて一本乗り遅れる。仕方なく1時間待って片道1時間乗って日光に着いたけど、もう午後2時半を過ぎている。バスを待つか歩いていくか少し迷って歩いて東照宮を目指す。車も多いし距離も近いから到着時間はさして変わらないはずだ。黙々歩いて向かうと店も多くてまさに門前町という感じで、やはり帰りの人が多い。東照宮には40分くらい歩いて着いた。屋台も立ち並んで人も多く雪があって寒い。東照宮の入り口では行列ができていて見れるのは午後3時半まで。残り15分で締め切り・・・おそらく見学には40分〜1時間かかると考えて、あまりに到着が遅すぎたから見るのを断念した。また栃木に来れる予感がするし、北に向かう電車の少なさから考えて今夜泊まる郡山は近いとは言いにくく、行けるのかすごく不安になってきた。屋台でアユの塩焼きを食べてまた歩いて駅まで戻り、宇都宮から黒磯行きの電車に乗る。それから黒磯駅に着くともう外は暗くてかなり寒い。よく東海道線から黒磯行きを聞くけど、やはり街はずれという感じで、ここで1時間電車待ち。郡山に行けるか不安で駅員に聞いた。電車から見えた駅近くのイトーヨーカドーに行き3割引きの弁当とパンを買い込んで食べた。東日本はイトーヨーカドーがイオン系より多い気がする。黒磯から新白河に乗り換えて午後8時45分に郡山に到着。新白河から下りは夜8時から3本しか走って無いので、東照宮断念は正解だったかもしれない。郡山駅では時刻表をまず確認する。街を歩くと繁華街に飲み屋が多い。この日の深夜夢の中に預言者が出てきて、うさん臭いなと思ってふと目が覚めて、すぐ地震が来た(深夜3時半だった)。三重ではほとんど地震が無いからドキドキしたけど、すぐにまた眠りに着く。

3日は8時半にJRに乗って郡山から会津若松に向かう。ここも1時間に1本しか走ってない。郡山とか会津若松は名は有名なのにこれだけ本数が少ないのに、JRは商売成り立っているのだろうか。雪が降り注ぐ山道や磐梯山周辺を抜けて1時間10分で汽車は到着した。ここで西会津行きの電車に乗るのに数十分待つ。会津若松駅は少し立派で土産物屋も品物が多く客も居る。そして福島もここまで来ると寒い。そのあと電車で2駅走って西会津駅に到着。地元の駅に似ている。電車の放送で新潟行きとか話していて、「隣県だし少し行きたいなあ」と思ったりした。
駅を降りて少し歩くと鶴ヶ城が見えたがルートが悪いのかなかなか到着しない。西会津駅から本当に近いのか?って感じだったけどなんとか到着した。近くに行くと結構小さい城だ。チケットは520円で3施設共通券を買う。最初に茶室麟閣に寄ると小さい茶室が数軒あるだけの施設だ。すぐ見終わって鶴ヶ城に入るとやっぱり歴史資料館だった。でも会津は藩主が変わり過ぎたり、近代まで戦争に巻き込まれすぎたり、結構歴史の深い所なんだと勉強になった。会わない知り合いに福島の人が居るけど、その人は結構歴史のことが詳しかったのを思い出した。城を見終わったあと御薬園に向かう。道案内に沿って歩いたけど歩きだと地味に遠い。お腹も減ってきて名物ラーメン屋を探せず面倒で幸楽苑でラーメンを食べる。小雨の中、御薬園にやっと着くと、ほとんど客が居なくてどこか寂しい場所だ。御薬園は庭園と薬草を作ってきた場所でそれ以上説明しようがない観光地だ。薬草茶を貰ったり試飲したりしたけど、ここのメインは抹茶と茶菓子を食べることかもしれない。御薬園を出たあと、足が痛いけど会津若松駅まで歩いて向かう。地図を見ても西会津駅と距離的に変わらない。帰りの郡山行の電車は混んでいて、眠いしだるいしで、やっぱりここの電車は1時間に1本は少なすぎだと実感。郡山に戻った後、いわき市の湯本駅に向かう。時刻表を見たらいわき方面は1時間に一本以上あると思ったら、駅員に聞くと途中の駅で1時間待たないといけないので1時間遅らせて、ドトールで休んでマクドナルドを買ってから出発。それから遅れはあったものの何の事故もなくいわき駅に着いて、2駅離れた湯本駅に向かう。湯本駅近くのホテルでチェックインしてすぐ、温泉が出る「さはこの湯」という銭湯に行く。外観は粋な建物だけど、風呂は丸いのが2つあるだけの本当に普通の銭湯だった。お湯は硫黄の臭いだ。ほど良く温まり閉店まで時間があまり無くて40分くらいで出る。

4日は朝銭湯に入るために湯本駅前の銭湯開店の10時まで湯本駅付近でボーっとする。この日は晴れて気持ちが良い。銭湯を出たあと水戸行の電車に乗る。水戸は近くはないけど時間的な余裕が遠さを感じない。水戸駅に到着したら県庁所在地だけにそこそこ大きい。大型デパートがあり、南側の出口を出たら太陽もまぶしく大神殿に降り立った気分だ。飲食店を探したけどどれも一長一短。ラーメン屋でイマイチな豚丼を食べた後、東京に向かう。
水戸から東京に向かう電車は有料電車を除くと本数は少なくて乗る人は多い。そういえば電車から降りるときに誰かが白い粉が入ったビニール袋を落としたのを見た。一瞬でテレビやニュースでよく見る麻薬とわかったけど、これを拾って届けて警察に話して・‥と考えるとお金を拾うよりメリットが無いと判断できて無視した。上野に到着し、時間があるので東京国立博物館に行くことにした。最初はバスケを見に行く予定だったけど、試合時間に縛られずスポーツ以外を楽しみたい気分だった。ここでの特別展は人、神、自然をテーマにした古代世界の展示物だった。展示品は古代の仮面を目当てにしていたけど仮面は少なく、小さな置物が多かった。他にアジアの常設展も大ボリュームで重いカバンも手伝ってもう疲れた。それで外に出たら他のお客さんは別の建物に入っていってる・・自分も後をついて入っていったら、そこも博物館だった。令和になった時の天皇が使っていた綺麗な衣装や台と座が置かれていてたくさんの人がスマホで写真を撮っている。それを雑に見た後、日本の歴史と書いてあるブースに入ってみたら、これがまた長かった。見終わった後平成館なる場所にもつながっていたし、勉強にはなるけどこういうものは疲れも何もなく軽い荷物だけ持って朝からのんびり見るものだと実感。そういえば以前も東京の美術館でこんな経験をした。東京の美術館のスケールのデカさっていったい何なのだろう。それにこの周りの美術館も夜8時まで館を開けているのも開けすぎじゃないかと思う。博物館を出たあとラーメン屋で990円の定食を食べる。食べたあと歩いていると安くて美味そうな店に何軒も出会ったのは損をした気分だった。この気持ちこそが損なんだけど治らない。この日の宿泊地は小田原駅隣の鴨宮駅だ。とにかく首都圏のJRは本数が多すぎなので、この日で東海道線の移動を稼ぎたかった。

5日は鴨宮からJR東海道線に乗って帰るだけだった。この日も日本晴れで鴨宮駅のホームから富士山が大きく綺麗に見える。富士の景色は清水付近まで進行方向右側の窓を見るだけでずっと圧倒して綺麗に見えた。なんて綺麗な山なんだろう。静岡や関東や江戸の人達が愛する気持ちがわかる気がする。遅い昼食は名古屋駅のホームできしめんを食べる。それから早く移動したけど、やっぱり地元に着いたら18時半だった。今回の旅行で得たことは「楽しい!It's fan!」と思うことは皆無だった。やることすべてが確認作業に近く、「新国立」「フクアリ」「栃木・福島」がどんな所か理解しただけだ。
去年少し楽しいと思えたのは九州のおばさん達と会話できたからで、もうこれから年末旅行は一人楽しむだけなら、やることを変えてもいいかもしれない。これが中年独身男性の悲哀だ。使った金額は64500円。教訓:正月は休んでいる飲食店が多い。JRは本数が少ない路線も多い。時刻表でチェックしておく。土産は帰る前に2〜3箱でいい。小説は多くても4冊で上下巻は×。紅白やレコ大はチェックしておく。







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