知恵ノート75


「三浦知良(キングカズ)が人気がある理由」





最近多くなってきた知恵袋の質問に、

「サッカー選手 三浦知良はどこが偉大なのか?」
「カズのどこらへんに人気があるのか?」
・・・というのをよく見かける。

そこで自分はちょっとしたカズのファンなので、 
カズに関する質問を
まとめて知恵ノートで答えたいと思う。 
 

※この知恵ノートの内容は

おもに2012年に書きました。
 

質問1 カズはどのへんがスゴイのか?


@努力を続けて日本を代表する選手になった。
カズは学生の時からサッカーが特別上手かったわけではない。
努力を続けてプロ選手になり、日本代表までなり一時代を築いた。
ちなみにカズはずっとウイングの選手であって、FWは本職ではなかった。
  

A日本にプロサッカーリーグも無い時代にブラジルに行き、サッカー選手になった。
まずJリーグも無いどころか、日本代表がまるで強くもないあの時代に
ブラジルに行って現地でプロになるということが夢物語そのものだ。  

Bプロサッカーリーグ誕生と成功に貢献した。

質問3を見てください。

C日本代表として実績がある。

質問6を見てください。

Dスポーツに向かう真摯な態度が素晴らしい。

カズはサッカーのために食事を考え、サッカーのために生活をする。
その姿に他の選手は驚き、見習おうとする。
カズは早い時は夜7時に眠るというから、周りも感心するしかない。
 
E自身の豊富な経験を若手やいろんな選手、クラブ、協会に伝えている。

どのようなジャンルでも経験を直接人に伝えることは大事だ。
カズ自身のサッカーの経験を日本中に伝えた事は大きい。
世の中には雑誌やネットでは絶対伝わらないこともあるのだ。

F40歳を過ぎても現役を続けている。

現役への固執はくだらないと思うかもしれない。

でも自分と同じ事をしているのに自分の2倍頑張る中年がいたら・・・

誰だって見習わずにはいられない。

カズは30代でやめていても、サッカー解説など仕事には困らないのにだ。 

  

質問2 カズは、たいした選手ではないのでは? 

 
最近特に多い質問・・・
「W杯に出場したことがないカズは
全然たいしたことないサッカー選手では?

日本サッカーの一時代を支えたけど、

今の代表選手の方が比べられないほどすごい」というのがある。

カズファンからしても半分はその通りではあるけど、
時代が違うから当然だと思う。 


たとえば20年後の日本代表のスタメン11人に、
FCバルセロナに5人と、レアルマドリードに6人が所属していて、
ワールドカップも2大会連続決勝へ進出する強さになっているとして、
20年前の今の代表に向かって、ファンがこう言ったらどうだろう?

「2012年の代表の所属クラブは欧州の3流クラブばかり、
ワールドカップもベスト16で喜んで、
こんな弱い選手達ばかりでよくサッカーを楽しめたものだ。
エースが今横浜FCにいる43歳の香川真司って(笑) 」

納得はしつつも、どこか頭にこないだろうか?  
 

その時代その時代で、
選手達は必死でサッカーをしていた。

ファンも必死で応援していた。

一つの時代の選手(カズ)を馬鹿にする理屈なんて、
どこにもないはずだ。

  

質問3 カズはなぜ有名になったのか?


では、カズが一躍有名になったきっかけは何か?
それはやはり20年前のJリーグ開幕だ。  

Jリーグ開幕当時の爆発的な人気は
今で例えるのなら、日本国中に
バルセロナや、レアルマドリードや、マンチェスターUなど
名だたるクラブが日本に引っ越してきた・・・
いや、それ以上と考えるといいかもしれない。
  
それくらいスタジアムはどこも満員で
チケットが取れず、みんなが自分の国に
プロサッカーができた楽しみを語っていた。

 
そんなJリーグで世界の名だたる選手がプレーする中、
一番期待され、それに応えたのは日本人のカズであり、 
初年度のJリーグでMVPになったのもカズだった。
 

カズが魅せる南米仕込みのプレーには、
当時青春を過ごした人達は、
どこか憧れてしまう魅力があった。 


もちろんカズが日本代表のエースとして
長く活躍した姿も大きかった。

 

質問4 カズが南米に憧れた理由は?


今の時代は完全に欧州サッカーの時代と言える。
4大リーグやCLが見せるサッカーは世界最高峰という
言葉にふさわしい。

・・・だけど昔はそうではなかった。

欧州でサッカーバブルが始まってなく
選手の移籍もままならない時代、 
南米と欧州のサッカーは、どちらが強いか
当時のサッカーファンはよく話し合っていた。


そして当時日本のサッカーファンは

南米派の方が多かった。  

特に日本とブラジルは歴史的にも
付き合いが深くて長く、親しみがあり、

欧州サッカーの今の憧れはあまり無かった。


サッカーと言えばサンバを思い起こす人もいて、

サッカー漫画キャプテン翼も

最初は南米サッカーの影響が大きかった。



それくらいサッカー=ブラジルというくらい、
W杯でブラジルは結果を残して
サッカーの内容でも日本人を魅了していた。
 
カズもブラジルに憧れて当然だった。
 


そして日本中が野球ファンしか居ないような時代に、
高校を中退をしてサッカー選手になるとブラジルに挑み、
現地でプロになって日本に帰ってきたカズには、
当時皆が憧れざるを得ない存在だったのは言うまでもない。

  

質問5 カズが戦ったドーハの悲劇は、どこが悲劇?
 

最近カズを馬鹿にする質問以上に驚くのが、

「ドーハの悲劇って何?」
「ドーハの悲劇はどこが悲劇か?ただの実力不足では?」
という質問だ。

まず世界最大のスポーツイベントのワールドカップ出場を
ロスタイム(アディショナルタイム)で
逃すというだけで
衝撃的なのは言うまでもない。

実力がどうであれ、 
悲劇という大げさな言葉を使って
伝えられていいと断言できる。


当時はこれ以上の日本代表メンバーは無いと言われ、
W杯最終予選前年のダイナスティカップ・アジアカップの初優勝で
今回を逃したらもう二度とW杯に出場できないとまで叫ばれていた。

それくらい期待され、日本を背負って試合をし、
選手はW杯出場を逃したことを涙を流してあやまる出来事だった。 
 

そのドーハ以後、98年W杯から
日本は連続でW杯に出場することになったが、
試合の最後の最後まで気を抜かないという事は、
大きな教訓として日本が強くなるきっかけの一つとなった。
 

今では試合時間残り5分でコーナーでねばるのも珍しくはない。
 


なおドーハでのロスタイムの失点後に
選手達が次々と倒れたのは、
のちにどの選手もかなり反省をしている。

それは、あの失点の後ほんの少し試合時間が残されていたからだ。 
やはりあの時代プロリーグが始まったばかりで、
カズを含め、選手達にはアマチュア精神が残っていた。


ちなみドーハを見ていたファンの状況はこの質問を見てください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11434446   
 
 

質問6 カズは日本代表でどんな感じだった?


カズは日本代表としては89試合55得点と
文句無しの結果を残している。

たまにカズが日本代表でこれだけ得点したのは
ほとんどアジア相手だから当然」
というのを見るけど、
 
今の日本代表選手でアジア相手に
3試合に2点取る選手が何人居るだろうか?


 
自分が思い出すカズの代表でのプレーというのは
華麗に点を取るタイプではなく、
PKだろうがオフサイドまがいだろうが、
こぼれ玉だろうが、必死で点を取る雰囲気があった。

そしてとにかく怪我をしない選手で、
試合に負けたのは自分が点を取れなかったからと
平気で言うような選手だった。  
 
その姿は漫画の主人公のようだったが、
なかなか小憎さもあった。


もちろんカズは当時、
日本代表のエースだったのは間違い無い。 



質問7 カズがフランスワールドカップ直前で
     メンバー落ちした理由は?



1998年、初出場を果たした日本はワールドカップ直前合宿で
岡田監督は日本代表のエースだったカズを日本代表から外した。
 
これについて岡田監督は外した理由を
一生しゃべらないと断言をしているので、
当分答えがわかる事はない。


カズはフランスW杯最終予選の初戦で4得点したものの、
その後は不振で日本が勝てない原因として酷く批判された。
怪我に苦しみながら出場し続けたことも
逆に悪かったかもしれない。

翌年、怪我も治って合宿の練習試合でも
得点を決めていたが・・・最後の最後に選ばれなかった。
  
ギリギリで落選したあと、最終予選の間に
日本中で批判され続けたカズは、
手のひらを返したように日本中で同情された。

 

 

この件に関してサッカーファンは後で反省をする人が多かった。

チームが負けているのにカズ一人の責任にして怒ったことや、

日本サッカーがプロ化5年も経っていない出来事と考えれば、

意味もわからずカズを批判しすぎた面はある。

 

そして今もカズが40代後半になっても

サッカー選手を続けている理由ではないかと

考えてしまう人は多かった。


 

質問8 キングカズ(KING KAZU)という
           愛称って何?王様気取り? 

 

この愛称は93年W杯予選で
カタールの新聞がKING KAZUと紙面に書いて
日本に広まり、消えなくなってしまった。
だからカズ自身が自ら名乗ったものではない。

カズ自身はこの愛称は

それほど好きではないし、愛着もないようだ。

 
カズはペレとのインタビューで
自分はキングといえばペレだけで、
自分がキングと呼ばれるのは申し訳ないと語っている。

しかし世間にキングと呼ばれてしまったことで、
カズはただのサッカー馬鹿から
年々良い意味で変わっていった。

 
質問9 カズはJリーグ開幕の時の
        遊んでいるイメージがある。好きではない。



93年の頃、カズはパーマを当てて髪を染め、
高級車に乗り、空いた時間にディスコで踊っていた時もあり、
「遊んでいた」というのは合っている。

ただ・・・それくらい許してあげてもいいのでは?

子供のときはサッカーの実力で兄にかなり劣り、
周りに馬鹿にされながらもブラジルに行き、
言葉を覚えて必死に毎日ブラジルで生活を送り、

やっとプロになって日本に帰り、日本代表になっても
読売クラブより酷い芝生や環境、
それに低い給料に怒り、協会を訴えた。

 
カズ自身もサッカーが
人から憧れるような存在になるように

車も服も髪も目立つようにして、
  
そして「W杯へ連れて行く」と宣言し、
戦い続け、最後の最後で出場できなかったが、
カズは今もまだどこか夢を持って生きている。

もう20年・・・たとえ(女性関係など)いろいろあったにせよ、
許してもいいこともあると思う。


  
質問10 なぜカズは他の選手集めて食事会をする?


いつからか「食事会」という言葉が広まってしまったけど、

いろんなサッカー選手のブログを見ての通り、
サッカー選手は結構いろんな選手と外食をしているから、
別に珍しいことでもない。 
  

現日本代表の長谷部も自著で、食事会の時にカズから
海外に行くのなら1日でも早く行った方がいいとアドバイスされ、
海外移籍へ後押ししてくれたことに感謝し、
またカズの食事に対する気遣いが勉強になったと書いている。

選手同士の会話は大事だし、
サッカーファンがそれについて口を出す権利は無いだろう。

 
ちなみにサッカー選手は遊んでいないで
もっと練習しろ!という質問も見るけど、
あまり練習をしすぎると
オーバートレーニング症候群という状態になってしまう。
 
カズも以前練習のし過ぎでオーバートレーニング症候群に
苦しんだことがある。サッカーは毎週90分走る仕事だ。

何事も休憩は肝心なのだ。
   

質問11 今の代表やなでしこが活躍すると、
          なぜカズがテレビに出る?メディアに出すぎでは?  



カズもプロサッカー選手なので
同じ場所で練習を続けている。

そうするとメディアも何か伝えるものが無いと、
いつもあそこにいるカズに
インタビューしてみようか?となる。
  
そして何気にインタビューしたり、
変な質問に答えたり・・・でテレビに映ってしまう。

なんだかんだ言っても日本で一番
知られている選手なので
宿命みたいなものかもしれない。
 
   
質問12 日本中にカズファンがいる理由は?


カズが日本中で好かれているのは
一時代を築いたヴェルディや日本代表として活躍した以外に、
サッカー選手としてJクラブがある各地を周っていることだ。

現役も長いので、J1・J2合わせて
今もいろんな地域のサッカーファンがカズを語り、

各地のサポーターからも拍手される。

 
特にカズファンをかなり増やしたのが、
カズが京都サンガ・ヴィッセル神戸という
関西クラブに所属したことだ。



カズは静岡で生まれ、ヴェルディ川崎(読売クラブ)
という関東のクラブに所属していた。
日本代表もほとんど関東で試合が行われるので
関東の選手というイメージが強かった。
 
そのカズが関西クラブに所属したことで、
西日本の人間にもカズに親しみをもてた。 


FWとしての活躍は1999〜2001年まで点を取ったけど、
02年からは怪我やレギュラー落ちに苦しんだ。

それでも得点をした時は、
神戸が残留するのに大きな得点もあり、 
関西サッカーを盛り上げるカズには
西日本に住んでいる者として感謝するものがあった。 

ちなみにカズは香川真司のいる神戸の小学校に訪問している
 
    
質問13 カズは悲劇のヒーロー扱いされているだけでは?
 

ドーハの悲劇、フランスW杯の最後の最後でのメンバー落選・・・

「カズが語られているのは
悲劇のヒーロー扱いされているだけでは?」   
という質問には「それはある意味合っている」。

「ドーハの時にロスタイム、カズが
詰め寄ったショートコーナーを止めていたら・・・」
「フランスW杯予選で韓国選手に怪我を受けなければ・・・」

あの時・・・皆が思い、考えたことだ。

でもカズには何度となく
日本代表としてゴールをし、日本を救い、
Jリーグでも日本リーグでもカズは活躍し続けた。
富も名声も家族もいろんなものを得たはずだ。

人生なんでもうまくいくわけがない・・・
それが人間らしいし、人生をあらわしているようで
おもしろく皆が語るのだと思う。

  
質問14 横浜FCはカズを使うくらいなら
         若手を一人育てるべきでは?



今のカズは90分間のプレーは厳しく、
以前のようなキレは激減した。
 
急に驚くようなプレーは魅せるものの、
なかなか使いどころが厳しい選手になってしまった事実はある。 
  

それでもクラブがカズを必要として契約して、
監督が使うのなら、それは別に悪いこととも思えない。

カズのネームバリューは高く、
横浜FCのポスターはいつも最前面にカズがいる。
横浜FCのグッズで一番売れているのはカズの物だろう。

勝ち試合にカズを出してゴールでもしようものなら、 
全国ニュースで確実に放送されるのもクラブとしては大きい。
 
特にJ2クラブは資金も少なく、若手をコツコツ育てるお金もなく、
J1で解雇された選手を使ったほうが安くつく現実もある。

Jリーグの選手数も1000人を余裕で越えているし、
一人くらいそういう選手が居ても悪いことではないと思う。


質問15 カズはフットサルとか、クラブW杯とか
      復興支援試合に出る意味ある?ただの客寄せでは? 



プロ選手である以上、仕事の依頼はありがたいことだ。

ましてや30代後半を過ぎると衰えていくサッカー選手に、
次々とオファーが来ても「断れ」と思うほうがおかしい。
 
そもそも、これはカズ本人の問題ではなく、
カズに仕事を頼む側の問題ではないだろうか?


客寄せかどうかについては、
カズ本人が一番理解しているだろう。
それをわかったうえで試合に出ている。

結局カズが出場すれば、ある程度は盛り上がり、
話題にもされてしまう事実が大きい。
利用する者がいて当然だ。   


フットサルのW杯はカズが出なかったら

どれだけ話題にされたろうか? 


質問16 カズは何年現役を続けるのか?

 

カズがこれだけ現役を続ける理由・・・
実際のところファンにもよくわからない。

仕事がある(もらえる)から現役を続けるのは 
サッカー選手として当たり前だけど、
それにしてもよく続く・・・

サッカーが好きだからと本人は語っていたけど、
井原や北沢や中田などがやめていく選手を見ると、
好きなだけでこれだけ続けられるのか?とも思う。


自分がこの質問によく書き込むのは、
「ブラジル時代にいい年した中年選手が現役の姿を見たから、
そのブラジルのサッカー文化の奥深さにカズも憧れたのでは?」
・・・ということ。実際はどうかわからない。
  
現役を引退する姿はまだ想像がつかないけど、
引退試合はとても盛り上がるだろう・・・というのは想像できる。
 

質問17 日本で一番、日本サッカーに
         貢献した人物はやっぱりカズ?


 
日本サッカーに一番貢献した人物・・・
これにはベストアンサーはないだろう。
それくらい回答はバラバラだ。

J以前の冬の時代に国内リーグ308試合254得点し
代表でも233試合154得点した釜本邦茂や、
1977年からドイツで9年間プロ生活をし、
日本にもサッカー文化を伝えた奥寺康彦。

メキシコ五輪で銅メダルまで導いたドイツ人監督のクラマーや、
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)を旗揚げし、
成功させた当時のサッカー協会の幹部も
今にして思えば一番貢献したと言えるかもしれない。


でも一番はサッカーブームの火付け役
「キャプテン翼」の作者、高橋陽一と言う人が多い。

漫画は今で言えば必殺技や反則に笑えてしまうが、
Jリーグの前にサッカーに憧れた子供を
爆発的に増やした貢献度はかなり高い。  
  

・・・では、現役選手では誰か?と言ったら
やっぱり三浦和良しかいない。

選手として結果を残し、プロとしての経験、
海外での経験、日本代表としての経験、

プロ選手としての模範、すべて日本に伝えている。

中田英寿がドイツW杯後引退をして、
旅人(?)となったのと比べると生き方が違う。
中田もせめてJリーグユースのコーチになって、

若手に怒ってくれたら良かったのだが・・・

 

 

質問18 カズがひそかにすごい点は?

 

 

とにかく代表やJで多くの記録を残し、

40代後半になっても現役のカズは目立つ話も多いけど、

 

その中であまり語られないけど、

後々思うと実はすごい点は、

「十代にして海外でプロサッカー選手になり、

のちに日本サッカーで成功したこと」だろうか。

 

 

93年のJ開幕後の若くして海外へ行った

選手を何人か見てみると・・・

 

平山相太は高校時代の時から将来の日本代表と

多くの人が期待された選手で、大学からオランダへ渡り、

結果を残したものの心身が付いていけずに帰国。

Jに行っても怪我が多く、代表はほとんど呼ばれなかった。

 

伊藤翔は中京大中京高校から直接フランスのグルノーブルに

移籍し、当時大きく話題になったものの、

フランスでは3年で5試合しか出場できず、Jリーグに移籍した。

 

宮市亮は中京大中京高校からアーセナルへ行き、

足も速く、今度こそ本物の天才では?と

海外サッカーファンは息巻いたものの、

怪我や自身のミスなどで今のところ上手くいっていない。

 

 

これらを見ているとJリーグで試合に慣れ、体を作り、

言葉も勉強して日本で学ぶものを終えてから出て行く方が

いかに成功しやすいかわかるけど、

 

カズが高校二年の途中でブラジルに渡り、

それなりに試合にも出て日本に戻ってJで成功し、

代表でも欠かせない選手にまでなったのは普通ではない。

 

ちなみにカズのイタリア・クロアチア移籍は、

結果は上手くいかなかったが、

まだ本人に挑戦する意欲があったのだろう。


 
    
質問19 カズ人気の秘密は?   
   

こうやってカズのことを考えていると、あることに気付く・・・

「カズの姿を思い浮かべると、どういう顔が思い浮かぶか?」

多くの人が
「カズが笑顔でこちらを見ている姿」ではないだろうか? 

それくらい笑顔のイメージの強い選手は
嫌いになる人はなかなか少ない。  
それが中田英寿や中村俊輔と大きく違う点だ。

笑顔が思い浮かばなかった人も、
カズが君が代を歌っている姿か、カズが試合で走っている姿か、
カズがゴールして喜んでいる姿ではないだろうか?

いわばカズはイメージが好印象すぎる。 
それは他の選手が狙ってもできない芸当で、
 

カズに人気があって当然なのかもしれない。     

 
 
 



参考 
三浦知良 ウィキペディア

http://ja.wikipedia.org/wiki/三浦知良
    

自分が以前作ったFLASH 

残念ながら見れなくなってしまいました。
第3話↓ 30代〜05年夏まで
http://www.geocities.jp/nagoya_flash/10.htm
第2話↓ 日本代表時代
http://www.geocities.jp/nagoya_flash/9.htm
第1話↓ 生まれてからJ開幕まで
http://www.geocities.jp/nagoya_flash/8.htm